プレゼント2 可愛い妹よ


「おい、お前、ジュース飲みたいから買ってきて。」

ハハ妹が小さい時、私はまるでつかいっぱしりのように扱い、よくおつかいへやりました。

「うん、いいよ。何飲むの?」可愛くて元気な返事が返ってきて、私はそれが当たり前のように暮らしていました。大きく歳が離れた姉妹。姉の私は、小さな手を頼りにしていて、今から考えてもいい姉ではなかった気がします。

ハハ妹が私に依存していたのではなく、私がハハ妹に依存している奇妙な関係。

5時のチャイムが鳴ってなお、ハハ妹が家に戻らないともう大変。
パニックになって、連絡網で同級生に電話しまくって、辺りの公園を探し回りました。

父親の長期不在によって、貧しいババ(母)は男勝りに働かなければならず、ハハ妹は私が育てたと言っても過言ではありません。食事の支度から、連絡帳への記載、父兄参観日まで、全て私行うしかなかったのです。

参観日に私が教室へ入ると、すぐさま振り返ってにこっと照れ笑い。
表情が一段と明るくなって授業が盛り上がります。
前の日には「これを着てきてね。」とか「10時からだから寝坊しちゃだめだよ。」とか「終わったら何か食べに行きたい。」とか。

手を繋いで仲良くぶらぶら歩いて帰りました。

成人した私は、短大の休暇に合わせて、バイトで貯めこんだお金を注ぎ込んで、ハハ妹を連れて10日間ハワイへ旅行しました。一人旅するつもりでしたが、私 の横にいつもちょこんと居る小さな女の子を置いて行けなかったのです。実際旅してみると、全てを適当に済ませようとする私とは違って、地図で行きたい場所 を予め決め、バスに乗り遅れないように時刻表を首からぶら下げ、私の手を引いて、私が迷子にならないようしっかりと見張るその姿に驚きました。

いつの間にこんなに立派な女の子になったの?

感動する気持ちがこみ上げて、同時に淋しくてたまらない気持ちにもなりました。

飲み会にも良く連れて行きました。
酔いつぶれる私を小学生のハハ妹が家へ連れて帰る。
そんな変わった青春時代を共に送りました。というか、送らせてしまいました(笑)。

かつが亡くなったときも、ハハ妹は私の横に居ました。
そして運転する私の代わりに、かつを抱いていたのです。

「苦しそうだよ。苦しそうだよ!!!」
大声を張り上げ、私に訴えるので

「黙れ!お前、皆で心中したいのか!運転する私の手の震えを見なさい!黙れ!」と返すと、ピタッと黙ってかつをしっかりその腕の中に抱えて小声で泣きました。

最後の通院の帰り道、かつは家へ着く前に息を引き取りました。

かつは私の腕の中で死んだのではなく、私の妹の腕の中で旅立ったのです。

運転する私の代わりに、かつを抱いていてくれた事、とても感謝しています。かつは人見知りの猫でしたが、ハハ妹のことは好きでした(多分)。そしてハハ妹も、かつのことがとても好きでした。

私が大事にしてきたものを、同じように大事にしてくれる。
いつの間に大きくなって、社会に出て、私の助けなど必要としなくなったけれど、私の好きなもの、愛するもの、大事なものをちゃんと分かっていてくれる。どうして大事なのか、その理由さえ、ちゃんと理解してくれている、そんな気がします。

そんなハハ妹からのクリスマス&誕生日(一回で済まされた^^;)プレゼント


お揃いなんだそうです^^ ハハ妹は黒っぽい色の同じニット。私は歳だからこういう明るめの色がいいそうです。お金ないから誕生日の分も入ってるからね、だそうです^^;

こんなカードが添えてありました。


かつくんにそっくりの猫のカード。どこかで見つけてきたそうです。ニットより、このカードの方が嬉しかったです。だってそっくりだから。かつくんの仏壇に飾ってみました。

まあ、ありがと。

この場を借りて言いますわ。

皆様はどんなクリスマスプレゼントを貰いましたか?
素敵なクリスマスを送れましたか?

☆☆☆おまけ☆☆☆

「あたちはサンタリリ。メリクリ。チチとハハ、一昨日から冷戦状態です。」


プレゼントを貰ったので、一応載せときます(笑)。

欲しかったラコステの真っ赤なダウン。でも、サイズはブカブカ(涙)。

「ハハ妹ありがと。大事にするって。でも冷え性だから真冬に半袖辛くて着れないって言ってたよ。重ね着すればいいのにね。
ランキングに参加しているので、ぽちっと応援お願いします。ペコリ。」

703号室かつくん

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