Q
※コメントより
こんばんは。
いつも愛情溢れるブログを拝見しています。今日のブログを読んで、ずっと前からアンニィさんに聞いてみたかったことを書かせてもらうことにしました。
まず、私の自己紹介をさせていただきます。
私は50手前の独身女性です。80代の両親と3人暮らしです。
私自身は犬猫の飼育経験はありませんが、猫が大好きで、一緒に暮らすことが子供の頃からの夢でした。しかしずっと賃貸住宅に住んでいたこと、私が30代になってようやくペット可の分譲マンションを購入した頃には深夜まで帰れないくらい多忙だったことで、猫との暮らしを実現できませんでした。
一昨年くらいから仕事も落ち着いたので、譲渡会へ何度か足を運んでみました。しかし、気になる子の里親を申し出ても結果は全て家族構成を理由に譲渡不可。
とある団体の譲渡会ではこんなことを言われました。
「どこの譲渡会に行っても(私の家族構成では)結果は同じだと思います。今はネットで個人の譲渡もあるのでその方が簡単に譲ってくれるのでは?じゃなければ(私が自力で)外の猫ちゃんを拾ってあげてもそれはそれでその子も幸せだと思いますよ」
私は素直に受け取ることができませんでした。里親失格の重い烙印を押された気がして悔し涙を堪えるのに必死でした。
愚痴や文句を聞いてもらいたいのではありません。譲渡団体の苦労や思いがわからないほど自分勝手な人間ではないと思ってます。
ただ、私はこの時、ペットショップやブリーダーならこんな思いをせずに自分が気に入った子を手に入れられるのに、と強く感じたのです。
アンニィさんは、ペットショップやブリーダーから犬猫を迎え入れた人を非難するつもりはないと書かれていましたが、私のこの思いは受け入れられるものですか?
A
※コメントへの返信
ぴぃさま
コメントありがとうございます。もちろんぴぃさまの思いは100%受け入れられます。多くの方がそう思っているでしょう。
長くなりますが、私の考えを書かせていただきます。ここからは私の思考や経験に基づく憶測、推測も交じりますが、ちがうようでしたら指摘してほしいです。
はじめに私からの質問です。ぴぃさまは現在もうペットショップで買ってしまいましたか? もしまだ買っていないようなら、もう少し待っていただけませんでしょうか?
私も実は、若くして(16年前くらいかな)犬の里親希望を出したことがあり
当時団体にメタメタに斬られた経験があります(笑)。
私としてはひとり暮らしをしながら犬のべべをたいせつに育てていたつもりでした。
2頭目は「不遇な犬を1頭でも引き受けたい」という自分なりの善意の気持ちだったのです。
昔は犬猫の殺処分数が今とは比べ物にならないほど多く、私でも役に立てると考えていたのです。
でも、あなたはまだ若すぎる。経済力も乏しい。自分の犬だけで精いっぱいなはず。ととても冷たい口調であしらわれました。
その時思ったのです。
では私は、力と(犬2頭と暮らせる程度の)経済力をつけ環境を整え改めて里親希望を出せる人間になろうと。
それからすぐに自分で譲渡活動を行うようになったので、結局犬の里親にはなっていませんが、ナナ、リルを迎えましたし、猫のあまたの里親にはなりました。そして多くの犬猫たちを家に招き入れ、譲渡し、今に至っています。
そんな私からぴぃさまに言えることは「自信を持って!」です。
必ず里親さんになれます。真摯な内容のコメントを読ませていただいているだけで、お人柄にふれるようです。迎えられた保護猫さんはまちがいなく幸せになれるでしょうね。
次に現実的な話をさせていただきます。
その団体の方が仰ったことは必ずしも正しいことではありません。
まずネットで簡単にもらえるのでは? というのが引っかかります。
私はネットを使っていますが、簡単に譲渡したことなど一度もありません。
むしろ名のある団体に負けない譲渡(勝ち負けではありませんが)をしてきたつもりです。
団体だからと言って「上」には位置していません。人と人は対等です。
きっとどの団体からももらえないと仰った意味も分かりません。
ほかの団体のポリシーまでなぜその方にお分かりになるのか、根拠をお聞きしたいです。
そして団体だったらもらえないけれどネットならもらえるとの憶測をしたその方の経験値の浅さを感じます。どうして何事も断言ができるのでしょうか? それほどプロフェッショナルなのでしょうか?
私の里親さんの中には30回断られた方もいます。半年間毎週のように断られた方もいます。
けれど私が譲渡した子はシンデレラのように幸せに暮らしています。譲渡して大正解でした。
ほかの方に断られた理由がよくわからないほどでした。
もし、もしもめげずにやさぐれずに自分に合う子を探す気なら、それこそその方の仰っているネットでの応募をしてもいいですし、自治体が運営する譲渡会に参加するのはどうでしょうか?
昔で言う「保健所」です。譲渡スペースは明るく開かれた場所が多く、そこで殺処分などしていないので殺処分候補の中から「選ぶ」という雰囲気ではないと思います。実際ご縁を得ている方がたくさんいます。または動物病院や保護猫のいる猫カフェなどもいいかもしれません。
数人に会って「ダメ」と一蹴されたとしても、次はOKかもしれません。くじけそうになる気持ちは理解できますが世の中すべての保護主に否定をされたわけではないのです。安心してくださいね。
最後に、おそらくご家族構成が引っかかっているのではないかと勝手ながら推測をしています。
ご両親はとてもお元気だと思いますが、実際問題、将来ご両親の介護がはじまったら猫はどうするのかとか、一般論ですが、中には認知症などで扉を開けっぱなしにしてしまって猫が脱走するケースを見聞します。本当の話です。
自分にも言えることですが、「うちの親は大丈夫」と思っていても、未来のことはわからないのが正直なところです。
その場合、どう対応するのかを想像し、考慮し、対策を練っておくことは悪いことではありません。
もし対策があるようでしたら、きちんと保護主さんにお伝えし、猫に対する思いを添えて膝をつき合わせれば保護主も安心して円滑にお話ができると思います。
正直に書かせていただきましたので、不躾な部分も多々あるかと思いますが、どうぞお許しくださいね。
いい出会いがありますように。LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!