野島さんとの本づくり(葛藤なども含め)

703号室卒業生まりん、まりあ、アクア家からナナへ上品なブリザーブドフラワーが届きました。あきさん、Mパパさん、ありがとうございました。

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べべ、ナナの生前は数えきれないほどいっしょに遊んでもらったよね、ナナ?

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さて、私は今、新旧混在のスペースにいます。

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最新のシステムと古い造りがツボに入りますね。

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いつかこの場所で「譲渡」のミニ講義会を開きたいな。志ある方に向けてね!

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多様の使い方ができそう。

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知らなかった世界に足を一歩踏み込んだワクワク感

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いいね♪

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コピー機もあるのでアナログな私には大助かり

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席を選び、試しにブログを書いてみます。自宅と比較して集中できるか?

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私はこの度、本の出版に向け動きはじめることにしました。

 

 

 

先日ようやく本の土台となる「企画書」が完成し、OKをもらったばかりです。

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本日は自分の考えをしっかり皆さまに聞いてほしいのです。

 

 

ご迷惑でなければ少々おつき合いくださいね。まず紹介したい方がいます。

 

 

「さんこう社」代表取締役野島善孝氏

 

 

お友だちの紹介で野島さんの連絡先を伺った私は、当初なかなか電話に手が伸びませんでした。なぜならば自分の生活でさまざまな問題が起きていて、ナナの介護もあり、精神的にも肉体的にも余裕がなかったのです。いつか自分の猫への思いを1冊にまとめたい。脳裏では漠然と意欲があったのですが、いざ迫ってくると拒否したくなる。

 

 

どうしてでしょうね? わからないんですけど。

 

 

野島さんにやっと電話したのは、連絡先を知ってだいぶ経ったあとです。

 

 

一度お会いしてみることにした野島さんと私は、新宿紀伊国屋1Fのエスカレーター前にて待ち合わせ。着くと私の10年前の著書を持った初老の男性がぽつんと立っています。そして自分の著書に目を落とすと、私の本に汚れがつかないよう、薄紙で丁寧にカバーしてあったのが非常に印象的でした。

 

 

場所を移し、レトロな喫茶店で打ち合わせ。約2か月前の、2月26日です。

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この頃の私は総じて疲れていて、乗り気がなく、けれど反面チャレンジしてみたい気持ちもあり、複雑な胸中で席についたのです。

 

 

しかし野島さんと話をしているうちに、この方となら組んでみたいという心境に傾いていきました。この方は本づくりを愛し、私を認め、肯定してくれている。

 

 

それは本へのカバーのかけ方や話し方だけでも十分に伝わってきます。

 

 

加えていくつかのやり取りを並べてみますね。

 

 

①私「私は家事、老犬介護、犬猫たちの世話、保護譲渡活動を抱えているゆえ、本づくりにかけられる時間が少ないので、猶予をいただきたいです」

 

野島さん「(笑顔で)潰れてしまいそうな小さな出版社ですが……田辺さんの本が完成するまでは(会社が)持ちこたえられるようなんとかがんばります」

 

 

②野島さん「実際のところ、初版分の印税をお金としてお支払いすることがむずかしいので、印刷分の10分の1の数の本を田辺さんにお渡しする形でも構いませんか?」

 

私「つまり私が初版分の10分の1を自分で売るということですか?」

 

野島さん「はい。そういうことになります」

 

 

③私「猫に特化した本ですが、そもそも野島さんは猫に興味ありますか?」

 

野島さん「(携帯をパカッと開き三毛猫の写真を見せながら)はい。うちも飼っていたんです。ミミと名づけたんですがね、ミミは長生きしたんですよ。実はぼくは犬派で、猫は苦手だったんですが、私たち夫婦は子どもがおらず、女房が猫を飼いたいと申して、飼うのを承諾したのです。新聞の“譲渡コーナー”でミミを見つけ、1992年に昭島市のあるお宅から譲り受けました」

 

私「へえ。じゃあミミちゃんの里親になったのですね?」

 

野島さん「はい。そうです。ところが1998年に女房がガンで他界してね、以後のおよそ18年間はぼくとミミのふたり暮らしだったんですよ(ニコニコ)」

 

私「(無言で頷く)」

 

野島さん「猫が苦手だったのは最初だけで、ぼくはすぐにミミに夢中になりました。ミミは最後は腎不全でしたが、23年ほど生きてくれました。だからぼくも、猫が好きなんです」

 

私「はい」

 

 

打ち合わせ後、野島さんはペアチケットを私にくれました。

 

 

「明後日だから急だけど……ぼくが息子がわりに接している安田くんのピアノリサイタルが上野の文化会館で行われるのです。よかったらご招待しますので、どなたか誘って、いらしてくださいね。ほら空席ばかりじゃあれだから……」

 

 

謙虚な野島さんの話とは裏腹に、安田さんのピアノリサイタルは空席ばかりではありませんでした。世界的に有名な方でむしろ満席に近かったです。しかも超絶にしびれた。

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開演後は撮影禁止なので入ったときの一枚を

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野島さんが企画しているのです。芸術性豊かな一本気の職人ですね。最高!

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新宿の喫茶店での打ち合わせの帰り道、私は好きなインテリアを見に街ブラしました。

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野島さんとのやり取りを反芻しながら家具屋の中をグルグル回っていたのです。

 

 

さんこう社の提示する条件は必ずしもいいものではない。さんこう社自体が小さい。大手の出版社にかけあえば、話を聞いてくれる程度の人脈は私にもある。

 

 

けれどいくつかの大きな出版社の知り合いの方々は口々にこう言います。

 

 

「うまい下手じゃない。内容でもない。要は売れるか売れないか、に尽きるんです。有名人著名人の目に留まり宣伝してもらえればよりたくさん売れますよね」

 

 

よくわかります。売れないことにははじまらない。

 

 

人々に親しまれている名作の数々も、売れたからこそ名作になったんだと思うのです。私も書くからには1冊でも多く売りたい。出版業界全体が冷えている中、「売る」にウエイトを置くのはまちがいではない。むしろ正しい道なのです。

 

 

でも残念ながら、大きな舞台は私には似合わない。

 

 

私は小さな舞台であっても、下手なりにそこで精いっぱい踊ってみたい。

 

 

ミミちゃんと23年間暮らした野島さんとともに。

 

 

(森絵都さんにも勝手に原稿送りつけちゃう)

 

 

延々と本づくりにいたるまでの一連を説明しましたが、実際はまだ1行も書けていません。ここからが自分との戦いになりますね。参考書は不要で、自分のみと向き合っていきます。なにを書くかは書き終わるまでナイショにします。

 

 

理由は売りたいからです(笑)。

 

 

先に知ってしまうと興味を持ってもらえないかもしれないからね。

 

 

本づくりと並行し、保護猫たちの宣伝もしていかないと。

 

 

703号室には正統派ハンサムの保護猫あさひ(推定1歳男の子)

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80%キャラ替えしたジャイアン(推定2歳未満男の子)

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ローズ(推定4歳~ 女の子)の3名が終の棲家を求めています。

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みんないい猫たちです。気になる方はお問い合わせをくださいませんか?

 

 

 

どうか助けていただければ幸いです。

 

 

 

「よろしくね」

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Smile!

 

 

 

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直近のできごと、ほか

約10年前に703号室を巣立った卒業犬むじろう(多頭飼育崩壊現場からの保護)よりお手紙とお菓子が届きました。むじろうの顔のイラストつき。かっわいい~!!

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夜な夜ないただいています。むじろう家の皆さまありがとうございました。

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703号室保護犬時代のむじろうの写真を! むじはひと言では括れないほど陰惨な過去を乗り越えた犬です。保護前にむじろうとともに暮らしてきた犬猫たちは、ほとんどが行政によって殺処分されてしまいました。理不尽に、冷酷に。あり得ない感じで。

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むじはなんとお留守番ゼロ時間の家庭にいます。仕事やお出かけも常に家族といっしょ。自分を含めて考えてもなかなかないケースですよね。溺愛されているんです。

 

 

むじ家Twitterアカウント→@VectorEiot

 

 

 

さて、息抜きも兼ね、直近のできごとをいくつか。

 

 

昨日は妹がネイルセットを手に703号室に来ました。どすっぴんやな^^;

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妹による無料ネイル。爪がボロボロだったので、たいへんありがたい。

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涼しげな仕上がり。シンプルですが意外と手がこんでいるんですよ。

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ネイル後、母とまーさんも合流し、みんなでまーさん(63歳)の誕生祝いをIMG_1518

 

 

 

私たちが何十年も前から通っているお店です。

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しかしまあ、食べる食べるっ!!

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「ハハ~ ぼくもたべるの好きですよ」

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うん知ってる。あさひおまいはごはんのときすり寄ってくるタイプなんだよね。

 

 

 

「ぼくも食欲おうせいだよ」

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まあ、ジャイアンはデカめだから、いっぱい与えないとね(笑)。

 

 

 

レギュラーメンバーのあまぱんも前はしょっちゅうおねだりしていたな。あの頃がなつかしい。最近は老化と慢性腎不全の影響でシリンジ食が中心だもんね。

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iPhoneをサッと眺めていたらローズのキュートな写真が出てきました。

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前も載せたかもしれないけど、また載せちゃう。

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保護部屋にいるローズは、今晩からリビングへお引越しします。お友だちと遊ばせてやりたいからです。ほほ、あまぱん、さぶ、あさひ、ローズをよろしく!

 

 

 

本日午前中は卒業生トロンの不妊手術だったので、顔を見に行きました。

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キャー!! 超美しく育ってます。春ちゃんの自慢の娘ですね。

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トロンを抱っこしてデレデレの春ちゃん

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春ちゃんは私の旧友で、私たちは10代からの仲です。

 

 

以下の記事は保護譲渡活動をはじめたばかりだった私と友人たちの距離の取り方やさびしさ、心の転機などが書かれています。ぜひお読みください。

 

 

「トロンの譲渡を昔の自分に見せてやりたい/幸せの703号室」

 

 

 

トロン、明日退院できるからね。一泊がんばるんだよ?

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里親になってくれた旧友の春ちゃんは最近生き場のなくなったピットブルのチップ(巨大でパワフルだそう)の存在を知り、あちこちで里親になってくれる人を探し、チップを先輩に譲渡したんですよ。つまりこれは保護譲渡活動です。立派なことだと思いませんか?

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チップよかったね。春ちゃんお疲れさまでした。ちなみに譲渡先の先輩も私の旧友ですが、家族ぐるみの犬好きでほんとうにたいせつにしてくれる家庭です。

 

 

春ちゃん、こういう部分でもご縁が持ててうれしい^^

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春ちゃんの奥さんのりんちゃんとパチッ♪

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春ちゃんとりんちゃん。若く見えるけど若めなのはりんちゃんだけです(笑)。

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春ちゃんりんちゃんと3人でファミレスへ行きランチをごちそうになってしまいました。

 

 

いつも口癖が「トロンがお世話になったお礼です」なんですけど、私はトロンを束の間保護し、春ちゃんに譲渡しただけなので恐縮してしまいます。

 

 

トロンは幸せに暮らしているので、ご安心くださいね。

 

 

今週も皆さま、どうぞよろしくお願いします。ぺこり。

 

 

LOVE!

 

 

 

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2 つむたび姉妹家へ

皆さまこんにちは。703号室付近はしとしと雨が降っています。

 

 

こんな日は情緒が不安定になるのです。さびしいというかわびしいというか。

 

 

長年応援してくださっているソウルメイトのMWさまよりナナへの供養が届きました。お手紙、おせんべい、クオカードも。どうもありがとうございました。

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ナナとお母さんから「謝謝」。

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さて、昨日の記事のつづきになりますが、ワインを渡したお相手は、約1年半前の703号室卒業生つむぎ&たびのおねいちゃん(里親さん)です。

 

 

※人気のあるつむたびのインスタグラムのアカウント→tsumutabi

 

 

 

手のひらにのるほど小さかった子たちがどんな風に育っているのでしょうか?

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インスタグラムではちょいちょい見ているものの、「生つむぎ&たび」に会えるとあってかなりウキウキしていた私。おねいちゃんいわく、性格が「赤ちゃんのまま」だそうです。特にキジ白のたびちゃんがね……(笑)。

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玄関にはつむたびの通院のためのバギーが

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おねいちゃんはおひとり暮らしの女性。医師です。ふだん仕事で緊張の連続のおねいちゃんにとって、つむたびとの暮らしは「和み」や「癒し」を通り越し、幸せの一語に尽きるそうです。なんとなくわかる気がします。いいですね。

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つむたび家はオシャレで開放的。陽当たりも抜群!

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寝室横の猫コーナー

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寝室にももちろん出入り自由

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掃き出し窓の脱走防止対策

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不在時には閉めている室内への扉

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猫グッズ

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つむたびとおねいちゃんは超仲よし。全員キラキラでイキイキしています。

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うらやましいのは都心でありながらものすごく静かで

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リバーサイドのお家。セキュリティーも万全なので猫たちにも安心ですね。

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ワインセラーをお持ちのおねいちゃん。私が贈ったワインの味はどうでしょうか?

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お茶タイム

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おねいちゃんから芸術的に華やかかつ、おいしすぎるケーキをごちそうになりました。

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おねいちゃんはオレンジのケーキ。食器も素敵♪

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つむたびの近況を聞くつもりが、おしゃべりの私は自分の話ばかりしてしまい、反省です。おねいちゃんの腕の中であきれ顔のたびちゃん。ごめんねー^^;

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「わたしのおねいちゃんだもん」

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うんうん。そうだよね。話には聞いてたけど、想像以上の甘えん坊です。

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たびちゃんに比べるとつむちゃんのほうがちょっとだけ自立している感じかな?

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ふたりして獣臭漂う私のバッグに入ろうと必死です。

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「はんぶん入れた」

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よかったねたびちゃん。おしっこさえしなければ、もう、どうぞどうぞ!

 

 

 

つむちゃんはおねむでしょうか?

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私のiPhoneでは撮りきれいないほどキュートなふたり。ぜひおねいちゃんのインスタグラムを見てくださいね。ふたりとも人見知りナシの大物ですよ。

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「ねむいからあんま見ないで」

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心地いい音楽が流れる室内。美女3姉妹(おねいちゃん、つむぎ、たび)。ついつい私は長居。ひさびさにみんなに会えてうれしかったし、つむたびがのびのび育っているのがよーくわかりました。ふたりともたいせつにされているんです。横浜で捨てられていた子猫たちが珠のように愛されている。

 

 

素晴らしいことです。

 

 

里親になる醍醐味と、譲渡活動の醍醐味ですね。

 

 

記念におねいちゃんに写真を撮ってもらいました。まずはつむぎ嬢と

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つづいてたび姫と

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おねいちゃんは顔出しNGなのが残念です。きれいな方なのに。

 

 

 

おねいちゃん、おやつと入浴剤のおみやげありがとうございました。

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おやつはペロッと平らげ、入浴剤もつかわせてもらっています。

 

 

 

次お会いするときは、自分の話ばかりじゃなく、おねいちゃんの話を聞きたいなあ。

 

 

有意義なひとときに心から感謝です。

 

 

つむたび、どうか末永く健やかでいてね。生きていてくれてありがとう。

 

 

 

これから保護猫ローズのお見舞いへ行ってきます。ローズは明日退院予定です。

 

 

Smile!

 

 

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ローズ、戻っておいで

昔私といっしょに譲渡活動をしていたルルさんよりナナに美しいブリザーブドフラワーが届きました。ルルさんはよくうちに来てナナを撫でてくれた方です。

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ナナからルルさんへありがとう。

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703号室卒業生ごま家からもナナへ可憐なブリザーブドフラワーが……

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ナナからごま家へありがとう!

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ほかにもいろいろ届いていますが、ゆっくり自慢させていただきます。

 

 

 

「鏡よ鏡 世界でいちばんかわいいのはだあれ?」

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保護猫ローズの写真を撮っていた私は、ローズの急激な異変に気づいたのです。

 

 

ローズはひさびさの登場なので、知りたい方はぜひ保護経緯をお読みください。

 

 

「ローズ/幸せの703号室」

 

 

ご一読いただければローズのすさまじい苦労の道のりがほんのり伝わるでしょう。人から疎まれ、猫からいじめられ、小さくなりながら生きてきた子です。

 

 

 

そのローズが最近すっかり家猫らしくなってきました。

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手からちゅーるを舐め、撫でるとゴロゴロ喉を鳴らすまでに進化

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近々うちの大スターとしてバーンとアピールするつもりでした。

 

 

短い手足、お肉が詰まったボディ、ちまっとした感じがローズの魅力です。

 

 

 

けれど数日前から目の上のあたりの「できもの」が心に引っ掛かり、チチもローズは食欲にムラがあると話していたので、病院へ連れていくことにしたのです。

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中島先生に依頼したのは、検温、血液検査(→異常が出た場合にはエコーやレントゲンなど臨機応変に自由にやってもらう)、肛門絞り、体重測定(3.8kg)、聴診、触診、口内のチェック、爪切り、耳掃除のフルコース。エステも兼ねていますね。

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病院への絶対的な信頼感がある私は、ローズにつき添わず時短のため銀行へ行き雑務を済ませ、検査を終えた頃を見計らい、ローズを迎えに行きました。

 

 

「ローズ、検査終わった?」

 

 

軽い口調でemi-goにたずねた私に対し、emi-goの顔が若干ひきつっています。

 

 

私「ん? なんか(悪い病気)あった?」

 

emi-go「いや……目の上のあれ、細胞診の結果おそらく肥満細胞腫ですね」

 

私「え? じゃ取らないと。良性かな? 悪性(ガン)かな?」

 

emi-go「いや~ 大きいんですよ……」

 

私「急激に大きくなったから悪性の可能性が高いね。そっちで考えておいたほうが無難かも。悪性ならすぐオペしないと。中島先生と話すわ」

 

emi-go「はい。そうしてください」

 

 

ローズ、肥満細胞腫なら早く取りたいね。腫瘍なんか要らないもんね。

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「ゆううつな気分」

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口内炎もあったようです。痛くて食欲が出ない日もあったんだね。

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いきなりこんなに巨大化するなんて……

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位置は左目の上。左目との距離が狭い。どうしよう。

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中島先生とパパっと会話を交わしました。

 

 

私「先生これ、腫瘍の雰囲気からして悪性(ガン)っぽいね。まあ良性ならそれに越したことはないけど……。私は早めのオペを希望したいので今日からローズを入院させます。なにとぞみなさんローズを姫待遇で接してあげてください」

 

 

中島先生「はいわかりました。今週中に手術します。ただ問題なのは、できた部位が目に近く、あまる皮膚も少なく、マージンを広くとれるかどうか……」

 

 

私「悪性ならマージンを広くとらないことには心配が残ります。マージンを広くとってください。たとえ片目がつぶれても構いません。命優先でお願いします

 

 

中島先生「……あ、はい……でももし良性なら……。では、二度オペするのはどうでしょう? 一度目のオペで取った腫瘍を外注(病理検査)に出し、戻ってきた結果を見て、仮に良性ならそのまま据え置き。悪性(ガン)なら浸潤していると思われる病変部を再オペ、でいきますか?」

 

 

私「いいね。それでいきます」

 

 

会話を読んでいただければ二度オペする意味がわかりますよね? つまり今の時点ではガンの可能性が高い。けれど良性の線も捨てきれない。

 

 

ガンと断定し、マージンを広く取ってしまうとローズの顔が変形してしまう。

 

 

万が一視力を奪わなければならない場合などはローズの未来のQOLが下がる。

 

 

なら一度目のオペで可能の限り腫瘍を取り、腫瘍の分析を待ってから再度オペするかを決める流れです。腫瘍が良性なら、二度目のオペは必要ない。ローズの顔も大きく変化しない。

 

 

よし。折り合いがつきました。

 

 

一度目のオペは金曜日に行います。腎臓や肝臓の数値は悪くないので麻酔に耐えられるはず。ローズの生命力を私は信じてやりたい。先生、お願いします。

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帰りの車内で我に返った私は自分の口から出た言葉にひどく狼狽しました。

 

 

たとえ片目がつぶれても構いません。命優先でお願いします。

 

 

なんじゃこれ?

 

 

だれが決めていいのそんなこと。ローズがいいって言ったの?

 

 

命を優先し、犬猫たちの内臓をいじったり、足を切ったり、しっぽを切ったりするたびに、同じ感覚に陥ります。私はいったい、何様なの?

 

 

自分が哀れにさえ思えました。

 

 

彼らの生死の岐路に立たされるたびに私はより独断的になり、より速い判断力で即決してしまう。

 

 

むろんそうすることで助けられた命は多いからこその行動ですが、ローズの澄んだ目を軽く潰すと口走った自分に辟易しました。

 

 

この活動はときどき、うんざりしますよ。

 

 

ローズ、私のもとへ戻っておいで。

 

 

無事に一度目のオペが成功することを祈ります。そして病理検査の結果が出て、悪性(ガン)だったとしても、ローズが生きるために再度トライしよう。2回分の手間とお金がかかるけれど、私はそれが最善の道だと考えています。

 

 

ローズ、あなたはまだこれからなんだよ。

 

 

あなたがあなたを謳歌するのはこれからなんだよ。

 

 

だからぜったいに戻っておいで。

 

 

 

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エスコート

ナナが中心の記事はあと3回で書き終わります。書き終えるのがもったいない気もするので、間に今の703号室の近況などを挟むかもしれません。

 

 

少しタイムスリップしていただけますか?

 

 

みいさんがわが家を訪れ、帰宅後、「うだうだしながらがんばって♥」をラインしてくれた日の昼間、ナナのきょうだいコロンJファミリーが会いに来てくれたのです。私はパジャマにどスッピン。洗顔はおろか、歯も磨いていませんでした。ダメだね。ほんとうに見苦しい姿で失礼しました。

 

 

コロンJが亡くなった直後に私が伺ったとき、megさんは憔悴しきってはいたもののたいへんな美しさだったのに、比較すると自分が恥ずかしい。

 

 

でも私たちはファミリーなので気にしません。

 

 

私がなにも食べていないだろうと、サバ寿司や

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スイーツ(同じものを妹の分もお預かりしました)

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食べるのがもったいないほどきれいな和菓子

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ちょっと前にはバームクーヘンとナナへの御花代までいただきました。

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megさんのご両親もナナに御花代を包んでくださいました。

 

 

しかも703号室に来る前に私の母の店へランチを食べに行き、多めに支払い「お釣り要らない!!」と夫婦で全力疾走で去ったそうです(苦笑)。老体の母の足では追いつけず、結局ありがたく受け取らせていただくことになりました。ほんとうにすみません。

 

 

 

土手犬たちの絆はとても濃いのです。この犬たちはみーんな血縁だからね。

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左からコロンJ、ゆず(甥)、ゴクウ、ナナ、リル(姪)、リュウ

 

 

甥のゆずと姪のリルを抜かして現在生きているのは「ゴクウ」のみ。

 

 

ゴクウ、がんばれ! あなたが私の希望です。

 

 

たいせつな仕事を抜け出してナナのもとへ駆けつけてくれたパパさん

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ナナ、よかったね。数えきれないほどお世話になったもんね。

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息子コロンJを亡くしたばかりのmegさんはずっとナナの手を握っていました。

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ここで9年前にコロンJのお見合いをしたんだっけな

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長い時間が経っているのに、なぜかつい昨日のようです。

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撫でまくり

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ナナはもう生きていませんが、親の私の胸に迫るシーンだったのでナナの魂もきっと喜んでいたにちがいありません。ね、ナナ♪

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魂という少し非科学的な言葉をこのときばかりは強く信じています。

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常に上品でスタイリッシュなおふたり

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超お似合いのご夫婦です。

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リルが「わたしは~?」と近づいてきました。

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リルをよしよししながらパパさんが静かに言ったのです。

 

 

「リルおまえ、ひとりっ子になっちゃったな」

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ナナの亡骸を抱きしめるmegさん

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megさんは少女のようであり、子を失った母のようであり、動画を撮りながら思わず笑ってしまいました。megさんの心のままのセリフをご覧ください。

 

 

 

花姫ちゃん、よかったね。ドライアイスのベッドは冷たいもんね。megさんはあたたかかったでしょう? 心も体もあたたかい人だから。

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30分ほどお茶を飲んでいただいたあと、パパさんは外せない打ち合わせがあるため、職場へ。megさんもパパさんと帰りました。

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おふたりを駅まで送っていったのですが、別れ際にmegさんが両手を広げ私を抱きしめてくれたのです。涙と鳥肌が止まりませんでした。

 

 

私たちは繋がっている。繋がっている。

 

 

見ず知らずの私たちを繋げてくれたのは、在りし日のコロンJであり、ナナです。

 

 

コロンJ(左)とナナ(右)。9年前、コロンJの703号室保護犬時代の1枚

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コロンJ、ナナのエスコート役をお願いしましたよ。

 

 

 

おーい花姫や

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お母さんの声が聞こえているの?

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あなたはお母さんの一部になったんだよ。べべ、かつと共にね。

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憎らしいほどかわいいね。

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I LOVE NANA!

 

 

 

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