できなかったこと


明日、小太郎が卒業します。
今、深夜のドックランで卒業式を行いました。べべ・ナナ・リルも一緒に。

703号室が関わった犬猫は幸せを手に出来る、そう思ってくださる方は多いと思います。私はいつもベストを尽くす。チチやユキちゃんや少ない活動仲間の力をいっぱい借りながら・・・。そして抱き上げた子は必ず幸せにする。そういう信念があるから。

小太郎は不衛生な家で飼育されていました。地元の生活支援センターからの依頼を受け、関わることになりました。他の約20頭の犬猫と一緒に。そこから救い 出して新しい里親さんのお宅へ行ったのは小太郎で4頭目。里子に出せそうな子だけでも生きるチャンスを与えたい。その一心で引き受けました。勿論、支援な どは一切ない状態です。
あと18頭残っていました。

18頭。

猫3匹。犬(リンソラを入れて)15頭。

そのうち、4頭が今日処分されました。処分とは勿論、殺処分です。

犬1頭。猫3匹。
何の罪もないのにこの世から居なくなりました。小太郎と一緒に育った犬猫達です。

地元の生活支援センターが私たちに一言も相談なしに昨日、18頭のうち、10頭をセンターに送りました。飼い主の了承を得たという理由で・・・。リンは抜 糸のため、Kさんが連れて歩いていたので免れましたが、ソラは連れて行かれてしまいました。ソラを入れて7頭の犬。3頭の猫。ソラはこちらで里親募集を始 めたのに、生活支援センターはこちらに一言も相談せずに10頭連れて行き、そのうち4頭は即日処分されました。ソラをはじめ、6頭の犬は生き残っていま す。センターの方が力を尽くしてくれて、譲渡用になるそうです。だから6頭が処分されることはありません。でも、ソラを私の手元に戻すのは難しいとのこと でした。センターの方は大変真摯に対応してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。けれど、生活支援センターに対しては許せない気持ちがあります。

民間の私達に依頼して、一生懸命頑張っている最中に、何の相談もなくセンターに10頭を送った。こちらは逐一、生活支援センターに連絡を入れていたのにも関わらず・・・。

電話で抗議しても、担当者の女性は他人のせいにしてばかりいて、嘘をついたりつじつまが合わないことを言い続け、私は人生の中で一番の大声を上げて説明を求めました。あんなに理不尽な思いをしたのは、初めてだといっても過言ではありません。
依頼してきた本人が私たちをスルーして犬をセンターへ送ったのだから。謝罪もなし。説明もなし。しかも医療ケアを私たちの少ないお金でやりくりして大事に扱ってきたソラまで連れて行かれました。

「私のブログでももう、ソラの里親募集しているんです。どうしてくれるの?希望者が現れたらどうするの?」と詰め寄ると信じられない答え。

「じゃあ、削除すれば?」

子供の遊びをしている訳ではない。私は真剣だから削除しろはないでしょう。と言い返しましたが、その女性の心には何も響かなかったようです。

犬のいのちの重さは、いったいなんですかね・・・。小太郎が卒業したらリンとソラを迎えに行って703号室で保護する予定でした。とても残念です。ソラの ことは月曜又話をする予定ですので、一旦保留させていただきます。リンは手元に居ますので引き続き里親募集を続けています。リンについてはこちらに任せる という事が決まっているので。

10頭連れて行かれましたが、8頭はまだあの家に残っています。リンを除いた7頭のうち、母犬1頭。子犬5頭居ます。それも生活支援センターに持っていか れるのがオチなので、その前にこちらで迎えに行って里親探しするつもりです。そして、最後の1頭は、不衛生な家にそのまま残るそうです。勿論、支援セン ターの方でキレイに清掃するそうですが、その問題のお宅に残すということになったそう。

この話が来た時点で、先に卒業した子を入れて22頭の犬猫を全て保護できればきっとこのようなことにはならなかったと思います。私の力不足です。私には 22頭の犬猫を受け入れる施設もなければお金もない。元の汚い家に置きながら少しずつ少しずつケアして里子に出す、それしか出来なかった。急に10頭も何 の相談なしに持っていかれると知っていればもっとちがう手を打つことが出来たかもしれませんが……。

色々イライラしたりしましたが、一番イライラする対象は自分です。

関わっていながら、助けてあげられなかった4頭の冥福を祈ります。
手を離れてしまった6頭の幸せを祈ります。

もっともっと力が欲しい。そう思います。

明日の小太郎の卒業は、私にとって特別なものになりそうです。
犠牲になった仲間の分まで、絶対に幸せになってもらいたい。
まあ、とってもいい里親さんなので、全然心配なんてしていませんが(笑)。

※「センター」の方には十分力を尽くしていただいたと思っています。6頭の犬を譲渡用にしてくださり、興奮する私とのやり取りにおいても、とても親切にし てくださって・・・。私たちが入って微々たる活動をしていた事実さえ、聞かされていなかったようですから。でも、地元の「生活支援センター」のやり方には 納得できない部分が多々あります。まあ、外部に向かっていた怒りは、最終的には自分の元へ返って来るから今は自分が一番むかつきますが(笑)。

誤解のない様、一言↑付け加えておきます。

リンちゃん、里親募集中です!!

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