703号室を巣立つ前の晩、私はリビングを疾走する月坊を捕まえて、ぎゅっと抱きしめました。
月坊のおでこと自分のおでこをくっつけて、いくつか呪文を唱えたのです。
私のエネルギーを、月坊に移すようなイメージで……。
それが終わると、次は私からの一方的な「お話」がはじまります。
これは、私が卒業生たちに必ず行う恒例行事のひとつ。
「ほまれのことば」、と呼んでいます。
ほまれのことばには、肯定、愛情、感謝、応援と、さようならのあいさつを込めています。
生まれてきてくれてありがたい、好きなところ、思い出、キラキラと次のステージへ向かっていくのがうれしい、幸せになってほしい、そのためのお別れであることを伝えるのです。
息を吸って吐いているお子たちは、みんな尊い。
とんでもない高さの存在価値と、堀つくせないほど深い存在意義があるのです。
8月19日、きょうだいたちと共に、月坊はHさんによって、同区内で保護されました。
赤ちゃんの頃の月坊(写真はHさんより)
うん。やっぱり、真っ白じゃないところがたまりません。
一度ご縁が決まり、画像の三毛猫さん(きょうだいではありません)とセットで譲渡先に向かったのですが、いろいろあって、月坊だけがHさん宅に出戻ってきてしまいました。
でも、大丈夫! 月坊なら大丈夫!
Hさんが撮った月坊のアピールフォト♡
ふふ。ハンサムすぎてクラクラしてしまいました。
11月初旬、Hさんから私へバトンタッチ
一週間お預かりしたキーちゃんの面倒を、月坊は一生けんめいに見てくれました。
ね? すっかり「頼れるお兄さん」のお顔でしょ?
けれど、私は知っているのですよ。
月坊が自分より小さなキーちゃんのおっぱいをフミフミして、甘えていたことを(笑)。
月坊、バラしちゃってごめんね。
もぐもぐおいしいね♪
あれ? 月坊とキーちゃんはどこにいますか?
フリータイムのひとコマ
激しく絡み合う、お遊びの時間
写真を整理して思ったのですが、いろんな瞬間の集合体が、今の月坊なのですね。
どのシーンの月坊も明るくて、見ているだけで前向きな気持ちにさせてくれます。
前にも言ったのですが、月というよりは、まわりをカラッとさせる太陽のようです。
そんな晴れ男の月坊は、「サン太」という名前になりました。
サン太には里親さんのあたたかい心と以下の3つの意が込められています。
1、クリスマスシーズンの出会いから
2、犬のげんまいくん、猫のメルモちゃんにつづく、三番目のお子だから
3、太陽のような存在だから
ステキですね。
勝手ながら、私は、息子(son)の響きもふんわりと漂っている気がします。
あ、逆子ですかね?
「ほまれのことば」を、これでもかというほどに浴びた保護猫月坊改めサン太の終の棲家へのお引っ越しの様子は、次回お送りします。皆さま、ぜひまた遊びに来てくださいね。
This world is beautiful!
LOVE
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