ノラ猫あがりのスターたち、予約発売はじまりました


※連続でブログを更新しました。遡ってお読みください。

 

 

家族募集中の保護猫もい

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今も私の後ろに座っています。お尻がポカポカあたたかい♡

 

 

ノミだらけで山口市の保健所にひっそりと収容されていたとは思えない人気ぶり。同じ猫なのになぜでしょうね? 「いるべきではない場所からいくべき場所への移動、つまり然るべき場所への移動」が私の微々たる活動のすべてかもしれません。

 

 

お問い合わせをくださった方とは時間を取って丁寧にお話をさせていただきたいので、不本意ながらも少しお待たせする状況がつづいています。けれど長くはかかりません。ご理解ください。

 

 

さて、著者の私が知らないところで、Amazonの予約販売がスタートしました。野島さんからのメールに気づくのが遅かったのです。安藤さんのtwitterで知ったという^^; 乗り遅れてしまいましたがいよいよ印刷に入っています。Amazonの予約販売はこちらをクリックしてお求めください

 

 

表紙はこうなりました。帯も自分で書いたのです。
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美大に通っていた李さんと雑誌ヴォーグで仕事をするアディくんのコンビが手掛けてくれました。本当にぜいたくでありがたい限りです。なかなかオシャレでしょ?

 

 

私からの依頼は「既存概念の打破」。この一語でした。つまり犬は草の上にいるもの、猫は窓辺から外を眺めているもの、という常識を破ってほしかったんです。

 

 

5案の中からこれを選んだ理由はさまざまですが、まず色が気に入りました。ブルーとオレンジが空を彷彿とさせるのです。夜空、あるいは夕暮れ、そこにうちを巣立ったローズが浮かび上がっています。ローズは「スター」なので、空に星が浮かんでいるとの解釈が正しいのではないでしょうか?

 

 

片目になってしまったローズの(見えないほうの)目を切り抜いてきたのも斬新で見た瞬間鳥肌が立ったのをおぼえています。切り抜かれているんですけれど、見えていないはずの目で空(万物)を見ている。そんな意味合いだと私は受け取っています。そして中央で割れている♡模様。これは透明側の心がスカウト前で、赤く満たされた側の心は卒業後をイメージしています。いいよね?

 

 

李さんとアディくんの表現力の豊かさったら!!

 

 

字体はレトロな雰囲気。カタカナ、ひらがな、漢字の表記でもかっこよく仕上がっています。

 

 

あとひとつ理由をあげるならこのデザインのあいまいさが好きです。

 

 

私はウソは書いていないのですが、実はノンフィクションとして売り出されることに違和感を拭えなかったのです。理由は読めばわかります。

 

 

ノンフィクションとフィクションの垣根を緩和する不思議な世界観が心にストンとおちてずいぶん楽になったんですよ。白でもない。黒でもない。淡いグレーの美しさが象徴されている気がします。

 

 

多方面に謝意を感じながらも私はなるべく謝意を削ぎました。

 

 

身内への感謝本になっては一般的に波及しないと考えたのです。

 

 

しかし内心では、関わってくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

ノラ猫あがりのスターたちで私が表現したかった漢字二文字をお読みになった皆さまに当ててもらえたら超幸せです。正解する人がいてくれるといいな。

 

 

私がスカウトしてきた猫たちには「不遇だった」という共通点があります。

 

 

不遇の中で彼らは一生けんめいやるんですよ。

 

 

できる努力はなんだってするんです。

 

 

でも、人間主導の社会では彼らはどうしたって生きづらい。人間の庇護なしには自分で自分の道を切り開いてアメリカンドリームを達成するような生き方などできないのです。彼らは器用ではないし、彼らは話せないし、彼らは市民権を持っていないから。

 

 

私は彼らを然るべき場所へと移動させる手伝いをしています。

 

 

レスキュー。命を助けている。愛護救護している

 

 

正直、近年そんなたいそうなことをしているつもりになれなくなりました。してやっているわけではないのです。私は自分の意志で楽しく日々を過ごしています。それだけの話。

 

 

見方によってはただのおせっかいですが、私は自分が有意義なことをしていると確信しながら前へ進んできました。もちろんこれからもそうしていきます。

 

 

ナナとほほが亡くなったとき、執筆のあまりの苦しさにもう放り出してしまおうと本気で考えたのですが、もがきながらもなぜかやめることができませんでした。

 

 

実力は高くないですが、この一冊には私の魂がこもっています。

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ぜひひとりでも多くの方の手に渡りますように。

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LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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6件のコメント

  • 保護活動だけでなく全ての事に共通していると思いますが、何かをやれる人ではなく何かをやる人は、自分の出来る事を探せる人だと思います。保護活動も仕事も勉強も出来る人がやるのではなく、自分の出来る事を探してそれをだんだん広げられる人が実行力のある人だと思います。やみくもに大きな事だけを目指して出来ない・やる時間がない・金銭的余裕がないと思うと何も始まらないです。自分の出来る範囲を出来るだけ精一杯やって、コツコツと積み上げなければ、何事も中途半端になり挫折してしまいます。誰かに頼まれたわけではなく、自分がやりたいからやると言うスタンスが大切だと思います。犠牲的精神や良い事をしているのだからと言う気持ちだと、人を責めたり羨んだりすると思います。やりたいからやっている、だから自分の主張もするというのが実際に長く続けて行ける人だと思います。
    ハハ様は高圧的なのではなく、自分の思いや願いを訴え続けているだけです。それは、やりたいからやっている人に共通した行動だと思います。良い事をしているのに助けてくれない人は冷たい悪い人と決して思っていない、自分の出来る事は全部する努力無しには誰も助けてくれない、結果は自分でつかみ取るものだと知っている人は、人の見えない所で自分と戦って努力しています。出来ない事を何かのせいにしたり他人のせいにして恨んだりせずに、出来るまで粘り諦めず出来る方法を探す人が結果を残すと思います。上辺の結果や成果だけを見て、楽にやっている思う見方をしていると何も見えてこないです。
    人を動かすのは、自分がこれをやりたいからやっている自覚と信念を持った人です。
    自分のやりたい事を最大限に努力して信念を貫く姿を知って、人は協力したい手伝いたいと思うのではないでしょうか?ただ単にこれをやりたいからと主張しても、誰の心も動かせないと思います。
    ハハ様は、自分がやりたいからやっている自覚が、とても強い人だと思います。だから他人のせいにしないし、やりたい事が出来ない言い訳をせず出来るまで粘り戦い主張して、長期戦にも耐えられる人だと思います。
    私がやりたいからやっている・私はこれをこう言う手段でやりとげたいとの意見がとてもはっきりしていると思います。決して正義を振り回さず、私はこう思うと人に伝えられる人です。何かをする時間が沢山あるわけではなく寧ろ普通の人より時間がない人だと思います。何かをする時間を探し時間を無理やりつくっている人です。
    人は見えるところだけが全部ではないです。見えない努力こそが、ハハ様の活動をつくっているのだと思います。

    • anny703

      豆さま
      いつもありがとうございます。ちょくちょくお会いしている豆さまにガッカリされないよう身を引き締めていきますs。

  • ねこの歌

    こんにちは。
    2度めのコメントさせて頂きます。前回は、お辛い中、お返事下さり有り難うございました。
    アン二イさんの書かれた
    「ノラ猫あがりのスターたち」
    買わせて頂きます。
    幼い頃から、猫も本も大好きでした。
    私にとっても、きっと、大切な一冊になると思います。

    • anny703

      ねこの歌様
      ありがとうございます。
      ぜひぜひよろしくお願いいたします。
      ちょっと長いのですがゆっくりとお読みくださればうれしいです。

  • ペー

    してやっているではない…って思われているのは意外
    でした。以前twitterを拝見した際に高圧的な感じで怖かったので、あなたは専業主婦でお時間があるから出来るという部分があると思います、なので他の活動されている方、仕事や育児をしながらの人を御自分と同じと思うのは違うのになと感じた事を覚えております。
    動物愛護の方は高圧的な方が多く怖いですね。

    • anny703

      ペー様
      高圧的でしたか? いつどのときでしょうか?
      具体的に話せますか? そうしたら私も顧みるところはしっかりと顧みたいと思います。
      それから私は専業主婦ではありませんし、第一もう主婦ではありません。
      仕事しながらやっています。本の執筆もたいせつな仕事です。1年間遊んでいたわけではないですから。
      自分の経験を活字に落とし込む地味な作業を繰り返してきました。それって仕事ですよね?
      主婦でもなく、仕事もしている私ができているのですから、誰にでもできることだと思います。
      もちろん一部のご病気の方や赤ちゃん、未成年の方はなどは含みません。

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