2週間ほど前、ジャンのママさんから届いたジャンの写真をみて、私は激しく狼狽しました。
聞けば、これでもマシな方で、一番ひどい時は、ジャン自身が横になれないほど、左の顔が腫れてしまったそうなのです。元気消失し、この顔で、だるそうにう ずくまるジャンを想像しただけで、胸が潰れそうでした。どんなにつらい治療を受けても、いつも明るく朗らかだったジャン。ガンは肺へ転移してしまいました が、時折咳をする程度で、けなげな笑顔をみせてくれていたというのに……。
先週末、チチと私は、お見舞いを持って、ジャンに会いに行くことにしました。でも、正直な気持ち、会うのが怖かったです。里親さんがジャンと向かい合っているというのに、なんとも情けない話ですが。
弱虫夫婦はため息を連発しながら横浜へ。
車内は暗雲たちこめる雰囲気で、事情を知らない人が私たちをみたら、きっとケンカをした後の男女だと思われたことでしょう。
ジャンの家に着き、車庫入れをしていると、家の中からジャンのママさんが飛び出してきました。
「ジャンが待ってますよ!」
あれ?
出迎えてくれる表情が曇ってない。
むしろ、笑ってる?
恐る恐る聞いてみました。
「ジャン、どんな状態ですか?」
すると、ママさんの口角が上がったのです。
「腫れが引いてきました」
え?
どれ?
確かめるように家に上がった私たちに、爆弾のように飛びついてくれたジャン。
抱っこして顔を確かめると、すっかり治っているではありませんか!!
もうーーーーーーーー!!
今日はなんていい日なの!
スマホしか持っていなかったので、ろくな写真が撮れませんでしたが、みてください。
治ってるよぉ(涙)。
嬉しいよぉ。
ガンの影響で腫れてしまったのか、低い免疫のせいで、黴菌が入りこんで腫れてしまったのか……でもとにかく、ご家族と病院のケアで、ジャンが回復したのです。顔から、すごい量の血膿が吹き出したそうですが、病院の適切な処置でまた元のハンサムなお顔に戻りました。
ジャンが通っている「関内どうぶつクリニック」は、ジャンの手術を担当した梅島動物病院の黒木先生の紹介ですが、いい病院です。パピコ代理さんの保護猫デルコを膿胸の死の淵から蘇らせてくれたのも、ここの病院。それ以来、パピさんの行きつけになりました。口うるさいパピさんが信頼を置く病院なので、太鼓判ものですね(笑)。
特に、免疫療法をつかったガン治療を取り入れているので、抗がん剤や放射線に疑問を持つ飼い主さんたちには、おススメです。副作用もありません。(※効き方には個体差があります)
ただ、ジャンが受けている免疫療法は、まだ日本に浸透していないのもあって、かなり高額ですが。
ジャンのご家族は、すべてを投じて、ジャンに治療を受けさせてくれています。しかも、いつ会っても、やさしく、明るく、前向きなのです。うちのお子たちや保護犬猫たちが病気になると、私はすぐメソメソしてしまうので、見習わなきゃっ。
里親さんが送ってくださった写真↓
ラブラドールのヤンキーくん&新しく家族になった推定8歳? のタンくん&703号室のイケメン卒業犬ジャン。みーんな性格がよく、相性抜群。里親さん夫妻も含め、仲良し家族です。
チチのお膝で寝てしまったタンくん↓
お腹を出して安心しきってますね。タンくんが他の人に心を許すのは、珍しいそうです。それを聞いてチチが気をよくしたのは、言うまでもありませんね^^; もうシニア齢なのに、心ない人間に捨てられてしまったタンくんですが、ジャンのお家に保護されてよかった!
ジャンを大切にしてくださる里親さんには、いつも心から感謝しています。ありがとうございます。今さら言うことでもないですが、ジャンをジャンの里親さんに譲渡して、本当によかった。これからも、ジャンをよろしくお願いします。
ジャンの里親さんから、チチにビールをいただきました。
お菓子もすみません。ありがとうございます。
このお菓子(あげドーナツ)、めっちゃめちゃかわいくないですか?
中身はこんな感じ↓ 超おいしくて、チチと奪い合いながら食べました。
どこで売ってんだろ?
かつくん「ジャンくん、お大事に。
治療をがんばるジャンは、ごほうびにいろんな場所に連れて行ってもらっているそうです。
ハハは家事をがんばっても、チチはどこにも連れて行ってくれないから、ジャンがうらやましいって。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!