折れずに生きる


保護猫ごましおは現在、私の膝の上にいます。

ご機嫌に喉を鳴らしながら。

私たちは一緒にブログの更新をしています。

私は下半身に命の塊を乗せながらキーボードを打っています。

ときどき下を向いては話しかけてみます。

「あったかい?」

「ねむい?」

ごましおはアイコンタクトで返事してくれます。

必ず。

ド級の甘えん坊ですから、外にいた頃はさびしくて仕方なかったのでしょう。

体も今より華奢で幼かったし、ひとりで生き延びるのは想像以上に大変だったはず。

交通事故のあとの長期入院も、激しい痛みと不自由な体を抱えながら無機質なケージの中でじっと耐えていたと思うのです。

それでも彼は幸運の部類かもしれませんね。

 

とにかく、こんなに明るくやさしい子があの事故で死ななくて良かったです。

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私たちの住む星は、常に慈悲に満ち溢れているとは言えません。

弱者に悪意の爆弾が落とされるのは珍しいことではないです。

もしごましおのような従順な子が、影でひっそり轢き逃げされ、想像を絶するような苦しみの中絶命したら……あるいは本格的な虐待目的で誰かに連れ去られていたら……ほんの少し想像するだけで、ほんの少しだけでも、私は本当に吐き気を催します。

ごましおがどれだけ人間に心を開き、体を預けているかを知っているからです。

でも考えてみればこの星には、数え切れないほどの「ごましお」がいるんですよね。

どの子も生きる場所を求め綱渡りの日々を過ごしています。

だからこそ闇に生まれ闇に消え去る犬猫たちが掃いて捨てるほど数多いることを、私たちは聡明な頭脳で想像し、念頭に置かなければなりません。

せっかく生まれてきたのに

生きているのに

生きるのが

生きつづけるのが「苦行」じゃあ、なんだかかわいそうです。

生まれてきたからには、どの子にも安全で快適な明日を迎えさせてやりたいですね。

おせっかいかもしれないけれど、私は人間が深い懐で彼らを抱き、先導するのがこの星の実現すべき理想郷だと思うのです。

ごましおを弱者だと書きましたが、それは彼の存在が非力で小さな猫だからであって、ごましおの心は弱くありません。

 

折れずに生きるたくましい猫です。

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(写真:みいさん

 

ごましおは自分の命を、ひたむきに生きています。

粗末にすることなく。

だれに教わったのでしょうね。

 

善き方からのお問い合わせを切望しています。

そして一頭でも多くの犬猫たちが日の当たる場所でのんびり暮らせますように。

 

 

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