Peace


すっかりお待たせしちゃいましたね。
え?そうでもない?(笑)。

実は数日間ボーとしていて、体調が悪いとPCに向かえず、又、ちょっと色々新たな用も出来てしまったので、その両立が難しかったりで(汗)。
今日、はじめて703号室に遊びに来た方は「?」と思うかもしれませんが、一つ下の記事をご覧くださいね^^

今日は長いです(ゴメンナサイ)

2年前の秋~冬にかけて、私はある地区の猫を地域猫にしようと、Kさん(保護活動仲間)と二人奮闘していました。当時、まだ働いていたので、日中は動け ず、私はその地区に生まれてしまった子猫たちの里親探しをメインでやり、Kさんはひたすらその地区の成猫の不妊手術を行いました。たった二人だけの活動。 私とKさんは孤独で、いつも支え合うように連絡を取り、お互いの背中を前へ前へ押すようにして、乗り越えようと必死でした。その地区は、殆どの住民が野良 猫を嫌っていたため、餌やりをする方の阻止に力を入れていました。最初に行った日に、干からびたかつにそっくりの子猫の亡骸を抱え、Kさんは一軒一軒近く の家をまわり、「これが狙い?こんなになるまでどうしてひどいことをするの?」と泣きながら訴えてました。私は横で、誰も私達の話を聞いていないことに気 が付き、住民達との埋めようがない温度差を感じて虚しくなりました。餓死した子猫を見て、気持ちが揺れた人間は居ない。だってそれが望みだったのだから。

私もKさんもそこには住んでいません。だから通うのは、車か自転車。
唯一の餌やりの男性のお宅に今も毎週数回行って、猫達のご飯を届けています。
この記事を書き終えたら、その足で今日もそこへ向かって、猫たちにご飯を届け、お散歩してもらえない犬の散歩へ出かける予定です。

でも、ご安心下さい。
そこの猫達は、今皆まんまるに太っていて、あれから交通事故で数頭亡くなりましたが、今尚十数匹の猫が元気良くご飯を食べていますから。勿論、全て不妊手 術を受けさせているので、新たに子猫も生まれていません。そして、猫たちに何か危害を及ぼす行動をしたら即、動物愛護法違反で訴えると文章にし、一軒一軒 のお宅にそれを入れてきました。それが効いたのか?(笑)猫に悪さをする人間は、今のところいません。

話は戻りますが、里親探しが一段落し、それと平行して、Kさん担当の不妊手術が最後の1匹になった日に、電話が鳴りました。

「Kですが。最後のオスが今日、捕獲箱へ入りました。でもね、ちょっと問題が・・・」
「どうしました?」
「今まで見たことない子が1匹居るのよ。子猫にも見えるし、成猫にも見える。それがね・・・」

私は最初、手術する猫が増えたから、その相談かと思いました。手術代は、全部自腹で、私とKさんが折半していたので、破産寸前の私に気遣って電話してきたのかと。

「いいんですよ。新しい子でも、そこがテリトリーになるかもしれないし、手術しちゃいましょ」と言うと

「ええ。でも他の猫はその子の事を嫌がってウーウー威嚇しているのよ。だからよそから来た子かもしれないわ。それに、すごいの。お口が血だらけで・・・」

ええ?吐血? 黙って続きを聞きました。

「今病院へ運んだんだけど、歯がね、何本も口の外にぶら下がっているのよ。お口から血をたっくさん流しながら・・・。どうしたらこんな状態になるのかしら。私、ずっと考えているんだけど、普通はあり得ないわ」

電話を切って、即病院へ向かいPeaceと出会いました。

洗濯ネットに入れられて、既に麻酔がかかっている状態のPeaceの姿を見て唖然。
何これ。歯が外にぶら下がって歯肉一枚で繋がってるわ。
先生にどうしたらこういう風になるかと聞くと
「ハンマーか何かだろうね。ほら、ここを見て、力いっぱい叩かれている跡があるでしょう。何処で保護したの?」と。

Peaceはオス猫で、体重2.5キロ。まだ成猫に届かない子ですが、外で十分生きていける大きさでした。でも、歯がこれだけないと、喧嘩も出来ないし、 外でやっていくにはキツイ。去勢手術と一緒に歯肉一枚で繋がっている歯の抜歯もお願いして、再びKさんと今後のことを相談しました。

「外で生きるのは難しい。しかもまだ若いから、里子に出します」と言うと
「あなたの負担が増えるわ。でもそうしてもらえるとありがたいわね」と。

退院後、703号室のお風呂場にPeaceを移して、里親募集を開始しました。

その頃、家に居た別口の保護猫、卒業生アールちゃんと


人間にはとても凶暴で、病院へ連れて行くときは、かなり苦労しました(笑)。私の手は傷だらけ・・・。だから抱っこはもち、軍手をつけて。ピー顔がふてくされてますね・・・。


チチは素手(爆)。ん?ピーは嬉しそう??ナンデ?


アップ。こうしてみるととっても可愛い(笑)。


募集しても募集しても、里親さんが決まらず、何度も何度も挫折して、もう家で飼ってしまおうかと思いましたが、猫エイズキャリアのかつくんが居て、もし Peaceと喧嘩してうつしてしまったら・・・。と考えると簡単にもいかず(Peaceは何の病気も持っていませんでした)思いついたのが、おじ(笑)。

最初は猫なんて嫌だ、犬の方が可愛いとか散々言っていたのですが、一度飼うと言ってからのおじは、半端なことはしませんでした。人見知りで凶暴で、どうし てもなつかないPeaceを膝の上に無理矢理乗せて、手から缶詰を一口ずつ与え、半年以上かけてならし、ワクチンなどもちゃんと打って、家中何処飛んで歩 いても良いように片付け、何より愛情を惜しまず接し続けました。

「ピー!ピー!おいで~♪」
おじが呼ぶと、何処からでもすっ飛んできて、おじの膝におさまり、男同士ラブラブタイムが始まります。夜も一緒に寝て、色んな魚屋を回り、ピーの為にお手製のご飯を手作り(爆)。

もう、Peaceは愛されすぎちゃっています。
おじとPeaceが暮らして約2年弱ですが、6㌔まで育ったPeaceは本当に幸せ。

先日、おじの留守中に、チチとハハ妹と私でおじの家に遊びに行ったときに撮った1枚。


汚くてすみません・・・。本当はもうちょっと家、綺麗ですからね!本人の名誉の為に言っておきます(笑)。ピーは物凄い警戒モード(笑)。でも、ちゃんと幸せなんですよ!

え?信じられない??(笑)。

次回は、猫好きの方にはたまらない猫の絵の展示会のご案内も兼ねて、そんなおじが壁に飾ってくれたかつの写真をUPします!

「Ⅹ79Peaceの話、長いよね。ハハ下手だから許してね。でも幸せになって本当にぼく良かったと思っているよ。ついでに、ほほもよろしくお願いします。里親募集中です。今日もまんまる星から皆さまの幸せを祈って。」

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