リル、どうして?

私を慢性的に悩ませる末娘リル(12歳)の食欲不振。

 

 

割と深刻です。

 

 

私は外出の3時間前には支度を開始しないとお世話が終わりません。

 

 

11時に家を出るとなると8時頃からもろもろをはじめるのです。散歩、投薬、トイレ掃除、嘔吐の片づけ、皮下点滴、お子たちのごはんの支度・・・・・・私の要領が悪い上、お子たちの加齢や闘病に伴い、やることが多いのです。

 

 

中でもいちばん時間がかかるのが、「リルのごはん」。

 

 

 

我が家で唯一闘病をしていないリルが実はもっとも手がかかる存在です(苦笑)。

 

 

リルは土手で元ホームレスの男性が飼っていた犬でした。3歳5か月で保護。リルが叔母にあたるナナに精神的に依存していたゆえ、里子に出さなかったいきさつがあります。

 

 

土手の頃のリル

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家族になって9年経ちます。目に入れても痛くないほどかわいいです。

 

 

大きな病気はしていません。自我がハッキリしているけれど、どこか儚げで繊細です。

 

 

チチのことが大好き。チチのそばを離れません。

 

 

リルは正義感が強く、夫婦ケンカの仲裁役もつとめています。感情のままに大声を出すとリルに吠えられ最悪噛まれるので、お互い冷静に話をすることができるようになりました。私はリルが我が家にもたらせてくれた恩恵を日々感じながら暮らしています。

 

 

でもごはんのときだけはどうしようもない。

 

 

 

好物であったはずの犬缶。本日これを買いに出かけてきたのです。

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出たこの顔。リルちゃんあんたまさか食べない気ですか?

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大袈裟抜きで20分以上は経過したでしょうか? ごはんの前でフリーズしています。

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仕方なくチーズをトッピングしてみることに。オリーブオイル、亜麻仁油、無塩バター、犬用牛乳も食品庫に常備しています。全部リル用。混ぜると口にする確率が上がるのです。

 

 

 

チーズ入り食べない。えーもうお手上げだよどうしよう。

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またもや固まりまくり。ときどき悲しそうな表情を浮かべるリル。

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毎度長い長い根比べ。食べて食べてと懇願する私。

 

 

 

「なんかあたち 食べなくてもいい日かも」

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朝ごはんはなんとか食べさせられたのですが、夜はダメでした。

 

 

 

姿勢を変えて「嗅ぐ」まではがんばったけど、これ以上は無理のようです。

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所要時間は40分でした。残念ながら今夜は食べませんでした。

 

 

 

食の細さに不安を感じ、定期検診を受けさせるも、いつも「異常なし」との診断。今年の検査ももちろんクリアしています。リルは傷つきやすく精神が脆いので、きっとチチに捨てられたと思い込んでいるのでしょう。リル、そうじゃないんだよ。お父さんは仕事が忙しすぎて泣く泣くみんなに会えない時間が増えているだけ。頼むからお母さんを困らせないでください。

 

 

胃がんのべべはウンザリするほどの量の薬を飲まなければなりません。シリンジで半強制的にごはんを与えています。

 

 

慢性腎不全のナナは投薬、自宅での皮下点滴にくわえ、一日に4度のお散歩。多尿多飲なので仕方ないのです。さぶとあまたも同じ。絶えず水を体に入れ、絶えず排泄、のくり返し。

 

 

水頭症のほほは投薬が欠かせません。利尿剤を飲んでいるので排泄量も回数も多い。

 

 

せめて病名のつかないリルだけでも食事のケアがもう少し楽になればなあと切に願います。

 

 

ううう。泣きたい。

 

 

ネガティブな愚痴をすみませんでした。

 

 

べべは低空ながら体調が安定しています。ありがたいです。

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食事はシリンジが中心です。チチがクリニケアをたくさん買って送ってくれました。

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次の週も(笑)。楽天でいい店を見つけたので、毎週なにかしら注文しています。

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生活はまわっているので、皆さまどうか心配しないでください。家族の食べられるものを買うのは私にとってすごく幸せなことです。なにを買おうかなあ、と、楽しみながら暮らしています。

 

 

 

重い病気と闘っていますが、食欲はリルより勝っています。通過もなんとか^^

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最近はリルがどうしても食べないとシリンジでクリニケアを与えたりします。食の細い子との暮らしは工夫と根気が必要ですよね。たまにブログで弱音を吐かせてもらうかもしれませんが、アドバイス等がありましたらぜひ教えてくださいね。

 

 

ちなみに最近私が重点的に取り組んでいるのは食事以外のときの積極的なコミュニケーション。つまりはひいきです。リルを抱いて寝る。リルに話しかける。とにかく誉めて撫でる。不安が原因のひとつなら少しでも解消できるかな?

 

 

明日はリルが難なく食べてくれますように。

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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欲をかいた罰

えっと。

 

今日は卒業生春吉に会いに行ったのです。

 

春吉はルルさんと私が猫のお届け帰りに寄った高速道路のサービスエリアで保護した成猫。

 

5年3か月前に703号室を巣立ちました。譲渡以来の再会です。

 

卒業記事は「春吉の春1」「春吉の春2」をご覧ください。若かりし頃のほほと私が登場します。

 

それにしても保護はたいへんだったなあ。素手でチャレンジしたんだっけ(笑)。

 

 

胃腸炎が治っていない私を気遣い、延期を申し入れてくれた里親さん。しかしずっと前からの約束だったし、痛み止めと整腸剤を飲んでいるし、飲まず食わずなら行けると思い、予定通りおじゃますることに。春吉の様子は次回以降に紹介するとして・・・・・・。

 

 

「ハハ~ あの話をするんですね。ひさびさに帰ってきたチチさんが仰天していましたね。それ持って2回の乗り換えをしたのはほんとうですか?」

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ジョイ、ほんとうです。

 

 

在宅で造形作家をしている春吉の里親さん。お家にはいろんな作品があります。

 

 

テレビ番組の収録用にご友人が作ったという宗教画の大きなパネルが私の目を引きました。

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私「これ、素敵ですね」

 

里親さん「え? そうですか? 大きくて・・・・・・要ります?」

 

私「え、いいんですか? ほしい」

 

里親さん「うちには大きくて・・・・・・どうぞどうぞ。で、どうやって持って帰るんですか?」

 

私「・・・・・・電車で」

 

里親さん「・・・・・・」

 

 

という一連の会話のあと、記念に撮ってもらいました。春くんも抱っこで登場!

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身長160cmの私。春吉は7キロの立派な体格です。パネルの大きさがなんとなくわかるかと。

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さて、そろそろ帰らないと。パネルのほかにバッグ2つ持っています。

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里親さんが呆れ顔で撮ってくれた1枚。思いのほかたいへん・・・・・・しかも目立つ(汗)。

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丸の内線の地下に吹き荒れる強風に耐え、なんとか新宿駅まで到着。新宿駅にて大苦戦。

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無事山手線に乗り換えました。邪魔値最小限の壁際にしっぽりとおさめて。

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このときのまわりの視線を私は生涯忘れないでしょう。いっそ消えたい貝になりたい。

 

 

欲をかいた罰を粛々と受け、宅配業者と自家用車のありがたみを改めて噛みしめていました。

 

 

もちろん、遠目に空いている座席を眺めるだけで座ることはできません。ああ。

 

 

 

もうやだよ。由々しき事態です。デカいんですけど(泣)。せめてラッシュ時じゃなくてよかった。

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地元の駅に着きました。ようやくゴールが目前に迫っています。

 

 

改札付近で私とパネルを凝視していたおじいさんがひと言。

 

 

「あああ! きれいだあ!」

 

 

軽く会釈を交わしながら、「マジかよ?」と思いました。

 

 

と同時に、がんばってよかったなあと。

 

 

かなり悩みましたが、時間の関係上、私には選択の余地がありませんでした。

 

 

パネルを抱えたまま病院内へ

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事情を説明し、ちょこんと置いてもらうことに。

 

 

お騒がせしてすみません。診察と治療を受けたらおとなしく帰ります。

 

 

「ただいま」

 

 

電池切れ寸前で703号室に戻りました。正味5時間のお出かけ。でも濃かった。

 

 

 

「お母さんこれきれい~」  「いいよね~」

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うちのお子たちは芸術に精通しているようです。

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帰宅後に春吉の里親さんから届いたメール

 

「うわー、大変でしたね・・・お疲れさまでした。でも、失礼ですが、見ている方としてはとても面白い光景でした。笑」

 

 

そうでしょうね。

 

 

春吉をたいせつに育ててくださりありがとうございます。肝心の猫写真は数日以内に必ず!

 

 

パネル、どこに飾ろうかウキウキしています。

 

 

目に留まるたびに春吉を思い出し、この日のことを思い出し、ひとりクスクス笑うでしょう。

 

 

ありがとうございました。

 

 

にっこり^^

 

 

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思い出の中のきみ

703号室は現在保護猫ジョイの家族を募集しています。ジョイが気になる方はどうぞお問い合わせくださいね。ジョイが中心に出てくる記事はひとつ下をご覧ください。

 

 

「ぼくジョイと申します ぶっとい赤い糸をさがしています」

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きょっぴいさん、翼状針ありがとうございました。これうち使っているので助かります。

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MWさま、ご支援とチョコレートありがとうございました。SALAについてお手紙で触れられていてうれしかったです。私もちょうど書こうと思っていたところでした。

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一年前に天国へ旅立った我が家のSALA

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激痛の骨のガンと闘い抜いて、SALAは逝きました。

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家族でいられた時間はたったの1か月

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SALAはもともと近所の方が飼っていた中型の雑種犬で、うちのべべの幼なじみ

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私とは14年間、仲よしの友だち関係だったのです。

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SALAが病魔に冒されたのを知り、私は飼い主さんと話し合って引き取ることに決めました。

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どうしてもいっしょに生きたくて。

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SALAのことを知らない方のためにSALAの記事をいくつか貼りつけておきます。約1年前に我が家にいたのでブログ内の検索機能を使えばたくさん出てきますけど。

 

 

「おすわりライバル」

 

「SALAが逝きました」

 

「あたたかいドライアイス」

 

「SALAは花に囲まれて」

 

「美しいままで」

 

「50mの冒険」

 

 

SALAの写真や動画を見ていたらSALAに無性に会いたくなりました。

 

 

ブログには極力書かないよう意識していますが、亡くなったわが子たちが忘れられません。

 

 

未練がいっぱい。

 

 

いつか私があちらに行き再び会える日まで彼らに恥じないように生きていきたいと思います。

 

 

 

そしてうちのお子たちと少しでも長く暮らせるよう、みんなの健康に配慮していきたいです。

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SALAよーくがんばったね。

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SALAが大好き!

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皆さまよい週末をお過ごしください。

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LOVE!

 

 

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雪の妖精は歯も白く吐息はバラの香り

へへ。可憐でしょ? 日本の父の命日なのでお供え用のお花を買いました。

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ケイトウが秋らしいですよね。仏花よりイケてると思います。

 

 

 

うちの犬たちは今、被害者ヅラしながら私を恨めしそうに見ています。

 

えっと・・・・・・あなたたちを洗ったのはお母さんではありません。

 

 

平日仕事が忙しいチチは週末になると張りきって育児に参加しようとします。今日はべべ、ナナ、リルのシャンプーをしました。老犬だから極力洗うのを避けていたんですが、雨に打たれたり足の裏が土だらけになったりとだいぶ汚れてしまって・・・・・・仕方なくね^^;

 

 

慢性腎不全トリオの自宅補液もふたりだと早い。ナナ、あまぱん、さぶの3名があっという間に終わるので助かります。

 

 

今日はここ数日の我が家の様子をお送りします。

 

 

昨夜、カメラマンの太田康介さんとライターの3号さんが母の店に食べに来てくださいました。

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太田さんの顔(笑)。近々また空手仲間といっしょに来るんだそうです。

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3号さんと私は太田さんに遠慮しながら細々と食べました。太田さんは朝、昼、夕すべての食事を抜いて店にきます。いっぱい食べるために。だから私たちは太田さんが憐れでついゆずってしまうのです(爆)。3号さんはお気に入りの紹興酒をたくさん飲んでご満悦のようでした。

 

 

楽しいひとときをありがとうございました。

 

 

 

ふだんほとんど家にいる私。まったり中のお子たちをつい激写してしまいます。

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あまぱんはいつもだらしがありません。癒しの王子さまですね。

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チチだけが好きだと思われているリルですが私ともラブラブですよ。脇に顔をうずめてきます。

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ナナは大雨や雷の影響でお散歩へ行く時間が狂うのでかわいそうです。

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べべはあいかわらずお薬とシリンジごはんをがんばっています。

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海子は新居で元気にしています。卒業レポは週明けに必ず!

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家族募集用のかわいい写真をたくさん撮ってくれたみいさん、ありがとうね。

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週末はチチがいてパソコンに向かう時間が制限されます。あれこれ用事を言いつけられると集中力の弱い私は書きつづけることができません。卒業レポは何時間もかかってしまうので楽しみにしてくださっている皆さま、もう少しお待ちください。

 

 

その代わりうちの末娘リルのネタを~♪

 

 

昼間リルとお出かけしました。そういえば、リルだけをどこかに連れて行ったことはこれまでに数えるほどしかないなあ。リルはナナがいないとちょっと緊張しちゃうみたいです。

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30分のドライブで目的地に到着! リルここどこだろね?

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順番待ち中

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にっこり顔のさかえマカナちゃん。あなたもこのあと歯石取りするらしいじゃん?

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さかえ先生の紹介でリルも歯石取りをお願いすることになったのです。

 

 

ほんとうはべべとナナもやりたかったのですが、ふたりともヘビーな病気と闘っているため今回はリルだけを連れて行きました。

 

 

所要時間たったの15分!

 

無麻酔!

 

 

料金はあり得ない安さ。ここに書いていいのかな? 駐車場料金をあわせても5,100円って。

 

 

 

良心的すぎる。で、この仕上がりですよ?

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もうすぐ13歳になる犬の歯に見えないでしょ? 真っ白になりました! 息も無臭!

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先生に相談したら、べべとナナもできるそうなので次回は絶対連れて行こうと思います。

 

 

歯の健康はたいせつ。しかもリルはチュウ好きでお客さまの顔を舐めまくるので口の中がきれいな方がいいに決まってます。女子力の上がったリルに目尻を下げる親バカどもでした。

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先生による歯磨き指導

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「かわいい~」と自分の愛犬に連発している私の声が入っているのでお恥ずかしいですが、リルの勇姿を動画で撮ってみました。

 

 

 

自分たちにできることはなんでもしてあげたい。

 

 

そう思える対象がいてくれることに大きな幸せを感じるこの頃です。

 

 

ちなみに帰りはリルと近所を散歩しました。

 

 

せっかくのドライブなのに歯石取り→直帰じゃ不憫ですものね。

 

 

皆さまも素敵な週末をエンジョイしてください。

 

 

LOVE!

 

 

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お届けにまつわる小話

海子の卒業記事は数日以内にお送りします。本日は私の小話につき合っていただきます!

 

 

お届けは私ひとりで行きました。海子の新居まで我が家から車で25キロ弱(下道)。都心の25キロは意外と遠い。渋滞しやすい道を延々と通らなければならないため、所要時間は1時間以上を見積もりました。余裕を持って出かけたいので1時間半前には出発!

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お嫁入り道具と海子のキャリーを車に積んでGO!

 

海子は洗濯ネットに入っています。さらにキャリーをガムテープで補強。

 

ここまでする意味をわかってくださる方も多いですよね。万物は無常なり。万が一キャリーの蓋や鍵部分が壊れたらたいへんです。外に飛び出した猫をコントロールするのは至難ですから。

 

 

これだけではありません。

 

 

視力が極端に悪い私は替えのコンタクトも準備しました。予想できる限りのアクシデントに備えたつもりです。時間的な余裕を持つのも無謀な運転を避けるための自分なりの得策。

 

あとは私、なるべくなら「ごめんなさい」からはじめたくないのです。

 

 

せっかくの晴れの日に開口一番、「遅刻してごめんなさい」「遅れてすみません」よりも、「こんにちは、よろしくお願いします」のあいさつがいいですものね。

 

 

とはいっても道路事情で遅れ、里親さんを待たせてしまうこともあるんですけど^^;

 

 

譲渡活動についてお話をさせていただくとき、お見合いやお届けは「二人組」が理想だと皆さまにお伝えしています。理由はいろいろあるのですが、ここでいくつか挙げてみますね。

 

①あらゆるアクシデントに臨機応変の対応がしやすくなる。

 

②密室特有の「言った言わない」がじゃっかん緩和され、客観的な譲渡に繋がる。

 

③空のキャリーを持ち帰るとき、横に人がいる方がさびしさが紛れる(笑)。

 

 

(逆に大人数で押しかけると威圧感を与えたり、里親さんに余計な気を遣わせるのでできれば二人が理想ですよね)

 

 

中でも車でのお届けの場合、一番気になるのは天災、交通事故、道に迷ったときの対応です。

 

 

ひとりだとどうしてもオロオロしてしまう。安全運転に気をつけていても運が悪ければ不慮の交通事故に巻き込まれるかもしれません。

 

そのとき、同乗している保護動物はどうなるのでしょう?

 

事故の処理が終わるまで足止めを喰らい、ずっとがまんの状態がつづきます。

 

しかし二人組なら、信用できる相方に猫のお届けを(電車やタクシーなどで)任せ、私は事故処理に専念できるかもしれません。事故の処理を速やかに終え、里親さん宅に合流すれば、保護動物に強いストレスをかけずに済む場合もあると思うのです。

 

 

だからお見合いやお届けはなるべく二人組で行動するように心がけていますが、昨日はだれとも都合が合わずひとりで行くことになったのでちょっぴり緊張モードでした。

 

 

途中、なぜかこの世でもっとも苦手な白バイと進行方向が5キロ以上同じで胃がキリキリ。悪いことをしていないつもりですが、白バイを見かけると顔を背けてしまうクセが私にはあるようです。よっていつも以上に慎重にハンドルを握りました。

 

 

里親さんのお宅までいよいよ3キロといった時点で今度は自然現象が勃発(号泣)。

 

 

どうにもならない。漏らしてしまいそうなのです。

 

 

3キロ・・・・・・行ってしまえないだろうか?

 

 

いや・・・・・・無理。絶対むずかしい。

 

 

 

視界にコンビニが飛び込んできたのでひとまず駐車場に車を停めました。

 

二人組なら迷わずコンビニのトイレに行かせてもらいます。

 

けれど私はひとりで、季節は夏で、外は猛暑でした。

 

 

エンジンをかけたままだと海子入りの車ごと盗まれてしまう恐れがあるし、エンジンを切ったら車内の温度が上がり海子は熱中症になってしまうのでは? ほんとうに悩ましい。

 

 

5分ぐらい経ったでしょうか? もう限界に達しましたので2分だけ車を降りトイレを借りることに。というか、ほかの選択肢は皆無でした(涙)。

 

 

念のため車窓を細く開けていく。

 

 

海子、超ごめん。待っていてね。

 

 

トイレを45秒で済ませ、残り時間で飲料を買うことに。幸い、レジはすいている。

 

 

お茶を手に取り急いでレジに向かった私は、バッグの中をまさぐりながら、唖然。

 

 

サイフ忘れてんやん。

 

 

仕方なくお茶を元の場所に戻し車に戻りました。

 

 

激萎え。自分に激萎えです。

 

 

口寂しいときに備え入れておいた飴でしのぐしかありません。

 

替えのコンタクト、カメラのバッテリー、フルーツの飴をわざわざ準備した周到さ。

 

なのにもっとも重要な持ち物を忘れてしまう。

 

こういう自分が憎くてたまりませんでした。はあ。

 

 

 

残りの3キロを完走し、予定時間に無事? 里親さんちに到着。

 

 

 

海子をキャリーから解放。肩の荷が降りた気持ちです。

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この後、里親さんが出してくださった紅茶を4杯飲み干した私。いえね脱水対策なんです。

 

 

お財布を忘れても小銭を借りられる。という理由からしてもやっぱり二人組がいいですね。

 

 

里親さんちは居心地がいいのでつい長居し、いろんなお話をしました。

 

 

「私はそろそろ・・・・・・」

 

 

私が帰ろうとするたびに「まだ外は暑いから今帰らない方がいいですよ」と言ってくださった里親さん。私の存在が邪魔でも迷惑でもない気がしてすっごくうれしかったです。

 

 

 

海子は幸せになります。詳細は改めてご紹介させてくださいね。

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ほほはしばらく海子をさがしていますが、食欲バッチリですのでご安心ください。

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こんなに仲がよかったんだもの。

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さびしいのはあたりまえだよね。

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一度帰宅しサイフを取って買い物へ。ファミレスにも寄り海子の「卒業祝い」をしました。

 

 

リル、ただいま~♪

 

 

 

いつも健康でいてくれてありがとう。海子の前途を祝ってリルにおやつを買ったよ。

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夜、里親さんが書いてくださったカードを読んで心があたたかくなりました。

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私みたいな人間がいてもいいんだ、と思えました。微々たる活動の意義はここにあります。

 

 

 

次は保護猫ジョイの番!

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たぶんジョイは皆さまが想像している以上に甘えん坊です。

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私とDVD鑑賞してますもん。ジョイの動画をいくつか撮ったので近々UPしますね。

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かわいいジョイ、海子に順番をゆずってくれてありがとう。おまいは立派な猫さんです。

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ようやく長い一日を終えました。

 

 

海子を保護し新居に送るまでのすべてが私にとって宝物です。

 

 

卒業レポと海子のあたらしいお名前をお楽しみに!

 

 

もうすぐ海子のこどもたちの里親さんがお会いするそうです。ドラマティックでしょ?

 

 

サスケ(海子の息子)&このは(海子の娘)の家に、麦さん(海子の息子)のご両親が集まるんですって! 私もぜひ参加したかったのですが、予定が合わず残念です。またの機会にお会いするのを楽しみにしています。

 

 

 

明日お仕事やお出かけする皆さま、忘れ物はだいじょうぶですか?(爆)

 

 

LOVE!

 

 

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