Sabu,I love the most in the world.

2024年は、自分にとって、かなり苦しい一年となりました。

 

 

仕事の充足感や、いくつかの目標に到達するなど、それなりの達成感はありますが、なにより、今、私の横にさぶがいないことが、最大のダメージです。さぶに会いたいです。

 

 

さぶは、膿胸と慢性腎不全と闘っていたのですが、2024年は、1月と7月に膿胸になり、特に4回目の夏の膿胸がなかなか治らず、大変でした。私は、拷問のような呼吸困難を引き起こす膿胸では死んでほしくなかった。選べるなら、慢性腎不全で最期を迎えるほうがマシでした。

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何か月も設置していた酸素室

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さぶは呼吸しづらくなると、自分から酸素室に入ったっけ……

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さぶの賢さには、驚くばかりです。

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病気が病気なだけに、さんざん入院も通院もさせてしまいましたが、私は、なるべくさぶが快適に過ごせるよう、いろいろと工夫を重ねたつもりです。さぶを置いて仕事に出なければならない日も多かったのですが、それは、まわりまわって、さぶのためになると信じていました。

 

 

尊いお客さま方が私を信頼して、愛犬愛猫のケアを任せてくれたおかげで、私はさぶの多額の医療費やその周辺の費用を渋らず、滞納せず、払いきることができたのです。

 

 

働いて、養う、を嚙み締めた日々でした。

 

 

1月から10月までは、さぶに毎月20万~50万程度のお金が消えていきました。

 

 

病院やいろんな業者さんにお支払いした平均は、毎月40万ほどです。

 

 

領収書もすべて取ってあるので、まちがいはないでしょう(苦笑)。

 

 

ペット保険に加入していなかったのを後悔するほど、我が家にとっては、大きな額でした。

 

 

けれど私に仕事があったおかげで、乗り切ることができました。

 

 

チチも半分位出してくれました。

 

 

お金の話がしたいのではなく、私がなぜ、できる限り積極的に働きたかったのかを、言い訳がましいながらも、ここに整理しておきたかったのです。どんなときも、さぶは私の「要」ですから。

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終末期は想像より早かったけれど、膿胸ではなく、慢性腎不全でした。

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だから、酸素室ではなく、私の腕の中で見送ることができたのです。

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食べることに興味が薄かったさぶは、「さぶ兄」として、ほかの猫たちに慕われることと

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ブラッシングと

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寝室で私といっしょに寝ることが大好きでした。

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さぶのせめてものささやかな楽しみを、私は全力で叶えたかったです。

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さぶ、通院がんばったよね。

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本当にありがとうね。

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満身創痍でも、さぶは半端じゃないほど美しかったです。

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この世のあらゆるものの中で、私の目にはいちばん輝いて映りました。

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出会ってから、お別れするまでの10年とちょっと、毎日本気で愛してきました。

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だから、さぶがいない現実が、ただただむなしいです。

 

 

亡くなる一か月前のさぶ

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この姿、笑ったなあ^^

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なにをしているの、さぶちゃん?

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さぶは、ユーモアがありますよね。

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書くと会いたくなるから、抑えていたのに、年末のあいさつにさぶを引っ張り出したものだから、案の定、未練の濁流にのまれそうです。私はたぶん、来年もさぶという男を引きずります。

 

 

「ほどほどにな」

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(※年末恒例の「卒業生紹介」は、年末ではく、新年になってしまうかもです)

 

 

皆さま、よいお年を!

 

 

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松ケンと、春の海へ

2023.2.14

 

 

バレンタインの早朝、松ケンが逝きました。

 

 

朝4時頃でした。

 

 

深夜2時まで私は松ケンを胸に抱いて、ふたりで「タイタニック」を観ていたのですが、3時すぎから痙攣が起こるようになり、さようならが近づいてきたのがわかりました。

 

 

最後に、びっくりするほど形のいい立派なうんちを出して、松ケンは軽やかに旅立っていきました。

 

 

食べさせていたものがちゃんと消化できていることがうれしかったです。

 

 

生前、生の松ケンを、また、画像などを通じて、かわいがってくださった皆さま、ありがとうございました。大きな肝臓がんと闘っていたので、苦しいときもあったでしょう。

 

 

しかし私は、総じてまあ、穏やかなラストステージを送ってもらえたかなと感じています。

 

 

私はあまり強くない人間なので、これを書いている今も、苦しくて、胸が押しつぶされそうです。

 

 

だれかの代わりに育て、看取ったのではなく、松ケンを家族だと思っています。

 

 

松ケンは、借りものじゃない。それだけは特記して皆さまにお伝えしたいです。

 

 

私のiPhoneには未公開の写真がたくさんありますが、おいおい出させてください。

 

 

まだ、心の整理が30%位しかついていないので、個別にお礼するのが遅くなりますが、美しいお花をありがとうございました。身体の華奢な松ケンには、もう十分に華やかです。

 

 

前にもブログにUPしたのですが、松ケンと旅行へ行った写真を見てやってくださいね。

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このときは、家族になってたったの4か月でしたが、松ケンが我が家での暮らしに慣れてきたのと、16歳のお誕生日祝いとして、松ケンと楽しい思い出を作りたかったのです。

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近場での1泊ですが、旅行自体がはじめてだった松ケンは、仔犬のようにはしゃいでいました。

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おやつもいっぱい食べたよね♡

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プールで少し泳いだあとは

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貸し切りのドッグランへ

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松ケン、あたたかくてきもちがいいねえ~

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スキップするような、後姿がたまらない。

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海に川にプールにと、とにかく水辺三昧の小旅行でした。

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遊び疲れて、ホテルでぐっすりの松ケン

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仲よしショット

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松ケン、世界は広いねえ~

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チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色を眺める……

 

 

チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色を眺める……

 

 

チチを見上げ、私の顔をじっと覗いて、景色に目を移す。

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松ケンの目は、やさしくて、キラキラと輝いていたのですよ。

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肉球についた砂をはらいながら、「おうち帰ろうね」と声をかけたのをおぼえています。

 

 

庇護欲を掻き立てられる、ああ、なんて小さな足なんだろう、と。

 

 

松ケンを愛しています。ここにいてもいなくても、松ケンは、心の中を占めています。

 

 

共に歩んだ13か月と9日間に感謝

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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ウソ寝理由の考察

皆さまこんにちは。本日は我が家のほっこりシーンをお届けします。

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慢性腎不全と闘うさぶですが、近ごろは調子がよくてホッとしています。

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体調が安定すると、動きにも余裕が出るのか? すずらん、保護猫まこちゃん、私、の間を行ったり来たり。みんなに愛され、必要とされているので、さぶは忙しく生きていますよ(笑)。

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特に最近、まこちゃんハウスでさぶを見かけることが増えました。

 

 

おやつのあとのさぶはお手入れに余念がありません。

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イケメンは自分磨きを怠らないのですね。

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写真には撮れなかったけれど、保護猫まこちゃんも控えめにグルーミングをしていました。したりなかったところを、さぶが補ってあげる感じです。やさしいでしょう?ms13 (6)

 

 

まこちゃん、自分、まこちゃん、自分、の順で、丁寧に洗顔するキレイ好きのさぶ

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ひとしきり終えると、次はまこちゃんのベッドにいっしょに入ろうとしたのですが、まこちゃんはさぶのおでこを「ぽこん」と叩いて拒絶。さんざん尽くしたのにさぶの願いは叶わなかったのです。

 

 

まこちゃんの「NO!」に一瞬フリーズしたさぶは、なにを考えての結果かはわかりませんが、まこちゃんの横で「ウソ寝」をはじめました。うーん。気まずさの解消?

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皆さま、さぶの姿勢が不自然でしょ?

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よく見ると薄目を開けています。

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この20秒位前まで、さぶはおすわりの状態で起き上がっていたのですから、いきなり爆睡なんてしませんよね^^; それにしても、なぜ「寝たフリ」をしたのでしょう?

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私の目の前でまこちゃんに振られて恥ずかしくなったのか? はたまた、まこちゃんの気持ちを和らげる行動なのかは不明ですが、私はさぶのウソ寝姿に涙が出そうになりました。

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あああ……

 

 

人間かよ?

 

 

さぶは繊細で複雑な感情を持っています。

 

 

保護猫♂にケンカを売って負けると、八つ当たりに私の肩を本気で噛んできたこともあったなぁ。

 

 

まあ、基本的にはカッコつけたいタイプなんだと思います。

 

 

そんなさぶと少しシャイな保護猫まこちゃんを眺めていたら、クスクスと笑えて、幸福度が上がり、ふたりに心からの感謝を伝えたくなりました。かわいいって最強ですね。

 

 

スヤスヤとまこちゃんが寝はじめたので、さぶに「ありがとう。もういいよ。さぶ、行こ?」と声をかけ、抱っこで寝室に連れて行きました。今度は私がさぶを独占する番です。

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さぶがいなくなったらどうしましょう?

 

 

古傷、深い傷、大きな傷……かすり傷にいたるまで、さぶに癒してもらう身としては困ります。

 

 

さぶは憎らしいほどいい男なんですよ。

 

 

LOVE

 

 

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松ケンの名の由来

松ケンがうちに加わって、9か月ちょっとが経ちました。

 

 

来たばかりの頃はとにかくせわしなく家の中を動き回っていたのです。

 

 

今から振り返れば……ですが、「落ち着かない」「どこにいるべきかわからない」といった様子で、ただひたすらに戸惑っていたのだと思います。ソワソワしている姿を見て私は、「楽しそうに703号室を探検している」と勘ちがいし、想像より元気な老犬さんだなあ……などと感心していました。

 

 

かわいそうなことをしましたね。

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松ケン、新しい環境になじむの、大変だっただろうなあ。

 

 

松ケンのなにもかも一切合切がとっても愛おしいです。

 

 

昨日は松ケンを連れて大きな公園へ出かけました。

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松ケンのおじの、たぁちゃんもいっしょです。

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約5か月ぶりの再会。たぁちゃんは松ケンの天国のお母さんの弟さん

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松ケンを長年かわいがってくださった方です。

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私も松ケンと撮ってもらいました。

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松ケン、お天気がよくてきもちがいいねえ♡

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ふふ。背中同士のお気に入りの一枚です。

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広い園内をゆっくりと歩きました。松ケンは半分抱っこで半分テクテクです。

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お? めずらしいお友だちだね!

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たぁちゃんから聞く「松ケンの昔話」が楽しいです。

 

 

私の知らない若かりし日の松ケン。天国のお母さんに甘えていた松ケン

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お母さんは、きっと最後まで自分の手で松ケンを育てたかったんだろうなあ。

 

 

大事な肉球家族を看取るのは辛いけれど、のこしていくのはもっと苦しい気がします。

 

 

だから安心してもらえるよう、松ケンとていねいに暮らしていきたいです。

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売店にサーティーワンのアイスが売られていたので、たぁちゃんの分と私の分を買いました。

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遠路はるばる、松ケンに会いに来てくれてありがとう。

 

 

次回は松ケンを囲んで、我が家でホームパーティーをしましょう♪

 

 

松ケンは前のおうちで、「ケンちゃん」と呼ばれていました。

 

 

「松ケン」に改名したのには、理由があります。

 

 

天国のお母さんの苗字が「松田さん」なので、そこから一字をもらったのです。

 

 

だから名を呼ぶたびに、お母さんとの歴史を含めた松ケンのすべてを感じています。

 

 

継承、ですね。

 

 

松ケン、生きていてくれてありがとう!

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I LOVE 松ケン

 

 

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私の自慢の娘たち

毎日ふとした瞬間にリルのことを考えてしまいます。

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特に多いのは車での「移動中」。ふわふわの毛触りが恋しいです。

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ピチコさんがリルにピンクの可憐なお花を送ってくださいました。ありがとうございました。

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そして、9年前の卒業生うに家からもお手紙で慰めをいただきました。うにのキュートな近況写真やプレゼントもうれしかったです。フルーツ瓶をいただくのを楽しみにしています。感謝♡

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703号室に犬がいない日が来るなんて、昔は考えられませんでした。レギュラーメンバーのべべ、ナナ、リル。高菜、ゴンタ、SALA、コロ……私が看取ってきた老犬たちに、多くの保護犬たち。うちは当たり前のように犬がいて、犬との生活が「ふつう」だったのです。

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そんな訳で最近は、仕事でお世話をさせてもらうのが私の生き甲斐になっています。

 

 

リルを思い出すときは、長く生活を共にしてきたべべとナナも連なります。

 

 

胃がんと9年以上闘い抜いて、16歳半で旅立ったべべ公は、我が家の中心にいました。

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若いときはとにかく負けん気が強く、アクティブな性格でしたが、加齢に従い、穏やかになりました。べべは私の太陽のような存在で、愛おしくて、どうしようもないです。

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16歳まで生きた次女のナナは手のかからないお子でしたが、たまに見せる「自己主張」がなんともいえずにかわいいのです。リルがチチっ子で、ナナはお母さん(私)っ子^^

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視力が衰え、立てなくなってからは、不安からか、私たちに嚙みつくこともありました。

 

 

でも、もちろんそこも含めて、ナナと過ごした時間は宝物です。唯一の後悔は、長女のべべ公、末っ子のリルとちがって、真ん中のナナを特別扱いする期間が短かったこと。何ごとも、病気がちのべべ公が優先となり、ナナはさびしかったのかもしれません。

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いつかナナに再び会う日が来たら、「ごめんね」と心から謝りたいです。

 

 

べべ、ナナ、リルは私の娘です。

 

 

私の若く多感な頃に、彼女たちは惜しみなく私に与えつづけてくれました。

 

 

彼女たちと分け合った喜怒哀楽を私は忘れません。

 

 

すべてが、私の財産です。

 

 

だからもし、犬を家族に迎えるかどうかを悩んでいる方がいたら、私はぜひ、犬との暮らしをおすすめします。犬は、人間にとって、かけがえのない素晴らしい伴侶です。たとえ血を分けた人間の子どもであっても、犬の立ち位置は務まらない。それほど太い絆を私は感じました。

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しかし、ひとたび犬との生活をはじめたら、簡単に手放すことも、粗末に扱うこともしてほしくありません。犬は全部を賭けてこちらに向かってきます。当然、犬のまるごとを、一生を、重い責任で受け止める必要が出てきます。犬を傷つける人がいたら、私はその人と仲よくすることはできません。

 

 

私は犬が好きなのです。

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天国にいる娘たちが、私を待っていてくれている気がします。

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いつの日かまた、出先から戻ってカギを開けて自宅に飛び込んだ瞬間みたいに、私たちはお互いを認識し、激しく再会を喜び合い、歓迎され、いつまでも、いつまでも、止まることなく、頭を撫で、顔を舐められるを繰り返しながら……と、つい、そんな想像をしてしまいます。

 

 

リル、べべとナナに無事会えた?

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みんなでのんびりと羽を伸ばしていてね。

 

 

I LOVE べべ、ナナ、リル

 

 

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