外猫ふうちゃん


自分の中で気持ちがまとまらず、ご報告が遅くなりました。

 

 

私は今喜びだけで書いているわけではなく、また、悲しみだけで書いているわけでもありません。

 

 

テーブルの上に避難させていたパソコンの充電コードを保護犬まうに齧られて、充電が微妙なパソコンでキーボードを叩いています。

 

 

(物理的に)最後まで書けるかわかりません。

 

 

残りの充電時間との勝負ですので余計なものを少し取っ払う必要に迫られています。

 

 

昨年の夏ごろより、シッターのお仕事の依頼を受け、私は友人宅にお邪魔していました。母とも交流のある友人はSNSやネットの世界に傷つき疲弊していた方でした。

 

 

猫と暮らすのが夢だった方で、願いが叶い、愛猫たちに囲まれた生活を送っていました。猫たちはそれぞれにたいへんな過去を背負っていたのですが、終の棲家に恵まれ幸せそうです。友人はほかにも複数の外猫の面倒を見ていました。

 

 

いずれも不妊手術をと基礎医療ケア終えた、いわば「地域猫」です。

 

 

毎日必ず庭にいるという猫を紹介された私は、その子の世話も引き受けました。それが「ふうちゃん」。友人はふうちゃんの様子をチェックするために外にカメラをつけ、ふうちゃんに暖を取らせるための段ボールハウスも設置していました。ふうちゃんは質のいいごはんも約束されていた猫です。

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ふうちゃんの未来を考えていた友人ですが、この時点ではご自身の体調や闘病もあり、「人に迷惑をかけず、自分にできる限り」という選択をしていました。

 

 

友人の考えを聞いて私の保護活動に対する価値観もだいぶ変わりました。

 

 

「キャパシティ」をさらに深く掘り下げるきっかけになったのです。

 

 

家の愛猫たちと外猫たちのお世話をちょくちょくさせてもらっていた私は、美しい庭にくつろぐふうちゃんと仲よしになりました。ふうちゃんはおしゃべりで礼儀正しく、ほかの猫にもやさしく、甘えん坊の端正な紳士です。

 

 

そんなふうちゃんが前足を引きずってお腹の調子を崩したと友人が私に連絡をくれたのをきっかけに、私たちはふうちゃんの「将来」を話し合ったのです。

 

 

ふうちゃんの通院は依頼を受けた私が担当。病院で若いと言われたことを告げると、友人は「ふうちゃんに里親を見つけてあげたい」と漏らしたのです。

 

 

「ならそうしましょう。私も全力でバックアップします」

 

 

私は自分にできる約束をさせてもらいました。

 

 

それからの友人は、私が驚くほどのスピードで全力をふうちゃんに注ぎました。

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ふうちゃんの保護後、わざわざ母の店に来て「ママ!! 私、外の猫を家に入れたよ!!」と楽し気に自慢していたと母に聞きました。よほどうれしかったのですね。

 

 

「アンニイさん、ふうちゃんをもふもふ譲渡祭に出してくれない?」

 

「いいですね。ふうちゃん大歓迎です。ぜひ出しましょう!」

 

「ああよかった! 私もそれまでにもっと人に馴れてもらうようにがんばる」

 

 

だれよりもふうちゃんの晴れ舞台となるもふもふ譲渡祭を楽しみにし、もふもふ譲渡祭に強く期待してくれたのは友人だったと私は思います。

 

 

友人はやれることはなんでも自分でやる方でした。体調がどうにもならないときや治療で留守にするときだけ、私に仕事として猫たちのお世話を頼んでくるのです。もちろん、時給をいただいていたとはいえ、私も「仕事」と割り切って通っていたわけではありません。友人の猫たちに対する接し方が好きで、私も学ばせてもらっていました。いい人ぶって聞こえるかもしれませんが、力になりたかった。ただ、私も生活があるので、お互いにいい形を取らせてもらっていたのです。

 

 

外猫だったふうちゃんが保護猫になり、今はトライアルを経て「家猫」に変身。入院先の病院でご主人がふうちゃんの話をすると、友人はキラキラと目を輝かせていたそうです。ふうちゃんは友人の「愛」と「情」をまとった猫。私は譲渡責任者として関わっています。

 

 

私もふうちゃんに家族ができてうれしい。

 

 

そして心の底からホッとしています。

 

 

自分が病気で苦しいときに、友人は静かにふうちゃんに薬を飲ませては排泄の回数を記録していました。その姿を想像すると、どうしようもなく胸が締めつけられます。

 

 

正直、自分に同じことができるかわかりません。

 

 

次回はふうちゃんの「保護猫」時代の写真をUPしますね。

 

 

どう書いたらいいかわからず、どこまで書いたらいいのかもわからず、バッテリーを気にしつつも書いては消し、書いては消しています。書くかどうかすら悩みました。けれど譲渡責任者としてふうちゃんの卒業記事を控えているので、ふうちゃんの保護いきさつになにも触れないのも不自然ですものね。人生迷いとわからないことだらけ。下品になっていないといいのですが……。

 

 

私は友人に感謝と尊敬を贈りたいです。

 

 

いろいろ教えてくださってありがとう。

 

 

LOVE

 

 

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お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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2件のコメント

  • Sara

    私の大切な友人(15年になります。)に寄り添ってくださってありがとう。
    Mさんから貴女や著書のお話は伺っていましたが、ご主人から改めて記事をご紹介頂きました。
    コメントすべきか迷ったのですが、
    私が遠くに住んでいてできなかったことをたくさんしてくださったのですね。
    心より感謝を申し上げます。

    • anny703

      Saraさま
      コメントありがとうございます。
      本当に淋しいですね。もっとお話ししたかったです。ふうちゃんのご縁をほんとうに気にされていたのでそこだけは安心していただけたかなと思います。ご主人さま読んでくださっていたのですね。知らなかったです。失礼なことを書かないよう心を配っていたのですが、うまく書けている自信もありません。ただ、美しいご夫婦に私も感動しました。

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