福多朗 2トライアルそして卒業


気持ちの浮き沈みが激しく、また週末は予定をいっぱい入れてしまったので、更新する時間が取れませんでした。遅くなってごめんなさい。

お詫びに、福多朗の卒業の様子をたっぷりお送りします。

卒業前、大師に「福多朗祈願」に行きました。気休めだけど心落ちつく場所で祈りを捧げたかったのです。また「仏滅」のお届けを避けたかった私は、里親さんに無理を言って日程の調整もお願いしました。本当、やることがおばさんですね(笑)。

お見合い後、日を改めて里親さんと一緒に大巻先生の病院へ
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ワクチンがてら、これまでの医療ケアについて大巻先生からお話してもらいたかったのです。小雨の中、ご夫婦揃って病院へ駆けつけてくださいました。福多朗 にかかりました医療費は皆さまからのご支援と私の負担で賄うことを決めていましたが、この時のワクチン代は里親さんが払ってくださいました。これから福多 朗になにかあったら、里親さんは惜しみなく福多朗に医療を受けさせてくれるでしょう。なにもないのが一番ですけどね。今後も大巻先生の病院へ通ってくださ るそうです。それも私にとってはものすごく安心で。

福多朗の状態だと、安楽死をすすめてくる医者も多いでしょう。実際、交通事故に遭い、安楽死になった犬猫を多く知っています。もし他の病院なら、いろんな 意味で福多朗は助からなかったかもしれません。安楽死云々以前に、管理をきちんとしてくれる病院じゃなかったら、一回目の手術まで体力がもたなかったか も。大巻先生は「福ちゃんの生命力ですよ」と謙遜しますが、私はちがうと思います。生命力と、医者の腕。この2つが奇跡を生んだんじゃないかな?

書きたいことはいろいろありますが、里親さんのお話に戻りますね。

里親さんは、数年前に交通事故に遭い瀕死の成猫を保護しました。大ちゃんという男の子です。大ちゃんは事故で患った脳障害の影響からか、視力、聴覚、嗅覚がない猫でした。里親さんは、これでもかというほど大ちゃんの救命に尽力し、大ちゃんを支えつづけたのです。

ここに書ききれないほど、あれもこれも。

一流の医療を受けさせ、自宅でも介護の日々でした。

もう長くないし、食べることもできないだろうといわれていた大ちゃんですが、保護から何年も生きました。もちろん、ちゃんと自力でごはんも食べるようになって……。お話をうかがい、ご夫婦の大ちゃんへの愛が形にあらわれた奇跡だと思いました。

生前の大ちゃん(写真は里親さんより)
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幸せそうなお顔で寝ていますね。

グルーミングや日光浴、かけっこ。

普通の猫には当たり前の仕草であっても、障害を抱える子たちにとっては当たり前ではないのです。だからこそ、里親さんにとって、大ちゃんがグルーミングやかけっこを覚えたときの感動はひとしおだったそう。なんかすごい共鳴します。

大ちゃんのこともあり、福多朗に目を留めてくださったのもわかります。私の本やブログを読んでくださっていた里親さんは、私が福多朗を保護したときから福多朗を見守っていました。福多朗の生命力が美しいと仰って。

大ちゃんの命と真摯に向き合ったお二人ですから、きっと福多朗も大切にしてくれると感じました。しかも、次家族として迎え入れる子に「福」がつくお名前をつけようと話し合っていたんだとか!

偶然、私が事故に遭った保護猫に「福多朗」と名づけたのを知り、驚いたそうです。ふふ。運命ですね。

よって、福多朗は名前が変わりません。福多朗のままです。

文章が長くなったので次は写真満載でいきます。

先代猫大ちゃん、ちーちゃん、先住猫はるくん。(写真は里親さんより)
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今は亡きちーちゃんもすごい美猫さん!(写真は里親さんより)
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大切に育てられていたのは一目瞭然です。

「あなたたち、だれ?」
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こちらは福多朗のお兄ちゃんになる御年14歳のはるくん。13年前にはるくんを飼えなくなった知人からご主人が引きとったそう。ご主人が単身の頃から一緒に暮らしてきた家族です。

ちーちゃんや大ちゃんを受け入れてくれたはるくんだから福多朗も大丈夫ね。福は負けん気が強いところもあるけれど、どうかよろしく^^

はるくんお気に入りのキャットタワーの前でパチッ!
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光がたっぷり入る快適なリビング
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窓には福を迎えるにあたって新たに脱走防止ゲートが取りつけられています。ここからしかバルコニーに出入りできない窓の構造上、最初は設置が難しいと思っ ていたのですが、ご主人がアイディアをひねって赤ちゃんゲートをつけてくれたのです。福の安全を考えてくださりありがたい限りです。

猫部屋も完備されています。
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福多朗の腰への負担を考え、我が家と同じタイルカーペットを敷いてくれています。

ここは巨大なケージにもなる空間。床にはタイルカーペットが!
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中からみるとこんな感じ↓ オシャレだし隔離しながらも一体感を出せていいですね。
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おトイレが隠れています。我が家と大違い^^;
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猫と暮らす方ならではのアイディアが満載。はるくんがドアノブを開けちゃうから縦にしたんですって(笑)。
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とても慎重なご夫婦なので安全面から考えても安心できます。

「ここどこ?」
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最初は震えていた福多朗ですが、ごはんを出してもらったら大胆になりました。
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福袋に入ったままご主人が抱っこ!
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福多朗、幸せになるんだよ。
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おいしい手作りケーキとお茶をいただきました。
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お見合いの時にも出してくださりありがとうございます。

まずはトライアル。

でも強いご意志をもったお二人ですし、これだけ整った環境だから出戻りはないわね。嬉しくて、淋しくて、嬉しくて、淋しくて……。
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このあとあの号泣事件にいたったのです(苦笑)。

里親さんのお人柄や誠実さについてまだまだ書き足りません。でもきりがないので、この辺までにします。次回は里親さんから送られてきた悶絶写真集を。なるべく早く書きますね。

何ヶ月もの間、メールのやりとりを繰り返しました。譲渡まで数度実際にお会いしました。細心の注意で丁寧に、愛を込めご縁を紡いだつもりです。あたたかいまなざしを注いでくださった皆さまが喜んでくださるといいなあ。

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