ヨチヨチ衆たちが生まれてくる前に、ルルさんから相談がありました。今にも出産しそうなほどお腹の大きなメスが、公園にいる。その子を保護したいのだが、堕胎させるべきか、否か。
私はすぐに答えを見つけられず、とりあえず保護を急いで、一度病院で診察を受けさせることをすすめました。間もなく、ルルさんはミルクを保護。不妊手術で お世話になっている病院へ連れて行ったところ、ミルクの状態からすると、いつ子猫が生まれてもおかしくないと診断された上で、堕胎手術を強行するなら、や れないこともないから、判断は保護主ルルさんに任せる旨を告げられたそうです。
病院に置いてくれば、迎えに行った時、子猫たちは死んでいる。
連れて帰れば、出産してしまう……。
苦渋の選択を迫られたルルさんは、どうしても堕胎に踏み切れず、ミルクを家に連れて帰りました。帰り際、ルルさんからの電話で一部始終を聞かされた私は、妙に安堵したのを覚えています。
私たちは平気で不妊手術します。
堕胎もさせます。
犬猫の子宮も卵巣も睾丸も、私たち人間のと同様、神さまからの授かりものだと知った上で。
私たちは犬猫を愛しています。
だからこそ、日本の現状を考えないわけにはいきません。
命を慈しむことは、時として大きな矛盾を生み出します。
それが“不妊手術”ではないでしょうか?
けれど、もういつ生まれてもおかしくないほどお腹が膨れ上がってしまったのなら、ミルクは産ませるべきだ、と思いました。
ルルさんはバリへ出張しなければならなかったので、バリへ行く直前に、ミルクと子猫たちを私が引き受けることを約束し、出産を待ちました。
いったい何匹生まれてくるのか、無事に育つのか、私たちには知る術もありません。ただただ、いつも全力を尽くそうと誓いました。ルルさんから出産の知らせを受けた時は、全身を鳥肌がせわしく駆け巡って、何度天に感謝したかしれません。
ありがとうありがとう、生まれてきてくれてありがとう。
ルルさんは手探りの状態でしたので、不安を感じるとすぐ電話をくれました。私にも答えられないことは、ルルさんがMOMOペットクリニックの 大巻先生に電話で聞いたらしいです(笑)。バリへ行かなければならなかったルルさんも、非常にミルク一家が気がかりだったようで、日本へ帰ってきてまずお こなったのは、携帯の電源を入れて私のブログをチェックすることだったそうです。ルルさん、お疲れさま。ルルさんから預かったバトンはもうすぐ、アンカー へ手渡せます。
この1カ月ちょっとは、生きた心地がしないほど、緊張の連続でした。今も尚、緊張しっぱなしです。お届けが済むまで、私にできる全てをかけて、ミルク一家を守ります。
ミルク一家に感謝の意を込めて、ささやかではありますが、婿入り道具を用意しました^^
まずはルルさんから渡されたヨチヨチ衆のへその緒。バナナの分はうちで拾って袋に入れました。
ドロンタールや子猫用のレボリューションをそれぞれの入れものに分けます。
子猫の成長が分かりやすく書かれた書類や、誓約書、医療明細なども世帯分用意済み。
ちょっとずつですが、フードやおもちゃを買いました。支援物資としていただいたものも少し入ってるかな? もっと持たせてやりたいのですが、今はこれが精一杯。
ママ猫ミルクは特別扱い♪ 子育て後、ゆっくり過ごしてもらうために、鰻猫さんのベッドをオーダー。
※鰻猫さんは現在休業中ですが、いつも私の活動を応援してくれる大切な里親さんです。実はウイリアムの婿入りベッドも買ったの。里親、決まってないのに^^;
特別扱いはまだまだ続きます。ふく村さんのシュシュ。ピンクもいいけどブルーもいいでしょ? ミルクに似合いそうだと思って注文しました。
そしたら、トムちんが新作パイナップルレースのシュシュをサービスしてくれたよ(涙)。
もちろんこれも、お嫁入り道具として持たせます! トムちん、ありがとう。
これからの季節にピッタリの浴衣もプレゼントしちゃいます^^
コースターもトムちんからもらったので、これもヨチヨチ衆の婿入り道具にします。
ミルクがつけてるところ、見たい?
エヘヘ^^ かわいいでしょー!
浴衣姿もやばいでしょ?(笑)
未来にやってくる子たちのために、ふく村さんにシュシュ20個近く&ドレスを頼んだら、ふく村さんは臨時休業になっちゃった(爆)。注文したい皆さま、注文できないのは、私のせいです。ごめんなさい。
最後にジャジャーン アルバムでーす!
今日一日をかけて写真を選んで、写真屋さんに走って現像してもらいました。
我が家で育った思い出を各ご家庭に、強制的に配ります(笑)。
私たちはよく、ペットショップやブリーダーと比較され、里親になるのがいいのか? 買うのがいいのか? 迷われる方がいます。どっちがいいのか……私たち も人間だから、もしかすると完璧なケアができていないのかもしれません。でもね、これだけは絶対に言える。私たちは犬猫の売買をしません。彼らの体に値札 をはって、彼らを商売道具にしたりできません。私たちには愛があります。血統書はつけられないけれど、愛情ならたっぷりつけてお渡しします。血統書がほし いか、真心がほしいかによって、ペットショップへ行くか、里親になるかをお決めになってください。そして、お願いです。どこで入手した犬猫であっても、ど うか最期の一瞬まで、その子を家族として大切にしてほしいのです。
長い文章になりました。読んでくださってありがとうございました。ペコリ。
かつくん「ハハは今日、写真を現像した帰りに、ハハ妹とショッピングして、誕生日プレゼントを買わされたり、自分も安物サンダルやもろもろを買ったりしてたよ。でもお届けの準備もちゃんとやってます。ガソリンも満タンに入れたしね。
お届けの記事を乞うご期待! その前にウイリアムの動画をお送りします。明日まで待っててね。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!
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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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