眞子さんとノラスタ

Uさま、ノラスタ感想入りのお手紙、おやつや入浴剤ありがとうございました。

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皆さまこんばんは。

 

 

頭痛の合間に火照る、冷える、火照る、冷える……を繰り返しています(涙)。

 

 

「若くないんですね」

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はい。陽乃ちゃんそのとおり。気持ちだけは10代よ♡

 

 

さて、昨日私は渡辺眞子さんのお誘いでミスターマックアカデミー(第34回)にお邪魔してノラスタ(ノラ猫あがりのスターたち)を販売させていただきました。

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詳細はこちら

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18年前に眞子さんの「捨て犬を救う街」を読んだ私は号泣の果てに著者である眞子さんに一方的に悲しみをぶつける手紙を出したのです。著者へ手紙を書いたのは眞子さんが最初で今のところ最後。

 

 

犬猫を取り巻く社会の歪が本当にひどい時代でした。メッチャクチャの。

 

 

若かりし日の私は、年間65万頭殺処分の現実を突きつけられ狼狽の極みでした。ぶつけどころのない消化不良の怒りや苦しみにどう向き合ったらいいか悶々。眞子さんの本を、現実を、「知らなければよかった」「読まなければよかった」と心から後悔したのをおぼえています。

 

 

そんな一読者の私のもとに、著者である眞子さんから返事が届きました。

 

 

驚いて封を切ると、可憐な便せんに私への共感文がびっちり綴られていて、かわいい犬のシール(未使用)がプレゼントとして添えられていたのです。

 

 

「無力な人はひとりもいません。おたがいがんばりましょうね」

 

 

最後の一文まで読んで私は体の空気が入れ替わるのを感じました。

 

 

穴が開くほど読んだ眞子さんからの返事。私が微々たる活動をつづけていられるのは眞子さんの一文のおかげでもあるのです。私自身も前作とノラスタの感想文をいただくことがありますが、眞子さん同様、気持ちを寄せてくださった方と同じ目線で物を考えるよう意識してお返事を書いています。

 

 

感謝のラブチュー(これは本気のKISS)です!

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ノラスタの横には石黒由紀子さんのご著書が

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ご主人とはイベントでご一緒したことがありますが、由紀子さんは「はじめまして」です。涼しげで凛とした雰囲気の美しい女性でした。

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19時~22時すぎまでみっちりとお勉強。自分にしか解読できないメモもぎっちり……

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アメリカの獣医師西山ゆう子先生とは数度お会いしていますが、ここまで長い時間お話を伺ったのは初です。日本に於けるあらゆる「保護動物」たちの処遇、改善点、アメリカや他の先進国との比較、アメリカの具体的な事例、法令、条例など。

 

 

動愛法改正の数値規制(繁殖業者のみならず第二種動物取引業も)に闘志を燃やす私は「うんうん。そうだそうだ」と頷きすぎて首が疲れるという^^;

 

 

環境省の担当職員の皆さまと保護数の多さや病気ケガをしている保護動物を前面に出しまくる感情派の団体の方々にぜひとも真剣に聞いてほしい内容でした。

 

 

西山先生が声を詰まらせた最後の言葉が胸に迫ります。

 

 

「競い合うように殺処分ゼロをスローガンに掲げすぎている昨今、一頭一頭のQOL(動物の5つの自由)が置き去りにされがちです。悲しい。一頭一頭の福祉をたいせつにしていけば、(殺処分ゼロという)結果はあとから自ずとついてくるはずです」

 

 

拍手。ご本人にももちろん感動を伝えました。伝えないと気が済まないタイプ。

 

 

第二部はこの4方がトーク

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左から、西山ゆう子獣医師、俳優浅田美代子さん(いなくてはならない保護譲渡会のメシアですよね)、渡辺眞子さん、おもしろくておきれいな俳優菊池由美さん。菊池さんとは初対面でしたがあとの皆さまはたまにお目にかかっています。

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ノラスタそこそこ売れました。皆さまありがとうございました。

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終了後、浅田さんたちは向かいの居酒屋で打ち上げをするというので私もありがたいお声がけをいただきましたが、お子たちの留守番時間が長くなってしまったので参加せずに帰宅。

 

 

ほんっとうにすばらしい趣旨のアカデミーでした。

 

 

黒真珠、ただいま!

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アメリカでは保護動物一頭当たりに30分以上時間をかける団体または個人が優良とされているそうです。(45分ならなおいい、15分だと明らかなキャパオーバー)。保護数と照らし合わせてみると実現可能か一目瞭然ですよね?

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一頭ときちんと30分向き合う。遊ぶ。撫でる。簡単のようで意外と難しいかも。

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しかし保護動物たちのQOLを追求するのが「いい活動」だと思うので、これまで以上に接する時間を持っていこうとお子たちに誓いました。

 

 

近ごろは週に2日さぶを引き連れて保護部屋で就寝しています。

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さぶ、お手伝いありがとう♪

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最後に、家族として加わったばかりのタカナですが、最近吠える回数が減り、私にベッタリくっついてくれるようになったので自慢させてもらいますね(笑)。

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認知症の症状は見られますが、前よりだいぶしっかりしています。

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ちなみに、アセプロのような強い薬は使わず、中島先生に処方してもらったパキシルを毎日飲ませています。薬が効いているのか、生活に慣れてくれたのか?

 

 

シャンプーは週1。お尻周りを中心に結構ガッツリ洗います。

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お顔は濡れタオルで丹念に拭いています。

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トリートメントも完了。タカナからはほんのりやわらかい花の香りが漂ってきます。

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ドライ後、マナーバンドとおしめを装着。アカラス(皮膚病)も改善されています。

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世間一般ではおじいちゃん犬ですが、私はタカナの「成長」に目を細める毎日です。手がかかるけれど、赤ちゃんみたいでかわいくてしょうがないですよ。

 

 

息も合ってきたのかな?

 

 

愛育される犬猫たちが増えますように。

 

 

LOVE

 

 

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キビ坊+タビ坊

※blogを連続更新中!

 

 

お待たせしました。頭痛がじゃっかん去ったので先ほどのつづきを書きます!

 

 

①6月7日、キビ坊のお届け

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キビ坊と私。市川家までふたりきりのドライブ。移動には神経を注ぎ、洗濯ネットとキャリーバックの二重使いで慎重に運びました。1時間弱で到着♪

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キビ坊、新しいお家だよ。

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慣れるまで時間がかかると思うけれど一歩ずつね!

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短期間だったのに、こんなに心のこもった脱走防止対策を施してくれた市川さん

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見てください。上部の隙間まで鉄の網で完全に塞いでくれたのですよ!

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掃き出し窓にも専用の柵が取りつけられていました。

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隙間もがっつりガードされています。

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感動のひと言に尽きますね。キビ坊はパニックに陥りやすいタイプなので、きちんと考えてくださったことが私にとってどんなに安心に繋がったか……。

 

 

感謝の気持ちでいっぱいです。キビ坊用にケージも用意してくださいました。

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どこでもとりあえず石のように固まるキビ坊(苦笑)。

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まあ、徐々にね。 ※私はほかの服も持っています。

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②チャチャちゃん

 

 

清潔で快適なお家の中には先代猫チャチャちゃんの面影がいっぱい♡

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作家さんが作ってくれた「チャチャちゃん」

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チャチャちゃんのメモリアルスペース。写真、絵、そしてご友人から寄せられたチャチャちゃんへのお手紙と市川さんへのお手紙。読んで鳥肌が総立ちでした。

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子猫の頃からシニア齢まで家族の中心にいたチャチャちゃん(写真は市川さんより)

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市川家の愛の中で一生を全うした超幸福の猫さんです。

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会ったことはないけれどチャチャちゃんのやわらかい雰囲気が写真を通じて伝わってきます。

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チャチャちゃんを病気で失った市川さんはキビくんに出会うまで精神的にきつかったそうです。そりゃそうですよね。仲よしで相思相愛なのですから。

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チャチャちゃんとキビ坊は同じ性格ではありませんが、市川さんとお父さまはキビ坊の個性を尊重しながら向き合ってくださっています。

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ちょこっと添えられたお父さまの手がいいですね。

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③お手紙、プレゼント、キビにかかった医療費などをありがとうございました。

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遅い時間にいただいたあたたかい紅茶が身に沁みました。ごちそうさまでした。

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プレゼントに入っていた「すっぽんの煮こごり」

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先日温そうめんにして豪勢な晩ごはんをいただきましたよ。味が上品かつ元気が充電された気がします。とてもおいしかったです。ありがとうございました。

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④タビ坊フォスターのその後

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譲渡後、キビ坊のオドオド、ビクビクグセがなかなかよくならず、ふと出てしまったキビ坊をケージに戻そうとした際に手を噛まれてしまった市川さん。何度も話し合い、私から2匹目のフォスターになることを提案させてもらったのです。

 

 

前に書いたとおり、猫が好きなキビ坊のために天真爛漫で怖いもの知らずのタビ坊を投入し、弟分にする作戦♡ 賢いキビ坊はタビ坊の行動を学習するにちがいありません。まずは「フォスター(預かり)」からお願いすることにしました。

 

 

結果、こういうことになっています。(タビ坊の写真、動画は市川さんより)

 

 

そしてもちろん、正式譲渡です!

 

 

キビ坊に並んで、子猫タビ坊も市川家へお婿入りしました。キビ坊はタビ坊の出現以降、明るくのびやかになり、自分から市川さんの近くへ来ることも増えたんだとか。

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ちっこいタビ坊のおかげですね。タビ坊もおめでとう♪

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キャー! すごくうれしいです。

 

 

キビ坊とタビ坊の近況は市川美絵さんのJFNラジオSeasoning(月~木)やツイッターで見られます。私も楽しみにしているひとり。市川さん、お父さま、今後ともどうぞよろしくお願いします!

 

 

善き方への命のバトンタッチは最高ですね。素敵なご縁に深謝です。

 

 

※譲渡レポートは里親さんの了解を得ています。

 

 

かつくん「Ⅹ281キビ、282タビおめでとう。市川さんの動画を観てほっこりしました。外見もそっくりだし名前も似てるし、いいきょうだいですね。岡山県出身のキビと東京都生まれのタビ。縁あって揃った保護猫コンビ。市川家で末永くお幸せに」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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キビ坊

皆さまこんにちは。本日の主役は岡山県から703号室に来た卒業生ミラクル改めキビ坊です。申し訳ありませんが(なんと)5月17日にタイムスリップします。

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ちゃんと書きたいので長くなります。ごめんなさいね^^;

 

 

まずは私がキビ坊の保護譲渡を引き受けたいきさつをお読みください。

 

「ミラクル2(リレー)/幸せの703号室」

 

※キビ坊の ハンサム写真は「ミラクル1/幸せの703号室」をご覧ください。

 

 

①岡山県のあさみさんちの庭→あさみさんちのケージへ

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あさみさんが面倒を見ていた地域猫時代のキビ坊の強烈なエピソードをひとつ!

 

 

脚を怪我したキビ坊をあさみさんが地元の病院へ運んだ際、到着前にキャリーバックから脱出し、なんと(2キロの道のりを)自力であさみさんちの庭へ帰ったそうです。キビ坊は強い意志の持ち主ですね。ミラクルという仮名の由来もここからきているとのこと。話を聞いてキビ坊が車に轢かれなくてよかったと思いました。

 

 

②岡山県よりemi-goの病院へ

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キビ坊をあさみさんから託され病院まで運んだのは山路さん

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その節はお疲れさまでした。キビ坊、よく来たね♪

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山路さんが描いたHGA48のキビ坊(ミラクル)イラスト。そっくりでかわいい!

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私の手が空くまで数日病院で預かってもらいました。

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emi-goとは持ちつ持たれつの関係で12年つき合っています。長いでしょ?

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病院へ会いに行ったときに撮ったもの。緊張していますね。

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③5月21日、キビ坊が703号室に来ました。

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慎重でシャイなキビ坊

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(山路さん紹介の)市川さんとのお茶会が入っていたため、とにかくちょっとでも人に慣れてもらいたいと、こまめにコミュニケーションを取るよう心がけました。

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くつろぎ中のキビ坊

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景色に同化するキビ坊(笑)。

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食事はケージにて

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好き嫌いなくなんでも食べるおりこうさん

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最近気難しくなってしまったさぶとも共生してくれて助かりました。

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さぶ兄と仲よくごあいさつ

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人に対しては一拍置いた雰囲気のキビ坊

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完全に信頼するには時間がかかるかな?

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人との距離のはかり方を考えあぐねている様子のキビ坊

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大丈夫だよ、と言葉をかけてもすぐには理解できないよね。

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安心したり

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不安になったり……

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気持ちが行ったり来たり。キビ坊は今、過渡期なんですよね。

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このまま譲渡していいのか、ありのままのキビ坊を受け入れてもらえるのか……いろいろと悩みました。だからこそ包み隠すことなくすべてを市川さんに見てもらおうと考えたのです。

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④5月27日、キビ坊のお茶会

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岡山県に縁を感じている市川美絵さんが山路さんのSNSに載っていたキビ坊の写真を見て運命を感じ、同居するお父さまとふたりで会いに来てくれたのです。

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シャイな主役を尻目に張りきるあまぱん

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フォローのつもりなのか、「自分自分」アピールなのかはわかりません。

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あまぱん、マッサージしてもらってよかったね。

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市川さんの意思は固く、話し合いの結果、キビ坊は市川家の一員となることが決定。ゆっくりじっくり時間をかけて馴染ませていく形になります。キビ坊、がんばるんだよ。

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⑤キュートなプレゼント

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市川さんより保護猫たちへちゅーるのおやつとおいしい紅茶をいただきました。

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ありがとうございました。「しおり」としても使えるんですって。いいですね。

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キビ坊の岡山の母あさみさんもプレゼントを送ってくださいました。

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あさみさんありがとうございました。一部はキビ家に渡しましたよ。

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⑥譲渡前のキビ坊(注意事項)

 

 

ある夜、ふと目に飛び込んだシーンに凍りついた私

 

 

ウォっ……

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リビング掃き出し窓の脱走防止柵(1m80cm)を乗り越え網戸を破こうとしていたキビ坊。仰天。すぐさま窓を閉め、隙間を塞いで市川さんに連絡

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キャリーバッグから脱走した過去を持つキビの「隙の狙い方」は半端じゃありません。正直、いろんな意味で近年の保護猫たちの中でいちばん危なっかしいです。

 

 

キビ坊が脱走防止柵を乗り越えようとしている画像を送ると、市川さんは即脱走防止策を強化すると返してくれました。保護動物たちの安全が第一の私にとって、この上ないありがたいお言葉です。

 

 

6月7日、キビ坊がうちを巣立っていきました。短い間だったけれどお世話をさせてもらえて幸せのひと言に尽きます。後半はキビ坊の終の棲家をご紹介しますね。

 

 

長文を読んでくださった皆さまに感謝です。

 

 

つづく

 

 

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マルクおめでとう2

※blogを連続更新しています。遡ってお読みください。

 

 

さて、マルクのお輿入れは5月22日。終了後別の用事が入っていた私は電車で伺いました。マルク家は山手線のとある駅から徒歩数分という立地のよさなので電車のほうがスムーズです。

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おとなしくしていてくれたおかげでスイスイ楽々。おりこうなマルクです。

 

 

「ハハ~ ここは?」

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「着いたの?」

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はい^^ お母さんに抱っこしてもらっているでしょう? マルクのお城だよ!

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ベルニくん、ソルトくんと暮らしている里親さんはもともと安全対策が完ぺき!

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玄関はこのとおりです。

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一部しか撮れませんでしたが、ほとんどの開口部に柵などがつけられていました。

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保護主側としてはありがたい限りです。

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オシャレなカーテンをめくると……

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窓ロックも使い、きちんと脱走防止されていました。

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キャットタワーにのぼるマルクを想像してニマニマ♪

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「だれですか?」

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ふふ。長男兄発見! マルクが妹としてお世話になります。よろしくね。

 

 

里親さんちは屋上まで入れると4F建ての分譲の戸建て。建築士を入れて自由に設計したとのこと。階段が多い造りは上下運動が好きな猫にはたまらないですね。

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マルクは3Fの空き部屋(マルクルーム)からスタートします。

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かわゆい専用ケージ

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うらやましい環境だねえ。私がマルクになりたい……

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到着早々、大物マルクはさっそくお水をグビグビ

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すごいねあなた……どこででも生きていけるわ♡

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ちなみにこちらはマルク部屋の腰高窓

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鉄網を窓の格子に連結させてあるからすんごい丈夫なの↓

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大きく開かないよう、ロックも併用しています。みなさん考えますね~!

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マルクが落ち着いたところで、人間たちは再び2Fのリビングへ

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譲渡の手続きと楽しいティータイム(ごちそうさまでした)

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里親さんがノラスタをお求めくださっていました。嬉しすぎます。

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サイン本の完成

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マルクにかかった医療費のほかプレゼントをありがとうございました。

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先住兄さんたちとの馴染ませ方については私もいくつかアドバイスしましたが、結局は里親さんの想像力や柔軟性が必要不可欠です。(里親さん、先住兄さんたち、マルクの)家族が一丸となって一歩一歩確実にほんとうにがんばりました。

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里親さんから送られてくる写真を見て私はいつも思っていたんです。

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こういう方こそ保護猫と暮らすべきだ、と。

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皆さまも同感ではないでしょうか?

 

 

写真や文章では伝えきれませんが、なんというか責任感の塊のようなお人柄です。

 

 

清潔で恵まれた環境のもと、マルクはのびのびと育っていくでしょう。

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末っ子として寵愛されていますよ。

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遊びにきたお母さまに撮ってもらったという一枚(笑)。いいですね。最高♡

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※卒業記事については里親さんの了解を得ています。

 

 

派手なことはできなくても、私も確実に日本を変える活動をしています。譲渡レポートが私のようなどこにでもいる「個人」の胸に響き、行動の勇気となることを願って。

 

 

LOVE

 

 

かつくん「Ⅹ280マルクおめでとう。動きが激しいから写真が撮れないって里親さんが嘆いていました。天真爛漫にお兄ちゃんたちとワイワイ飛びまわってね」

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マルクおめでとう1

※blogを連続更新中です。遡ってお読みください。

 

 

「唐突ですが みなさま わたしをおぼえているでしょうか?」

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「わたしは5月に703号室にやってきて 5月にトライアルへ出たマルクいいます」

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♡ ↓↓忘れちゃった方、知らない方は関連記事をお読みくださいね↓↓ ♡

 

「1マルクの笑子時代(もいの吸引力より)/幸せの703号室」

 

「2マルク、リラックスのお茶会/幸せの703号室」

 

 

マルクは茨城県のあつこさんのシェルターより東京へ来ました。卒業生もいの家族希望を申し出てくださった素敵な女性に私がマルクを紹介して、この度のご縁となったのです。

 

 

屈託のない天使のような女の子

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颯爽と笑顔を運んでくれる存在でした。

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「みーんなニコニコ顔になあれ」

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すんごい美形なのに写真に撮るのがむずかしい(マルクがじっとしていられないから)

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「ハハ~ その手を放してください わたし運動中ですよ?」

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元気でなにより(笑)。

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いいことです。

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人にはベタベタのマルクですが、初対面の猫にシャーすることがあったので1か月半のトライアル期間を設けて先住猫さんたちと馴染ませてもらう形を取ったのです。

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「犬は平気だもん」

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正直、相性は蓋を開けてみないとわからないので私も不安でした。けれど若いマルクの柔軟性や環境適応能力、先住猫さんたちのやさしさ、里親さんの慎重さ、強い芯を信じようと思ったのです。

 

 

マルク、行ってらっしゃい! ゆっくり、じっくり、一歩ずつね^^

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マルクの里親さんはおひとり暮らしの女性です。

 

 

はじめて(もいのお問い合わせで)メールをいただいたとき、ご自身が単身という理由で私に断られることを覚悟している書き方が印象的でした。断られた経験があったそうです。しかし703号室の里親さんはおひとり世帯が多くいます。すべてはケースバイケースではないでしょうか?

 

 

マルクの里親さんは猫と暮らすにあたり仕事量をご自身で調整し、生活のプランを細かく立てています。経済面、環境面、猫たちと向き合う時間など……あらゆることに心を配って「3匹までなら飼育できる」と具体的に打ち出しているのです。

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物理的にも精神的に自立している「猫と暮らすべき方」ゆえ、私は喜んでマルクを譲渡しました。

 

 

マルクを幸せにしてもらえると考えたからです。

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保護猫へのお問い合わせをするも、お断りがつづいたため先住猫さんたちはブリーダー出身ですが、最後の子となる3匹目は「念願の保護猫」を迎えたいと。ならばぜひそうしてください!

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マニュアルはたいせつですが、マニュアルがすべてではありません。

 

 

このご時世、家族単位であってもいつなにが起きるかはわからないのです。犬猫の譲渡する私たちも「本質」を見定め、臨機応変に対応していきたいですよね。

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自己解決能力の高すぎる里親さんのおかげで無事トライアルを終えたマルク

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マルクの雰囲気にピッタリのお宅は後半で紹介させてください。

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晴れてマルクのお兄ちゃんとなってくれた長男の(世話好き)ベルニくんと

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繊細かつのんびりの次男ソルトくん

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不束娘が末永ーくお世話になります。よろしくお願いします。

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里親さんは今度「(703号室)親バカの会」に参加したいと最新のラインに書いてありました。ふふ。うれしいですね。卒業生のご家族たちに感謝の日々です。

 

 

胸の白星☆模様がひたすらにイケてるノラスタマルク、ずっと大好きだよ。

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終の棲家を得られる犬猫たちが増えますように。

 

 

つづく

 

 

LOVE

 

 

 

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