メルと小ほほ

関係者の皆さまいろいろ滞っていてすみません。仕事が落ち着いたらやりますね!

 

本日は黒色で出社。定時で会社を出たあと、遠く離れた街を訪れました。

 

9年前に我が家を卒業した犬のメル(陰惨な多頭飼育崩壊現場より保護)のお母さまに感謝を伝えたくて。ご体調がすぐれない中にあっても、メルのお母さまは折に触れ近況写真やメールをくださいました。譲渡から9年、ずっとです。

 

 

写真の中のメルはいつもあどけなく、ゆるく、こちらをくすぐるような風貌。天性のふわふわボディのおかげでもあり、また、なに不自由なくたいせつに育てられている所以だとも思います。

gup

 

 

 

私は里親さんにお願いしている近況報告が負担になっているのではないかと考え「どうかお気になさらずに」と申し上げましたが、メルのお母さまは構わずメールを送ってくださいました。

 

 

「実物はもっとかわいいんです」

「家族で旅行へ行ったときの写真を見てください」

「メルは近所の人気者です」

「メルは我が家の天使です」

「いつかメルに会いに来てください」

「メルを我が家に託してくださりありがとうございました」

 

 

メルのやさしいお母さま。尊いお母さま。

 

 

このたびご主人さまからのショートメールに、奥さまが天国へ旅立たれたこと、今後のメルの近況はご主人さまが伝えてくださる旨が書かれていました。ご心痛が計り知れないときに私にまでご連絡をくださるとは・・・・・・。

 

私はこの数日間、お見合いの日にメルを腕に抱いたお母さまの笑顔や、お届けの日にいただいたお寿司の味を思い出していました。今夜お会いした遺影のお母さまはお世辞抜きにほんとうにお美しく、あのときと同じ穏やかな笑みを浮かべていました。

 

 

「メルを家族の一員にくわえてくださりありがとうございました。安らかにお眠りください」

 

 

そのひとことがやっとでしたが、メルをご家族のもとへ案内できて私は幸せ者です。

 

 

 

帰宅後、家がまあまあキレイでホッ。妹に来てもらったのです。妹のツイッターには私の帰りを待つうちのお子たちの写真がたくさん。見ると安心しますね。

 

ツイッターの方で皆さまにご心配をおかけしてごめんなさい。

 

私の拙い表現のせいで嫌悪感を抱いている方がいるのがとても残念です。

 

ご迷惑をおかけした皆さまへのお詫びとして小ほほを何枚か放出しますね。

 

 

これ数回載せてますが保護したばかりのほほ。片目が潰れかかっていました。

hoh

 

 

 

徐々におめめがキレイに開きました。頭が重くゴローン体勢が多かった頃。

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赤ちゃんほほは頼りなく、儚げで。生きるのがへたくそな感じ。

 

高度な思考を表にじょうずに出せず、不器用。実際鳴くのもうまくない(笑)。

 

この時期に私は「でち」の子猫語? を混ぜながらほほのセリフをつけたのです。

 

「ぼき ほほ ~~でち」

 

 

気がつけばほほも9歳の立派なオトナ猫さん。成長の過程でしゃべり方を変えてもらうべきかもと悩みつつもほかの話し方が私の幼稚な頭では思いつかず。

 

それが著しくほかの方に不快感を与えていたと知り、胸が痛いです。

 

 

ほほは私の宝物。だいじに育てていきますね。自分にできることは全部やります。

 

 

これも好きな1枚↓ 若かりし頃のほほ♪

hoh (2)

 

 

最近ブログを読みはじめてくださった方はご存じないかもしれませんが、ほほは7歳半まで食卓の上にジャンプする運動神経の持ち主でした。50cmのステップがあれば、1m以上ある台までのぼれたんですよ。おすわり姿で私を見下ろすほほがなつかしい。

 

 

けれどあのときはよかったなんて言いたくありません。

 

 

今のほうが幸せです。今のほほがいちばんがんばっている気がするから。

 

 

さて明日はべべ公と保護猫デカ円の検診です。門脈シャントの疑いのある子猫(よもぎちゃん)も大巻先生に診てもらう予定。私は朝も夕も動物病院なのでそろそろこの辺で失礼します。

 

おやすみなさい。

 

皆さまのあたたかいお言葉は「お気に入り」にしてくり返し読んでいます。謝謝。

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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みな にっこりね

ぼき ほほ

 

きょも あんてな ぴーんと たってまち

 

おかーさー ちと おちかれまち

 

しこし おまちくりさい

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ぼき おさかなの しらす すきでち

 

もすぐ おかーさーと びょーい いきまち

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あたま みてもらいまち

 

 

ぼき びょーい きらいでち

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みな にっこりね

 

 

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来週もよろしくお願いします

「だいじょうぶか?」    「さぶ、どうしよお腹こわしちゃった。明日仕事なのに」

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穴があったら入りたい、いえ、いっそ気体のように蒸発したい・・・・・・挫折感マックスの私に、やさしいお言葉をくださった皆さまありがとうございました。ツイッターの方でいくつか見かけて心が和みました。コメントやメールでも感想をいただいてます。

 

私も会場を激写しようとカメラを持っていったのに、精神的余裕がなかったようで撮れていなかったです。帰宅後カメラの中を見て改めて落ち込むという・・・・・・。

 

 

会場の風景はにゃっ展主催者のにゃん太さんが近日中にどうにかしてくれるでしょう。にゃっ展専門のカメラマンさんがいましたから。そうしたら写真をパクってこちらでもUPしたいと思います。そのときに残りの質問も載せます。どうか少し時間をください。

 

 

一部のスタッフのみなさまと撮った写真を1枚載せておきます。参加者ゆさま、さかえ先生、にゃっほいさま、しじみママのりょうちゃんも写ってます。私巨人みたいにでかいなあ^^;

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参加者の皆さまのすばらしいこと!

 

 

帰りに反省会をしたのですが、メンバーの話題は「参加者の皆さまの女子力の高さと意識の高さ、上品さ」。お世辞抜きで人としての品格を感じられる方ばかりでお会いできて光栄でした。

 

 

ほんとうにありがとうございました。私が最後に言った言葉は本心です。参加してくださった方はたいせつなお友だちです。保護譲渡のことで具体的な悩みがある場合にはいつでもメールください。メールアドレスはふだん非公開ですが、ブログのコメント欄にアドレスと内容を書いてくだされば私からメール差し上げます。もちろん、皆さまのアドレスは非公開にします。

 

 

もうすぐ卒業のジョイあらため櫟(くぬぎ)を保護したピチコさんからプレゼントが届きました。

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ピチコさんありがとうございました。櫟のお婿入り道具にも持たせますね。

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703卒業猫じゅん&めいママさんに猫おやつや保護猫デカ円へのラブレター、デカ円へのご支援をいただきました。ありがとうございました!

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我が家を巣立った卒業猫「じゅん」も「めい」もFIVキャリアの人慣れしていなかった成猫たちです。同じ境遇のデカ円にお心をかけてくださるママさんのあたたかさに感謝。

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703卒業猫天音のママさんからはマリアージュの紅茶とおもちゃのプレゼントが!

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昨日のお話会で天音の話が出ましたが、外に放り出された推定15歳前後の天音が今ではシンデレラのように暮らしているのです。譲渡活動って命の再生みたいでステキですよね。

 

 

さて、来週もよろしくお願いします。

 

 

 

5月は櫟が卒業し、703号室メンバー+保護猫デカ円の全員が検診を受けます。

 

 

検診次第ではデカ円のお茶会も夢ではないかもしれません。

 

 

来週もどうぞよろしくお願いします。

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「びょーいー やでち」

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やだね。でも行かないと。

 

 

ほほ頼むから次の通院はお母さんのスカートに怒りの小便を撒かないでください。ペコリ。

 

 

LOVE!

 

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くるり

べべ公は連日嘔吐ばかり。今日はマットの上で激しくやってしまいました。

 

持病があり、体調のコントロールがむずかしいです。

 

 

私は時間が空くとべべ公を愛車に乗せ気晴らしへ出かけます。

 

昨日は近所のクリーニング店に行くのにつき合わせました。

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老犬とはいえ侮れません。迷子札つきの首輪、リードをしっかり装着。愛車の下にはフカフカのベッドを入れてあるので座り心地は抜群。べべ公は満足げなお顔を浮かべています。

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子どもたちに大人気。愛嬌を振りまいています。

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「わんちゃんもいっしょに中へどうぞ~」と言っていただいているので遠慮なく!

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べべはこういうとき、静かにしていられるので母親は鼻が高いです。

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大きな段差は両手でべべの愛車ごと持ち上げ乗り越えています。その際どさくさに紛れてべべのおでこにチューするのが好き。愛車を高く持ち上げ「ぶっチュー」。幸せ!

 

 

 

途中下車の場所は公園に決めました。

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草の絨毯を踏みしめる小さな足。べべ公、15歳の春。

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てくてくてくてく。いろんなお話をしながら住み慣れた町を歩く。

 

 

―――べべそういえばお母さん、幼い頃は引っ越しばかりだったんだよ。実は30歳になるまでに15回以上住所がかわったの。東西南北。あちこち行ったり来たり。流転の多い人生だった。お母さん地元がほしかった。自分のお城がほしかった。基盤がほしかった。

 

べべにもたくさん引っ越しをさせてしまったね。703号室にたどり着くまで4回も。ごめんね。

 

でもべべもお母さんも、あれから10年以上動いてないよね。703号室にずっといて―――

 

 

 

お話の最中のべべの表情はわかりませんでしたが、耳を傾けてくれていたと思います。

 

 

 

そのうちモゾモゾやっているなあと思ったら、べべがこっちを向きました。

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「くるり」

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景色を楽しめるようにしてあげたのに、お母さんの顔でいいの?

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「ただいま~」

 

 

お留守番組に声をかけ、べべとふたりお城に戻りました。

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べべはすぐさま定位置に向かい、おやつ催促の目線を送ってきます。

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うん。そう。ここがべべの居場所だね。

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毎日ここにいてくれてありがとう。

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べべがいてくれるおかげでお城が華やぎます。

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LOVE!

 

 

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風紀委員長

今朝、だれかの激しい嘔吐の音で私はうっすらと目覚めました。

 

 

―――きっとべべだ。

 

ほらやっぱりそう・・・・・・

 

 

べべはある程度吐いたあとも肩を小刻みに震わせながらケフケフ言っています。気持ち悪いのが完全に取れていない様子。べべの背中をさするため起き上がろうとしたとき、近くにいたリルが突然べべに牙を剥き吠えかかってしまいました。

 

 

 

どうしたのリル?

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リルは意地悪な女の子じゃありません。弱い者いじめもしません。

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けれどたまに、ふだん見慣れない光景を目の当たりにすると興奮してしまうのです。

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リル、スイッチオン。

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とっさのできごとに私がたじろいでいると、さぶがべべとリルの間にパッと割り込んできました。

 

 

そして弱い方のべべの前に立ちはだかり、威嚇する方のリルの顔面を叩いたのです。

 

 

強い口調で鳴きながら、2度、バシ、バシ、と。

 

 

さぶの鉄拳を喰らったリルはすぐにおとなしく引っ込みました。

 

 

一連を見ていた私は、朝から号泣。

 

 

皆さま、さぶの中には風紀委員系の小さい人間が入っているのですよ。まちがいない。たしか昔も一度、こういうことがあったし。

 

 

きっとさぶのどこかにチャックがあって、開けたらものすごく生真面目で正義感の強いイケメンが出てくるんですよ。あまりにも「人らしい」さぶの行動に私は心底驚きました。

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さぶ、前髪がペタッとしてるね。あまぱんのまねして蛇口から水を飲もうとして失敗したのよね。おでこが濡れてるもん。

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「ハハ~ さぶ兄かっこいいなあ」

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「さぶ兄~ ねえねえ ぼくも さぶ兄みたいになれるかな?」

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「まあ 小僧にはムリだな」

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私はよく、私ばかり家事をしてお子たちはニートでいいご身分だとぼやいていますが、実はそうじゃないのかも、と思うことがあるのです。

 

 

 

特にあまぱんとさぶは、私の手伝いをしてくれている気がしてなりません。

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それぞれのキャラクターで、おのおのにできることを。

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とてもさりげないからなかなか気づかないけれど、ふとした瞬間に感じるのです。

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保護動物の面倒を見るだけでなく、さぶはお茶会を盛り上げる役目も引き受けています。

 

 

「お見合い」に緊張し隠れてしまう保護動物に代わり、お客さまを盛り上げています。

 

 

来賓の方々はお目当てに冷たくされても、さぶを撫で気をよくしてくださいます。

 

 

何度、助けられたか。

 

 

 

703号室がどういう場所かうちのお子たちはみんな知っています。

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ここを巣立つ子もいれば、残る子もいることを。

 

 

自分たちは「残る方」との自覚が強いらしく、うちのお子たちはとにかく「ゆずる」のがじょうず。保護動物たちを本気で妬んだり怒ったりしません。

 

 

だからこそお子たちは、空になったケージを私と一緒に眺めさびしげなため息をついたりします。

 

 

新しい子がやってきて、お友だちになって、さようならする。

 

 

 

「それがうちだから」          「そでちね べべちゃ おえ くるしね」

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私の言う「個人」でやってますの「個人」には、皆さまの応援はもちろんのこと、働いて活動を支えてくれるチチとお子たちが含まれています。私ひとりの力じゃ、なんもできなかったと思う。

 

 

ありがたいですね。

 

 

 

感謝と愛を。濃く、深いやつを。

 

 

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