私を支配する小悪魔たちへ

今、私は元客間に居ます。テレビをつけ、暖房を入れ、パソコンの画面をチェックしています。そんな私の足元には、可愛い猫がひとり。

そう、新しく保護したトトロです。

昨夜ご飯を食べさせたところ、ゲーと全部吐き出してしまい、その後もう一度あげたものもまたゲー。心配で心配で、トトロのお部屋にやって来て様子を見るこ とにしました。トトロは可愛い男の子。引越しによって捨てられ、その後色々な事情があってミャンマー人の夫婦に保護されて、703号室にやってきました。 経緯については改めて今度書きますが、この男の子、とにかく可愛い性格をしています。

甘えん坊。猫のくせにチューが得意で、やんちゃな一面も持っています。成猫ですが、まだ若いからでしょうか。そんなトトロに夢中になってしまってる自分が居ます^^;

こんな性格じゃ、お外で生粋の野良猫として生きるのは難しい。だからここで新しいご縁を待って、良いお宅に送り出してやりたいと思って保護しました。

募集前にケアは全て済ませました。
トトロは、去勢済みでした。捨てた前の飼い主が去勢だけはしてくれたんでしょうね。
ワクチン、エイズ白血病検査(結果-)、直接便の検便、簡単な診察、フロントライン、爪切りや耳掃除全て終えています。あとは綺麗にしてから募集を!と 思っていますが、シャンプーするのは可哀想だから、出来れば自分でグルーミングを頑張ってもらいたい、嫌われたくない私は、そのように思っています ^^;

名前は行きつけのMOMOペットクリニックの大巻先生がつけてくれました。

何故トトロか?(笑)

それはですね、えーと、先生にトトロの診察をお願いしたら

「この子、トトロの猫バスに似てる!目が大きくて可愛いですね。」と言われ、
「じゃあ、ばっちゃんにしますか?」はっちゃんに似てるし、バスのばっちゃんでいいやと返すと、
「ばっちゃん・・・・・・。うーん、トトロはどうでしょう?」って。

それならトトロで決まりってことでトトロになりました(笑)。

もしお医者に今の私の心を診せたら、きっと

「あなたは間違いなく猫病ですね。厄介な猫病に侵されています。」

との診断が下るでしょう。そう、私は猫病に侵されています(笑)。猫ってどうしてこんなに可愛いんだろうって、1日に100回以上思って胸がキューンと苦 しくなる。チチが居なくても生きていけますが、猫なしでは生きられません(爆)。それにしても、猫って、猫ってどうしてこんなに可愛いんですか?誰か教え てください!

一番特別な存在はやはり天国に居るかつ。
かつの存在は猫を大きく超越して、私の魂にすっぽり入り込んで抜けません。病気になったり死んだりするのはとても怖いけど、かつにもう一度会えるなら、それも悪くない、かつくんはお母さんにとって今までもこれからも大切すぎる存在です。

そんなかつの死の3日前に703号室にやって来たほほも、こんなに大きくなりました。


生意気な顔をしていますね^^;毎日毎日やりたい放題で、あまたと遊びほうけています。ご飯命で、ご飯の時はいつもより動きが倍以上速くなる。水頭症のハ ンデを背負っていますが、我が家にとっては宝物。毎日ほほが可愛くなってくるので困っています^^;あまり甘えん坊ではないのですが、たまに気づくと横で 寝てたりするのがこれまた可愛い♪よろよろした動きも、良く転ぶところも、病気の影響なので笑えないのですが、何だか面白くなったりする程、独特のキャラ を持っています。

そんなほほの遊び友達に!と思って迎えたかつ似のあまたも


犬達と一緒に同じ部屋に居られるようになりました。あまたんは優しくて甘えん坊で、おっとりしているけど、神経質な一面があって、怖がるとブルブル震えて 引きこもってしまいます。猫にストレスを与えるのは良くないので、犬達とどうやって会わせようか?毎日悩んでいましたが、べべの手術をきっかけに、猫部屋 から出してリビングに移動しました。慣れるまで本当に大変で、あまたんはゲージの隅に隠れたまま何日も出てきませんでしたが、さすがはうちの三男!ある日 突然吹っ切れたかのようにゲージから飛び出し(笑)、ほほと遊びだしました。今では犬の横を平気な顔で通り過ぎています。やるね♪あまたん。

そして凄く私の事を好きになってくれた様で、可愛い声で甘え泣きします。もう虜ですよ、どうしよう。

人見知りもしません。20年来の親友が泊まりに来た時もこの通り。


甘えまくりです。

トトロの写真は、一人だとうまく撮れないので、親友に抱っこしてもらいました。


可愛いでしょ?

今はまだ汚れているので、そんなに多く撮っていませんが、お顔が小さくて、おめめが大きくて、手足が長くスレンダー猫です。この子の性格なら、きっと良いお宅に行けると確信しています。もうすぐ募集する予定ですので、気になる方はコメント欄へどうぞ♪

うちの子といい、今まで卒業した猫達といい、もう可愛いですよー猫って。
え?そんなの知ってる?(笑)
猫病の方は沢山居そうですからね・・・。

あ、
それから、幸せを掴んだ卒業犬前輝ですが、実は今日新しいパパママの下での生活をUPする予定だったんですが、写真の整理が間に合わず、次回に伸びまし た。楽しみにしていてくれた皆さま、ごめんなさいね^^;次回は載せられると思うので、今しばらくお待ちください。昨夜もパパママから電話を貰って、前輝 と幸せにやっている様子を聞いたばかりです。本当に素敵な方とご縁があって嬉しいです♪

では、猫病の病人は、
そろそろ猫と遊ぶので今日はこの辺で~♪

703号室かつくん&なな

「猫病だって。バカだねハハ。。。ランキングに参加しているので良かったら愛のポチを!ぼくの写真をクリックしてね♪かつくんより」

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家族

あなたの前方がひかり輝きますように

前輝が今日、卒業しました。

巣立つ前に2泊3日、703号室にやって来てくれました。
私達家族にとって、本当に貴重で楽しい2泊でした。

今までの卒業生は、保護した段階から家に入れ、一緒に暮らしてご縁を待つようにしていましたが、今回はべべの手術が重なってしまい、思うように動けませんでした。前輝には可哀想なことをしたと思っています。

2月4日、べべの手術の4日前、前日に降った大雪が積もる近所のコンビニで、地蔵のようにお座りしていた前輝に出会った時は、神様はどうしてこんな状況下の私達に意地悪をするのだろう、と思いました。そして少しだけ途方に暮れたような気持ちになりました。

捨て犬や捨て猫に出会うと、私はいつも手を差し伸べてしまいます。

どうしてか。

もし彼らの前を急ぎ足で通り過ぎてしまったら、彼らは2度捨てられることになるからです。

彼らは飼い主に捨てられるだけではなく、それを見つけ、知ってしまった私にも捨てられることになる。捨てた飼い主を憎む気持ちはいつの間にか自分に返って きて、彼らの前を知らん顔で通り過ぎてしまったら、自分もその醜い飼い主と同じ人間に成り下がる。自分自身を見損なうこと程、惨めなことはありません。

だから抱きしめてしまうのです。

けれど、ずっと苦労をかけてきたべべがいのちをかけて臨む手術には、どうしても全力で付き添いたかった。私にどうしろというの?見捨ててしまえば楽になるの?それとも抱き上げて連れて帰るのが正解なの?

私にも、チチにも分かりませんでした。

考えた挙句、いつもよりは条件が悪くなるけれど、自分達にできることをやろう、努力してみようということになり、前輝を土手のホームレスに預け、毎日会いに行き、べべの手術が終わるのを待って、里親募集を開始しました。

ケアする前の汚れた前輝の写真を撮って、里親サイトに掲載しました。


無理だろうな、前輝は若くないし、血統も無い、小柄でもないし、第一、こんなに汚い姿では、同情は集めても、実際問題飼うとなると、飼い主側にも不安が大 きいだろう。そう思いました。けれど、だめもとでも、この子の優しくて可愛い姿に目を細め、共に暮らすことを考えてくれる方が現れるかもしれない、この子 に対する私の気持ち、今の家族の状況をありのまま書いてみよう、そんな気持ちで掲載しました。

驚くことに、沢山の一時預かり希望のメール、前輝を家族として迎えたい旨のメールを頂く事が出来ました。

それを読んで私は、本当に幸せで、心がぽかぽかになりました。

この国も捨てたものじゃない、むしろなんと素晴らしい国だろう。なんて素敵なことだろう。もう、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!

そしてその中から、前輝の新しいご家族が決まり、今日無事にお届けすることが出来ました。いい方ばかりでしたので悩みましたが、前輝は素敵なパパママのも と、お坊ちゃまとして生き直すことになりました。シャンプー、カット、歯石取り、フィラリア検査(-)、検便、ワクチンなどは保護活動仲間のKさん、I さんが担当してくれて、皆様のお陰で、円滑に送り出すことが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。お世話になりました。

前輝、まだまだあなたにしてやれることがあったのに、不自由な思いをさせてごめんね。でも必ず幸せになってね。約束ね。

犬?熊さん?それともコアラ?


変身後はちょっと愉快なキャラになりました^^


703号室では、何一つ手がかからなかった前輝。


べべとも仲良くしてくれました。


良かったねべべ!


予想通り、いや予想以上にいい子で、泊まりに来た私の親友も「何年も前から普通にいるみたい!何でこんなに可愛いの?この熊ちゃん(爆)」と大絶賛でした。


新しい名前は「前輝」より更に素晴らしい名前です。そして新しいお宅は、703号室とは比較にならないくらい素敵なお宅♪ その様子は次回のお楽しみに~。

私は今、多くの善意に抱かれ、幸せです。
皆さま、どうもありがとうございました。

703号室かつくん&なな

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家族の守り方

昨日は自分の病院へ行きました。肝臓のMRI。病院へ着く頃に大巻先生から電話があって、運転中だったので、有明の病院の駐車場で折り返し、べべの検査結果を聞きました。結果、一言で言うと「癌化を伴う腺腫様ポリープ」だったそうです。

つまり元々は良性の腺腫が悪性化してきたところ。転移はなく、手術で取り除けたということです。何度も言うように、手の打てる状態で見つけて本当に良かっ たです。べべは、全く自覚症状が無かったので、普通であれば見つけることは難しかったけど、定期健診へ連れて行ったから、そこで見つけることが出来まし た。人間の場合も定期健診って本当に大切ですよね。改めて痛感しました。ナナもリルもそのうち連れて行かないと。

でも、幾ら手を打つことが出来たといっても、再発の可能性は否めません。多発性の性質を持つ腺腫が怖いです。だからって、怖い怖いといって何もしないのは良くないので、今は免疫を高めるサプリを飲ませ、手作り食と療養食を混ぜて与えています。

写真を撮るほどでもないのですが^^;載せてみました。

材料はご覧の通り↓ にぼし、野菜、生鮭、チキン、ゴマやひじきなども入れます。


ご飯をグツグツ煮込んで


材料を放り込み、更に煮込んでほぼ完成!


まいたけは生の方が良いと聞いたので煮込みません。


ナナとリルはおじやのままあげます。べべは更に手を加えます。


おじやに生のまいたけ、オリーブオイル、すりゴマを加え、カリカリと一緒にあげて、食後はりんごを小さく切ってヨーグルトを少しだけ加えてデザートにして 食べさせます。食が細くて神経質だったリルがバクバク食べてくれるようになったので、それだけでもお母さんは嬉しいです♪入れる野菜はその時の気分で変 え、栄養バランスがちゃんと取れるよう考えて(いるつもり)続けて行こうと思っています。

これで少し健康になってくれるといいんですが・・・。

愛する子が病気になっても、実際出来る事は少ないのが現実です。病院へ連れて行ったり、お金を払ったり、その子が楽しいと思えるような環境を与えたり、そ の子の為にお洗濯や掃除したり。せいぜいそれ位・・・。だからこそ、出来る事は全部やりたいと思いました。後悔するような飼い方はしたくないから。べべは 私の家族だから。

出来上がったおじやに一番反応していたのはこのお方。


ダメよ。これ、犬用なの。猫さん用も勉強して作ってあげるからちょっと待ってて!


不平不満続出(汗)。


犬達は大喜び。ナナも


リリも


べべもおじやが大好き♪

 

★★★おまけ★★★

と、おじやについてダラダラ書いているけれど、今日の私はかなり忙しいのです^^;

前輝が今夜からうちに一時来ることになりました。
べべちゃんには数日間、我慢してもらい、前輝と実際暮らしてみてその癖を掴もうと思っています。何処へ連れて行っても、大人気になってしまう前輝。これ、本当なんですよ・・・。いい子いい子って、誉められまくるんです。何でだろう・・・。

去勢、歯石取り、ワクチン、シャンプーカット、フィラリア検査(結果マイナス)全て済ませました♪
私に代わって、Iさん、保護活動仲間のKさんが動いてくれて、病院へ連れて行ってくれました。本当に助かっちゃいました。だからもうピカピカ♪

この写真の頃が懐かしいって思う位美男子になりました^^


夜、食べれるわよ。
前輝も、おじや食べようね♪

と、これで終わらないのが703号室。

もうひとり来ました(涙)。

朝からその方の保護、保護後は病院へ走ってワクチン、血液検査、フロントラインなどのケアに追われ、今ようやく一息ついています。夜前輝が来るまでの間掃除を済ませて1時間寝たい。。。寝れるでしょうか。私は・・・。

名前は大巻先生が付けてくれたので、それも後日書きますね。
今日は、ちょっと疲れちゃいました(笑)。

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ある日の食卓

今日は、べべを連れて2度目の抜糸へ行きました。べべ用のご飯やサプリメントも買いました。ご飯と言えば実は、昨日あたりから手作り食を始めました。手作りの師匠であるみいさんに電話しまくり「こんにゃくは煮るの?」とか「白米は何g?」とか。きっとうんざりして着信拒否されるのではとビクビクしています^^;

私が作ったのは、犬用おじや。その為に無農薬の玄米も買い、野菜も全て無農薬に拘りました。煮干にいたっては、作っている人の顔が載っている無塩タイプに し、良く煮込んで出来上がったおじやをミキサーにかけ、ディップ風に仕上げました。これで消化吸収機能が下がっているべべでもちゃんと消化出来る!ナナリ リも喜んで食べてくれました。納豆やりんごやヨーグルトもトッピングして、人間から見たらちょっとヘドロのようでしたが(笑)犬達はお構いなし。美味しそ うに食べてくれました。

まだ自信がないので、カリカリも混ぜていますが、いずれ完全な手作り食を食べてもらいたいと勉強中です。そしてうまくなったら猫さんようのフードにも挑戦します!

犬の話はさておき、これ↓は何を作ろうとしているところでしょうか?


こんなものも入れちゃったりしますよ。


それからババ(母)の店で大量に余ってしまったチキンも、もったいないから入れますよ。

分かりました?

答えは・・・・・・・。

カレーでした!(白いのは仕上げ段階で入れたヨーグルト)


犬達にばかり作っているから、たまにはチチにも本格的なものを!と思って作りました。野菜を炒め、ルーを割って入れるだけの簡単こくまろカレーが基本だった我が家ですが、ちょっと本格的に作ろうかと。どう?美味しそうに出来ているでしょ?(自画自賛でごめんなさい・汗)


私の大好きなドイツのデザートワイン「トロッケン ベーレン アウスレーゼ」と、魚介のソーセージ、サラダと一緒に。あまり物で頑張って作っちゃいました。


毎日心配事や落ち込むことが多いと負のオーラが強くなるから、手の込んだものを作って食卓を囲み、リラックスするのが最近の日課です。お陰さまでぽっちゃりしちゃいまいした(笑)。

それからご心配頂いている保護犬前輝ですが、今日、地元で長く保護活動をしているIさんが土手へ迎えに来てくれてペットホテルへ移しました。今日可愛く シャンプーカットして、木曜去勢の予定です。一時預かり先のことも考えていますが、とりあえず土手に居てはケアが十分に出来ないことから、清潔なホテル へ移し、そこでケアを続けてご縁を待つことにしました。又何か進展があったら、前輝のこともご報告しますね。

本当に嫌だと思うくらい、それくらい、優しくていい子なんですよ。

どうしてこんなに可愛いの?


良いご縁にめぐり合えるよう、全力で頑張ります。

~最近の風景~

大手術を終えたべべは寝てばかり。


ほほの子守は、あまたんかナナが担当してくれています(笑)。


本当にいい次女を持って幸せです、私。


可愛い子たちの為にも、常に前向きに頑張らないと。

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家族のこと

皆さま

大変長くご心配をおかけしました。本当にごめんなさい。そして沢山の励まし、心より嬉しく思います。ありがとうございます。

私は、ものをうまく書くことが出来なくなってしまいました。何を書いたら良いか、分からなくなってしまいました。深海の底に沈んでしまい、水面を夢見て何 度も這い上がろうとするけれど、深い海に引きずり込まれてしまう、暗黒の世界では、ただただ呼吸困難に陥るだけ。そういう状態が続きました。

今も煌びやかな水面は、私にとってまだ少し遠い世界のように思います。

ご心配頂いているべべですが、手術は成功しました。

1月25日に軽い気持ちで行った健康診断で引っかかり、翌日再検査。
その結果、胃に腫瘍が2つ見つかり、29日には絶食させ、内視鏡検査も行いました。
29日はべべの7歳の誕生日。病院にべべを預けた帰り道は、何だか辛かったです。

今から思い返しても、その頃が一番苦しくて、私は誰とも口を利くことが出来ず、昼間からお酒を飲んだり、精神安定剤に頼る毎日でした。

内視鏡検査のビデオを見て唖然としました。
直径3cmの腫瘍が2つ、小さな胃の中を支配していました。
犬の場合、胃に出来る腫瘍の殆どがせん癌。せん癌の場合、手術をしても予後が悪く、余命半年程度だと言われています。

私はこの事実をどう受け止めればいいのか、分からず、ひたすら底へ沈んでいきました。

かつが亡くなるまでの間、何度かかつの前で泣いてしまったので、今回は絶対に泣かないと決め、心に厚く蓋をしました。それでも、病院で取り乱してしまった り、涙が自然に流れたり、べべに少し心配をかけてしまいました。だからその分、気持ちに余裕を持つよう努力して、べべの前では笑い、べべを連れて何処まで も遊び歩き、欲しがるものを与え、家族で居る時間を何よりも大切にしました。

3時間の散歩、一緒にべべが大好きなババ(母)の店へも毎日出かけ、出来るだけべべが喜ぶことをしました。家に居る時は、チチと仲良くして、べべ・ナナ・リリやほほやあまたと一緒に遊びました。起きるタイミングも一緒。寝るタイミングも一緒。仲良しファミリーです。

家の状況も変わりました。
マットレスをリビングに運んで、皆が一体化出来る環境を作りました。
ご飯は殆ど自炊で済ませ、生活を少しでも切り詰める事に頭を使いました。

精神状態はこの上ないくらい悪いけれど、子供のように足をバタつかせ、現実を嫌っても何も解決しない。2週目くらいからはお酒をやめ、規則正しい生活に溺れるよう努めました。

先生が迅速に対応してくださり、手術は大学の一流の先生方とチームを組んで行うことになり、少し大きめの病院を借りました。日本で、いや世界で見ても最高 のスタッフだと思います。何としてもべべには生きてもらいたい、その為に出来る事なら何も惜しまないつもりでした。べべの胃にある腫瘍は、組織検査をして も良性か悪性か判断が付かず、手術で取り除いてそれを検査する他はありませんでした。

手術を受ける以外、助かる見込みはありません。
あと1ヶ月遅かったら、その手術さえ出来なかったかもしれない。
仮に良性だったとしても、腫瘍が大きくなっていたので、そう言われました。

2月8日、べべは胃の大手術を受けました。
胃を3分の1以上取って、腸とつなぎ合わせる手術。
私とチチは、モニタールームでその様子を一部始終見ていました。
正直ちょっとホラーで、内臓や血が鮮やかに映るので気分が悪くなったけれど、べべが闘っている姿はどうしても見なければならないと思いました。

沢山の先生や関係スタッフが関ってくださって、手術は無事終わりました。
本当に沢山の方が見守ってくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
あとは取り除いた部分を病理検査に出して、その結果を待つだけ。そして、べべが合併症を起こさず無事に退院できることを祈るだけ。

今まとめて書いていますが、ここに至るまで、私たちの苦悩は並大抵なものではありませんでした。手術までいけるのか、術中、術後に亡くなるケースも考えな ければならない、べべの体力が何処まで持つのか、私たちはいちいち立ち止まり、考えて、覚悟して、一つ一つ噛み締めるように進むほかありませんでした。

べべは本当に良く頑張りました。
その存在の全てを誇りに思います。
小さな体で手術に耐え、どれだけ私に光を与えてくれたことか。
どれだけ私に人生を与えてくれたことか。
手術が終わってモルヒネを打って貰ったべべを抱きしめたい気持ちでいっぱいでした。

「頑張ったね、早く帰れるようになるといいね。」

そう言って大巻先生に預け、家路に着いた頃にはもう夜中でした。
私もチチもクタクタでした。
でもようやくここまで来たねと、肩を抱き合って泣きました。

術後、常に合併症の危険をはらむべべはMOMOペットクリニックに入院しました。
3日は完全に絶食。腹膜炎を起こさないよう慎重に検査してからのご飯になります。
食いしん坊のべべにはきっと辛い措置だったと思います。でも全てはべべの為。そう私たちは自分をなだめて、術後のべべを見守りました。

べべに気づかれないよう毎日お見舞いへ行き、その様子に目を細め元気を貰い、べべが私たちにとってどれだけ大きな存在か思い知る日々が続きました。

少し食べれるようになったと聞くと、天にも昇る気持ちになりました。

手術から5日後、予定より少し早くべべが帰れることになって迎えに行った時は、手が震えてなかなかハンドルが握れませんでした。

久々にこの手に抱いたべべは、二周りくらい痩せてしまいましたが、元気いっぱいで私の姿を見ると嬉しくて泣いてしまいました。

今これを書いている横には勿論、べべが居ます。
ナナもリリもほほもあまたんも、チチも皆居ます。かつのお骨だってすぐ傍にある。

手術で取り除いた腫瘍を病理検査に出した結果、べべのは、元は良性の線腫だったようですが、それが悪性、つまり癌化してきたところだったそうです。気づく のがもう少しだけ遅かったら、手術は不可能でした。そう思うと、定期健診を受けさせて本当に良かったと心から思います。けれど線腫は良性の腫瘍の中でもタ チが悪いし、多発性の性質を持つことから再発する可能性が否めません。次再発してそれが癌化したら・・・。何度も手術することも出来ないし・・・。そう思 うと怖くてたまらないのが今の心境です。それから血液の方も一つ異常が見つかり、それが良性か悪いものかまだ判別がつかないそうです。それが分かるのは来 週の水曜日。問題を幾つか抱えたままの更新になってしまいましたが、今日は何となく書く勇気が沸いたのでご報告させていただきました。

コメントなど沢山頂き、全て目を通して嬉しく拝見していますがお返しが出来ないかもしれません。皆さまのところにもしばらく遊びに行っていない状況です。 だから申し訳ない気持ちでいっぱいですが、手術を終えて一生懸命頑張っているべべのことを書かせていただきました。読んで下さって本当にありがとうござい ます。

最後に、術後、丸5日、病院に連泊してべべと一緒に過ごし、ケアし続けてくださった大巻先生といつもべべに優しく接してくださった奥様に感謝の気持ちでいっぱいです。
病気を見つけてくれたのも先生。一緒に闘って下さって本当に心強いです。

いい動物病院に巡りあえるって幸せなことですよね。

いい家族が居るって幸せなことですよね。

1月25日、軽い気持ちで卒業生タロと一緒に健康診断を受けた時の一枚。


この日、病院で見つけていなければと思うと、本当に不幸中の幸いだったんだと思います。


術前のべべとべべの恋人のチチ。


二人はいつも一緒です。


苦しい中祝った7歳の誕生日。ケーキは華ママちゃんとハハ妹がプレゼントしてくれました。


ナナは本当にいい子で、私たちに手を焼かせることなくいつも傍に居てくれました。


リリはほほの面倒を見て、可愛い仕草で私たちを癒してくれました。


ほほはそのキャラで私たちをひやひやさせたり笑わせてくれたり。


あまたんともこんなに仲良しになりました。


新家族のあまたは徐々に犬達に慣れ、今は一緒にお昼寝できるようになりました。

家族は本当にいいものですね。
永遠に壊れなきゃいいのに。

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