忠太とのいきさつ


4月26日、又例の多頭飼い団地N宅で子犬が5頭生まれした。
24頭以上の犬や猫を無秩序に飼い、挙句の果てに近隣から裁判を起こされ、不衛生、汚いという理由でいじめに遭ったその子供達は不登校になり、福祉や子供支援センターが関わり、1年前に数頭がセンターへ送られ殺処分となり、残った数十の犬を私とKさんで里子に出しました。ももママちゃんにも子犬を2頭手伝ってもらったし、他の団体にもお世話になり、20頭近くの子がようやく巣立ったのに、最近では、武次郎とカフェがその家から又保護され、関わる羽目になりました。

そのN宅で、更に5頭の子犬が産まれてしまいました。
母犬は黒のパグ犬、名前はランちゃんです。
その、問題の一家は生活保護を受けている身で、団地で暮らしているのに犬猫を飼い続けてきました。母親は何かあるとすぐ手首を切る女性で、無理やり何かをすることが出来ません。子供達はそんな母親にベッタリ。虐待されているのに母親が大好きです。

1年前に、役所が無理やりその家の犬猫をセンターへ送って、私とKさんはそのことが許せず、役所とこれでもかという程喧嘩して、残りの子を殆ど里子に出し たけど、福祉センターが、手首を切ってばかりの母親の精神面を考慮して、特例で1頭だけパグ犬を飼育しても良いという措置を取りました。そうしない と、又手首を切るか、生活保護費で犬や猫を買ってしまうからです。パグ犬のランはいわば「人質」。犬だから犬質でしょうか。

でも、パグ犬1頭のはずだったのに、その後武次郎とカフェを団地内で見つけた役人が大慌て。いきなり3頭に増えているんですから驚いたと思います。そこで1年ぶりにKさんに再度連絡をして来て、武次郎とカフェを保護して里子に出して欲しいと頼んできました。

Kさんはその頃、具合が最高潮に悪かったのですが、断ると武次郎とカフェが殺処分されてしまうと危惧して一人で頑張っていました。それを知って私が関わり始めました。

1年ぶりに・・・。

武次郎とカフェは男の子です。生まれた子犬の様子からお父さん犬はカフェだと想像していますが、2月頃にカフェとパグ犬ランの間に子供が出来てしまい ました。私達にはパグ犬ランの不妊手術を約束したのに・・・。もう目からウロコです。ここまで書くと、じゃあ、1年前にあんたがパグ犬の手術をす れば良かったのでは?と非難されそうですが、パグ犬の所有権は元凶のN家。パグ犬には指一本触れられませんでした。その為、役所も交えて話し合 い、パグ犬を不妊させて残すという話になりました。

でも、結局パグ犬は不妊しておらず、1年経って子犬を産みました。
私たちはその事情を4月の後半には把握していたのですが、中絶が間に合わない時期なので、生ませてから取り上げて里子に出し、パグ犬の手術をさせる事を決めました。Nがなんと言おうともうそれしかない、そう決めて・・・。

4月26日に5頭生まれたそうですが、その日のうちに2頭死に、3頭が残りました。

母犬があちらの所有である以上、役所もこちらも全く手が出せず、又母親から離してしまうと死んでしまう恐れが大きいので、赤ちゃん達は皆N家に置いておく事にしました。

6月に入ったので、そろそろ3頭の子犬を保護して、パグ犬も手術させようと、Kさんが元凶のNに連絡を取った所、子犬はもう人にあげてしまったとか、 母犬の手術はやっぱりしたくないと嘘をついたり、ごね出したりして、説得するKさんの目の前で暴れだし、このままじゃ又手首を切られると思ったKさんは、 粘って粘って腫れ物に触るようにそっと説得を続け、その結果、ようやく子犬1頭と母犬のパグ犬ランを保護することが出来ました。

1頭の子犬についてはこちらで保護することが出来るのですが、母犬は手術&抜糸が終わったら又Nに戻さなくてはなりません。MOMOペットクリニックが抜糸まで預かってくれるのですが、病院へ連れて行った際、大量の血尿をして私たちを驚かせました。

検査の結果、血尿の原因は尿道結石。それも3cm大の凄い石です。
大巻先生によると、これは相当苦しいだろうとのこと。幸い、不妊手術と共に手術を受けさせる事が出来ましたが、再発の可能性が極めて高い。アフターケアが 必要だそうです。パグのランは全盲です。元々は見えていたのに、犬同士で喧嘩になり、目に傷がついてほっとかれた結果、視力を失いました。結石の原因 も恐らくばい菌が入ったせいだろうということでした。ばい菌だらけのあの環境だから、妙に納得してしまい、ランを戻すことを考えると不憫で今途方に暮れて います。福祉に相談したのですが、ランはN家に残した犬だから戻すほかないと言われ、このまま返さない手もありますが、そうすると残っている子犬2頭の保 護が完全に不可能になる。Nは子犬2頭を手放さないとほざいていますが、Kさんが粘り強く説得しているし、私たちは可能性を模索しているし諦めていませ ん。残った子犬はオスとメス。勿論手術は受けさせていません。だからこのままにしておくと半年後には2頭が交尾して大変なことになる。

ランを戻して信頼させて子犬を何とか引き渡してもらう他手がないのです。
ランを戻しても、子犬を引き渡してもらえるかは分かりませんが・・・。

私の説明不足で、この状況の何処までをご理解頂けるか、あまり自信がないのですが、とにかく今は八方塞がりです。

関係機関に電話しまくって昼間はあっという間に過ぎていきます。
でも何処に連絡を取っても、結局誰も動かないし動けないから解決にはならない。
Kさんの粘り強い説得だけが頼りです。私もNと話したいと思っていますが、Kさんに喧嘩になるから今はまだやめておきましょう、喧嘩はダメよ、と釘を刺されています。

三度Nに呪われてしまった感ですが、何とか頑張って色んな角度から考えて、出来る限り精一杯頑張りたいと思っています。子犬が保護できた暁には又ご報告させて頂きますね。

それにしてもこの問題、頭が痛いです(苦笑)。

パグにしては小柄の美人さん 手術を受けた全盲の母犬ラン。まだ入院中です。


母親ランと今の時点で唯一保護できた子犬


子犬は今703号室に居ます。


名前は忠太(チュウタ)にしました。


忠太は本当に小さい子。


私の足(22cm)ほどの大きさしかありません。


703で一番小さいほほが巨人に見えます(体重差は5倍)


あまりにも小さいので、ほほも犬とは認識せず、普通に振舞っています。

ああ、私の腕にいだかれて、寝息を立てる小さな犬よ、お前はどの程度のことを知っているの?

何処までも狂ったこの世の中の不条理や、それに挑む私達の気持ちや、お前の兄弟が置かれている状況、お前を生んでくれた母親の痛みを、いったい何処まで知っているの?

お前がお腹にいると聞かされた時、即座に中絶をと考えたこの私が、今お前を抱いて体温を分け合っている、おかしいね。でもいのちって尊いね。お前のような 犬や猫が、罪もなく生きていた犬や猫が日々どれだけ犠牲になっているか、私はお前より少しだけ知っているよ。だからチビちゃん、お前が生まれて来ること を、素直に喜ぶことが出来なかったの。

ごめんね。でも今は嬉しいよ。生まれて来てくれてありがとう。おめでとう。

小さなお前と私の出会い、これは間違いではないよね。
だから頑張るよ。頑張ったらきっと叶うよね。
私の願いは叶うよね。

「説明が下手なのに長くなってごめんなさい。根が深い問題って本当に嫌だね。もううんざりだって。今ハハは眠る前に気を静めるためにフラワーエッセンス入りの温かい飲み物を飲んで、眠りにつくんだって。そうすると気分が落ち着くって。

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703号室かつくん&なな

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