2 ぼくらの舞台にぼくらはいます

さて、つづきが遅くなってしまいました。

 

 

里親肉球きらりさんとのご縁のいきさつは前回をご覧くださいね。本日は新居へご案内します。

 

 

 

到着

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真新しい家のかぐわしいこと。肉球きらりさんが猫を迎えるために一念発起で買った新築

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広々かつ隅々までピカピカなのはもちろんのこと、ほかにも保護主として私が得た安心材料がこの家にはいっぱい。↑キッチンと猫がメインで過ごす和室が対面式になっているのが素敵!

 

 

 

玄関は完全な独立型。(リビングへ入るための)水色の扉をうまく使い、玄関部分を猫立ち入り禁止にしてしまえば安全な二重扉になります。飛び出しを防げますね。

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2Fに繋がる階段はリビングの中に。階段をダダッと降りて玄関の外まで一直線に出てしまう恐れなし。水色の扉を開けないと玄関へは行けません。階段と玄関は逆方向を向いています。猫の導線を考えていただければ私の言いたいことがおわかりいただけますよね。

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そしてガラス窓がやたら多く、明るいのがこの家の特徴ですが、セキュリティーを重んじるためか? はめごろしの(開かない)窓ばかりなので、「うっかり閉め忘れ」が起きにくいのです。

 

 

 

換気に使うであろう掃き出し窓にはこちらの脱走防止柵がつけられていました。

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↑ 外の景色があるので、カーテンのままの紹介とさせてください。

 

 

 

早速、私が持って行ったちゃた幸のレンタルケージを(マイ太郎さんが)組み立てます。結ちゃん用のケージはあらかじめ肉球きらりさんが準備してくれていました。

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私はペチャクチャしゃべってパチパチ撮るという忙しい身分です(爆)。アホ?

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完成! ちなみに奥の細い2枚のガラスも開かない(明かり取りの)窓

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「結ちゃんいいねー」

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お顔だけキョトンと出す結ちゃん

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肉球きらりさんが撫で撫で♪

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どこへ行っても落ち着かないちゃた幸は目がキョロキョロ

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マイ太郎さんのプレゼントのシュシュとバンダナ。バンダナはリバーシブル

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裏面は唐草模様

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ちゃた幸、似合ってるよ!

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マイ太郎さんと私からのお婿お嫁入り道具

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家中には肉球きらりさんがぽちりまくったさまざまな猫グッズが。一部のみをご紹介します。

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誤解のないよう補足しますが、肉球きらりさんは大金持ちではありません。むしろとても堅実な女性です。猫と暮らすのが夢だったので、一気に今、いい意味で爆発中(笑)。

 

 

 

猫の飼育ははじめてですが、医療人としての経験が豊富。医療面の知識に富み、猫の扱いがうまく、信頼してお任せできます。前も書いたのですが、臨機応変の利く方です。

 

 

 

肥満細胞腫の再発の恐れのある中年のちゃた幸も、繊細な心を持つ結ちゃんも、肉球きらりさんならきちんと心身のケアをしてくださると思います。

 

 

 

ね、結ちゃん?

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結ちゃんケージからのスタートがんばるんだよ!

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「そうしてみる で 隣の茶髪男はだれですか?」

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「ぼく? ぼく“ちゃた幸”」

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ちゃた幸はきみ、がんばるという次元じゃないね?

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おまい結局、どこでもOKか・・・・・・

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「“どこでも”じゃありませんよ 頭に“快適な場所なら”をつけてくれないと・・・・・・」

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「おい 繊細さのかけらもないのね」

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「お隣さんとうまくやれる気がしません」

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結ちゃん・・・・・・どうかどうか(願)。

 

 

ちゃた幸はつき合ってみるといいヤツなの。信じて!!

 

 

 

心配がないわけじゃないのですが、まずはお茶やお菓子を出されるがままにペロリ

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「ごちそうさまでした。おいしかったです」

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なごり惜しいですがこのまま居つづけるとマイ太郎さんが肉球きらりさん家に占拠してしまいそうな雰囲気でしたので、そろそろ連れて帰らないと。車を出してもらったのは私ですが。

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肉球きらりさん、美しいそうめんのおみやげをありがとうございました。ちゃた幸にかかった医療費のうち、去勢手術などの基礎的な部分を肉球きらりさんにご負担いただきました。肥満細胞腫の手術にかかった分は以前ウレシカさんからお預かりした支援金で私が払っています。

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帰宅後、届けたばかりのちゃた幸が家にいない不思議さを実感。急にさびしさがこみ上げてきました。しかし肉球きらりさんが即席で書いてくださったお手紙を読んで、萎んだ心が大きく膨らんだのです。達筆! ツイッターにあげたところ、私が気づかなかったキーワードに気づいてくださった方が。「幸せを結ぶ子たち」って、ちゃた幸と結ちゃんのことなんですね。感動・・・・・・

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ちゃた幸、結ちゃん、ふたりの相性が未知数のままふたりを託すことになったのですが、私、肉球きらりさんならどうにかできると信じています。もちろん、私の言葉がプレッシャーにならない程度のラフな気持ちで向き合ってもらえたらいいのですが。

 

 

 

送ってくださった近況画像↓

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ちゃた幸はゆるすぎ・・・・・・

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階段をトコトコのぼって2Fへ。環境に恵まれようやく猫らしい運動ができるようになりました。

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結ちゃんもなかなかやりますよ。ツイッターに載せた動画ではゴロゴロ喉を鳴らしています。

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結ちゃんの場合は口だけですので、シャーされてもなるべく触ってください」

 

 

 

マイ太郎さんからの引き継ぎどおり、2日目以降積極的にボディランゲージを続行・・・・・・

 

 

 

そうしたら結ちゃんにみるみる変化が

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ちゃた幸には拒絶シャーを連発するものの、肉球きらりさんの存在は早々に認めた模様です。

 

 

 

写真だとわからないのですが、実際は結ちゃんがちゃた幸を警戒中

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我関せずのちゃた幸でしたが、結ちゃんにシャーされるとイライラモードになったりもするらしい。大丈夫かな? ちゃた幸結ちゃんをさぶみたいに噛んだりしないかな?

 

 

 

で!

 

 

 

今夜届いた最新のふたり

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えー? 近い! やったー!

 

 

 

これは猫じゃらし遊びで縮めた距離だそうです。まだ相性が合うというレベルには遠いのですが、ちゃた幸も結ちゃんもお互いに一歩ずつ歩み寄っています。

 

 

 

ちゃた幸は結ちゃんのシャーをスルーする術を身につけつつあるとか。オトナになったのう。

 

 

 

ちゃた幸の幕が開け、舞台には可憐なお姫さまとあたたかい保護者が彼にスポットライトを照らしつづけてくれています。ようやくちゃた幸はその性格と生活の質を一致させました。

 

 

 

日本にはまだまだ幸せになるべき犬猫たちがいます。

 

 

みんな幸せになりますように。

 

 

 

かつくん「249ちゃた幸卒業おめでとう。逆境の中よく生き抜いてきたと思います。結ちゃんとの体格差は約2倍。ちゃた幸が紳士らしく振る舞うことをぼくは切に祈っています」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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1 ぼくの幕が開けました

ちゃた幸が巣立つ前、チチは「さびしい。さびしいんだけど」を連発。ちゃた幸は不思議と心にスッと入ってきて、なかなか抜けていかない猫です。

 

 

ある日、別室にいたチチが大声で私に話しかけてきました。

 

 

「あのさあ ちゃたって頑なにドライフードしか食べないね」

 

 

 

頑な、って言葉がまさにピッタリで、思わず噴き出してしまいました。

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「ぼく どこへ行くの」

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いっしょに過ごした1カ月半。さまざまな思い出が残っています。

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チチ不在の日が多かったため、はじめはリビングにいてもらう予定でした。卒業生満天に似た外見のちゃた幸。穏やかそうな雰囲気だし、きっとうまくやれるはず、そう考えていたのです。

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しかしどういうわけか、猫なれしているはずの我が家のほほ、あまぱん、(特に)さぶがちゃた幸を激しく警戒。ちゃた幸を目の敵にし、猛烈に威嚇しまくるのです。困ったなあ。

 

 

 

ちゃた幸は一度さぶと大喧嘩。間に入った私がさぶに噛まれるという事態に発展。いや、大げさ抜きに結構派手な喧嘩で、止めないともはやまずいレベルだったのです。

 

 

 

喧嘩を売ったのはさぶですが、勝ったのはちゃた幸。ちゃた幸の圧勝。さぶプライド傷ついただろうなあ。さぶにもちゃた幸にも悪いことをしました。猛省。

 

 

 

ほほはちゃた幸のケージ内に侵入し、3段目までのぼりました。

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ちゃた幸を見下ろし、直後に思いっきりクサいマーキング(排尿)を・・・・・・参った。ほほそのケージの板、おしっこ吸ってシワシワになってしまうの、知ってる?

 

 

レギュラーメンバーと保護猫サクの想定外の拒絶リアクションを目の当たりにした私は、ちゃた幸を保護部屋と寝室の二部屋に入れ、みんなと距離を取らせることにしたのです。

 

 

 

ごめんね。ちなみに犬はぜんぜん平気なのに、なんでだろう?

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まあ、こっからスタートだね。まずはフリーになる練習から!

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最初は「自由」が落ち着かなかった様子のちゃた幸。5年間狭い檻の中に押し込められていただけあって、本当に挙動不審でした。衰えた後ろ足を引きずりあちこち動きまわる。歩く歩く歩く、歩きまわる。歩きまくる。ときどき鳴く。身の置きどころを必死に探していたのだと思います。

 

 

その姿が、私には悲しく映りました。

 

 

口の利けない彼らですが、感受性は私たち人間に負けず劣らず、十二分に備わっています。

 

 

彼らはやわらかな心を持ち、視力聴力に恵まれ、皮膚の奥には赤い血が流れています。

 

 

 

私たち人間と大差ありません。だから生き物としての最低限の尊厳を、私は彼らに担保してやれる社会を夢見ています。人権や選挙権を与えたいと言っているんじゃないですよ。生き物として心地よく生きて心地よく死ねる当たり前の権限を言っているんです。

 

 

 

昨今の連発する多頭飼育崩壊に胸が痛みます。

 

 

「悪気はなかった」

 

「犬猫が好きで飼った」

 

「いつの間にか勝手に数が増えた」

 

 

一見悪者がいないように見える「善意での飼育」が、ときとしてものすごい暴力となって犬猫たちをズタズタにしていることを、絶えず、絶えず、繰り返し、繰り返し、私たちは想像していかなければならないです。少なくても私は相手の痛みを想像したい。

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私はちゃた幸に「猫」を謳歌してほしい。猫としてたのしく生きてほしいです。

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「ハハ~ ちょっとまちがってますね 猫としてじゃなく “愛猫”としてが正解です」

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「ぼくねえ ただの猫にはなりたくないんですよ 憧れるのは室内をかっ歩する愛猫です」

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「甘えるのが好きですから」

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画面とキーボードの隙間を占拠するちゃた幸は別名「じゃま幸」

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チチは目尻を下げながら、何度も私に訴えてきました。

 

 

「こいつのせいで家での仕事の効率が非常に悪い」

 

 

「マウスとか勝手にクリックされる」

 

 

けれど私が「ケージに入れれば?」と提案すると、即私の提案を否定するのです。

 

 

「いや、(このままで)いい」

 

 

キーボードをずらし、ちゃた幸分のスペースを確保する始末

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「人を骨抜きにするのは朝飯前です」

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そうそう。ちゃた幸の特技だよね。お前さんならどこへ行ってもうまくやれる気がします。

 

 

 

問題は猫同士の相性だけ。同日に卒業の結ちゃんと共存できることをひたすら祈っています。

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実葉へのお問い合わせがきっかけで、里親肉球きらりさんと出会いました。実葉は家族が決まったので結ちゃんを肉球きらりさんに紹介。ちゃた幸は猫好きの結ちゃんのお友だち猫として私がスカウトしたのです。もちろん、ちゃた幸の過去に胸が痛んだのと、ちゃた幸の皮膚に多発していた肥満細胞腫の手術を受けさせたかったのが保護の理由です。

 

 

ちゃた幸と結ちゃんの縁結びの詳細が載っています。

 

 

「ぼくと出会うまで/幸せの703号室」

 

 

「手を知る 手の使いみちを知る/幸せの703号室」

 

 

 

このたび肉球きらりさんが無事に引っ越しを終えたので、週末、結ちゃんを保護しているマイ太郎さんと「結ちゃん」、「ちゃた幸」をお届けしてきました。

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私からの提案で、いちおう1カ月のトライアルを設けることに。肉球きらりさんはふたりを個としてよく観察し、均等、そして濃密に接しています。臨機応変の対応ができる頼もしい女性です。

 

 

 

丸投げをして申し訳ない気持ちでいっぱいですが、結ちゃんとちゃた幸の明るい未来を想像しながら、見守っていきたいです。

 

 

トライアル中ではありますが、次回ちゃた幸と結ちゃんの新居へご案内します。

 

 

 

長い文章をお読みくださり、皆さまありがとうございました。

 

 

 

書いていて今ちゃた幸に会いたい、ちゃた幸を撫でたい欲望を抑えるのに必死です。

 

 

 

推定7~8歳のおっさん猫ですが、ちゃた幸の幕は開けたばかり。すべり出しはまずまず。

 

 

 

がんばれっ!

 

 

 

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2 わたしの宇宙

さて、本日は皆さまをすもものお家へご案内します。

 

 

いっしょに門出を祝ってもらえたらうれしいです。

 

 

当初TNR対象だったすもも。病院で想定外の出産をしたことで保護期間は延長されましたが、それでも「子育てが終わるまで」という期限付きだったのです。いきさつを知った私は、懸命に子育てをがんばる母猫こそ幸せになってもらいたいとの思いで家族募集を引き受けました。

 

 

「すもも丸/幸せの703号室」

 

 

 

↑ 私のTNRに対する考え方についても書いています。

 

 

 

不妊手術を終え、子育ても一段落し、ようやくすももは終の棲家へ旅立つことに。

 

 

 

お届けはemi-goを誘いました。車出してくれてありがとう。

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emi-goはお届けが終わり次第、病院へ帰らなければなりません。

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区内に住むとある中年男性医師が孤高にTNRをつづけていて、emi-goの病院にこの日4匹の地域猫を連れて来ることになっているんだとか。その方は「(TNR活動は)家族に内緒」が口癖で、ピカピカの外車にたくさんの捕獲箱を積んでやってくるそうです。お会いしてみたい(笑)。

 

 

 

なわけで、テキパキ向かってテキパキ到着!

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二日ぶりの再会。おじゃまします。

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まず切り忘れた爪をカット。かわいそうだけど、ネットに入っているうちにした方が無難かと

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なんでしょう? あとでカメラに入っている写真を見て自分のテンションの高さに引きました。

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すももがじっとしてくれていたおかげでサッと終わったよ~

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あっティーさんが準備したシュシュをつけて

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あまりの美しさに私がアホ面で仰天しています。

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用意されたケージに姫を案内

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すぐに3段目のベッドに

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「よろしくねー」

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まあ、病院から一般家庭に変わったばかりだし、緊張はしょうがないですよね。

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「ステキなお家だねえ」

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あっティーさん宅は都心の2LDK分譲マンション。築年数を聞いてビックリ。本当に手入れが行き届いているのです。もう隅々までピカピカに磨かれていて・・・・・・私も見習いたいなあ。

 

 

 

しかも女性らしい「かわいい」がいっぱい♪

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先代猫さんたちの幸せそうなお顔にほっこり

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ピアノのお部屋。ふふ。あっティーさんは長年ピアノの先生をされています。

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ピアノのお部屋にも写真が

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扉の手前にはピアノのお部屋がありますが、そこは猫を入れません。すももの居住ゾーンは奥の二部屋。二部屋に繋がるこの扉をきちんと閉めることで玄関からの飛び出しを防ぎます。

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和室の大きな窓には換気用の脱走防止柵がつけられていました。

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見て!! 突っ張り棒だけじゃないんです。上部がビスで固定されているのです。すごい!

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自分の環境の変化に戸惑うすももがパニックに陥り、万が一にも外に行ってしまうのはとても怖いことなので、こうしていただけると助かります。

 

 

 

和室の押し入れは開放されていました。「歴代の猫たちがくつろぐ場所」だそうです。

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いいねえ。猫は絶対好きだよね。桃の隠れ家もキュートです。

 

 

 

キティちゃんのドーム型トイレ発見。こんな商品があるのですね。

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換気の窓が近く、空気清浄機もあるのでニオイがこもる心配がなさそう。うちは換気用の窓も遠いし空気清浄機も遠い。うーん・・・・・・私もこれを機に配置を考えなおそうかな?

 

 

 

emi-goが医療ケアの証明書とプレゼントを手渡しています。

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中身はマグカップ。猫がくっついています。

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和気あいあいとおしゃべり。お茶とスイーツをごちそうになりました。おいしかったです。

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記念写真。赤いセーターと花柄のスカートが艶やかですね。

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お届けまで何度も会っているので不安は微塵もありませんでしたが、お家に伺ってますます安心度が増しました。日当たりがよく、居心地のいいすばらしい住空間です。

 

 

 

おめでとう。ちょっとずつゆっくり馴染めばいいんだよ。時間はたっぷりあるんだもん。

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基礎的な医療費は保護した方が保護時にすでに支払い、追加の医療ケアおよびステイ分は病院の厚意で賄い、あっティーさんにはウイルスチェックの分の負担をお願いしました。交通費が大変だったにも関わらず、いつもおみやげを持ってきてくださり恐縮です。

 

 

 

パン、チチと奪い合って食べましたよ。

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猫だらけのセンスのいいプレゼントもありがとうございます!!

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リサ・ラーソンの箸置きだって。使うのもったいない。(けど使う)

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あっティーさんが送ってくださったすももの近況↓ 食欲旺盛でなによりです。

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姫、やっぱ即押し入れに籠城しましたね。

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すももは自分の置かれている状況が即座には飲みこめないけれど、あっティーさんとすもものペースで日々を重ねれば、次第に絆の深い伴侶となるでしょう。

 

 

 

1カ月後、3カ月後、半年後が楽しみです。

 

 

 

最後に、私のベストショットを♪ ビビリ顔ですが、目がまんまるで萌えるー!

 

 

 

「タナベさん ここどこですか?」

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ここ? すももの世界、いやちがうな。ここはすももの宇宙だと思います。

 

 

 

終の棲家を得られる犬猫たちが1頭でも多く増えますように。

 

 

LOVE

 

 

 

かつくん「x248すももさんおめでとう。ぼくもすももさんがどんどんキレイになっていく様子に感動していたひとりです。善き家族と巡り会えたね。あっティーさんにたいせつにしてもらえるのはまちがいないです。子育てお疲れさまでした。食べまくってフワフワのベッドで寝まくってください」

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1 ドライブ

ブログを書くとき、溢れるネタの中からどれにしようかいつも悩むのですが、本日から2度にわけ「すもも」の卒業をお送りしようと思います。「ちゃた幸」はもう少しお待ちくださいね。

 

 

木曜のリルの通院時に、すもも一家の顔を見て帰ったのですが、翌日の金曜も私はすももに会いに里親あっティーさんと病院へ。里親になると決めてから、あっティーさんは週1の割合で遠路はるばるすももの元へ通っています。あっティーさんが里親になったいきさつはこちら↓

 

 

「わたしがすももになるまで/幸せの703号室」

 

 

 

あっティーさんと待ち合わせの前、ホームセンターで卒業生のお婿お嫁入り道具や猫砂、ペットシーツを調達。荷物持ちのチチもいっしょです^^;

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この後チチを703号室前で降ろし、いよいよあっティーさんとふたりきりのデート♪

 

 

毎回、私が出やすい駅にあっティーさんを車で迎えに行き、片道30分のドライブを経てemi-goの病院に着くのですが、私たちは行き帰りの車内でいろんな話をしました。犬猫のことはもちろんですが、家庭のこと、昔の職業のこと、これまでの人生のこと、他愛もない話・・・・・・。

 

 

あっティーさんはやさしい方です。

 

 

「親切」という一語では表現できない深い人間性。芯が強く、言動一致、すべての面に於いてなんというか、整合性が取れています。手に職を持ってしなやかに自活し、人の痛みに敏感でそっと寄り添う女性です。がんばって子育てをしてきたすももとよく似合いますね。

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猫の飼育についても安心してお任せできます。

 

 

3匹の先代猫さんたちは、いずれも保護成猫。あっティーさんが自ら保護した子たちです。

 

 

 

FIVキャリアだった子、白血病キャリアだった子、そして晩年ガンと闘った子。どの愛猫さんも猫としての尊厳を失わず、しかしきちんとした医療ケアを受け、愛の中で旅立ちました。

 

 

信頼できるシッターさんや獣医さんがいてくださるのも私にとってうれしいポイントです。

 

 

 

「あ ママとタナベさんだ わたしはこれからごはんです」

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食いしん坊のすももさんはごはんが待ちきれず、大変な騒ぎを起こしています。

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すももの隣の子犬たちは2頭とも里親さんが決まった模様。おめでとう!

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シャイな性格がツボにはまり、行くたびに抱っこしてしまいます。

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2頭ともイチャイチャしますが、写真はなぜかリュウ似の茶色の子が多いです。

 

 

 

きみもステキなお家に行けるといいね!

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かわいくないですか?

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「あの~ ごはんはまだでしょうか?」

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準備中のemi-go

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「あ 来たかな?」

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子猫たちは別ケージで食べさせています。

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こうすればすももがゆっくりとごはんを堪能できますね♪

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結構大盛りだったのに、あっという間に完食

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推定2~3歳の食べ盛りだし、子育てはパワーが要るからエネルギーを摂らないとね!

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あっティーさんとお話中

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「お引っ越しは明後日だよ?」      「うーん ドキドキします」

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「あたらしい環境でわたし うまくやれますかね?」

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すもも姫、思うんですが、「家族は1日にして成らず」ではないでしょうか?

 

 

 

ゆっくりゆっくりでいいんですよ。

 

 

 

3匹の愛らしい娘たちと過ごした時間もすばらしいけれど、「家猫」として無二のパートナーと生きる未来はきっと格別ですよ。あなたが娘たちを慈しみ、守ってきたように、今度はあなたが慈しまれ、守られる番になるのですから。

 

 

 

「次はわたしが娘になるのですね?」

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はい。それにしてもすももあなた、どんどんきれいになっているね。

 

 

 

帰り道、車を降りる間際にあっティーさんがポツリと言いました。

 

 

 

「すももの病院へ通うのもこれが最後なんですね。なんかさびしい」

 

 

 

実は私も同じことを考えていたのです。私は改めてまわりの方々に感謝しました。

 

 

 

ご縁探しを通じて、私はご家族になってくださる方々との絆を、絶えず得ている気がします。

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

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私の暮らしたい社会

ちゃた幸の記事へのコメントやツイートありがとうございました。皆さまのメッセージを読んで少し楽観的に考えられるようになりました。お返事はゆっくり書かせてください。

 

 

夕方、さび猫すももの里親あっティーさんから届いた画像

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お迎えの準備は着々と進んでいるようです。うれしいね。

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ブログに書いてなかったけど、今週の火曜の朝も、あっティーさんと私はemi-goの病院へすももに会いに行ったのです。すももは子猫たちとおねむモードでした。

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お! 箱入り娘発見。今お休みモードなの?

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「タナベさん ママ疲れているので 静かにしてくださいね」

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はいよ^^;

 

 

 

あっティーさんが撮ったすももの娘。めちゃくちゃなかわいさです。

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あっティーさんおみやげありがとうございました。

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里親募集中の茨城出身の子犬たち。茶色が男の子、白が入っている方は女の子

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こちらは迷子犬。ドロドロの状態だったのをemi-goがトリミング済み

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emi-goが保護した子猫

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胸のところの白いポイントが個性的

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しかしいつ行っても保護動物がいるなあ。ちゃんと「回転」させているのがすごい。

 

 

 

弛まぬ努力の成果だと思います。回転ってそういうことです。努力の証です。

 

 

 

さっき、出先からの帰宅途中にemi-goからメッセージが来ました。

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時刻は深夜23時すぎ。

 

 

 

朝から晩まで働き、ようやく仕事を終わらせたあと、今度は保護動物の里親探しのための写真撮影。emi-goはどこにも支援を募ることなく、だれに不満をぶつけることなく、私とちがってSNSに愚痴を垂らすことなく、ただ黙々と入っているケージを空にするのを目標に動いてします。

 

 

 

ケージに入っているのがただの「物」ではなく、血の通う「命」だということを、ちゃんとわかっているゆえ譲渡に細やかな神経を使っています。自宅へのお届けももちろんしています。

 

 

 

里親募集の壁にぶち当たったときは私に電話で相談をしてくることもありますが、その際にemi-goから泣き言を聞いたことは一度もありません。

 

 

先日も電話で思うことを話したところ、「大丈夫です。あと6頭だけですから」と返してきました。

 

 

募集すべき子が、あと6頭「だけ」なんだそうです(苦笑)。

 

 

 

犬猫の保護には時間とお金と労力が必要です。場所もね。

 

 

それは個人であっても団体であっても動物病院であっても変わりません。

 

 

そもそも生きられるスペースがなければ犬猫は存在できないし、世話をするのに時間がかかるし、体力も要ります。極論、汚れたお皿を洗うのだってお金がかかるのです。ぜんぶぜんぶ。

 

 

でも体質的に動物病院は支援を募りにくいですし、第一、emi-goは支援を求めていません。

 

 

うまく表現できないんだけど、すべては想像力と思いやりなんじゃないかなと思うんです。

 

 

動物病院を開業したemi-go夫妻ですが、大金持ちではありません。どこにでもいる人と同じように多少の借金をして事業をはじめたのです。病院にいる保護動物たちに罪はありませんし、emi-goが納得の上引き受けているので私が心配するのは筋違いかもしれませんが、潰れてほしくないのです。私が潰れてほしくないのは、病院じゃなくて、emi-goですけど。

 

 

 

いい写真を撮ってもらってよかったね。

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終の棲家に案内してもらう日が楽しみだね。

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すももの子猫たちはどんなお家に行くの?

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emi-goの1日の流れを想像したら、なんだかねぎらいたくなり、emi-goに電話。

 

 

けれどいざ声を聞くと、かける言葉が見つからず、ちょっと困るという・・・・・・。

 

 

「がんばってね」

 

「がんばらなくていいよ」

 

 

どっちもちがう気がして、つい脈略のない質問をふらっとしてみたのです。

 

 

「もしもし、あれ? 何歳になったんだっけ?」

 

「え? 私ですか? ●●歳ですけど・・・・・・」

 

「ああ。ぜんぜん若くないじゃん。無理がたたるよ」

 

 

そう突っこんだら、電話口から笑い声が聞こえてきました。

 

 

「そうっすね。はは・・・・・・」

 

 

うーん。

 

 

ほんとうは「ぜんぶわかってるよ」と伝えたかったんですが、改まってそんなクサイセリフ、とてもじゃないけど口に出せず・・・・・・。

 

 

 

ガマンの効く人がとことん歯を食いしばるような雰囲気にもっていく社会よりも、みんな少しずつ、それぞれが力を出せる社会をめざしたいです。私はそういう社会で暮らしたい。

 

 

 

計6頭の子犬子猫は里親募集中です。

 

 

 

LOVE

 

 

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