壁を一枚乗り越える

リルは夕方の散歩友だちができたようです。チチからラインが来てほっこり^^

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ふふ。よかったね。写真を見る限り、きちんとごあいさつしていると思います。

 

 

何歳になってもあたらしいお友だちができるのはうれしいよね。

 

 

 

ほほはさぶの留守中、703号室猫組をまとめています。

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ごはんは大小仲よく並んで

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ケンカや遊びにも手を抜かないのがほほ流

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ふたりともムキになってます。

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特に10歳のほほがおとなげない……

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「ふー つかれまち」

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そうだね。ほたるは若いからエネルギーがありあまっているもん。ほほついていくのたいへんでしょ? いつもほたるの相手をしてくれてありがとう。

 

 

あまぱんは高みの見物を

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保護猫ほたると渡り合う体力がないとのことです。

 

 

さて、日曜の本日も東大病院に入院中のさぶに会いに行ってきました。

 

 

無人の待合室

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あ、さぶだ……

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面会場所はこんな感じ。椅子は私が腰かける用です。

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さぶの向かい側のケージにも2匹の猫さんが。いずれも重い病気です。

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さぶのケージの並びのキジトラさん。飼い主さんとよく会います。一度は退院したのですが、戻ってきてしまいました。10歳で悪性リンパ腫と闘っています。

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さぶは今抱っこNGなので、抱っこいいな。うらやましい。

 

 

お互い何時間もいるので、飼い主さんが日常会話程度に動物病院や医療話をしてくれます。東大に来るまで地元の獣医の腕に疑問を感じていたこと、東大の入院費(高いけどなんとかがんばりたい旨)、東大の処置の早さ正確さに驚いたこと、ペット保険に入っていなかったことへの後悔、未来への不安などを伺いました。

 

 

私もペット保険に入っていればよかったとつくづく思っています。

 

 

「ふむふむ 勉強になるな」

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私は立った状態でさぶをこねこねしながらお話を聞いています。

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さぶ、痩せちゃったね。ごはんぜんぜん食べていないって聞いてますけど?

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ひとしきり甘え終わったら、次はシリンジごはんの時間。ゆっくりちょっとずつ粘って40キロカロリー飲ませられました。しかしそれじゃ足りない!!

 

 

会うたびに細くなっていくのが心配です。

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さぶは手足の包帯が気になるのか、酸素室内の管を齧ろうとします。

 

 

ふつうのサイズのカラーから……

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長めのに変えられてしまいました。うっ……カラーがデカい(涙)。

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前田先生がトイレシーツを交換してくれているわずかな間、抱っこOKが出ました。おそるおそるひさびさに腕の中に。だいぶ軽くなっています。ショック。

 

 

けれど、さぶのどんな姿も私にとっては愛おしい。

 

 

先生たちがいなくなったあと、カラーを外してバスタオルにくるんでみました。

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赤ちゃんっぽい。さぶ、ガジガジ悪さしたらまたカラーだよ? いい?

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愛嬌あるね。

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動画1 「声は小鳥」

 

 

動画2 「ミノムシ」

 

 

動画3 「ミノムシのまま」

 

 

 

さぶは明日、壁を一枚乗り越えなければなりません。麻酔がドキドキします。

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会っている時間も、会っていない時間も、私たちは繋がっています。

 

 

KISS

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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戻ってくるイメージ

MIHOさん、さぶへカロリーエース、腎臓ごはん、チョコのおみやげ、さぶへのお見舞いカンパをありがとう。みいさんもお見舞いカンパありがとう。

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MIHOさんからのカロリーエースを手に今日もさぶに会ってきました。さぶがほとんど食べていないのが気がかりです。小さなシリンジ1本分だけでも口に入れたい。顔を見ていない時は漠然と不安が胸の中に広がります。

 

 

でもさぶばかりでなく、ほかのお子たちのお世話もしっかりやりたいです。

 

 

朝、7時すぎの写真

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床がナナの食べこぼしばかりなのはスルーでお願いします。

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ナナが寒そうだったので、毛布でくるんでみました。

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ほほは朝ごはん待ち。早起きだね。ちょい待ってて!

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ナナはおむつ替えようね。

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どの角度から見てもかわいい。穏やかに寝ていますね。

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保護猫ポテチにも朝食を。食いしん坊には楽しみのひとときです。

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早くさぶがこうしてうちに戻ってきてくれるといいんだけど……

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さぶの写真を眺めてはため息。ダメだね、もっと前向きにならないと。

 

 

自分の眼医者→さぶの面会→ナナとリルの薬を取りに大巻先生の病院へのコース

 

 

病院ばっかだなあ。

 

 

「来たんだな 外寒いか?」

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休日にもかかわらず、前田先生と菅原先生がさぶを看ていてくれました。

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いつもありがとうございます。

 

 

私を見つけるとキャラが変わるさぶ

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病院ではクールを貫き、「シャー」や「フッ」もするそう。知らない一面……

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怒る元気があるのはいいけど、お世話になっている先生たちだから、さぶやさしくね。まあいったん触ってしまえば、大丈夫とのこと。よかった。

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先日意識不明になったあと、私が病院へ飛び込んだらさぶが生き返ったかの如く甘えてきた姿を目の当たりにして、先生たちは私に言ってくれました。

 

 

「ぼくたちも愛の力を見せてもらいました。ほんとうにすごいですね……」

 

 

先生たちの驚いた様子とその言葉が励みになっています。

 

 

さぶと私は相思相愛。だからさぶはきっとがんばってくれる。さぶは家に帰ってくる。私はさぶを信じています。すっごく聡明な猫なんですよ。

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さぶ、退院したいなら一口でも食べないと!

 

 

差し入れたシーバはプイ。カロリーエースを開けてシリンジで3本分飲ませました。食欲が出てくれないと困りますね。どうしたら自力で食べてくれるのかな?

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白っぽく見えていた舌も健康的なピンクに色づいてきました。

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食後、濡らしたハンカチで全体をゴシゴシ。気持ちよさそうな動画はツイッターにあげています。気分転換になったかな?

 

 

楽観視後の急降下があまりにも恐怖なのでまだなんとも言えませんが、とにかくさぶの生命力に期待したいです。さぶにがんばってほしい。

 

 

さぶが入院して、家族のありがたみが余計に身に沁みました。健康は当たり前じゃないんですよね。どの子がいつどうなるかなんて、だれにもわかりません。

 

 

日々後悔のないよう接していくしか。さぶいいこと教えてくれてありがとう。

 

 

東大から大巻先生の病院へ

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ナナの腎臓薬、リルのアレルギー薬をそれぞれ一か月分処方してもらいました。

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最近、さぶが外にいた頃をよく思い出します。

 

 

さぶはいつも全身真っ黒に汚れていて、みすぼらしく、どこか悲しそうな顔をしていました。もしさぶが703号室に来たことを喜んでくれているなら、できるだけ長く、1日でも長く、長く長く、私のそばにいてもらいたいです。

 

 

ぜいたくな願いかもしれませんが、叶えられるよう努力します。

 

 

皆さまも大切な家族といつまでも幸せでいられますように。

 

 

Smile!

 

 

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さぶに会えた

さぶに会いに行くまで、心がそわそわ。iPhoneに入っている動画を眺めてはため息。毎日甘やかせてきたからひとりでどんな気持ちで過ごしているかな?

 

 

15秒ほどの動画ですが、さぶと私の日常が詰まっています。

 

 

 

私に捨てられたとか裏切られたとか思っているにちがいありません。

 

 

どうしよう。

 

 

「ちがう」ってちゃんと態度で説明してこなければ。

 

 

さぶへのお弁当を持って車に飛び乗りました。

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名前を貼りつければ先生にもわかりやすいはず。

 

 

 

さぶは酸素室の中で暇そうにしていました。

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前田先生と菅原先生がよく看てくださって感謝です。今朝、胸水をぜんぶ抜いてくれたそうです。胸水の中身は今精密検査中。

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呼吸が楽になったと思います。

 

 

ごはんは強制給餌。食べたあと、一度吐いてしまった模様。食は細いけれど、うちではほとんど吐かないさぶ。慣れない場所だから受けつけなかったのかな?

 

 

ガラス戸越しに私の姿を見つけると、途端にさぶの目が輝きました。

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自慢ですけど、ほんとうです。

 

 

先生方も、私より早くさぶの横の猫さんのお見舞いへ来ていたご家族も、さぶの変貌ぶりに呆れ笑い。私が来るまでさぶは魂が抜けていたみたいです。そんなの聞いたらねえ、ますますたまらないじゃないですか。

 

 

スリスリ

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ツイッターに載せたところ、さぶと私が似ているとのコメントが。うれしいな。

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ウロウロ

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あごのマッサージ

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隣で愛猫さんのお見舞いをしていたご家族が撮ってくれました。

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幸せなひとときです。

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さぶ、ちゅーる持ってきたけど、どうかな?

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ゆっくりゆっくり、合計2本完食!

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もも&さくら家よりいただいたちゅーるです。ごちそうさまでした。

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おいしいねえ♪

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だいぶ痩せちゃったけど、イケメンでしょ? 食べている顔は凛々しいです。

 

 

首元が汚れていたので、ハンカチを濡らして拭くことに。化粧室に向かう私を不安げに目で追っていたと隣の方が教えてくれました。さぶくん、お母さん大好きなのね、こんなに甘えられたらかわいくてしょうがないでしょ? と。

 

 

長い時間外にいた元野良猫なのにね。外猫時代はきつい顔をして、私を睨んだり逃げたりしていたのにね。さぶは私がこれまでに関わってきた猫たちの中でいちばんスイッチの切り替えがはっきりしていた猫です。

 

 

さぶを病気にして苦しめたのが申し訳なくて、自信をなくしていたけれど、さぶの態度を見て、私はさぶが私を選んで我が家にいてくれている気がしました。

 

 

きっともっといい飼育環境のお宅はあるんですが、でもさぶは、「私が」よかったんじゃないかなとうぬぼれています。ならば私もメソメソせず、さぶを治すことに専念します。先生方にはさぶに必要だと判断した処置は(金額を気にせず)なんでもしてくださいと伝えているので、先生方は臨機応変に考え対処してくれています。日本で有数のすばらしい病院ですからその点は安心ですね。

 

 

さぶの健やかな退院をイメージしながら暮らしていきたいです。

 

 

ゴシゴシ

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面会ののち、自分の病院へ

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診察を終え、703号室に帰宅。

 

 

 

さぶに元気をもらって改めて見まわすと、うちの保護猫たちの愛らしいこと!!

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みーんな尊い!

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さあ、明日もさぶの面会を楽しみに嫌いなお風呂にでも入りますかね?

 

 

ご心配をおかけして申し訳ありません。さぶは生きています。

 

 

Smile!

 

 

 

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きみがいてこそ

今までにない具合の悪さを感じ、私はさぶを病院へ連れて行きました。

 

 

日曜の午後ということもあり、行きつけの病院がなかなかつかまらない。大巻先生とは連絡が取れなかったので、中島先生に診てもらうことにしたのです。

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病院では抵抗する力も見せていたので、途中で和んだり笑ったりしました。

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しかし検査をすすめていくうちに、さぶの体に起きている異変がとてつもない恐ろしいものであることがぼんやりとわかってきました。

 

 

症状や疑われている病名をここに書くことができません。

 

 

あまりにもショックでどう家に帰ったのかよく覚えていないほどです。

 

 

腎臓にさえ気をつけていれば、腎臓さえたいせつにしていれば……

 

 

そう信じてきたからぜんぜん消化できません。腎臓だけでなく、全身の検査だって折に触れやってきたのです。さぶは推定シニアの域だから。

 

 

なのにどうしてこんな突然の不幸が我が家を襲ってきたのでしょう。

 

 

これからどう生きていったらいいかわからないです。

 

 

べべと別れて日が浅く、べべを失った現実にすら直面しがたい状況なのに、なんでこんなことになったのでしょう。恨めしい気持ちでいっぱいです。

 

 

帰宅後、さぶを寝室に連れていき、寝室でふたり朝まで過ごしました。私は睡眠薬を多めに飲んで早めに寝ました。正直、起きていたくなかったです。

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腎臓の治療をすべてストップ。ごはんは無理のない範囲で少しだけ与えることに。火曜朝東京大学で精密検査を受けさせる予定です。

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いじりまわすのは本望じゃないけど、病名がはっきりしないと闘えない。適切な対処ができず、さぶをもっと苦しめることになってしまいます。

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明日1日だけがんばってね。

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朝の4時55分に目覚めたら、横にさぶがいました。

 

 

 

あたり前だと思っていたことがこんなにありがたいなんて。

 

 

心の整理がつかないけど、私の時間、エネルギー、思考、人脈、お金、持っているものをぜんぶさぶやうちのお子たちの闘病に費やそうと改めて決心しました。そしてさぶに極力負担をかけない方法を絶えず模索します。

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さぶはかわいいとか、好き、の一語では括れない存在です。

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どれだけこの家のために骨を折ってくれたか、どれだけ私を心配してくれたか、さぶはレギュラーメンバーひとりひとりをリスペクトし、うまく立ちまわり、多くの卒業生たちを育ててくれました。さぶの子育てに、強さとやさしさを感じ、私はさぶを見習って保護動物たちに接してきたのです。

 

 

さぶは体調がすぐれない中、ほたるの面倒も率先してみてくれました。

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ほたるがのびのび暮らしているのはさぶのおかげが大きいです。犬たちがほたるに吠えかかると、さぶがほたるをかばうから。

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「さぶ兄だいじょうぶ?」

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ポテチもごめんね。なるべくポテチが淋しくないようにするから。

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さっき、数日ぶりにメールをチェックしていたら、さぶが足元へ来ました。

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「(膝に)乗りたいの?」って聞いたら、私の目を見てお返事するもんだから、こうやってふたりでメールをチェックしたんです。

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なんか疲れちゃった。

 

 

自分なりに一生懸命やっているつもりなのに、うまくいかないね。イヤになる。

 

 

 

「みんな心配させてごめんな」

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「おれ 生きてるから」

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「いつもありがとうな」

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ちょっとさぶのそばにいたいので、もろもろごめんなさい。

 

 

 

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ほたるの将来

プレゼントいただいたりお出かけしたり、書きたいことがあるのですが落ち着いたら自慢します。

 

 

先日病院へ行ったら、emi-goが話しかけてきました。

 

 

「ほたるかわいいっすね」

 

 

どこか客観的な言い方をするemi-goが不思議で、「え? なんで? (うちに来る前ほたるは)ずっと(病院に)いたじゃん」と返した私。

 

 

「いやそうなんですけどね……最初は目が見えなくてかわいそうだなあって思っていたんです。ああ、かわいそうだなあと。でも、田辺さんち行ったらぜんぜんかわいそうじゃないし、楽しそうでかわいいっすね」

 

 

それを聞いてうれしくなりました。emi-goにとってもほたるはたいせつな存在。そのemi-goが私のほたるへの接し方、向き合い方を認めてくれた気がして。

 

 

どんなに取り繕っても、身近にいる人の目はなかなかごまかせない。

 

 

emi-goが安心してくれているのは自信に繋がります。

 

 

正直、私は日に日にほたるにハマっています。すっごい好きです。

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この「好き」は独占欲を帯びていて、じゃっかん苦しいです。

 

 

ほたるは猫ですが、頭のいいところ、小さいのにどこか自立心のあるところ、聞かん坊なところが子犬の頃のべべに似ています。だから手放すのが辛いレベル。

 

 

繰り返し悩みました。実は今もその渦中にいます。

 

 

けれど私が最重要にすべきなのは、ナナ、リル、ほほ、あまた、さぶのケアと、その隙間で微々たる活動をつづけていくこと。これしかありません。

 

 

ほたるはまだ若い。健康なほたるをうちの子にしてしまったら、この先出会うかもしれない重篤な病気の子や老齢の子を受け入れるのがむずかしくなります。

 

 

がんばれば10頭も20頭も飼えるかもしれません。

 

 

しかしがんばるのは私だけではなくなります。うちの子たちもがんばらなければならなくなってしまいます。自分のキャパを突き詰めると、ほたると暮らすことは現実的にむずかしい。ほたるがどうすれば安全に、幸せに、平安に暮らせるのか、真剣に熟考してみます。

 

 

ほたるを見てどう感じるのかは皆さまの領域ですが、私には美しい子であるのはまちがいありません。最初はそうじゃありませんでした。目がぱっちり開いている子のほうが見慣れているし、違和感がないから。

 

 

だけど日に日に、なんて言ったらいいんだろう、内面からにじみ出るオーラだけでなく、顔も美しく感じるのです。もっと見ていたい、もっと見ていたい。

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私にとってのほたるは不憫な子でも醜い子でもなくて、ただキラキラと愛らしいです。この子になかなか家族希望が来なかったのも、その間にどんどん成長してしまうのも、なぜか私はそこまでマイナスに捉えませんでした。

 

 

はじめから負の要素を超越した場所にほたるは立っているのです。

 

 

そしてほたるはもう、お問い合わせゼロではありません。

 

 

素敵な方々が心を向けてくださっています。

 

 

今夜emi-goと中島先生とほたるの将来について、多角的にじっくり話し合ってみようと思います。ほたるについて何か進展がありましたらお知らせしますね。

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気にかけてくださって、応援してくださった皆さまへいいご報告ができるよう意識していきます。私は個人ですが、反響なしには成り立たない活動ですので、皆さまのご厚情、善意にほたるともども、深く感謝して!

 

 

 

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