パンダが私に教えてくれたこと


検査結果はよくなっているはずなのに、やっぱり食欲がいまいちだね。

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心配だよ。さぶが好きなんだもん。

でもがんばってシリンジでごはんを食べてくれているよね。ありがとう。

今日譲渡会へお手伝いに行ってきたのです。前々からのお約束で、私もたくさんの保護猫さんたちに会えるのを楽しみにしていました。その記事や最近のお出かけはまた時間のあるときにUPさせてください。

明日はめずらしく旧友と朝早くから仕事の打ち合わせが入っているのでそろそろ寝る準備をしないとヤバいのです。

保護猫さんたちはどの子もキラキラ輝いていました。

みんな家族を求めています。新しい年を終の棲家で過ごせる犬猫が一頭でも多く増えることを切に願っています。

私は野良猫が大きらい。猫がホームレスとして寒空を彷徨う姿がね。

だから家猫、愛猫があふれる未来を夢見ています。

保護動物との暮らしは人生を豊かにしてくれます。

家族は買わなくても出会えます。

家族を買うことに違和感があります。

家族を迎える喜びの際に、値札を見て検討する社会の構造に呆れます。

亡きべべは浅はかで無知だった私が約17年前にお金を出して買いました。

べべが私を育ててくれました。

べべは私の母なる存在でもあります。

べべとの日々にいっさいの後悔はありません。けれど私は二度とお金を出して家族を買うことはしません。一生ぜったいしません。誓います。

ペットショップやブリーダーから犬猫を迎えた方を非難するつもりはありません。なぜならかつての私が同じだったからです。

けれど今は情報化社会。私たちは情報の渦の中で息をしています。

ぜひ、ぜひ、さまざまな情報を精査し、特段のこだわりがないようなら、保護動物たちの譲渡を検討してください。

繰り返しますが、私はペットショップやブリーダーから犬猫を迎え入れた方を非難するつもりはありません。しかし私はペットショップやブリーダーを信じていません。まともに考えて、利益を出すことにウエイトを置きながら命を丁寧に扱えるとは思えないのです。

仮にケアは完璧だったとしましょう。けれど売る人間の選定は?

薄ら笑いを浮かべた業者の「うちは客を選ぶ」との戯言を聞いたことがありますが、正直ほぼ嘘だと勘ぐっています。

だって生活がかかっている中、目の前に札束があったらねえ(笑)。

15年半細々と譲渡活動をしてきた私は断言します。

本気で向き合うとなったら深い愛情と責任が必要不可欠。

損得は二の次三の次。商品としてなど見られるはずがありません。

事実彼らはモノじゃないです。

皆さまに応援してもらっている元「パンダ」は、私の地元に長く生息していました。猫が好きか嫌いかじゃなかったら、「パンダ」は透明か景色の一部でしかありませんでした。

「パンダ」の名をつけた餌やり夫婦が赤ちゃん産んで遠くに戸建てを買いアパートを出てしまったあと、パンダは急速に飢えていきました。

年単位でゴミを漁りながら生き延びて、私の家に来てくれたのです。

保護したときすでに慢性腎不全を患っていました。

手足はいつも冷たくて、体はだるそうで、健康な若猫ではなかったです。

だけど愛することがこんなに楽しくて苦しいということを教えてくれました。

愛する対象がいることへの幸福と感謝を私は常に噛みしめています。

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いい男でしょ? 惚れ惚れしますよ。

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私は「選択肢はひとつじゃない」と言いたいです。隣の家に血統書つきの子犬子猫が仲間入りしてもそれを真似るだけが素敵なライフスタイルではありません。

 

 

私たち人間の価値はお金に換算できません。

 

 

ならば「この犬いくらだ」「この猫セールだ」というのも腑に落ちません。

 

 

ぜんぶ「パンダ」が教えてくれました。

 

 

「パンダ」は現さぶです。

 

 

そしてさぶは「ひらがな表記」です。サブじゃないの!

 

 

しっぽもいいでしょ?

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犬猫を迎える方はすぐに里親サイトをチェックしてくださいね。ついでに宣伝しますが、703号室にもまるめの紳士保護猫ポテチがいます。

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この世の中に不遇な犬猫の生きる場所が増えてほしいです。

 

 

 

増やしていきましょう。まだまだあるはずです。

 

 

LOVE IS ALL!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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4件のコメント

  • ぴぃ

    こんばんは。
    いつも愛情溢れるブログを拝見しています。今日のブログを読んで、ずっと前からアンニィさんに聞いてみたかったことを書かせてもらうことにしました。
    まず、私の自己紹介をさせていただきます。
    私は50手前の独身女性です。80代の両親と3人暮らしです。
    私自身は犬猫の飼育経験はありませんが、猫が大好きで、一緒に暮らすことが子供の頃からの夢でした。
    しかしずっと賃貸住宅に住んでいたこと、私が30代になってようやくペット可の分譲マンションを購入した頃には深夜まで帰れないくらい多忙だったことで、猫との暮らしを実現できませんでした。
    一昨年くらいから仕事も落ち着いたので、譲渡会へ何度か足を運んでみました。しかし、気になる子の里親を申し出ても結果は全て家族構成を理由に譲渡不可。
    とある団体の譲渡会ではこんなことを言われました。
    「どこの譲渡会に行っても(私の家族構成では)結果は同じだと思います。今はネットで個人の譲渡もあるのでその方が簡単に譲ってくれるのでは?じゃなければ(私が自力で)外の猫ちゃんを拾ってあげてもそれはそれでその子も幸せだと思いますよ」
    私は素直に受け取ることができませんでした。里親失格の重い烙印を押された気がして悔し涙を堪えるのに必死でした。
    愚痴や文句を聞いてもらいたいのではありません。譲渡団体の苦労や思いがわからないほど自分勝手な人間ではないと思ってます。
    ただ、私はこの時、ペットショップやブリーダーならこんな思いをせずに自分が気に入った子を手に入れられるのに、と強く感じたのです。
    アンニィさんは、ペットショップやブリーダーから犬猫を迎え入れた人を非難するつもりはないと書かれていましたが、私のこの思いは受け入れられるものですか?

    • anny703

      ぴぃさま
      コメントありがとうございます。もちろんぴぃさまの思いは100%受け入れられます。
      多くの方がそう思っていることでしょう。
      長くなりますが、私の考えを書かせていただきます。
      ここからは私の思考や経験に基づく憶測、推測も交じりますが、ちがうようでしたら指摘してほしいです。

      まず私からの質問です。ぴぃさまは現在もうペットショップなどで買ってしまいましたか?
      もしまだ買っていないようなら、もう少し待っていただけませんでしょうか?

      私も実は、若くして(16年前くらいかな)犬の里親希望を出したことがあり
      当時団体にメタメタに斬られた経験があります(笑)。
      私としてはひとり暮らしをしながら犬のべべをそれなりに育てていたつもりでした。
      2頭目は「不遇な犬を1頭でも引き受けたい」という自分なりの善意の気持ちだったのです。
      昔は犬猫の殺処分数が今とは比べ物にならないほど多く、私でも役に立てると考えていたのです。
      でもあなたはまだ若すぎる。経済力も乏しい。自分の犬だけで精いっぱいなはず。ととても冷たい口調であしらわれました。
      その時思ったのです。

      では私は、力と(犬2頭と暮らせる程度の)経済力をつけて環境を整えて改めて里親希望を出せる人間になろうと。
      それからすぐに自分で譲渡活動を行うようになったので、結局犬の里親にはなっていませんが、ナナ、リルを迎えましたし
      猫のあまたの里親にはなりました。そして多くの犬猫たちを家に招き入れ、譲渡し、今に至っています。

      そんな私からぴぃさまに言えることは「自信を持って!」です。
      必ず里親さんになれます。真摯な内容のコメントを読ませていただいているだけで、お人柄にふれるようです。
      迎えられた保護猫さんはまちがいなく幸せになれるでしょうね。

      次に現実的な話をさせていただきます。
      その団体の方が仰ったことは必ずしも正しいことではありません。
      まずネットで簡単にもらえるのでは? というのが引っかかります。
      私はネットを使っていますが、簡単に譲渡したことなど一度もありません。
      むしろなのある団体に負けない譲渡(勝ち負けではありませんが)をしてきたつもりです。
      団体だからと言って「上」には位置していません。人と人は対等だと思います。

      きっとどの団体からももらえないと仰った意味も分かりません。
      ほかの団体の内情までどうしてその方にお分かりになるのか、根拠をお聞きしたいくらいです。

      そして団体だったらもらえないけれどネットならもらえるという憶測をしたその方の経験値の浅さを感じます。

      どうして何事も断言ができるのでしょうか? それほどプロフェッショナルなのでしょうか?

      私の里親さんの中には30回断られた方もいます。半年間毎週のように断られた方もいます。
      けれど私が譲渡した子はシンデレラのように幸せに暮らしています。譲渡して大正解でした。
      なぜそこまで断られてきたのかよくわからないほどでした。

      もし、もしもめげずにやさぐれずに自分に合う子を探す気なら、それこそその方の仰っているネットでの応募を検討してもいいですし
      自治体が運営する譲渡会に参加するのはどうでしょうか?
      昔で言う「保健所」のことです。譲渡スペースは明るく開かれた場所が多く、殺処分などしていないので殺処分候補の中から「選ぶ」という雰囲気ではないと思います。実際そこでご縁を得ている方がとっても多いです。あとは保護猫のいる猫カフェなどもいいかもしれません。

      数人に会って「ダメ」と一蹴されたとしても、次はOKかもしれません。くじけそうになる気持ちはよく理解できますが世の中すべての保護主に否定をされたわけではないのです。安心してくださいね。

      最後に、おそらくご家族構成のことが引っかかっているのではないかと勝手ながら推測をしています。
      ご両親はとてもお元気だと思いますが、実際問題、将来ご両親の介護がはじまったら猫はどうするのかとか、ぴぃさまのことを言っているのではなく、中には認知症などで扉を開けっぱなしにしてしまって猫が脱走するケースを見聞します。本当の話です。
      自分にも言えることですが、「うちの親は大丈夫」と思っていても、未来のことはわからないのが正直なところです。

      その場合、どう対応するのかを想像し、考慮し、対策を練っておくことは悪いことではありません。
      もし対策があるようでしたら、その部分も含めてきちんと保護主さんにお伝えし、猫に対する思いを添えて膝をつき合わせれば
      保護主のほうも安心して円滑にお話ができると私は思います。

      私の思いを正直に書かせていただきましたので、不躾な部分も多々あるかと思いますが、どうぞお許しくださいね。

      いい出会いがありますように。LOVE

  • テンコママ

    おはようございます。

    私は7/14にいつもでしたら散歩に通るはずの無い公園を歩いた時私のほうを向き必死で鳴いている猫と会いました。
    その時は保護は考えていなかったので(私はその時70歳になる手前で年金生活で元捨て猫13~3歳の猫5匹を飼っているため)
    家からカリカリ持ってきて食べさせようと。
    元は飼い猫だったのでしょう。カリカリには見向きもせずただ抱っこが出来たので家に連れ帰りました(安易に里親募集したら誰かに貰ってもらえるだろう・・くらいに考えていました。)
    だって可愛い顔をしたチャトラのスコティッシュの女の子だったので。
    可愛そうに骨が浮き出てガリガリでした。
    涙、くしゃみが酷く食べたものがくしゃみと一緒に飛び出る始末で翌日病院へ
    ヘルペス?カリシ?で薬が処方。
    でも1ヶ月経っても一向に改善されず違う病院を受診
    そこで口蓋裂、猫エイズ陽性と言われ口蓋列の手術を受けました。
    くしゃみが出なかったのは1日だけ、日を追うごとに元に戻って来てます。
    少しでも治るものならと5件もの病院受診でも今度は大手術になるしエイズのために必ず完治するとはいえないと言われていますしそんなお金に余裕も有りません。
    私が元気なうちはこの子の後をティッシュとウエットティッシュを持って飛ばしたくしゃみを拭いて回る事ができますが先のことを考えると不安になります。
    誰が捨てたのか分かりませんが遺棄100万円の罰金と言うのは何の効力も無いです。

    猫好きはつい可愛そうで保護してしまいますが私の年齢を考えれば猫も私も決して幸せとはいえません。
    捨て猫、ノラ猫などという言葉が無縁の時代になって欲しいと思います。

    • anny703

      テンコママさま
      たいへんな状況の中で保護お疲れさまでした。5軒もの病院をまわられたのですね。本当にお疲れさまです。
      猫が好きだとやっぱり気にかけてしまい保護してしまいますよね。お気持ちよくわかります。
      そしてブログでは大盤振る舞いに医療費や医療に必要なグッズを買いまくっている我が家ですが、別にお金持ちではありません。
      ごく普通のサラリーマン家庭で、今はメインでチチが働いている状況なのである意味厳しいは厳しいです。
      なので厚かましいながらもテンコママ様のお気持ちが少しわかる気がいたします。きついですよね。
      なにもかもがきついですよね。
      捨て猫のいなくなる社会をめざしたいですよね。わかります。同感です。
      その社会を夢見てお互いがんばりましょうね。
      テンコママ様は猫は幸せじゃないと仰いましたが、私は5軒もの病院へ連れて行ってもらい何度もティッシュで拭いてくれる方に出会えたその猫さんは幸せだと思います。
      そしてハンデキャップはありますが、もしどうしてもきついようでしたらハンデキャップの子でも里子に出すことは不可能ではないと思いますので、里子に出すと決めた場合には私にわかる範囲でノウハウをお伝えできればいいなあと思います。
      お体たいせつにしてください。

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