#1 Ⅹ35セーラの場合

セーラとの出会いは、今から2年半以上前。当時、飼育崩壊の約30頭のヨークシャーテリアを、 ある動物病院の2階に保護し、ケアを続けながら里親探しに参加していたことがありました。病院は院長一人だけでやっているため、2階部分は医療器械や院長 の研究材料などが置かれている以外は広いスペースが空いていたのです。それを知っていた私は、頭を下げて頼み込み、どうにか30頭を保護する場所を確保し たのです。来る日も来る日もヨーキーたちの世話に追われましたが、ある日ふと猫の存在に気がつきました。ヨーキーたちの横にキャリーバックほどの小さな ケージがあったのですが、猫はその中にいたんです。あまりにもおとなしかった為、気がつきませんでした。ケージ内はトイレと寝床を分けるスペースがなく、 新聞紙一枚が敷いてあるだけでした。だからいつも悪臭が漂っていたのです。

「この猫何? どこか悪くて長期入院しているのかしら?」
一緒に活動していたボランティアさんが口々を揃えて言いました。でも、その猫はどう見ても具合が悪そうには見えません。猫ってこんなに人が大好きなの?  ってくらい、目が合っただけでゴロゴロ……スリスリ……。撫でなくても、人間が傍にいるだけで楽しそうでした。猫が不得意なボランティアさんをも虜にし ちゃうほど、人が大好きな猫でした。

ある日、私は思いきって院長に尋ねてみました。そして、事情を知ったのです。
この子は、もう、こうして2年もの長い間、この小さくて無機質な檻の中で一人ぼっちで過ごしているそう。名前もなく、誰にも知られることはありませんでし た。医療機器があるので、放して飼う事も出来ず、また、他の大きめなケージは入院する犬猫が使うので、この子には使えないそうです。だから、こういう状態 なんだとか。もともと人懐っこい子で、ある日近所の女性が「先生、この野良猫を不妊手術して。迎えに来て外へ放すから」と言って連れてきたのがそもそもの始まりでした。手術を終えて、女性を待って2年以上。迎えに来ることはありませんでした。かといって、先生が立場上、外へ放すことは難しい。そういう理由でこの子はここに居るのだと知りました。

何と哀れな……。
身動きをするのがやっとの檻に閉じ込められていますが、果たしてこの子の罪名は何でしょう? どんな罪を犯して、ここに居るのでしょう。こんなことがあってなるものかといつものように熱くなり、里親探しを開始しました(笑)。

写真写りがあまりよくないことと、すでに成猫だったということで、里親探しは難航すると思いましたが、この子のありのままの性格と状況を載せたら、何と3 件ものお問い合わせを頂いたのです。その中から私がお見合いを申し込んだのは、Iさんという女性。相方さんと一緒に暮らしています。外見は可愛らしいの に、余計なことはあまりしゃべらないタイプのかっこいい女性で、すぐに心から信用することが出来ました。セーラと名づけてくれて、大切にしてくださってい ます。セーラを渡して2年半がすぎましたが、その愛情は全然変わっていません。

セーラ良かったね。あなたは本当に人が大好きな猫だから、パパママに甘えられて嬉しいね。もうすぐ帰ってくるから一緒に待っていようね^^

昨日セーラを連れて実家に泊まりに行きました。

運動させてあげたかったし

何よりベタベタと過ごしたかったので^^

もう、100回くらいスリスリしてくるから、たまらん!

ナナ「セーラと二人で寝たの? ずるいな……」

ごめんね。ナナ、今日は一緒に寝ようね^^

……。猫と言えば。。。


ハハ妹とこの方もちゃっかり一緒に居ました。

~お知らせ~
我が家の可愛い卒業生


ゆずのブログです。是非覗いてくださいね^^

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この前はチチに私の恥ずかしい食生活を暴露されましたが、少しの間復讐はさておき、気を取り直してゆずについて書きますね。

破壊魔ちゃんゆずは、お陰さまで今日無事に我が家を卒業しました。今まで応援してくださった方々、温かく見守ってくださった皆様には心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

新しいお宅は静岡県。卒業生の中ではもっとも遠い場所だったので、正直、迷いがありました。けれど反面、のびのびと生活をするには適した所かなと。今日は 静岡県東部までお届けに行きました。とんぼ返りなのでちょっと疲れちゃっています。可愛い写真も沢山撮りましたが、新しいお宅での様子は明日お届けします ね。今日は我が家での写真をお届けします。

小さかったゆず

可愛いゆず

こんな姿をさらけ出して

ゆずはどんどん成長します。

手がかかった分

愛しさも存分に味わってしまいました。

いっぱいいたずらをしたよね

かつくんとふたり、うるさいし……。

オシッコも失敗したよね

でも、あなたは私にかけがえのないものを与えてくれた。愛することの素晴らしさを教えてくれた。小さいくせに何でも知っていて、私の心の一番やわらかい場所に土足で上がりこんでかき乱してくれたよね。あなたが大好きです。

あなたは703の宝です。

私たちの大切な宝物。卒業してからもそれは変わりません。

今まで我が家を卒業していった子は、みんな私たちの宝です。
励まし合い、抱きしめ合って生きてきました。だから手放す時は自分の一部を失ってしまうくらい辛いと感じることがあるのです。それは犬も猫も同じです。か つくんの病気があるので、猫を保護する時はケージ中心になりますが、思いは同じです。だから私は、里親さんに厳しい条件を求めています。細かい内容の誓約 書を交わし、お届けするまで何度もやり取りを繰り返す。そうしないと自分が納得できないからです。後悔するようなお別れをしたくはありません。里親さんた ちが私の気持ちを理解してくださっているので助かっていますが、しつこく言い過ぎたかな? と思うことが多々あります。でも、宝物を手放すのだから、納得 のできる卒業をさせてやりたい。幸せを保障してくれる方に渡したい……そう思うのです。でなければ、私が幸せでいることが出来ませんから。

皆様はどうですか? 飼い犬を自由に放したり、店先に繋いだまま買い物を楽しむ方がいますが、それは大変危険で す。血統の子は、繁殖の為に盗まれたり、雑種の子は動物実験用に下請け業者に狙われたりします。虐待目当てで盗む人間もいます。猫は三味線業者に狙われる ことが多々あります。本当です。ある日突然、飼い猫が帰ってこないという不幸、飼い犬がいなくなるという不幸を体験しないでください。宝物を危険な目に遭 わせないでください。居なくなった犬に対し、「どこかで幸せにやっているわ」とは思わないでください。今までの経験から言わせてもらえれば、この可能性は 低いです。

最大の愛情はお金をかけることではありません。むやみに自由を与えることでもありません。宝物を、あらゆる危険から回避させ、正しく管理することこそ、最大の愛情表現だと私は思います。

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子猫殺しに反対する方へ

703号室を見てくださっている方からの情報で、タヒチ在住の直木賞作家が飼い犬・飼い猫の産 んだ「子犬」「子猫」を常時、殺していることを日経新聞の連載で告白していることが分かりました。色々なご意見がありますし、賛否両論かもしれませんが、 私はこれは「動物虐待」で、法に抵触することだと考えています。いろんな方がいろんな思想や宗教の元、共存していることと思いますが、生まれたばかりの子 犬・子猫は命です。母の姿を求めて鳴き、おっぱいを捜している最中に、この作家によって崖から叩き付けられ殺されてしまうことを、皆様はどう思いますか?  子犬子猫を殺されてしまう母犬、母猫はどんな気持ちになると思いますか?

皆さまはこれもアリ! と思いますか?
昨日からそれを掲載した日経新聞社に対して抗議メールを送っています。私は「偏った人間」なので、間違っているかもしれませんが、それでも、こういう事実 を許したくはありません。作家が犬猫をあまりにも劣等視している結果だと思います。ここにはあえて載せませんが知りたい方は、「子猫殺し」で検索してみて ください。色々なサイトで事実確認ができると思います。

703号室は本当に微力ですが、人間の都合によって過酷な運命を背負わされた命に対して、前向きに考えてまいりました。残念ですが、私が手を差し伸べることが出来る数は年間に30~50です。だから新聞にこういうものが掲載されるのはとても悲しいのです。
何より、模倣する人間(模倣犯)が出てくるのではないかと恐れています。

日経に抗議メールを出してくださる方は↓までお願いします。

★日経新聞社への問い合わせ
TEL:03-3270-0251
メールでの問い合わせフォーム
https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/
★フランス大使館への問い合わせ
TEL:03-5420-8901
FAX:03-5420-8932

この記事はしばらくTOPに置かせて頂きます。

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