唯一の太い糸

たぶん、昔ブログにUPしたことのある写真ですが、再度引っ張り出してみました。

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きっと、さぶも私も、もっと写りのいい写真がいっぱいあるはずなのです。

 

 

しかし今は、フォルダーをまじまじと見返して探す気持ちになれません。

 

 

かといって、さぶ不足も困るので、適当に目についた写真を載せてみました。

 

 

これは、自分の顔がイヤすぎてボツにしていた一枚。遊びに来たゆちゃんが撮ってくれたもの♡

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パジャマだし、画像が暗いし、なにより私の呆けた表情(変な笑顔)がムリだったのですが、不思議と、こういう自然なシーンばっかりを思い出すのです。さぶが、いつも横にいてくれた。いつも。

 

 

活字にして、アウトプットすると、さぶがいない現実が浮き彫りになります。

 

 

その大きな塊にのまれそう、いや、押しつぶされそうになるので、なかなかしんどいです。

 

 

さぶがいないことで落ち込んでいるのは、私だけではありません。

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さぶにしか心を開かないすずらんが、私はかわいそうでたまらないです。

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保護猫きなもん(きなこ)も同じです。

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我が家は、猫同士の「横のつながり」が乏しく、それぞれが「さぶとだけは仲よし」という状態でした。だから、大打撃ですよ。正直、どうしたらいいのかわからない毎日です。

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さぶは、だれにとっても「唯一の太い糸」だったのですね。

 

 

私にできることは、きなもんの人馴れを、チチと協力しながらつづけていくこと

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諦めずにチャレンジしています。もちろん、わずかな進展を感じています。

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ちゃみもさぶに依存していたよね。

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てんかんの発作が起きたあと、ちゃみはよくさぶに甘えに行っていました。

 

 

失禁したちゃみのお尻まわりを、さぶは丁寧に毛繕いしていたのです。

 

 

日常茶飯事すぎて、わざわざSNSにあげたり、ほかの人に言うほどでもなかったさぶの小さな「功績」や「徳」の積み重ねによって、家は保たれ、まとまり、まわっていました。

 

 

失ってみると、さぶの偉大さを痛感するのです。

 

 

まあ、想像はしていましたが……堪えますね。

 

 

聡明な保護猫ふみは、ほかの猫さんとの距離をはかりながら、自分の居場所を作っています。

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「ちゃみ姉は、近くにいってもだいじょうぶ」

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「きなもんは、これ以上近づくと叩かれる」

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「よし!」

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「学習した!」

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私はふみに、どれだけ支えられているかしれません。

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かわいくて仕方がないので、そばにいてほしいなあと、感じてしまいます。

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私は、さぶがふみを私に紹介してくれたと信じています。

 

 

ふみと出会ったおかげで、さぶロスのダメージが幾分和らいでいるのも事実です。

 

 

けれど、さぶはさぶであり、ふみはふみです。

 

 

それに、私には、自分と交わした約束がいくつかあるのです。

 

 

ふみの将来を思えばこその「親心」と、自分の未来予想や希望や健康年齢もあります。

 

 

私には物事を多角的に考えるクセがあり、勢いでなにかを決断するのは最小限に留めています。

 

 

ふみの愛らしさに、すでにノックアウト寸前ですし、メッセージでも「ふみちゃんをアンニイさんの手元に残してほしい」とのお声がけをいただいていますが、私の人生の責任を取るのは私なので、さぶの喪に免じて、あとちょっと、クダクダと考えます。

 

 

むろん、成長のはやい子猫なので、私も永遠に迷っているつもりはありません。

 

 

もう少しだけ、時間がほしいのです。

 

 

いずれにしても、私はふみを保護しました。

 

 

たいせつなふみを、邪険に扱ったり、ふみの存在を投げ出したり、捨てたりしません。

 

 

どんな形であれ、ふみは必ず幸せにします。約束できます。

 

 

皆さまのあたたかい眼差し、やさしさ、厚いお心に深く感謝して♪

 

 

LOVE

 

 

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松ケンと、春の海へ

2023.2.14

 

 

バレンタインの早朝、松ケンが逝きました。

 

 

朝4時頃でした。

 

 

深夜2時まで私は松ケンを胸に抱いて、ふたりで「タイタニック」を観ていたのですが、3時すぎから痙攣が起こるようになり、さようならが近づいてきたのがわかりました。

 

 

最後に、びっくりするほど形のいい立派なうんちを出して、松ケンは軽やかに旅立っていきました。

 

 

食べさせていたものがちゃんと消化できていることがうれしかったです。

 

 

生前、生の松ケンを、また、画像などを通じて、かわいがってくださった皆さま、ありがとうございました。大きな肝臓がんと闘っていたので、苦しいときもあったでしょう。

 

 

しかし私は、総じてまあ、穏やかなラストステージを送ってもらえたかなと感じています。

 

 

私はあまり強くない人間なので、これを書いている今も、苦しくて、胸が押しつぶされそうです。

 

 

だれかの代わりに育て、看取ったのではなく、松ケンを家族だと思っています。

 

 

松ケンは、借りものじゃない。それだけは特記して皆さまにお伝えしたいです。

 

 

私のiPhoneには未公開の写真がたくさんありますが、おいおい出させてください。

 

 

まだ、心の整理が30%位しかついていないので、個別にお礼するのが遅くなりますが、美しいお花をありがとうございました。身体の華奢な松ケンには、もう十分に華やかです。

 

 

前にもブログにUPしたのですが、松ケンと旅行へ行った写真を見てやってくださいね。

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このときは、家族になってたったの4か月でしたが、松ケンが我が家での暮らしに慣れてきたのと、16歳のお誕生日祝いとして、松ケンと楽しい思い出を作りたかったのです。

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近場での1泊ですが、旅行自体がはじめてだった松ケンは、仔犬のようにはしゃいでいました。

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おやつもいっぱい食べたよね♡

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プールで少し泳いだあとは

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貸し切りのドッグランへ

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松ケン、あたたかくてきもちがいいねえ~

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スキップするような、後姿がたまらない。

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海に川にプールにと、とにかく水辺三昧の小旅行でした。

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遊び疲れて、ホテルでぐっすりの松ケン

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仲よしショット

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松ケン、世界は広いねえ~

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チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色を眺める……

 

 

チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色を眺める……

 

 

チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色に目を移す。

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松ケンの目は、やさしくて、キラキラと輝いていたのですよ。

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肉球についた砂をはらいながら、「おうち帰ろうね」と声をかけたのをおぼえています。

 

 

庇護欲を掻き立てられる、ああ、なんて小さな足なんだろう、と。

 

 

松ケンを愛しています。ここにいてもいなくても、松ケンは、心の中を占めています。

 

 

共に歩んだ13か月と9日間に感謝

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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