堕ちてゆく心


兼ねてから私は、里子に出した子を完全に幸せするために里親さんに厳しい条件をつけてきまし た。寿命いっぱいいっぱいまで生かす。それが私の信念でした。里子に出した子を一頭でも不幸にしたら、私のこの微力な活動に終止符を打つことになるかもし れないからです。130頭以上の犬猫を里子に出してまいりました。彼らの幸せな近況は私の救いであり、宝でした。

昨夜、グリのお届けの帰りにチチと夕飯について盛り上がっているときに1通のメールを受け取りました。「ダニエルが急死しました」体中の血が引いていく思 いがいたしました。ダニエルは3兄弟の子猫で、約2年半前、私が里子に出した黒猫の男の子でした。とても優しくて、甘えん坊でした。そして、兄弟の中で一 番最後まで我が家に残った子でした。我が家では高い場所に良く登って、叱るとゴロゴロと言いながら近寄ってくるから、思わず抱きしめてしまうほど可愛い子 でした。お渡しの日には、可愛く見えるように、赤いリボンをつけてオシャレをさせました。車の中でゴロゴロ甘えてきて、運転を邪魔されました。

昨日、開けておいたトイレの窓から脱走したそうです。里親さんが半日かけて捕まえて家の中に入れましたが、その数時間後、苦しみながら死にました。車には ねられたのか、あるいは高い場所から落ちてしまったのか、内臓が破裂して口から血を出して、部屋中をのたうちまわったそうです。病院へ運んだときにはもう 既に、死後硬直の状態でした。我が家を巣立って2年5ヶ月。2歳と7ヶ月の短い生涯でした。命は儚いものですね。その日の朝までは、確かに元気だったそう です。ダニエルは幸せだったと思いますが、正直、最期は不憫です。幸せに暮らしているダニエルをいつか紹介しようと思っていたので、私は心の整理がつきま せん。唯一つ言える事は、犬猫の運命はいつも私の掌にあり、私の一存で彼らのそれが大きく左右されるということだけです。私が決めた運命に、彼らは従うほ かありません。私が決めた家庭に彼らは旅立っていくのだから。その重責が今はとても苦しいし、寿命まで生きれなかったダニエルを思うと胸が痛みます。ダニ エルはたぶん、完全室内飼育で飼われていた家猫です。たまたま不運に脱走し、脱走直後に命を失った、とのことでした。


やればやる程、分かっていくことがあります。でも、やればやる程、分からなくなってしまうこともあります。なんだかしばらく、このまま落ち込み続けそうです。ダニエル、痛かったでしょう……。

飼い猫の脱走に気をつけてください。網戸は完全ではありません。突き破って死への扉を開けます。「昨 日までは平気だったの。でも、今日に限って!」よくある事です。脱走は死を招きます。飼い犬の脱走及び盗難に気をつけてください。店先に繋いだまま、買い 物へ行かないでください。リードはしっかり握ってください。首輪は緩くありませんか?愛すれば愛するほど、徹底的に管理してください。
正しい管理は愛を意味します。

私が抱えるACO(犬)と土手の片足のない猫のみーちゃん(現在あいりママさん宅にお世話になっています)については、もう少ししたら考えます。里子全部が幸せでいなければ、この活動は意味がないのかもしれませんね。

昨日までの多数の温かいコメントを嬉しく拝見していますが、なかなか返信できずにおります。立ち上がるまで、しばし温かく見守っていただけたら幸いです。 私がやってきたことが間違いではなかったと思える時が来たら、また皆さんよろしくお願いしますね。皆さんのアクセスやコメントが私の糧でした。ではでは。

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