皆さまこんばんは。本日は、我が家に1年以上いた保護猫七色(なないろ)改め、撫和(なな)について、幸せいっぱいの卒業レポートをお届けします。読んでくださればうれしいです。
ご存じの方も多いと思いますが、撫和(なな)は、私の地元にいたノラ猫さんで、保護されたとき、撫和のお腹の中にはすでに4匹の赤ちゃん猫が入っていたのです。
病院からうちに移動して、慣れない環境下、たったの4日後に赤ちゃんたちを産みました。
私との信頼関係がない状態での出産と育児は、撫和にとって、どんなに心細かったでしょう。
お互いに距離をはかりながら、私は私にできるお手伝いを最小限やらせてもらうに留めていました。
ちなみに、グチャグチャに絡まってしまった赤ちゃんたちのへその緒をハサミで切ったのは私です。
今もあの緊張を、昨日のことのように覚えています。
ちっちと名づけた1匹の赤ちゃんが亡くなってしまいましたが、撫和は無我夢中で、そして献身的に我が子たちを育てました。コロコロとまるくなる子猫たちとは対照的に、ごはんを食べても食べても、やつれ、痩せていく一方の撫和が私の印象に残っています。「お母さん」って、すごいですね。
血や骨……自分の命を削って子猫たちにお乳を与える姿に深く感動したのは言うまでもありません。
子猫たちが良縁に恵まれ、それぞれの終の棲家へ巣立ったあと、次はいよいよ撫和を安住の地へ送り出すはずだったのですが……撫和は譲渡先から3か月半で703号室に出戻ってきてしまったのです。
さぶがつきっきりで励ましていたんだよね。
さぶ、本当にありがとう。
撫和もさぶに甘えられて、だんだんとリラックスするようになったのを感じました。
ね?
出戻りの理由は、「歯が悪い」というものだったので、病院に2度通いました。
中島先生に相談して
アドバイスなどもいただきました。
確かに、一部の歯肉に炎症があります。歯石や抜けてしまった歯も……
似たような症状の猫さんの画像で説明をしてくれた中島先生
撫和も聞いているかのような写真ですね。
先生は、重要なのは、「撫和が現在痛がっていないこと」だと仰っていました。
「ちゃんとごはんを食べれていますから」
私の方で、歯も含め、もっと細かくさまざまな検査をしてから家族募集をするべきだったかもしれない、と後悔したのですが、中島先生のひと言で救われた気がします。
「子猫を産み育てると、歯が悪くなりやすい個体もいますしね」
うんうん。確かに。人間も犬も猫も同じですよね。
撫和の丸ごとを受け入れてくださる方と出会いたいと、このとき強く願いました。
その撫和がこの度、胸アツのお輿入れを果たしたのです。
向かった先は、撫和の娘、玉ちゃんのお宅
10か月ぶりのぎこちない再会を経て、こんな母娘のシーンが繰り広げられるようになったのですよ。
玉ちゃんのご両親は、七色が出戻ったことを知って、悲しかったそうです。玉ちゃんのご家族なら撫和はまちがいなく安楽に暮らせる、そう確信して撫和をお願いしました。
トライアルが無事に終わり、撫和は日々を謳歌しはじめています。
環境といい、お人柄といい、里親さんには感謝してもしきれないです。
もちろん、里親さんも歯の状態については把握しています。
譲渡前の通院で、中島先生ともオンラインで直接お話していただきました。
まわり道をしましたが、皆さまにステキなご報告ができてホッとしています。
その節は、お騒がせをして、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
百聞は一見に如かず、ですので、次回は「玉ちゃん」、「先住風太さん」、「撫和」の画像をたっぷりとお送りします。皆さま、ぜひご覧くださいね。なるべく早く書きます♪
いつもお読みくださりありがとうございます。
皆さまにもいいことがたくさん起きますように。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!