私の気持ち


福多朗へのご支援を申し出てくれた皆さまへ

福多朗を保護した朝、猛ダッシュで仕事場に向かった私は、遅刻は免れたのですが、仕事場で、社長夫人からきついお叱りを受けてしまいました。私の掃除機の かけ方が雑だ、と。仕事に身が入らなかったので、普段気をつけていることができなかったんです。謝ってもなかなか許しを得られず……。自分が悪いんだけ ど、すごく凹んでしまいました。その後、いったん自宅に戻ったら、ゴンタがうんちを踏みつけていました。サークル中がうんちだらけに。他のお子たちのお世 話もあり、正直ヘトヘト。夜、遠方まで、みゆ改めくるみをお届けするというハードスケジュールも入ってるため、泣きそうでした。いったい何のために、必死 に生きなければならないのか、わからなくなって。体調も最悪。

でも、福多朗が、命の危機をひとつずつ乗り越えてくれたおかげで、私も心に余裕が生まれたのです。あの週はあり得ないほど大変で、1週間で、ロト、福多 朗、コマキを保護してしまったのです。この気持ち、語らなくても分かってもらえますよね? 短期間に福多朗を含む8匹の猫を保護し、彼らの人生をかけたご 縁探しを自分が受ける運びになったのですから。

私はもらってくれれば誰でもいいから譲渡をするというスタイルをとっていないため、里親探しに労力を要します。すごいエネルギーを消耗するのです。保護動物の卒業後は、しぼんだ風船になってしまうのです。このやり方ですから、8匹は、多すぎたと言えるでしょう。

みっともない話、お金の心配もありました。
福多朗をはじめとする保護・医療費用がいったい幾らかかるのか?

カレー屋さんでバイトする私の財力で、賄えるとは思えなくて。

でもね、皆さまからのメッセージやコメントを読んで、私はなんて『人』に恵まれた人生なんだろうと、本当に本当に心の底から幸せを感じましたよ。全然孤独じゃないです。気にかけてくださる皆さまがいてくれるから。

ご支援のお話、すごくありがたいです。
だけど今回は、すでに手を差し伸べてくださった方もいらっしゃるし、私自身も保護した責任を少しでも果たしたいので、これ以上の支援金は辞退させてください。お気持ちだけありがたくいただきます。迷惑を感じて言ってるのではなく、むしろその逆で、涙が出る思いです。

1円でも大事なこのご時世に、703号室や、福多朗に優しい眼差しを向けてくださるのみならず、具体的な支援策まで考えてくださる慈悲深い方がいらっしゃるとは。

これを糧にせずに、なにを糧にしましょう?

今回は大丈夫ですから、ご安心ください。もし次回また福多朗のようなお子と、予想外に出会ってしまい、私の給料だけでは到底賄えないと判断した場合は、ぜひ相談に乗ってくださいね。厚かましくてごめんなさい^^;

703号室より愛を込めて!

↓一つ下にまこと改めとらの卒業記事があります。絶対に読んでくださいね♪

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