箱の中で疲れてふてくされているきみへ


朝のほたる。ほほにさりげなくタッチしています。

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爪が伸びじゃれつかれると痛いので切りました。ほたる必死の形相が笑えた。

 

 

それにしてもあなたその格好……女性かね?

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さて、家事を終わらせさぶの入院している東大病院へ。

 

 

チチに嫌味を言われました。

 

 

「もし入院しているのがおれだったら絶対毎日来ないよな?」

 

 

ふふ。図星です。そんなのあたり前じゃん。

 

 

でもまあ、チチには感謝しています。私がいない間にお子たちの面倒を見て、高額の医療費を捻出するために必死になってくれているのがよくわかるから。

 

 

さぶは予定していたドレーン設置をやめたのですが、全身麻酔をかけたのでCT検査は受けました。東大のCTはすごいのです。過去にはべべとあまぱんが東大でCT検査を受けています。レントゲンやエコーでは判断がつかない病気も、CTならより確定診断に繋がります。頼りになりますね。

 

 

さぶの輪切り。耳、鼻、口、脳が見えますね。

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マウスをスクロールしていくと目が出てきました。下あごも見えます。

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なんかちょっと不気味^^;

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右、左に手があります。真ん中のは肺あたりです。

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そのまま下がって腹部へ。片側の腎臓が萎縮。先生いわく「腎臓病特有の腎臓の形をしています」とのこと。慢性腎不全だからこれはしょうがない。

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頭のてっぺんからしっぽの先までスキャンしてもらい、数えきれないほどいろいろな検査を受けた結果、悪性腫瘍の説も否定気味になりました。

 

 

残るは「特発性膿胸」。実は東大へ行く前からこれに期待していたのです。

 

 

膿胸だったらいいな、膿胸だったらいいな、ひたすら願いつづけていました。

 

 

膿胸も決して侮れない病気ですが、まだ闘いようがある。けれど胸水の原因がFIPや悪性腫瘍ならどうしたらいいか……中でも私はFIPを恐れていました。

 

 

遺伝子検査の結果FIPが否定され、CT検査の結果悪性腫瘍の可能性が低いとなるとやっぱり原因不明の特発性膿胸でまちがいなさそうです。

 

 

さぶには噛まれた傷もないし、これといって思い当たる節もありません。皮下点滴が原因なのか、私がなにか悪いことをしてしまったのか、いっぱい考えました。ブログには書いていませんが、先週あまぱんを連れて東大へ行ったのです。

 

 

あまぱんもレントゲン検査を受けたところ、あまぱんはぜんぜん大丈夫。

 

 

だとしたらもうなにが悪かったのか原因がわからない。

 

 

さぶとあまぱんは同じケアをしているから。(※腎臓組の犬のナナも異常なし)

 

 

私が悩んでいたら、先生たちが励ましてくれました。特発性膿胸は飼い主のケアや飼い方云々に関わらず、いきなり発症することが多いそうです。

 

 

気づいたときにはすでに末期で命を落とす子もたくさんいる病気なので、手遅れになる前に気づけてよかったです。体調の変化には敏感でいたいですね。

 

 

さぶに合う抗生物質のおかげで入院前に比べ、悪い菌も激減

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合計270mlも胸水(狭義では膿)を抜きました。どんなに呼吸が辛かったか。

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ほんとうによくがんばったと思います。口が利けないからかわいそうだったね。

 

 

先生たちに助けていただき、ありがとうございました。

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写真には写っていませんが外科の先生方にもお世話になりました。

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で、楽しみにしている面会時間到来!

 

 

菅原先生によると、麻酔以降さぶはずっと元気がなく、ケージの奥のほうに縮こまっているそうです。慣れない環境で検査の連続、疲れちゃったかな?

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それでも私の顔を見ると、そばへ寄ってスリスリスリスリ……

 

 

胸が締めつけられます。さらに痩せてしまったので持参したちゅーる1本、高栄養の缶詰4分の1程度をゆっくりゆっくり食べさせました。

 

 

お隣の悪性リンパ腫と闘うキジトラさん。翌日いったん退院できるとのこと。

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よかったね。おめでとう。自力でごはん食べてえらかったね。お母さんはいっしょに新年を迎えるのが夢なんですって。お母さんの夢、叶えてあげたいね。

 

 

「おれも帰りたい」

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あれ? さぶはげっそりだね。お毛毛も剃られちゃったの?

 

 

さぶ、さぶ、今夜を無事に乗り越えたら、明日お母さんが来るよ。

 

 

さぶを箱の中から連れ出しに。どう? あと1日ここで辛抱してくれる?

 

 

ということで、さぶは一時退院のお許しをもらいました!!!!

 

 

やったやった。容体が悪化したら病院へ戻りますが、まずは通院に切り替えて治療をつづけていきます。この10日間、生きた心地がしませんでした。

 

 

特にFIPを疑われたときとさぶが意識不明の重体になったときは辛かったです。

 

 

今でも木曜に死の淵からさぶが蘇ってくれたのが信じられず、あの日私の横に居てくれたみいさんは本気で「べべちゃんがこっちに来るな! ってさぶに怒ったんじゃない?」などと話しています。私もなんとなくそうかもと信じています。

 

 

疲労困憊の日々でしたが、さぶがうちに帰ってきてくれると思うと、あきらめないでよかったとしみじみ。うれしいです。

 

 

皆さまにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

 

 

帰り道やっとちゃんと空を見た気がします。美しい秋の雰囲気を車内からパチ!

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あああ、明日が待ち遠しい。待ち遠しい!!!!

 

 

Smile!

 

 

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4件のコメント

  • ブーコ

    親孝行なさぶちゃん♡偉いね。
    おうちに帰ったらゆっくりくつろいでね。
    良い報告待ってます。

    • anny703

      ブーコ様
      連続でご心配をおかけしています。
      少しずつ少しずつですね。

  • REI

    さぶちゃん、良かった。

    • anny703

      REIさま
      ありがとうございます。まずは一山を越えました。

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