尊厳のある最期

異種の犬猫家族たちとの時間は、実は言葉を交わし合う関係より濃密かもしれません。

 

 

通じているかはわからないけれど、彼らに話しかけまくるのが私の習慣ですが、実は私が発する言葉の意味なんかより、その奥にある想い、つまりは彼らへの「関心」や「愛情」や「心配」が、彼らに伝わっているのだと感じることがあります。

 

 

私の声の調子や顔つきを彼らはよく察してくれていて、私が心身穏やかだと彼らも情緒が安定し、表情が安らかになり、口角があがるのです。不思議ですよね。

 

 

私たちの何倍ものスピードであっという間に成長して、瞬く間に年を取る。

 

 

別れたくないのに、別れなければならない。

 

 

いろんなものをこちらに遺して、フッと旅立つその背中を見送るのは本当に苦しいです。

 

 

離れがたい存在だから。

 

 

今日はお別れが二つあり、心が沈んでいます。

 

 

朝、私が17年前に保護した成犬のまめ(妹に譲渡)の「さようなら式」に参加しました。

kanasii (2)

 

 

推定18歳以上。よく生きました。まめ、お疲れさま、ありがとう。

kanasii (3)

 

 

私が昔からお願いしているお寺は私の周りの方々に支持されていて、静かな場所で弔いたいと、みんなが真似してくれます。私自身はできればあまり行きたくない場所ですけど……。

 

 

まめは手のかからないやさしい犬でした。

kanasii (11)

 

 

17年前に草加警察で出会ったまめ

kanasii (14)

 

 

収容された小さなケージの中から私を不安そうに見つめていた顔を思い出します。

kanasii (12)

 

 

まめとは数えきれないほどたくさんの思い出があります。大好きだよ。

kanasii (13)

 

 

火葬に向かう後姿を見送る瞬間がもっとも辛いです。時間を巻き戻せたらいいのに……。

 

 

妹の家に寄ってランチをごちそうになり、さて、次はみいさんちにちゃぴこの皮下補液をしに行こうと、LINEをチェックして胸が締めつけられました。

 

 

「ちゃぴ亡くなった」

 

 

え?

 

 

ちゃぴこがみいさんちの子になる前から私はみいさんと友だちで、ちゃぴこをみいさんが保護したときも、里子には出さずに自分で飼うことにしたとみいさんが決心したときも、私はみいさんのそばにいたのです。ちゃぴこが子猫の頃からよく知っています。他人事ではありません。

 

 

みいさんの心痛を想像するとなおさらです。

 

 

ちゃぴこの体調が悪化したと聞いていたのでMRIを撮りに一緒に大学病院へ行く予定を立てていました。1日に何度もみいさんと電話し、ちゃぴこの回復を願っていたのに悔しい。

 

 

かわいいでしょ? 美少女ちゃぴこはみいさん自慢の愛娘

kanasii (8)

 

 

持っていく予定だった皮下補液セットと薬を置いて、かわりに花屋へ行きました。野で摘んできたようなお花がちゃぴに似合う気がして作ってもらった花束です。

kanasii (4)

 

 

ブルーのさわやかなお花が純粋なちゃぴこにピッタリです。 みいさんちに着いたあとは、みいさんとふたりでちゃぴこを冷やしたりお寺へ連絡したり紅茶を飲んだり……

 

 

 

「アンちゃん私さあ、ちゃぴが大好きだった。ああ。ちゃぴの尻尾も好き。おてても好き。ちゃぴこも私が大好きだったんだよね。ほら見て、このちゃぴの写真かわいくない? この動画のちゃぴかわいくない? “ちゃぴこ”っていう名前も気に入ってるんだよね」

 

 

みいさんはときどき泣いて、悲しそうで、ちゃぴこの亡骸をずっと撫でていて、ちゃぴこの話ばかりしていました。私は天国へ送り出したあまぱんやべべ公たちのことを考えたり、ちゃぴこのことを考えたり、頭の中がグルグルとまわっていました。

 

 

帰りの車内でも、相変わらず私の頭はグルグルのままで、どうしようもなくやるせなかったです。けれど、車が(703号室へ来る前に)私が暮らしていたコーポ付近に差し掛かったとき、あるシーンが脳裏をよぎって私はつい声を漏らしてしまったのです。

 

 

「あっ……」

 

 

頭がグルグル回って辿り着いた白黒の猫……

 

 

16年前、2DKのこのコーポに住んでいたある日、私は開けた窓の真下に白黒の猫の死体を見つけて衝撃がほとばしったのです。口から大量の血を吐いてこれでもかというほど痛々しい形相の猫。だれに看取られることなくコンクリートの上で散っていました。その上、死体を見た通行人たちの悲鳴が次々と聞こえ、まるで汚らわしい(汚物)か、恐ろしい(化物)のような扱いで、「命としての尊厳」が、あの猫の世界のどこにもなかったことを思い出しました。

 

 

うまく言えないのですが、「非業の死」とは、そういう最期です。

 

 

正直、まめやちゃぴことは比べ物にならない。比べてもいけない。

 

 

私は、まめもちゃぴこも1000%幸せだったと思います。

 

 

ちゃぴこありがとう。一生けん命生きたで賞と、キュート女子大賞をちゃぴこにあげます。

kanasii (7)

 

 

よし!!

kanasii (10)

 

 

 

私もリルとさぶを幸せにするぞ!!

kanasii (1)

 

 

 

私たちの伴侶である犬猫たちが、一頭でも多く珠のように大切に扱われ、尊厳のある生き方と、尊厳を保つ死に方ができる社会をめざしていきたいですね。

 

 

合掌

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

にくきゅうのおせわ屋HPをご覧ください!

 

スポンサーリンク





あまぱんはがんばっています

※「いぬのきもち6月号ベテラン用」をご注文くださった方は必ず一つ下の記事をご覧ください。ご住所が記載されているメールには必ずお返事を書いています♡

 

 

香さん、お花メチャクチャうれしかったです。ありがとうございました。

14 (2)

 

 

(香さんが考えてくださった)ハハの日のプレゼントに感動しました。

14 (1)

 

 

本日は無事に保護猫ココ玉を終の棲家へ送り届けてきました。

 

 

ココ玉の新しいお名前、卒業時の様子などは近日中にUPします。

 

 

我が家のあまぱんは相変わらず体調が悪いです。看ている方も辛い。

 

 

昨日の朝、私は(ZOOMでの)フォスターアカデミーの参加がありましたが、1時間ほどで退席し、あまぱんを大巻先生の病院へ運んだのです。

14 (13)

 

 

それでも、受講生の方々とはごあいさつできました。画面上ではありますが、来週の私の講義でみなさんにお会いできるのを心より楽しみにしています。

14 (14)

 

 

病院でゆちゃんにばったり会ってビックリ

14 (4)

 

 

ゆちゃんは愛猫ゆげの診察に来たんですって。ゆげ、大丈夫?

14 (5)

 

 

FIVキャリアのゆげはゆちゃんが自分で保護した猫。ゆげは不自然なけいれんが起きているので、近々に東京大学でMRIを予定しています。ゆげ、がんばって!

 

 

ゆちゃんが帰ったあと、今度は妹夫妻にも偶然会いました。

14 (8)

 

 

それにしても偶然が多すぎる。なんだろうね?

14 (9)

 

 

妹の愛犬まめは穏やかに少しずつ衰えている感じ。保冷材入りのタオルが気持ちよさそう……

14 (10)

 

 

まめより先にあまぱんを割りこませてもらいました。体重4.5キロ。体温39.9度。高熱が出ています。血液検査の結果、貧血がじゃっかんすすんでいました。腎臓もステージ4の数値。かわいそうに、慢性腎不全のあまぱんは解熱剤すら使えません。

14 (6)

 

 

抗生物質と吐き気止め入りの点滴をしてもらい、薬も処方してもらいました。

14 (7)

 

 

明日は朝から東大病院です。できることがあるうちはやる。

 

 

前田先生や大巻先生や中島先生など、私の信頼する獣医師たちの力を借りて、対処療法をしながらQOLの向上をめざしていきます。あまぱんを愛しているから。

 

 

病院から戻ったあと、卒業生まうをまう家へ送り届けました。

14 (3)

 

 

かわいくてかわいくてどうしようもないです。

14 (11)

 

 

自分の部屋(特大ケージ)でくつろぐまう。やっぱり自宅がいちばんだよね^^

14 (12)

 

 

まうの写真、お泊りのいきさつなどはおいおい自慢させてくださいね。

 

 

私は今、死神をキッと睨みつけて「来んな来んなシッシシッシ」と唱えています。

 

 

勉強が手につきません。在宅ワークも家事もなにもかも……。胸がドキドキ苦しいです。べべの闘病のときからずっと。綱渡りの日々にも、休みのないケアにも、心配にも、一喜一憂にも、言いたくもないさようならにも、火葬にも、頭が割れるほどの嗚咽にも、私は本当に疲れ果ててしまいました。

 

 

私は死神が憎い。超大嫌い。用もないです。だから、どうかうちには来ないで!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

にくきゅうのおせわ屋HPをご覧ください!

 

スポンサーリンク





豊かに老いる

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

17年前に妹に譲渡した推定18歳を優に超えるまめ

oir (3)

 

 

いろんな病気と闘いながらも静かに余生を暮らしている。

 

 

シニア期になってからもずっと愛嬌を振りまいてくれた

oir (9)

 

 

いつもみんなを笑顔にしてくれた

oir (8)

 

 

そしてまめ自身もよく笑う豊かな犬だった

oir (10)

 

 

若く健康的な犬猫とはちがう魅力を、味わい深さを、まめは持っている。

oir (1)

 

 

達観したようなオーラをまとっている。

oir (2)

 

 

明日に向けて、今日もリハビリをつづけている。

oir (5)

 

 

まめはうまく立ち上がれないけれど、生きることへの意志がある。

 

 

その意思を受け取ったまめの家族がまめをバンドで立たせる。

oir (4)

 

 

まめは長年連れ添ったケンカ友だちの老猫福と風を仰ぐ

oir (6)

 

 

私と出会ったとき、まめは「捨て犬」で福は「捨て猫」だった。

 

 

でも、今、まめは満たされている。

 

 

まめには家がある。

 

 

まめには家族がいる。

oir (7)

 

 

まめが失ったものより、まめが得たものを、まめは全身に感じながらウトウトしている。

 

 

まめは家族に愛された幸運の犬。そしてまめの家族もまた、まめと出会えて幸運だと思う。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

にくきゅうのおせわ屋HPをご覧ください!

 

スポンサーリンク





まめ福を囲む会

※ブログを連続更新中。遡ってお読みくださいね。

 

 

「どんな話題でも703号室のブログは わたしの写真からはじまります」

90_atari

 

 

※たわしの写真はカメラマン筒井さんより

 

 

さび猫たわしは家族募集中です。どうかお心ある方の目に留まりますように。

 

 

さて、日曜は妹宅にて「老犬まめと老猫福を囲う会」でした。

eimame (15)

 

 

まめは17年前に私が草加警察で保護した成犬。当時行方不明になった保護犬を探していた私は、日々入ってくる「迷子犬の情報」にあちこち駆けずり回っていました。私が探していた犬に似ている子がいるという情報を聞いて、草加警察へ見に行ったのです。

 

 

結局、まめは私が探している犬ではありませんでした。

 

 

その日はいったんまめを置いて帰宅したのですが、会社にいても気になって仕事が手につきません。

 

 

たまらず翌日草加警察へ電話をかけると、まめはセンター送りにするしかないとのこと。

 

 

居ても立ってもいられなくなり、改めて迎えに行ったのが出会いのいきさつです。(ちなみに探していた犬ユキはその1か月後に無事に見つかりました)

 

 

17年前すでに成犬だったまめは、最低で見積もっても18歳以上ですよね?

eimame (5)

 

 

本当によく生きてくれているなあと感心します。

 

 

まめはひとり暮らしの大学生だった妹が里親になり、以後いっしょに暮らしています。

Inkedeimame (14)_LI

 

 

たこ焼きパーティ

eimame (2)

 

 

おいしそうなランチ♥

eimame (6)

 

 

メンバーは妹夫妻と母と私

eimame (1)

 

 

母はなんとこの日のためにしまむらで新しいワンピースを買ったらしい(笑)。

 

 

ほげほげしながらもごきげんのまめ

eimame (4)

 

 

生きている姿が神々しい。

eimame (3)

 

 

私は、朝、仕事先付近のカフェで買ったケーキをおみやげに持っていきました。

eimame (12)

 

 

ティータイムを満喫

eimame (13)

 

 

猫の福もいます。福も私が15年位前に保護した成猫ですよ。

eimame (10)

 

 

まめも福もいつの間にかすっかりおばあちゃんになってしまいました。

eimame (11)

 

 

でも、安全かつ清潔な環境で甘やかされています。

eimame (9)

 

 

まめのごはんタイム

eimame (8)

 

 

おむつ替え

eimame (16)

 

 

この日、私は夕方も仕事だったので1時間半で帰りましたが、まめと福の顔が見れてうれしかったです。17年前に保護した犬と15年前に保護した猫と過ごすひとときは感慨深い。

 

 

まめも福もできるだけ永くこちらの世界にいてね。

eimame (17)

 

 

若かりし日、よく703号室に遊びに来ていたまんまるのまめと天国のべべ公を添えて

1azuki (5)

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

にくきゅうのおせわ屋HPをご覧ください!

 

スポンサーリンク





年寄りはみんなかわいい(断言)

前回のちゅーるのプレゼントの贈り主がさかえ先生と判明し、非常にスッキリです。さかえ先生、猫砂とかつおバーも届きました。いつもありがとうございます。

IMG_3533

 

 

さて、数日前、保護猫たちのお世話をしようと部屋に入ったところこのような状態になっていたので皆さまにご報告いたします(笑)。こら~!

IMG_3418

 

 

ふふ。トイレットペーパーを使ったアート。なかなかの力作じゃないですか? 不衛生なものではないのでこのまま朝ごはんを与えました。きみたちやるね♡

IMG_3416

 

 

ご心配いただいているあまぱんですが、kdを1日1缶食べさせています。本日の目標は達成しました。よくがんばっているでしょ? えらいねえ♪

IMG_3540

 

 

それにしてもなかなか手がかかりますよ。朝、補液を140ml、セミントラ、鉄分、抗生物質を。夜、補液140mlを。その合間に目薬をさし、ひたすら溢れてくる鼻水を拭き、トイレに入った回数と排泄量をチェックし、シリンジでごはんを与える。

 

 

消毒や洗濯やトイレ掃除もできる限りこまめにしています。

 

 

さぶも高菜も投薬や細やかなケアが必要です。お子たちの「老」と「病」に辟易し、たまに自分のメンタルが蝕まれそうになることもありますが、「やれることがあるうちが華」をモットーに生活しています。かけがえのない家族ですものね。

IMG_3476

 

 

老犬、老猫と呼ばれるライフステージにいる我が家のレギュラーメンバー

IMG_3456

 

 

つい最近までおてんばの若い女の子だったのに、あっという間だねえ……

IMG_3461

 

 

おしめをつけたストーカー

IMG_3380

 

 

なぜか歩行がじょうずになりました。

IMG_3484

 

 

認知症が疑われる犬はなるべく行動を制限せず、隔離しないほうがいいとemi-goに聞いたので自由にさせています。普通に暮らせる環境がいちばんかもしれません。

IMG_3238

 

 

高菜は顔つきがしっかりしてきています。おととい下半身をシャンプーした際、コンディショナーをつけながらマッサージしてみました。王子ですから!

IMG_3328

 

 

そして近ごろごぶさたしていたまめにも会いに行きました。

IMG_3512

 

 

妹から手渡されたちゅーるで点数を稼いでいます。

IMG_3516

 

 

まめなにそれ? 変な顔~!

IMG_3517

 

 

まめは15年以上前に私が保健所送りになる手前で保護した成犬。妹が里親です。当時すでに成犬だったので、もう、ほんとうにおばあちゃん。けれど年を取ればとるほど角が取れ、穏やかでやさしい表情になっていくのです。愛おしいね。

IMG_3519

 

 

彼らのつぶらな瞳を眺めると、犬も猫も最後の一瞬までたいせつにしないといけないなあ、と強く強く思います。(犬猫の)年寄りは例外なくみんなかわいい♥

 

 

PS Mさま明日着でノラスタ10冊ゆうパックでお送りしました。感謝!

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

にくきゅうのおせわ屋HPをご覧ください!

 

スポンサーリンク