感情と理性と誠実さと


皆さまご心配ありがとうございます。あまぱんは生きています。

 

 

あまぱん、さぶ、高菜が闘病中ですが、譲渡活動もやらなきゃ、ですね。本日はマイ太郎さんが20枚ほど保護猫メル子の写真を撮ってくれました。

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人馴れしているメル子。私はまだここに書けていないさまざまな状況を鑑みて迷わず「捨て猫」と踏んだのですが、中には「迷子猫かもしれない」との意見もありましたので、念のため区の保健所生活衛生課へ電話(2019年7月26日)。

 

 

結果、現時点でメル子を探している人はひとりもいないことがわかっています。

 

 

メル子の保護にあたり私なりに悩みました。でも今は連れて帰って本当によかったと胸を撫でおろしています。あらゆる意味で外にいたら危険ですから。

 

 

ただ、「保護して終わり」というわけにはいきません。むしろ「譲渡」が肝心です。

 

 

支援や応援欲しさに「保護」にズームする方を散見します。保護はアピールしやすいのです。傷ついた子、病気と闘っている子、または、たくさんの保護動物を保護し抱えている自分。ついなにかしてあげたくなりますよね?

 

 

過去には私もハンディキャップを持つ子や重病の子たちの保護譲渡の際に皆さまに厚い心を寄せていただきました。その節はありがとうございました。

 

 

しかし私は次々と傷だらけの子や病気の子の写真を出し、その子たちの結末をきちんと書かない方を個人的に信頼していません。過去に私がどんな発言をしようが撤回します。途中から不透明に変わっていった方も多くいたので……。現時点で私がリスペクトをするのは、「(脱走防止対策も含めた)安全な譲渡」を(写真や動画などで)可視化してくれる保護主さんのみ。だから私の名前を勝手につかわれると辛いし私は責任を持ちません。私は原則的に「個人」を応援しています。もし私に支援できる余裕があったら、保護のすごさではなく、譲渡の流暢さに着目します。(里親さんのプライバシーに配慮しつつも)ブログやSNSでどんなお宅に譲渡したのかまでを細かくこれでもかというほど見せてくれる保護主さん。なぜならば、保護は瞬発力があればいいのですが、譲渡は持久力を求められるからです。そしてそこには自ずと一種の透明感と回転率がついてきます。

 

 

(ノウハウを持てば)保護はむずかしくない。むずかしいのは譲渡。私の経験と持論ですけど。

 

 

脱走防止対策が私たち保護主と里親さんに求められています。

 

 

保護動物の安全を担保する活動は非常に有意義です。

 

 

けれども私の知る限り、ほんの一握りの方しかそれを里親さんにお願いできていません。言いやすいお宅には言い、言いにくいお宅には言わない(あるいは中途半端な対策のみをお願いしている)、そんな方が多い気がします。加えて、個人であれ団体であれ、保護動物たち全員の情報が載っているとちょっと安心しますよね。全員の情報が載ったものがないのは不安です。いつも血だらけの子や感染症の子が前に来ているのは閲覧者の目を引きますが、その子がどんなお家に引き取られたのかに注目するのも悪くない気がします。ぜひ着目してください。

 

 

第一、幸せになった子たちの自慢もしてほしいですよね♡

 

 

むしろそこがいちばん重要じゃないかな?

 

 

「あの子はSNSやブログに出なくなった。元気にしているのかな?」なんて尻切れトンボは一頭でもいたら悲しいですものね。私も保護動物たちの写真をこまめに載せないと^^; ましてはほしいものリストや口座などを載せ「支援をください」と自ら求めている方々は人さまの尊いお金で活動をしているので、より心を配るべきかもしれませんね。かわいそうだと思う気持ちはたいせつです。感情がない方はそもそも保護活動をしないでしょうし。でも「感情だけ」の時代は終わりつつあります。

 

 

感情と理性と誠実さの3本柱が必要ではないでしょうか?

 

 

同じ活動をする方からの非難が怖いのですが、つい本心を書いてみました。

 

 

私自身今牛歩でお恥ずかしい限りですが、地味なりに一歩一歩着実に行きます。

 

 

 

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2件のコメント

  • 譲渡にあたって言いにくい事でもはっきり言える事は信頼に繋がります。
    私はハハ様と実際にお目にかかるまでかなりの時間がありましたが、ブログや他のやり取りなど知り合ってから8年ちかくになります。
    ついこの間、リリ子とルースを里子として迎えたばかりですが、その譲渡の際にハハ様ははっきりとやるべき事を伝えてくれました。
    譲渡誓約書は勿論の事、迷子にはしない前提ですが、万が一地震や災害もありますし、ちゃんと名前と連絡先の入ったネームタグをつける事・マイクロチップを入れる事・必要なケアや治療を定期的にする事・近況を目で見える形で連絡する事を知り合いとしてではなく里親として話をして頂きました。知り合いだから適当には絶対にしない所に本当に信頼がおけました。
    ハハ様本人の事なら譲歩と相手を尊重する方ですが(このへんはかなり我慢強い方です)、犬や猫の事では妥協しない、この姿勢が清々しいです。ご自身の好き嫌いややりたい事などは「いいの?」と思うくらい相手に合わせる方なのに、犬猫の事になるとどんな相手にも巻かれません。自分は嫌われても犬猫が幸せならいいというスタンスなんだと思います。
    それくらいはっきりとした信念をお持ちです。だから私はハハ様を信頼しています。

    • anny703

      豆さま
      ルースとリリ子のサマーカットの写真とてもうれしく拝見しました。近日中にtwitterに流そうと思います。
      いつもリリ子とルースを大切にしてくださりありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
      そうですね。性格はいい方ではないですが自分のことになると多少のがまんができるのはオトナになってきた証拠かもしれませんが
      犬猫の譲渡に際しては細かいですね。安全が第一だと思います。正しい管理こそが最大の愛情だと私は思っています。
      豆さまと夏休みでいっしょにお参りにいける日を楽しみにしています。
      (私のほうが運転ウマいので?)こちらから迎えに行きますね~!
      リリ子とルースの顔を見るのも楽しみです。
      うちにもぜひあまぱんに会いにいらしてください。

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