これから書く記事は、ひとりでも多くの方に読んでほしいです。
そして今日ようやく、「書く権利」のようなものを得られた気がします。
まず、この記事にふたり登場します。
703号室の保護猫ひかると
703号室の愛猫あまた
私は11年保護活動をしてきました。我が家はたくさんの犬猫たちを保護しては卒業させました。個人で保護活動をしている私にも、自分で決めた最低限のルールがありますが、その中のひとつは自分の犬猫たちの安全と健康を守ること。
理由はふたつです。
①単に自分の子たちを守りたい。
②希望者さんや他の方に悪い心証を与えたくない。
個人は信用が大切ですからね。
ご存じの通り、保護猫ひかるはFIVキャリアです。
パルボのような強い感染力の病気を持った子を保護したら、完全隔離でしょう。白血病キャリアの猫でも我が家は隔離します。ではFIVキャリアはどうでしょうか?
いろんな保護主さんがいます。
いろんな飼い主さんがいます。
いろんな考え方があります。
FIVキャリアは実にあいまいな立ち位置です。ノンキャリアの子の脅威になると考える方、自然な形でノンキャリアの子とキャリアの子を共存させている方、あるいはその中間。
で、私は?
答えはこうです↓
これが、ふだん非常に神経質な私の答えです。
ひかるは我が家の保護部屋を拠点としていますが、1日中隔離しているわけではありません。猫が大好きなひかるですから、私が在宅している時に限り、自由時間を設け、普通に遊ばせています。
私の大切なあまたと、私の大切なほほと。
万が一、大出血するほど激しく噛み合ったら困りますが、そこはひかるを信じています。すぐに信じたわけではありません。ひかるをじっくり観察した末に信じたのです。
ひかるは猫にやさしい。
今日私は、あまたを連れてMOMOペットクリニックに行きました。1年4カ月ぶりの定期検診。3種混合ワクチンと血液スクリーニング検査のついでに、ウイルス検査をお願いしました。
数年ぶりのウイルス検査。
その間に数え切れないほどの猫が我が家を出入りしたので、心配がなかったわけではありません。所詮、マンションの一室で行っている保護活動。隔離するにも限界がありますし。
でも、検査の結果はだいたいわかっていました。
あまたはFIVもFeLVも両方陰性。(青の点が一つの場合は陰性)
証明書ももらってきました。
FIVキャリアは本当に脅威なんだろうか?
簡単に感染してしまうのかなあ?
なら、あまたの結果はどう説明しましょう?
「過信」は好きではありません。
でも、「偏見」はもっとキライです。
「慎重」と「偏見」は、同じではありません。
FIVキャリアの猫同士の同居は一番理想的です。
愛育してくれるご家庭なら単頭飼育ももちろん全然アリです。
残るは、ノンキャリアの猫と暮らしている方ですが、この度のあまたの検査結果を受け私はようやく本心を述べることができます。
私は、原則平気だと思います。
まあ、先住猫の性格や住環境にもよりますが。
むろん、感染力の低いFIVキャリアであっても、「絶対」という言葉は使いたくありません。近年の私はひかるに限らず、どの子の時も「絶対」の一語は口走りませんでした。
「絶対に長生きする」
「絶対に死なない」
「(感染症について)絶対に感染しない」
「絶対に発症しない」
命に関わる事柄を私ごときが断言し保証できるはずがないからです。
私に見えているのは、未来のひかるではなく、現在のひかる。
日に日に艶が増すひかるを信じています。
まるみを帯びた体、輝く瞳を信じています。
しっかりした食欲、俊敏な動き、とろけるような寝顔を信じています。
規則的に排便排尿するひかるを信じています。
私の目に映ったものを信じています。
あとは希望者さん(いると仮定して)がどう判断するかですが、なんか私は胸のすく思いです。
あまた、ありがと。お疲れさまでした。
あまたはなんと31項目にも及ぶスクリーニング検査の結果も最高!
肝数値、腎機能……なにからなにまで正常!
150gのダイエットにも成功しました(笑)。6.25キロ→6.1キロ
推定8歳のあまた氏は健康そのものです♪
今夜はあまたとほほとひかると遊ぼう!
今日もひかるがかわいいです♪
多くの方に読んでほしいと書きましたが、一番読んでもらいたいのは、ひかるを真剣に考えてくださっている方です。拙い内容ですが、どうかその方のお心に響き、動かせますように。
ひかるのことを一緒に考えていきたいです。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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