5月20日土曜日愛者がやってきた!!
このホワイトライオンのような犬のこれまでの人生(犬生)は、言葉にするのが難しいくらい悲惨なものでした。是非ここで紹介させてください。
出会い
今から半年前、去年11月頃、ある地区で、不幸な猫の保護活動をしていたとき、その地区の一軒の家で、白い犬に出会いました。犬が居た場所はその家の玄関 近く。小さな浴槽くらいのスペースで犬小屋もなく、日よけも雨よけもなく、あたりは糞尿だらけ。犬も長毛の体中に汚物をつけています。
近寄って、目が合うと、犬は笑顔で懸命に尻尾を振って挨拶してくれました。
首輪の代わりに首を古いロープでまかれ、余ったロープを柵に縛って繋がれていました。柵から伸びたロープは不自然なほど短く、横にちゃんと寝そべることもできません。第一印象は、「絞首刑」そのものでした。
誰が飼っているのか、何故こんな残酷な飼い方をするのか気になりましたが、当時は仕事と猫の保護活動で休む暇もなかったので、その犬を見ないようにしまし た。 でも、現地に行く度、犬は目が合っただけで本当に嬉しそうに尻尾を振り続けるのです。近寄ると短いロープから、精一杯体を伸ばし、笑ってみせまし た。
見捨てるのが苦しくて、いよいよ私は、その犬の隣家を訪ね、犬の様子を聞きました。
「お隣の犬は4歳半くらいかしら。可哀想でしょ。あの状態で……。お散歩だって4年間は行ってないのよ」と教えられました。
それから1ヵ月後、20数匹の猫たちも少しずつ片付き始めた頃、4年間、健康な犬が繋がれっぱなしのまま、ほとんどお散歩へ行ってないということが不憫で ならず、私は飼い主を訪ね、お芝居をすることにしました。ひどい飼い主と喧嘩するのは簡単でしたが、それは愛者にとって何の結果も生み出さないと思っての お芝居でした。
満面の笑みで、「お宅のワンちゃんが、私の前の犬にそっくりで可愛いので、たまにお散歩へ連れて行ってもいいですか?」とおそるおそる聞きました。
飼い主は不信がりましたが「勝手にどうぞ」と返してきました。
それからは毎週1度だけ、車で現地へ向かい、愛者を連れて散歩へ出かけました。
真冬の空の下、愛者はどこまでもはしゃいで、色んな場所で道草。散歩の途中で、犬用のビスケットを頬張り、まるで生まれたての赤ちゃんのような純粋な顔 で、私とチチと、やはり飼い主が病気で散歩へ連れて行ってもらえないコロ(♀犬7歳位)と4人で歩きました。こういう週末が、保護するまで、5ヶ月位続き ました。
とても長いお話を読んでくださってありがとうございます。文章をまとめるのが下手で、あまりにも長くなってしまったので、何故、お散歩だけでなく、実際、保護することにしたのかは、次回紹介させていただこうと思っています。
でも、愛者、過去を振り返らず、笑っています ↓↓↓
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