2、保護期間(不定期更新です)

不定期更新でお送りしているこれらの記事は、あくまでも私個人のやり方で、個人の考え方です。 私のやり方と違うからと言って、それは必ずしも間違いではありません。又私と同じやり方でなければ「里親」が見つからない訳でもありません。その点をご理 解頂き、さらっと読んで頂ければ幸いです。

この前の続きです。今日は、保護したい犬猫に出会って、無事に保護出来てからの流れを書きたいと思います。私は諸事情から他の方に預かってもらうこともあ りますが、ここでは主に「自宅で保護する場合」について書きたいと思います。他の方や、動物病院、ペットホテルに預けながら「里親」を探す場合、有料なら どの程度お金が出せるのか、きちんと考えて迅速に募集を始めましょう。勿論、手抜きは禁物ですが、保護犬猫がある程度いい状態になったら、募集に力を入れ るようにします。又、お金がかからない一般家庭に預ける場合でも、医療費などは保護した方が負担するのが一般的です。一般家庭の場合、私は、フードやお土 産を持って行くようにしています。沢山のお金をかけるのは好ましくありませんが、お世話になるのですから、ある程度の礼儀は見せた方がいいと思います。又 その際には、迷子・盗難・脱走防止などに力を入れてくださるようお願いしています。せっかく保護した命ですから、その辺の事はきちんと話し合わなければな りませんよね!話合うと言えば、預かってくれるご家庭に甘えて、いつまでも置いておくような事はせず、いつ頃までに自分が保護した犬や猫を預けておくか、 双方で話し合うことをお勧めします。
例えば…
「一ヶ月間以内に頑張って、新しい家族を探すので、それまでお願いいたします。長くなる場合には追ってご相談させてください。」等、自分の考えを預かり家庭に示すようにすると、円滑にお話が進む場合が多いです。

自分の手元に保護犬猫がおらず、他の方に預けている場合、募集用の写真は多めに撮っておきましょう。写真については次回触れますが、好きな時に写真が撮れ ないので、撮れる時に沢山撮っておいた方がいいと思います。預かり家庭が厚意で写真を送ってくれる場合には、それに甘え、それを募集用に使うようにしても いいかもしれません。又、希望者が現れた時には、何処で「お見合い」をするのか、どのように「お渡し」するのか、予め預かり家庭と話し合った方がいいかも しれません。

ここからは、自宅保護についてです。
私の場合、保護した犬猫はまず病院へ連れて行きます。病院で行うことはまちまちですが、保護した子を里子に出すという事をここではメインに取り上げたいので、それほど健康状態が悪くない犬猫の場合について書きますね!

『通院』
① 検便を行い、回虫やコクシジウムが居たら駆虫を行う。
→先住動物がいる場合、検便に異常が出たら、虫が落ちるまで保護動物をケージなどに入れて隔離します。
② 犬ならフロントライン、猫ならフロントライン又は、レボリューションを行う
→ノミダニをおよそ24時間で駆除します。駆除が終わるまでは、先住動物と距離を取らせましょう。
③ 体調を見ながら出来そうなら、血液検査を行います。犬ならフィラリアの検査、猫ならエイズ・白血病の検査をする方が増えています。
④ 体調を見ながらワクチン接種を行います。
→月齢によって、又体調や状態によっては、ワクチンが好ましくない場合もありますので、獣医とよく相談して打つ時期などを決めるようにします。先住犬や猫が健康な場合、先住犬や猫のワクチンは済ませておきましょう。
⑤ 不妊手術
→保護した日に不妊手術が難しい場合が多いので、獣医と相談し、体調が落ち着いた頃行うようにしてもいいと思います。尚、子犬・子猫は手術が出来ないケースがあり、この限りではありません。
⑥ シャンプー、その他の医療ケア
→保護犬猫の体調を見ながら、獣医等と相談し、ケアをしていきます。特殊な治療が必要な子以外は、体調が落ち着いてきたらシャンプーなどを行いますが、ワ クチンや駆虫を優先させる場合には、シャンプーの時期を考えた方がいいかもしれません。それから、個人的には猫のシャンプーを勧めません。強いストレスを 与えるし、犬と違って、グルーミングをこまめにしているので必要ない場合が多いのです。獣医とよく相談してください。

これらのケアを一日で行う必要はありません。最初は駆虫程度にし、徐々に色々行うようにした方がいいかもしれません。募集前に血液検査を済ませるのが理想とされているようなので、可能なら募集前に行うようにします。

『先住動物とのご対面』
自分が緊張していると、うまくいきません。先住動物が他の犬猫に不慣れの場合、「うちの子大丈夫かしら?」と心配になると思いますが、先住動物を信じてあげるのも一つの愛情だと思います。
「べべなら大丈夫!ナナときっと一緒に暮らせるようになる!」
悩んだ末、そう自分に言い聞かせてナナを保護したのですが、とても仲良しになりましたからね^^

と言っても、あまり信用し過ぎていきなり会わせると、双方が驚いて予想外の行動を取ることもあります。私の場合は、なるべく友人に保護犬や猫を連れてきて もらうようにして、私は知らん顔していますが、それが難しい場合には、先住動物が居ない空間にケージを組み立て、保護犬猫をさっと入れ、ドアを閉めてしま います。先住動物がやきもちを焼く場合が多いので、あくまでも先住動物に比重を置いて接してあげましょう。勿論、保護犬猫も不安な思いをしていますので、 当分は、保護部屋と先住動物の間を行ったり来たりになるかもしれません。

先住動物が犬であるか猫であるか、他の犬猫等にどういったリアクションを取るのか、飼い主としてある程度想像してから会わせるようにします。保護した犬又 は猫がどのような子であるか、見極める前は、違う空間に離しておいた方がいいかもしれません。私は簡単な問題だとは捉えていませんが、難しくも考えていま せん。確かにうちのリルは、保護猫を追い回してしまい、恐怖を与える事もありますが(笑)、カミュだってミリだって、違うお部屋に入れて保護し、ちゃんと 新しいご縁を掴んだのですから!ちなみにうちはフラットな2LDKのマンションだから、保護に適している訳でもないですし^^ でも、自分次第で、どうに かなる事もあると思います。だから無理をせず、でも簡単に諦めず、色々な方法を模索しながら考えてください。

又犬と猫を会わせる場合は、少し注意が必要です。
卒業犬タロ(柴犬)は、うちのかつくんを必要以上に威嚇してしまいました。だからかつくんをフリーにし、保護犬タロはケージに入れていました。ケージから タロを出す時は、かつくんを違うお部屋に入れるようにしていました。2つ以上の部屋がある場合には、それらを有効的に使って頑張れば、何とか共存できる場 合もあります。まあ、水頭症のほほは保護犬が怖いので、その点では私も手を焼いていますが(笑)。

頻繁に保護する家庭には、必ずケージなどがあります。ケージは是非ご用意ください。
犬や猫を保護したはいいけど、先住動物の具合が悪くなってしまった。という話をよく聞きますが、それらも考えた上で、保護するかどうかを決めた方がいいと 思います。どんな理由であれ、犬猫を保護する場合、途中で投げ出す事は出来ません。先住動物を優先するあまり、保護犬猫を捨ててはいけないのです。長く生 活を共にしてきた先住動物の可愛さは、良く分かります。でも、どんな形であれ、保護犬猫に新しい家族を探してやらなければならないのです(地域猫などリ リース対象を除く)

先住動物にとって、あなたが全てであるように、保護犬猫にとっても、あなたが全てだということを良く理解した上で、保護を決めてください。保護活動は誰に でも出来ることですが、責任が伴います。責任感がない方や責任の重圧に簡単に押しつぶされてしまいそうな方には、あまり向かない活動かもしれません。

先住動物と保護犬猫の相性について、私個人はそんなに重視していません。
カミュやミリがリルと合わなくても、良いご家庭の元へ「卒業」してくれたからです。
けれど、合わないよりは合った方がよりいいので、様々な方の意見を聞き、書物やネットで調べ、正しい知識をつけるのも悪くないかもしれませんね!

うちのほほは保護犬を見ただけで下痢などの体調不良に陥るため、ほほについては正直頭が痛いのですが、どういうやり方であれ、私がいい家庭に送り出すと決めて、手を差し伸べた犬を途中で投げ出す事は有り得ません。

べべナナかつは保護犬猫に慣れている組でした。
でもほほやリルが増えても、保護活動は出来るんです^^
うちが出来るんだから、自信が付くでしょ?(笑)

長くなってしまったのですが、最後に3つだけ(3つも?!とか言わないで^^;)
① 先住猫がいる場合、保護猫の血液検査(ウイルス検査)が終わるまでは隔離しましょう。
→私の場合、稀に検査結果が狂ってしまった経験がありますので、今は二度検査をお願いすることもありますが、血を二回抜く事にもなるし、お金も二倍かかるので、信頼できる病院で、子猫の場合は、ある程度育ってから検査した方がいいかもしれません。
② 日誌をつけましょう
→簡単なものでいいんです。ブログをやっている方は、それが日誌の代わりになりますよね。その他私はカレンダーに色々書きこむようにしています。
「○月○日ミリ、食欲落ちる」 「〇月○日検便&駆虫」
簡単で構いません。保護犬猫の事を記録しておいた方が、円滑に家族探し出来ます。
③ 躾などを行いましょう。
→訓練の方法は人それぞれです。うちは卒業犬タロの事は一回バシッと殴りましたが(噛まれてしまったチチが^^;)それ以外の子に手をあげた事はありませ ん。体罰式の訓練法はお勧めできません。その子を伸ばすようなやり方を考えましょう。猫に訓練はあまり必要ありませんが、犬は散歩の引っ張りや盗み食い等 の癖があったら少し矯正する方がいいと思います。人を噛む等、重症な場合は専門家へ相談することをお勧めします。又、脱走等に気をつけ、食事や健康面にも 配慮しましょう。

色々書きましたが、毎日楽しく暮らすこと。それが先住動物にも保護犬猫にも良い影響を与えてくれると思います。次回は、いよいよ「家族探し」について書きますね!信じられないほど長くなってしまって、本当にごめんなさい。

前回の記事はこちらです→http://anny703.com/archives/2283
はじめて読む方は今日の分と合わせてお読みください。

「精神的にまだ落ち着かないので、今日の出来事などは又今度にします。取り急ぎ、少し前に書いておいた今日の分の記事をUPします。こうしている間にも、里親探しを頑張る方が居ると思うと、どうしてもただ休んでいる気にはなれません。でも、苦しいです。ハハ

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1、捕獲方法(不定期更新です)

※今日の記事はメチャクチャ長いです※

皆様、今日から数回に分け、家族探しの流れを書こうと思います。

何回も繰り返しますが、これはあくまで私個人のやり方です。他の方と違う部分もあると思います。私自身も、まだまだ勉強中なので、さらっと読む程度にして 頂ければ幸いです。私と同じでなければ「里親」が決まらない訳ではありません。良いご縁は色々な形でやってくる事があります。だから私とま逆な方法で不遇 な犬猫を幸せに導ける事も多々あります。そして色々なHPやブログがありますので、一つだけを読むより、沢山調べて、ご自身のライフスタイルや対象動物に 良いとされるものを選んでください。

それから、保護活動は誰でもできることです。私のようなぐうだらな人間にも出来るんですから…
けれど、責任を伴うのも事実です。
保護した子がなかなか良い縁に恵まれない、あるいはあまり懐かないからと言って、途中で投げ出し、外へ捨てに行く事は許されません。はじめに誰が捨てたに せよ、一度家に入れてその後捨てれば、はじめに捨てた人間と同罪です。動物愛護法に抵触する行為になるので、十分に考えてから行動を起こしてください。

まず、自分に何が出来るのか、どの程度やれるのかを整理することをお勧めしています。
例えば…
① 「家族の反対などに遭い、自宅に保護する事は出来ない。けれど野良猫の不妊手術なら出来る。」
② 「多数は無理だけど1頭なら長期保護できる。」
③ 「一人でやる自信はないけど、ボランティア団体のお手伝いからはじめてみたい」
④ 「積極的には出来ないけど、出会ったしまった子だけ家族を見つけてやりたい」

整理しても想定外の事は起きます。例えば、1匹しか保護できないと思っていたのに、2匹の子猫を見つけてしまった、とか… だから頭でっかちにこうだと決 めるような整理ではなく、常に自分と向き合い、出来る事をすることがいいのかもしれせんね。私も想定外の出会いが多いので、その都度色々考えてから行動を 取るようにしています。それから、拾った子を無理矢理動物病院などに置いてくる方や、ボランティア団体に頼んで、何もせずに終わる方が多いのも事実です が、これでは「保護に携わった」とは言えませんよね。最後までしっかりと見届ける、そして自分の手を使って頑張る、これこそが重要だと思います。

犬と猫の家族探しは同じではありません。
ここでは、猫をメインとして挙げようと思います。でも、犬にも共通する部分が多々ありますので^^

猫の保護と言っても、状況によって様々ですよね。
① 保護するつもりはなかったのに、あまりに懐っこい子を見てしまって思わず連れて帰った。
→これ、よくある話です。捕まるまでの苦労がない分、出だしは楽かもしれません。
② 子猫を見かけたが、すばしっこく逃げられた。あるいは、病猫を見たので捕まえて治療を受けさせてやりたい。その後家族探し出来そうなら行い、凶暴そうなら治療後や不妊手術後、元の場所にリリースしたい。
→現段階で「捕まらない」あるいは「捕まえていない」これが頂く相談の中で結構多い割合を占めています。

私は猫に多少慣れていますが、完璧に知り尽くしている訳ではありません。猫は非常に神秘的な動物で、一筋縄にはいかない事が多いからです。それに捕獲な ら、地域猫を多数抱えた活動に重点を置く方の方が慣れています。Kさんは例外的に捕獲に秀でていますから(ほぼ100%の割合で捕獲します)実際はKさん に相談することも多いので、私よりももっともっと詳しい方がいますが、私の経験と、Kさんの方法を幾つか書きますね。

素手で触れる子は抱っこでキャリーバックに入れて捕獲は終了です。
素手で触れない子は道具を使います。よく耳にすると思いますが「捕獲箱」等が代表的で、捕獲箱にも幾つかの種類がありますが、安全から考えるとペダル式の 物をお勧めします。ネットなどでも売られています。虐待する為に購入するバカも居るので、ネットで簡単に売ってほしくはないんですが、買えるのは事実で す。

安い所で一つ5000円程度だった気がします。レンタルしてくれる個人や動物愛護団体もあります。
色々なHPを見て調べてみてください。
子猫に使うべきかどうかは賛否両論が分かれますが、私個人的には、1.5キロを超えていそうな大きめの子猫なら躊躇なく使います。又、仕掛けてもお目当て の猫が入るとは限りません。違う猫が入ってしまうこともしばしばです。そんな時は慌てず、そっと放してあげてください。強いトラウマにはなりません (笑)。

捕獲箱に単純に入るわけがないので、入れる前に可能なら少しご飯を抜き、お腹を空かせます。衰弱が激しい子はこの限りではありません。要は一般的な猫の話 です。そして普段はあげないような匂いの強いものも有効的です。焼き魚、唐揚げ、匂いの強い缶詰… ダイエットフードなどのさっぱり系の物は向きません ^^

捕獲箱のペダルから一番離れた奥に食べ物を置きます。手前に置いても意味がありませんし、事故の元になりますから、必ず一番奥に置いてください。お目当て の猫が入るまで、数度トライする事になる場合が多いのですが、人間が近くにいると警戒するかもしれないので、箱を仕掛けたら少し離れた所で見ていてくださ い。何時間も放置してはダメですが(笑)気晴らしに5分程度近くをぐるっと回るのもいいかもしれません。まあ、猫に見つからない所で見張っているのが一番 ですが。

捕獲箱に入ったら、今度は病院へ運びます。夜捕まったのであれば、翌朝まで快適な場所に箱ごと置いてもいいかもしれません。その場に置いて去るのはダメで すよ(笑)。誰かが逃がしてしまうかもしれないし、虐待魔に遭遇したらそのままお持ち帰りされちゃうかもしれませんから。必ず連れて帰り、玄関の中に入れ ておくようにしましょう。その際は、温度などに気を付けてください。炎天下の車内などは絶対にやめましょう。そしてちょくちょく猫の様子を見ましょう。猫 が落ち着かないようなら、捕獲箱を布等で覆ってもいいかもしれません。優しそうな子なら、自宅のゲージに移してもいいと思いますが、脱走等には十分気を付 けてください。猫を再びキャリーに移し、病院へ運ばなくてはなりませんので、それが難しいと思った場合には、捕獲箱に入れっぱなしでもいいと思います(半 日程度なら)

病院はあらかじめ予約しておいてもいいのですが、いつ猫が捕まるか分からないので、融通の利くところがあったらそれが一番です。病院へ連れて行く理由など は次回お話しますので、この辺で一旦話を捕獲に戻しますが、捕獲箱に入らない子や、捕獲箱に抵抗がある方はタモ網を使うのも有効的です。これはIさん、K さんからの入れ知恵です(笑)。

タモ網も数千円で販売されているので、ネットや釣り具を扱っているお店で探してみてください。ちなみに私が今Kさんから借りているやつは、かなり大きいです(笑)。大きい方がいいです。そして私自身もクロ用に一つ買いました。又いつ病院へ連れて行くか分かりませんからね。

タモ網は原始的な捕まえ方になります。要は虫を虫取り網で捕まえるのと同じ。
でも失敗は許されません。練習してから臨んでもいいかもしれませんね。私はドンくさいので、いつもKさんがやっちゃいます(笑)。そしてKさんの成功率は100%(笑)。

網を地面に振りおろし、猫が無事に入ったら、そのままの状態で静止します。分かりますよね?網を持ち上げると猫が逃げるからです。そして猫が凶暴なら上か らシーツを被せ、網の入り口を必ず紐で固く縛ります。5キロ程度の猫が死ぬほど暴れても解けない位きつく。そしてそのままの状態で病院へ運びます。

これが捕獲方法です。

凶暴な子を慣らして、家族探しするのは間違いだとは思いません。でも、成猫の場合は現実的に厳しい所があります。だから治療や不妊手術に留め、必要な処置 が終わったら素早く元の場所に戻すことをお勧めします。この場合は「猫を捨てた」事にはなりません。リリースと言います。けれどこのリリースという言葉を 都合よく使うのも良くない気がします。

何週間も自宅で慣らす訓練をした後、「やっぱり慣れない」という理由で再び外へ捨てに行くと、その子はその間に昔のテリトリーを他の猫に奪われ、外で生き ていけなくなる可能性が出て来ます。だから適正な判断をしてあげてください。あまり長い間、いたずらに保護する事は良くありません(特殊な治療をしている 場合などはこの限りではありません) 逆に何週間も手元に置いてしまったのであれば、常識的に考えて、猫が自分に慣れていようと慣れていなかろうと、保護 した方の「飼い猫」になります。そしたら新しい家族を探すか、無理なら自分で飼うことをお勧めします。猫の為に…

それから、リリースですが、夜の方が良いとされています。私は必ず元の場所の近くで放します。全然違う場所だと、猫のテリトリー外なので。放す時は道路側 にキャリーを向けて放すのではなく、車の通りがない事を確認したうえで、猫が茂みや物陰に隠れる事が出来るよう、奥に向かって放しましょう。放された猫は 勢い良く飛び出し、隠れる場所を探します。その時に交通事故に遭いやすいので、気をつけた方がいいかも知れませんね!

人慣れしていない犬の場合は、捕獲箱やタモ網はあまり聞きませんが、犬の散歩仲間やボランティアに相談し、捕獲の手伝いをしてもらう手があります。又保健 所などが捕獲に力を貸してくれる場合もあります。その場合は必ず「捕獲出来たら自分の所で預かる」と言いましょう。じゃないとセンター送りになり、最悪の 場合は殺処分されます。それから犬の場合は、猫と違って不妊手術後のリリースが出来ません。手術をした後、お外へ放すということが出来ないので「保護す る」事が条件になります。保護できない場合でも、代わりに保護してくれる所を見つけなければなりません。又、噛まれる恐れもありますので、無理のないよう 行ってくださいね!

と、とんでもなく長くなってしまいましたね。
読むだけでうんざりし、疲れた事と思います。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
捕獲は、私もあまり自信のない分野なので、行う場合は一人で抱え込まず、色々な方に相談してみてください。その子を真剣に思う気持ちが相手に伝われば、迷惑だなんて思われませんよ!

それから、神経質すぎたり、激しすぎたりすると、猫や犬が驚き、捕まるものも捕まらなくなりますので、リラックスリラックス♪ その子の明るい未来だけを 考えましょう!又、捕獲期間中に犬猫が不慮の交通事故等で亡くなる事もありますので、決めたらなるべく迅速に行動した方がいいけど、万が一亡くなってし まったら、自分の無力さを責めないでください。反省は大事ですが、深すぎる自責の念からは、活動力は生まれない気がします。

私もまだ発展途上なので、気持ちを強く持つことが難しい事もありますが、強く持てるようマインドコントロールしてあげるのも、自分への思いやりだと思います^^

それから、皆さまの方でいい方法がありましたら是非コメント欄へ書いてくださいね!

次回へ続きます!

「この特集は不定期で更新していきます。お急ぎの方は個別にご連絡ください!それから保護や捕獲などのいい方法があるという方はコメント欄に書いて教えてくださいね。

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かつくん なな

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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