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マイハニーの中年さぶを近所で保護してから4年8か月が経ちました。
来た当初からさぶは変わらず慢性腎不全の治療をつづけています。
つまりずっと闘病の状態なのです。さぶは治療をよくがんばってくれているので、4年8か月前の数値をほぼキープしています。すごいし、ありがたいです。
私はさぶに惚れ込んでしまったため、持病を理由に手元に残してしまいました。
ご存知さぶはうちの末っ子です。
でもときどき、思うんですよ。
猫の慢性腎不全は多いじゃないですか。
慢性腎不全の猫を引き取る方が増えれば、彼らの活路は開かれます。
病気のない子たちと比べるとじゃっかんお金はかかります。
しかし1匹なら家計がひっ迫するほどの額ではないですよ。
闘病だらけの我が家は、死を間近に感じることがあります。だからこそ家族の「生」の一端一端が、私の人生にもたらせてくれる喜びは大きいのです。
もし健康だと決めつけていたら、私は常に家族をあとまわしにしてしまったでしょう。いて当たり前だったら、見落とすばかりだったかもしれません。
楽から学ぶこともありますが、苦から学ぶことのほうがずっと私の役に立っています。
「どうせ飼うなら健康な子がいい」
そういう声を耳にします。
そりゃそうです。
健康で甘えん坊でお利口で手がかからなくて……まさに理想。
けれど私は、さぶと家族になれてほんとうに強くなれました。
さぶの病気はかわいそうですが、病気も含めて私はさぶがよかったです。
結局「強さ」が必要な局面では、お子たちに助けてもらったと思っています。
特に私は根気を得ることができたと自負しています。
闘病にせよ、人慣れの練習にせよ、一筋縄にはいかないです。
試行錯誤や忍耐を繰り返すうちに、内側が鍛えられた気がします。
死生観もじゃっかん変わりました。生より死を先に意識すると、生かされている喜びに気がつくのです。自分のこともそうですけど、お子たちのことは特に。
犬猫と暮らすうえで「癒し」もたいせつですが、自分を強くしてくれるお子たちの存在意義にはかないません。私は彼らの「お母さん」になりたくていっしょに生活しています。
母親ですから、丸抱えの醍醐味を味わいたいのです。
いろんな子がいる世界は美しい。
一色じゃないのがまたいい。
病気の子、ハンデを背負う子、人に心を閉ざしている子、みんなみーんな生きています。家族を求めるあらゆる子たちの赤い糸を願って。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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