手術を覚悟していたのに、事前になって、やっぱりどうしても怖くて、泣きそうでした。へたれな私を察して、大巻先生から提案が。
「開腹手術の前に、内視鏡でベベちゃんの十二指腸をみてみます。今飲んでるお薬が効いていれば、腫瘍が多少縮んでいるはずですから、そしたら手術は見合わせましょう。引き続き、投薬し、再来月あたりにもう一度内視鏡で、腫瘍の大きさを確認してから考えましょう」
「では、腫瘍が小さくなっていなかったら?」
「そしたら、今日、開腹手術します」
「先生、そうしてください。腫瘍が少しでも縮んでいたら、手術はやめたいです」
「はい。では、まず内視鏡で腫瘍の大きさを確認してみます。手術をするかどうかはその時に判断します。薬が効いて小さくなっていればいいですが……」
内視鏡にせよ、手術にせよ、麻酔のリスクはある。けれど、内視鏡だけで終われば、ベベはすぐに帰れる。痛みも、絶食の苦しみもなく。どうか腫瘍が縮んでいますように。祈る思いで待つこと4時間。
MOMOペットクリニックからようやく電話がかかってきました。
「先生、どうでしたか?」
「腫瘍が大きくなっていたのを確認したので、手術、しました」
「え……。では、今まで飲んでいた薬は効いていなかったってことですか?」
「はい。そうですね。薬についてはまた考えましょう。手術は無事に終わったので、あとでお見舞いへ来られますか?」
「行きます」
手術の成功は喜ぶべきですが、続けてきた薬が効いていないのが現実です。これからどうするべきでしょうか? べべの年齢を考えると、この先、もう何度も手 術できない。受けさせたくない。術後、病室でうずくまるベベを見ていたら、べべを抱きしめた時のあの感覚が、ぬくもりが、私の腕にじわじわ浮かんで困りま した。
べべ、お腹にまたひとつ、傷が増えてしまったね。
こんなに愛しい存在をいつか失うくらいなら、いっそ出会わなければよかった。
そんな風に考えてしまうお母さんは、弱虫だよね。
ベベが頑張ってくれて嬉しい。お母さんはもっともっと強くなるから、ベベを守る盾になるから、ベベはもうしばらく、いやずっと、お母さんと同じ世界にいてください。
ベベの中の悪い細胞たちは、ベベから出て行ってください。
ベベの中で増えないで。
★★★おまけ★★★
くまぐすは、よく遊び、
よく笑うけれど、
家限定(笑)。
お外では石のように固まってます^^;
かつくん「大巻先生、さすがだね。ベベちゃんの命を何回も助けてくれた先生には、感謝してもしきれません。ハハ、先生にすっごーく強いプレッシャーをかけ たから、先生きっと大変だったでしょう。手術の成功を、とりあえずはみんなで喜んでいます。今、闘病中の卒業生がいるから、今度はその子の健康を祈りま す。全身全霊、愛を込めて。
今後はくまぐすの大冒険、フリマ品、その他もろもろを随時更新していきますね。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!
703号室はランキングに参加しているので、ぼくとナナちゃんの写真をクリックして応援してね。沢山の人に読んで欲しいから」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!