バービーの寝床


昨日、卒業犬「てん」のママさんより保護犬バービーにあったかい贈り物が届きました。

ベッド、掛け布団、枕の3点セット。お手紙とバービーへのカードも入っていました。

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てんのママさん、どうもありがとうございました。

 

バービー、ピンクが似合うね。

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はじめ戸惑ったバービーはベッドから降りてしまったのです。

おそらく生まれてからふわふわの寝床と無縁だったバービー

バービーを我が家に届けてくださった団体の代表の方から保護される前の話を聞きました。

 

「名前のないシーズー」

「たくさんの犬が死んだが、生き残っている犬も少なくなかった。この子はその中の1頭」

「毛は伸び放題で、濡れ、絡まり、全身から凄まじいにおいが漂っていた。トリミングのできるボランティアに依頼し数回シャンプーしたが臭いが完全には取れなかった」

「鳴かない。おとなしい」

「少しの間預かってくれた家庭では、ケージの中を寝床とトイレに分けていたが、この子はちゃんとトイレゾーンに移動し排泄していた。寝床を汚すのがいやだからだと思われる」

「本当はきれい好き」

「保護される前、犬たちの様子を見に行ったが、全頭ケージの中は薄い新聞紙一枚だけだった。汚れてもすぐに替えてもらえず、汚物の上で犬たちは生きていた。ひどいときには氷点下になる環境で寒がりたちはガタガタ震えていた。このシーズーも寒がり」

 

この写真はボランティアが入ったあとに撮られているので比較的マシになった頃だと思うのですが、それでも今のバービーとはまるで別犬です。

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来る日も来る日も薄い新聞紙の上で寝起きしていたんだね。

 

「本当はきれい好き」

バービーと一緒に暮らすようになって代表の方が言っていた言葉の意味がよくわかります。

我が家のケージの中でもバービーは寝床を汚さず、大切に使うのです。

トイレに行きたくなると、ケージの隅に敷かれたペットシーツへ移動し、そこで排泄します。

きっと劣悪な環境下でも聡明で気高いバービーは、なるべく清潔に過ごそうとがんばっていたのですね。容易に想像できるから余計に切ない。

 

「お姫さまベッド」の寝心地はいかがですか?

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バービー、気持ちいいよね^^

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「ハハさん わたし こういうの じつははじめてです」

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「あの~ 多頭の中 このような上等品を 新参者のわたしがつかっても いいんでしょうか?」

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どうぞどうぞ♪

 

野生動物のイメージをあてはめてしまうのか……犬猫たちは寒さに強いと言う方がいます。特に野良猫や雑種の犬などは外の硬い床で十分快適だと思う方も。

でも、私と出会った子たちはみんな結局、あたたかい寝床が好きでした。

冬の日にフローリングと毛布を天秤にかけ前者を選んだ犬猫はいません。

冷たい床に這っている子たちは、ただ他の選択肢がないだけですよね。

選べるんであれば、だれだってやわらかい寝床に身を委ねるでしょう。

 

「お母さん そりゃそうよ。そこは人間も犬も猫もへったくれもありません」

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バービーは写真を撮っている間にベッドで何度も寝落ちしてしまいました。

よほど気に入ったのでしょうか?

 

「うん……からだぜんぶを包まれ わたし どこまでもオチそうな感じ」

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すやすやお休みなさい。

手放せないほど気に入ったならお嫁入り道具にしてあげる^^

 

 

 

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