看病


おととい、不思議なことが起きました。

布団の中で頭痛、腹痛に喘いでいた時のこと。
しばらくすると、じんわり腿のあたりに温かい固まりを感じたのです。

意識朦朧に近い私は、一瞬それが湯たんぽのように思えました。
チチ、いいところあるじゃん……。

でも、突如湯たんぽが動いたんです。

え?

湯たんぽの正体は大きな猫でした。

それがほほだと気づくまで、私は何度も猫らしき物体の頭部を指でなぞり、心の中でほほ? ほほ? とつぶやいた。布団に潜ったほほの頭のアンテナは、ほほとあまたを識別する唯一の手がかり。ほほはアンテナを使って教えてくれました。

「ぼき ほほ」
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ああ、ほほ。
私のほほ。

どうしてこんな時に限って私から離れようとしないの?
いつもは呼んでもちっとも傍に寄ってくれないのに……。

どうしてずっと喉を鳴らしているの?
近寄ると体を硬直させて嫌がるのに……。

ほほ、ごめんね。
もっと体調が良かったら、ほほを思いっきり抱きしめられるのに。

ほほは私の指を舐め続け、数えきれないほどのチューをくれました。
小さな手を握ると、握っている私の手の上にもう片方の手をのせてくれました。

どうかどうか、このまま、このまま。

時間が流れるのが怖かったほど、ありふれた言葉では言い尽くせないほど、感動しました。

私はほほから、一体いくつの幸せをもらったんだろう。
その一つ一つを数えているうちに腹痛が消え、代わりに心地よい眠気に包まれました。

ほほ。
ほほ。

今にも消えてしまいそうなほど儚かったほほ。
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あまたと間違うほど大きく育ってくれたほほ。
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うちのほほ。
ほほ。

目が覚めたと同時に、胸が詰まりました。
ほほは私の顔に沿って円を描くような姿勢で、添い寝してくれていたのです。

「ほほ……」

ほほにしか聞こえない程度の声で名を呼ぶと、ほほは大きく喉を鳴らし始めました。
そのお腹に顔をうずめていたら、しぶとい頭痛も去りました。

これが人間の子供なら、私は勘繰っていたでしょう。
この子、何を企んでいるの?
何が欲しいの?
だって、ほほのこんな甘えは、私にとって贅沢すぎるから……。

おかげでお母さんすっかり治った!

どれだけのありがとうをほほに伝えれば、帳尻が合うのでしょう。
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こういう奇跡がごく稀に起こる日常って、最高です。

★★★ありがとう★★★

浜野さと子さまより支援物資が届きました。
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大量の洗顔フォームを見てビックリ。チチ当分買わずに済みそうです♪

「おいしそー」
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ロッソ、それはコロ用。ロッソ用の猫缶も頂いたから後で食べようね♪
浜野さま、いつもありがとうございます。大切に使います。

かつくん「ほほはその後もハハに甘え続けたんだよ。丸一日中、ずっとずっと。
ハハは下手に手を出すとほほが逃げてしまうんじゃないかと恐れ、殆ど動かなかった。
そのせいで首を痛めてしまったらしいけど、ぼくには分かるんだ。

たとえハハがどんなに動こうとも、甘えると決めたらほほは甘え続けるし、仮にハハが一歩も動かなくても、近寄らないと決めたらほほは来ない。

ほほはそういう猫さんなんだよね。バファリンプラスに縋るハハを、ほほなりの方法で一喝したんじゃないかな? お薬に頼らなくても、治るんだよってね。

ちなみにハハの体調が良くなってからはほほ、半径50cm以上あけてハハに接してる。スープの冷めない距離? これが一番ほほらしい距離でもあるし、ほほ の良さが際立つ距離でもあるかもね。でも、次の奇跡を待ちきれないハハは、あまたと共にほほを追ってるよ。ほほを囲ってお団子を作りたいんだって。実にく だらないね……。

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

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かつくん なな

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