凶暴な野良猫!捕獲までの道のり


白猫チロチョウのことを書きます。少し長くなると思いますが、おつき合いください。

チロチョウをはじめてみたのはいつだったか? 実はあまり覚えていないんです。
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うちの近所の野良猫たちは、ほとんど不妊手術を済ませています。近所で不妊手術をしているのはおそらく私だけです。うちのババ(母)が飲食店を経営しているのもあって、猫たちがふらりとやってくるので、手術しないとまずいことになってしまいますものね。

数ヶ月前でしょうか? チロチョウをみかけるようになったものの、チロチョウは非常にテリトリーが広く、出会いはいつも不規則でした。時間も場所も、なに もかも。ある時は目の前に、ある時は背後に、チロチョウの出現は、毎度唐突でした。犬の散歩中、あるマンションの植え込みでうんちをしているチロチョウを みかけたこともあったっけ(笑)。

いつ、どこに捕獲箱を仕掛ければいいのか? 分かりませんでした。フード片手に探しに行く時に限って、会えなかったのです。

気にかけながらもなす術がみつからなかったまま時間が流れましたが、ある深夜、ババの店の近くのゴミ置き場でゴミを漁る姿を目の当たりにしてからは、自分の中で一気に感情が高まりました。

私、猫がゴミを漁っている姿が嫌いなの。耐えられない。

私、猫がゴミを漁る姿をみてしまうと、自分がごはんを食べるのも、布団に包まれて朝を迎えるのも、罪に思えてなりません。悶々……いや、違うな、突如、ものすごい絶望感が自分に襲いかかったりします。自分の無力感が忌まわしい。

私の精神状態を落ち着かせるためには、チロチョウを保護するしかありませんでした。リリース対象になったとしても、不妊手術や最低限の医療ケアを終え、ババの店にうまく誘導して、餌場を作らなきゃ気が済まなかったのです。

結局、保護活動は自己満足にすぎません。

自分の本にも書きましたが、私は崇高な理念に基づいて保護活動をしているわけでもなければ、自己犠牲の精神を持っているわけでもないんです。

みじめに生きなければならない犬猫の姿をみたくない。

他の誰でもなく、私がみたくない、それだけの理由でつづけています。

カレンダーの発送業務を手伝いに来た姉ちゃんにも協力してもらい、夜中、ゴミを漁っていたゴミ置き場に捕獲箱を仕掛けました。姉ちゃんには2度手伝ってもらいましたが、2度ともダメ。ひとりでも、毎晩のように捕獲箱を設置して、その近くで張り込んでいましたが、姿を現しても、決して中には入りませんでした。

ここではないどこか別の場所が白猫の餌場のはず。

生ゴミで命を繋いでいるだけではなく、他の場所でも多少食べているに違いない。

でも、どこ?

白猫さん、お前は、どこを拠点にしているの?

朝も昼も夜もチロチョウのことばかりを考えるよりは、急がば回れの精神を持って、長期戦を踏まえた方がいいと考えなおした私は、自分の気持ちを落ち着かせ る努力をしました。大概、ストレートに自分の気持ちを書く私ですが、強すぎる思いは隠す傾向にあります。ブログでチロチョウを掘り下げなかったのは、マイ ンドコントロールのためでした(笑)。

そんな最中、チャンスが訪れたのです!!

チロチョウの捕獲前日、犬の散歩中に、ある民家の玄関で、よだれを流しながらうずくまるさび猫をみました。犬を置いて大急ぎで近づくも、素手では捕まえら れなかったので、Kさんにタモ網を借りる手はずを整えたのです。ごはんを与えても、さびちゃんはまったく見向きせず。だから捕獲箱には入らない。この子は タモ網で捕まえるしかない。

翌日、さびちゃんを保護するために、Kさんにタモ網を借りました。ところが、さびちゃんは姿を現しません。あれから今日まで、毎日探していますが、一度も 会えないのです。さびちゃんのことを考えると、胸が潰れる思いですが、会えないのですから、手の出しようがありません。さび猫ちゃんについては、保護でき たらお伝えしますね。

Kさんと共に、さびちゃんを待っている間に、白猫チロチョウがふらふらやってきて、私たちから3m離れた場所に腰を据えました。

「あの子も保護したいんですよ。ほら、あの白い子」

「あら、そうなの? なら私、いいものを持っているかもよ」

ふふと笑いながら、Kさんはバッグの中からなまりを取り出しました。中トロをかばんの中に忍ばせていた私は、思わず吹き出しました。

「私もいいものを持ってます」

大急ぎで家に戻って捕獲箱を取り、白猫の近くに置きました。中には、なまり&中トロがたんまり入っています。Kさんと私は、10m先にある塀の裏に隠れました。

「入りますかね? 今までことごとく失敗しているんですけど」

「入るわよ。捕獲箱が閉まる音を聞くまで、ここでじっと耐えましょう」

待つ間、Kさんと私の間を、ハエが何匹も行き交いました。

ブ~ン。ブ~~ン。

「いやあねえ、男は寄って来ないのに、虫ばっかり。私たち、におうのかしら?」

「ええ。かなり。素手でなまりをちぎったので、相当クサイかと」

「まあっ……」

私たちがケタケタと笑い声をあげた次の瞬間!!

パッシャーンッ!!

捕獲箱が大きな音をたてました。

「入った!!」

「行ってみましょう!!」

捕獲箱の中にいたのは、間違いなく、白猫チロチョウでした。

私は躍る思いで捕獲箱に布をかぶせ、暴れる箱をKさんと共に抱えて家に帰りました。

やった!

この勝負、私の勝ち。
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つづく

かつくん「チロチョウのことはまだつづきます。ハハの中にいろんな思いが溜まっていたけど、ようやく吐き出せたんだって。保護活動は人それぞれの考え方で 成り立っているけれど、ハハにはハハの信念があって、それを実らすためにハハは歩いています。ぼくからみれば、危なっかしいところもあるけれど、いい加減 な気持ちでやっているわけではないから、あたたかく見守ってくれたら嬉しいって。

一つ下の記事にあまぱんとともこのほっこり写真があるよ↓ まだ読んでない方はぜひ↓

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

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703号室かつくん

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