1 ぼくの幕が開けました

ちゃた幸が巣立つ前、チチは「さびしい。さびしいんだけど」を連発。ちゃた幸は不思議と心にスッと入ってきて、なかなか抜けていかない猫です。

 

 

ある日、別室にいたチチが大声で私に話しかけてきました。

 

 

「あのさあ ちゃたって頑なにドライフードしか食べないね」

 

 

 

頑な、って言葉がまさにピッタリで、思わず噴き出してしまいました。

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「ぼく どこへ行くの」

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いっしょに過ごした1カ月半。さまざまな思い出が残っています。

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チチ不在の日が多かったため、はじめはリビングにいてもらう予定でした。卒業生満天に似た外見のちゃた幸。穏やかそうな雰囲気だし、きっとうまくやれるはず、そう考えていたのです。

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しかしどういうわけか、猫なれしているはずの我が家のほほ、あまぱん、(特に)さぶがちゃた幸を激しく警戒。ちゃた幸を目の敵にし、猛烈に威嚇しまくるのです。困ったなあ。

 

 

 

ちゃた幸は一度さぶと大喧嘩。間に入った私がさぶに噛まれるという事態に発展。いや、大げさ抜きに結構派手な喧嘩で、止めないともはやまずいレベルだったのです。

 

 

 

喧嘩を売ったのはさぶですが、勝ったのはちゃた幸。ちゃた幸の圧勝。さぶプライド傷ついただろうなあ。さぶにもちゃた幸にも悪いことをしました。猛省。

 

 

 

ほほはちゃた幸のケージ内に侵入し、3段目までのぼりました。

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ちゃた幸を見下ろし、直後に思いっきりクサいマーキング(排尿)を・・・・・・参った。ほほそのケージの板、おしっこ吸ってシワシワになってしまうの、知ってる?

 

 

レギュラーメンバーと保護猫サクの想定外の拒絶リアクションを目の当たりにした私は、ちゃた幸を保護部屋と寝室の二部屋に入れ、みんなと距離を取らせることにしたのです。

 

 

 

ごめんね。ちなみに犬はぜんぜん平気なのに、なんでだろう?

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まあ、こっからスタートだね。まずはフリーになる練習から!

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最初は「自由」が落ち着かなかった様子のちゃた幸。5年間狭い檻の中に押し込められていただけあって、本当に挙動不審でした。衰えた後ろ足を引きずりあちこち動きまわる。歩く歩く歩く、歩きまわる。歩きまくる。ときどき鳴く。身の置きどころを必死に探していたのだと思います。

 

 

その姿が、私には悲しく映りました。

 

 

口の利けない彼らですが、感受性は私たち人間に負けず劣らず、十二分に備わっています。

 

 

彼らはやわらかな心を持ち、視力聴力に恵まれ、皮膚の奥には赤い血が流れています。

 

 

 

私たち人間と大差ありません。だから生き物としての最低限の尊厳を、私は彼らに担保してやれる社会を夢見ています。人権や選挙権を与えたいと言っているんじゃないですよ。生き物として心地よく生きて心地よく死ねる当たり前の権限を言っているんです。

 

 

 

昨今の連発する多頭飼育崩壊に胸が痛みます。

 

 

「悪気はなかった」

 

「犬猫が好きで飼った」

 

「いつの間にか勝手に数が増えた」

 

 

一見悪者がいないように見える「善意での飼育」が、ときとしてものすごい暴力となって犬猫たちをズタズタにしていることを、絶えず、絶えず、繰り返し、繰り返し、私たちは想像していかなければならないです。少なくても私は相手の痛みを想像したい。

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私はちゃた幸に「猫」を謳歌してほしい。猫としてたのしく生きてほしいです。

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「ハハ~ ちょっとまちがってますね 猫としてじゃなく “愛猫”としてが正解です」

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「ぼくねえ ただの猫にはなりたくないんですよ 憧れるのは室内をかっ歩する愛猫です」

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「甘えるのが好きですから」

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画面とキーボードの隙間を占拠するちゃた幸は別名「じゃま幸」

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チチは目尻を下げながら、何度も私に訴えてきました。

 

 

「こいつのせいで家での仕事の効率が非常に悪い」

 

 

「マウスとか勝手にクリックされる」

 

 

けれど私が「ケージに入れれば?」と提案すると、即私の提案を否定するのです。

 

 

「いや、(このままで)いい」

 

 

キーボードをずらし、ちゃた幸分のスペースを確保する始末

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「人を骨抜きにするのは朝飯前です」

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そうそう。ちゃた幸の特技だよね。お前さんならどこへ行ってもうまくやれる気がします。

 

 

 

問題は猫同士の相性だけ。同日に卒業の結ちゃんと共存できることをひたすら祈っています。

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実葉へのお問い合わせがきっかけで、里親肉球きらりさんと出会いました。実葉は家族が決まったので結ちゃんを肉球きらりさんに紹介。ちゃた幸は猫好きの結ちゃんのお友だち猫として私がスカウトしたのです。もちろん、ちゃた幸の過去に胸が痛んだのと、ちゃた幸の皮膚に多発していた肥満細胞腫の手術を受けさせたかったのが保護の理由です。

 

 

ちゃた幸と結ちゃんの縁結びの詳細が載っています。

 

 

「ぼくと出会うまで/幸せの703号室」

 

 

「手を知る 手の使いみちを知る/幸せの703号室」

 

 

 

このたび肉球きらりさんが無事に引っ越しを終えたので、週末、結ちゃんを保護しているマイ太郎さんと「結ちゃん」、「ちゃた幸」をお届けしてきました。

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私からの提案で、いちおう1カ月のトライアルを設けることに。肉球きらりさんはふたりを個としてよく観察し、均等、そして濃密に接しています。臨機応変の対応ができる頼もしい女性です。

 

 

 

丸投げをして申し訳ない気持ちでいっぱいですが、結ちゃんとちゃた幸の明るい未来を想像しながら、見守っていきたいです。

 

 

トライアル中ではありますが、次回ちゃた幸と結ちゃんの新居へご案内します。

 

 

 

長い文章をお読みくださり、皆さまありがとうございました。

 

 

 

書いていて今ちゃた幸に会いたい、ちゃた幸を撫でたい欲望を抑えるのに必死です。

 

 

 

推定7~8歳のおっさん猫ですが、ちゃた幸の幕は開けたばかり。すべり出しはまずまず。

 

 

 

がんばれっ!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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ちゃた幸へのおねがい

結局マンゴーを食べたのは深夜に近い時間でした。

 

 

信じられないほど甘い。うっめええのなんのって。最高のぜいたくです(あと1個ある!)。

 

 

今日は起きてからずっと洗濯。驚きの量です。

 

 

うちってこんなに洗うものあるの? やってもやってもまだまだ・・・・・・

 

 

100%は無理なので、せめて70%程度への到着をめざし、そこいらで折り合いをつけます。

 

 

ふう。

 

 

家事の合間のゴロゴロタイム。ちゃた幸は必ずお供してくれます。

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やさしい目をした猫です。

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さっき撮った写真

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卒業まで2週間切った!

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本心はちゃた幸がいっしょに巣立つマイ太郎さん家の「結ちゃん」と仲よくなれるかすごく心配

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ちゃた幸、人のことはだれでも大好き。だけど猫同士の相性がいかんせん悪いのです。

 

 

結ちゃんは猫にベッタリのタイプだから、うちのお子たちとはちがう。そこに賭けたい。

 

 

703号室でもっともクセのない温和なあまぱんを一定時間ちゃた幸に会わせる訓練? を続行中。あまぱんはちゃた幸と同じ部屋にいても我関せずの「無害感」を打ち出しているのですが、ちゃた幸は「あまぱん意識過剰」状態で、あとをつけまわし、首を噛もうとします。

 

 

(ちゃた幸を預かっていた)Fさんから聞いていたイメージとはちがい、ドライな言い方をすれば、もしかすると「結ちゃんのお友だち」として考えるなら、ちゃた幸はミスキャストだった可能性があります。けれど、里親さんはほんとうにちゃた幸をかわいいと思ってくださっています。

 

 

そしてちゃた幸と里親さんはお似合いです。

 

 

たとえこちらの思惑どおりでなかったとしても、私はあきらめるわけにはいきません。方策を求めています。どなたか経験談をお聞かせください~!

 

 

 

基本情報

 

ちゃた幸推定7~8歳かそれ以上。多頭飼育崩壊現場からのレスキュー。去勢手術は保護後中年で行いました。5年以上身動きギリギリの小さな檻の中に入れられていました。檻のすぐ横には未去勢だったオスたちの檻があり、視覚的な対面はもちろん果たしています。

保護後Fさんちに移動。Fさんちの2段ケージで約3カ月暮らす。Fさんちの保護猫たちとは対面、接触あり。短いけれど、たまにフリータイムもあり。フリータイム中にメス猫たちから怒られることはあっても、ちゃた幸はやり返すことなくしれっとしていたそうです。

703号室に移動。人間にはベタベタ。はじめの頃、さぶとケンカ。以後隔離。現在は寝室と保護部屋をちゃた幸のみが使用。掃除のとき以外、ケージには入れていません。ほかの猫とはガラス越しの対面あり(遊びたそうにしています)。あまぱんとは短い時間ならともに過ごせます。我が家はオスしかいないのでメスとの相性は不明。サク以外年下もいないので若い子との相性も不明。犬はぜんぜんOK。人は男性でも女性でも大丈夫。食欲旺盛。排泄、健康状態良好。

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ちなみに結ちゃんは、1~2歳程度の乙女で、人とは長らく距離を置いてきた保護猫ですが、猫に対してはこの上なく友好的で、先住猫たちにくっついて歩いています。

 

 

里親さん宅:広めの一軒家。部屋数も多い。先住猫なし。ちゃた幸と結ちゃんを同日に迎える。

 

 

 

もしいいアドバイスがありましたらよろしくお願いします。

 

 

 

ちゃた幸のいいところ、いっぱい知ってるよ。ちゃた幸はちゃた幸らしく生きてほしい。

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でもできれば、結ちゃんとは共生してほしい。ちゃた幸へのおねがいはそれだけです。

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最後の3枚の写真はMIHOさんが撮ってくれたもの。隔離中のちゃた幸の部屋で長時間ちゃた幸と遊んでくれてありがたいっ。ちゃた幸も大満足の1日でした。

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保護猫の未来を決めるってむずかしいですね。しかし私は、ちゃた幸をスカウトしたこと、スカウトしたのがちゃた幸であったことを、ぜんぜん後悔していません。

 

 

ちゃた幸がなるべく円滑に新生活に馴染めるよう、心を込めてお世話していきたいです。

 

 

LOVE!

 

 

 

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10分更新 うちのお姑ちゃん

先日私は、年に一度か二度企画しているチチの両親への感謝祭を行いました。

 

 

 

両親が出やすいよう上野駅で待ち合わせすることが多いのですが、上野駅に向かう山手線の中でこんなもんを発見したのです。森絵都さんの「みかづき」の宣伝。ふふ。うれしい♪

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早めに着いたので、両親へ渡すささやかなプレゼントを選ぶことに。めがねコーナーにあった猫サングラスをかけ、キメています。こわい変態っぽい。

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予約した店に向かって歩いていると、ピンクの個人タクシーが目に飛び込んできました。

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つづいてマリオカートの大群が・・・・・・

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仰天・・・・・・なんか異様な風景。でもかわいい^^ どうか無事故でお達者で!

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今回は中華をチョイス

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めったにない機会なので好きなものを飲んでお腹いっぱい食べてもらいたいです。

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両親の誕生日、母の日、父の日をぜんぶ込めていますからね(笑)。

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姑ちゃんは「まあよく気の利くお嫁さんだこと!」とお世辞を言って誉めてくれました。

 

 

 

こういう前向きな言葉はすべて真に受けておきます。へへ。

 

 

 

チチと結婚するとき、姑ちゃんは内心複雑だったようで反対気味でした。けれど長い時間をかけ、お互いを知っていくにつれ、私たちはなんでも話せる仲になれたのです。

 

 

 

若輩者として嫁として行動で両親をたてるのは当然ですが、言いたいことを腹に溜めすぎず、私は両親に伝えてきました。チチを介してかばってもらうことをせず、自分の口、ときにはメールや手紙で直接やり取りしてきました。両親は最後にはいつも深い理解を示してくれています。

 

 

 

姑ちゃんは3人の子どもを育て上げたあと、ペットショップで出会ったアメショーのじゅんちゃん(16歳)と暮らしはじめました。子どもがみんな出て行ってしまってさぞさびしかったのでしょう。

 

 

 

姑ちゃんの心の隙間を埋めてくれたじゅんちゃん、ありがとう。

 

 

 

その後、埼玉県で譲渡活動している女性から保護猫たまちゃんを引き取り、3匹目のサンちゃんは数年前に姑ちゃん自身が外で保護したのです。現在はもちろん全員室内猫!

 

 

 

ちなみに嫁の私からは1匹も猫をもらってくれませんでした(爆)。

 

 

 

何年も前に一回だけ野良猫のことで電話がかかってきたのですが、当時私はてっきり、私の力を必要としているのだと勘違いし、現場に向かうことを考えたのですが、姑ちゃんは現場の住所を私にあいまいにして、捕獲方法のアドバイスだけを求めてきました。

 

 

 

さっそく捕獲箱をプレゼントすると、その箱で家のまわりも含め数十匹の猫をTNR。すごすぎ。

 

 

 

姑ちゃんは近隣に申し訳なさそうにコソコソとひとりでやっています。全額自腹。手術した子たちについては庭先でのごはんを保証し、面倒を見ています。みんなまんまるですよ。

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私がプレゼントした捕獲箱の近くでごはんを食べている地域猫さん

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上の2枚はだいぶ前に私が撮ったものですが、チチいわく、最近実家へ用事で行くと、家のまわりにコロコロに太った猫たちがたくさんいるんだとか。

 

 

 

チチと結婚したことを後悔した回数は数えきれませんが(あっちもかね?)、姑ちゃんのお嫁さんになれたことは私にとって幸運です。身内自慢してごめんなさい。

 

 

 

姑ちゃんは「個人」の力を身をもって見せてくれたすばらしい女性。

 

 

 

お父さんお母さん、ずっとお元気でいてください。

 

 

 

犬猫とは関係ない写真ばかりになりましたので、最後に本日のリル嬢のごはんシーンを

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お母さんの作ったペースト食を食べてくれています。

 

 

 

ちゃんと食べた日は「白雪姫」と呼んであがめています。毎日なかなか辛い。

 

 

 

べべにも自作のペースト食をシリンジで与えています。3本ペロッと平らげてくれました。

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家族に感謝。家族はあたたかい気持ちにさせてくれる存在だから。

 

 

 

Smile!

 

 

 

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10分更新 公園へ

ブログ連続更新中です。よろしければ下の記事もご覧くださいね。

 

 

さっきまで「なおっちさん」と電話。ご友人とふたりで多数の猫の保護をしていらっしゃいます。

 

 

なかなか捕まらない猫がいるとの相談を受けました。捕獲箱はアレンジを加えることで成功率が格段に上がります。内容をここには書けないのが残念ですけど。

 

 

 

私まわりの方々は、実力と信念を持っています。

 

 

 

「丸投げ」や「延々の自分探し」や「世間に対する漠然とした批判」の域にはいなくて、「目的が明確」かつ、できることを自分でやろうとしています。だいたいが目の前に現れた1匹を自分でどうにかしたい、と切実に考えているケースで、それであれば私も具体的なアドバイスをさせていただくことができて実りを感じます。応援しています。なおっちさん、がんばってください。

 

 

 

さて、昨日いっしょに遊んだりょうちゃんもそんな女性ですね。

 

 

 

「なによ? うちの人たちがなんだって?」 ※写真りょうちゃん

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「なんですか? 遊んだんですか?」 ※写真りょうちゃん

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遊んだ、じゃないか^^;

 

 

 

実はレンタル中のケージを返してもらう必要があり、りょうちゃん夫妻が届けてくれたのです。

 

 

 

世間を見下ろす三毛の「しじみさん」。

 

 

 

しじみさんの家族を私が募集し、里親りょうちゃんと出会いました。りょうちゃんはその後、私の紹介で黒猫「ののこ」を2匹目の家族として引き取ってくれて、自宅付近の猫たちをTNR、保護譲渡しています。りょうちゃんの行動力を尊敬します。

 

 

 

せっかくこっちまで来たんだからほんとうは我が家でゆっくりくつろいでもらいたかったのですが、うち最近、泣きたくなるほど散らかっています。目のまわりのオデキの手術を受けた(のを言い訳に)私は細かい掃除ができません。ならせめてお茶でも、ということで、3人でカフェへ♪

 

 

 

事前にりょうちゃんに「お嫁入り道具にしたいからさびのすももに合いそうな猫クッションを持って来てください」とお願いしていたのですが、超いっぱい持ってきた・・・・・・選べん!!

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ツイッターでも皆さまのご意見を伺いましたね。

 

 

 

悩みまくってすももの里親さんにも連絡。

 

 

 

皆さま、りょうちゃん、私で、「似合いそう」と目をつけていたひとつを里親さんがチョイス

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うん♪ かわいいと思います。私が個人的にいちばんほしいのもピンクのお花のでした。

 

 

 

卒業のとき、プレゼントします。子育てを終えたすももが枕がわりにつかってくれるといいな。

 

 

 

カフェを出ても明るかったので、りょうちゃん夫妻を誘い、公園へ

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なぜ3人で来たのか自分たちでもよくわかりませんが、とにかく気持ちよかった!!

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水辺をぐるっと一周

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おちびさん発見。9きょうだいとママ。いっしょうけんめい生きています。

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チーさん(ご主人)は大喜び。釣り具とビールがないのを悔しがるほどでした。

 

 

 

「ビール持っちゃった日には(公園から)出れないね」

 

 

 

だそうです(笑)。

 

 

 

空の色が印象的でしょ?

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緑の中を歩くと心が落ちつきます。近々べべ、ナナ、リルとも来たいなあ。

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りょうちゃん、チーさん、たのしい時間を共有してくれてありがとうございました。

 

 

 

夜、「おれ風のカレーを作る!」と豪語していたチチを延々と待つも、ソファーで寝腐っていて起きようとしません。日中、チチは上野までわざわざスパイスを買いに行ったんです。

 

 

 

なのにあろうことか、約束を反故にされました。

 

 

 

仕方がないので私はお弁当を食べたのですが、カレーを私にふるまうはずのチチが寝起きに図々しく空腹を訴えてくるという理不尽さ・・・・・・。これが田辺家の実態ですよ皆さま!!

 

 

 

簡単にできるものしか作りたくなかったので、親子丼とスープを出しました。

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憎らしいです。

 

 

 

でもいいの。カフェと公園でストレスを発散してきたばかりだから。

 

 

 

クドクドと失礼しました。

 

 

 

皆さま今週もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

 

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2 手を知る 手の使いみちを知る

前回のつづきです。

 

 

マイ太郎さんちにいる結ちゃんは猫が大好き。猫に依存しながら生きています。

 

 

結ちゃんを(実葉を希望してくださった)肉球きらりさんに紹介するなら猫のお友だちもお願いしたい。悩んだあげく、私はFさんに連絡を取ってみることにしたのです。

 

 

Fさんは現在2つの多頭飼育崩壊現場からレスキューした多くの猫を自宅で保護しています。

 

 

Fさんがさっそく何匹か写真を送ってくれたのですが、ちゃたろもその中にいたのです。しかし、ちゃたろは肥満細胞腫であることが判明。簡単に決められる問題ではないので、私はいったん話を保留にしました。ただ、いずれにせよちゃたろには手術を受けさせたい。

 

 

でも私の性格ですから、手術だけ、と決めても、その後どうしたってちゃたろが気になります。

 

 

 

そこで肉球きらりさんに事情を話し、ちゃたろの病理検査の結果を待って、もし良性ならちゃたろも候補に入れてもらえないかと打診。私はなんとなく良性だと思っていたのです。

 

 

なぜならFさんいわく、1月の保護時点でちゃたろの皮膚にはオデキがあったそう。4月になっても患部が大きくなっていないのと、猫の肥満細胞腫は(犬に比べ)良性の確率が比較的高いのを知っていたから。けれど万が一もあり得ます。だから慎重にすすめました。

 

 

 

肉球きらりさんは医療関係のお仕事をしているので病気にあかるい方。きっと心配もあったことでしょう。それでも結ちゃんとちゃたろに会いたい、と言ってくださりお茶会が実現!

 

 

 

ちょうど病理の結果が「良性」と出てみんな一安心。お茶会はうちのマンションの会議室で開催。住民は1,000円払えばだれでもレンタル可能。密室なので安全。重宝しています。

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結ちゃんはちょっと緊張モードでしたが、じっとおりこうに過ごしてほんとうにえらかったです。

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肉球きらりさん結嬢をなでなで♪

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マイ太郎さんが作ってくれたおそろいのシュシュでおめかし

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KISS

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ちゃたろも結ちゃんもはじめての場所でよくがんばっているね。すごい!

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マイ太郎さんスイーツごちそうさまでした。

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肉球きらりさんおみやげありがとうございました。

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結ちゃんが限界に達する前に結ちゃんとマイ太郎さんは帰宅。肉球きらりさんと私とちゃたろの3名が集会室に残ってしばしおしゃべり。

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ちゃたろ肉球きらりさんにスリスリ甘えます。

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見ていて切なくなるほどいっしょうけんめいに

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自分を必死にアピールしたんですね。

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「そうりゃそうですよ ぼくが家族を得るチャンスです」

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うん。ちゃたろの熱意はしっかり伝わったと思う。

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人慣れ途中の結ちゃん。推定6~7歳以上の中年猫ちゃたろ。良性とはいえ、再発する可能性をはらむ肥満細胞腫。私は肉球きらりさんに即答を求めるのはやめて、熟考をお願いしました。

 

 

 

ちゃたろを触っている間、肉球きらりさんが心配そうに「あ・・・・・・」と声を出す。

 

 

私 「どうしたんですか?」

 

 

肉球きらりさん 「ここにブツッと(できものが)・・・・・・」

 

 

私 「え?」

 

 

肉球きらりさん 「あっ! 乳首でした。ハハ」

 

 

私 「ハハ」

 

 

なんかこのやり取りだけで胸がいっぱいになりました。

 

 

ちゃたろをまさぐる肉球きらりさんのあたたかい手が、もうすでに「保護者」のような気がして。

 

 

きっと肉球きらりさんは真剣に考えてくれる。前向きに考えてくれる。だけどもうこのとき、すでに私の中で「結果」は重要じゃなくなっていて、うまく言えないのですが、私は肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろのために時間を作り会いに来てくれたことだけで充分だと思えたのです。

 

 

 

後日、肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろを家族として迎えたいと連絡をくれました。

 

 

 

いいお茶会でした。

 

 

 

ちゃたろ、わかる?

 

 

 

「わかりますよ ぼくわかります」

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「クンクン お風呂ギライのハハは 人間臭(獣臭)がほんのりします」

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「胸部が平たいので ハハの鼓動もよく聞こえます」

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「ぼくわかります 人間の手を知って 使いみちを突きつめました」

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「弱い者を抱くのが正しい使いみちですね ハハぼくにそのオチを言わせたいんですよね?」

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そうです。

 

 

ちゃたろあのさあ、ついでにもうひとつ。政略結婚? のような形で申し訳ないんだけど、結ちゃんと仲よくしてよ頼むね。Fさんちゃたろは猫大丈夫だって言ってたんだよ? ちゃたろとさぶがケンカしてから少し不安になってきた。ちゃたろに紳士の振る舞いを切望します。

 

 

 

すべてがうまくいきますように。

 

 

 

結ちゃんとちゃたろも。

 

 

 

ブログを読んでくださる皆さまのお心にある願いごとも。すべてすべて。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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