事情とお詫び


しばし更新を休むつもりでしたが、ご迷惑をおかけしている方や、ご心配頂いている皆さまに事情を説明しないで逃げるのはおかしいと思い直しました。703号室は私個人のブログですが、沢山の方が見てくださっているし、応援してくださっている場でもあります。

だから事情を伏せるのはやめました。

今日は保護猫ティティのお届けでしたが、それ以外の時間は私、ひたすら平謝りの一日でした。
電話口で土下座しました。いいえ。そんなのでは全然足りない。本当は直接会って土下座するべきなのです。
子犬の希望者様、お見合いの日取りまで決めてご家族で子犬達に会うのを心待ちにしている方々のお気持ちを思うと、苦しくてたまりません。
穴があったら入りたい心境でした。出来ることなら消えてしまいたい、そう思うほど。けれど穴なんかない。どこにも。

無念です。本当に無念でなりません……。
あくまでも私個人の価値観ですが、子犬達の幸せは目前に迫っていました。
なのにここにきて全て台無しにしてしまいました。

事情を説明します。
70頭の犬猫を保護している(飼ってる?)方がお困りという事で、その方が保護している5頭の子犬の里親募集を手伝うことになりました。もともと、その方 が自分で里子に出した犬2頭が立て続けに嫁ぎ先で迷子になってしまい、うち1頭は今も行方不明です。保護主として迷子犬捜索に集中したいとのことで、子犬 達の募集を私に依頼して来たのです。

その方は写真を撮る時間もなければ、里親サイトに掲載する時間もない、だから時間が余っている私にやって欲しいとのことでした。私は70頭飼っている訳で はありませんが、決して暇なわけでもありません。でも、自分の意志で引き受けました。そしてやるからには全力で、真剣に、誠実に行うことをその方に約束 し、安心してもらう為に事前に私のやり方を全て細かく伝え、了承を得ました。

里親探しは毎度緊張します。何度やっても慣れません。
その子達の命が私に委ねられていると思うと、呼吸困難に陥るほど切迫した気持ちになるのです。中でも今回は今までで一番、その気持ちを強く感じました。

何故なら、私に子犬を依頼した方の子犬達を絶対に脱走させてはならないというプレッシャーがあったから。だから、希望者様がたには自分でも驚くほど細かい注文をし、厳しい事も述べました。失礼な質問も繰り返しました。

にも関わらず、実際にお見合いをお約束した希望者様方は、私の出す譲渡条件を快諾し、質問に一つ一つ丁寧に答えてくれたのです。素晴らしいご縁を感じました。

子犬達は私の手元に居ません。70頭保護している方の家にいます。写真撮影のため、一度は我が家にやって来たのですが、保護している方が連れて帰ったので す。子犬達は狂おしいほど愛らしく、どの子もいい犬に成長するとの確信がありました。でも、写真撮影の間、あちこちでおしっこやうんちをしてしまったの で、まずはトイレトレーニングが必要だと思いました。

当たり前ですよね。
こちらが里親希望者さんに厳しい条件を出す以上、こちらだって努力しなければならない。人間と犬の双方がより良い暮らしを送れるよう、配慮し、力を注がなくてはなりません。

我が家で暫く預かり、私の責任で子犬達の医療ケア、トレーニング、そしてお届け後のフォローをする。関わり合いを持つ途中で、子犬達を保護している方には正直、色々と言いたいこともありましたが、それは胸の中にしまっておく事にして、とにかく、募集に力を入れました。

けれどここへきて子犬達を保護している方が私を信用できず、私が探す里親さんにも不信感をあらわにし、子犬達を私に渡すことに疑問を持ったらしいのです。 うちの卒業生達が幸せにやっているかどうかも不明だし、私にちゃんとした里親さんを探す能力があるのかどうかも分からないそうです。忙しい方なので、ブロ グも見ているか分かりません。何度細かく説明しても分かってもらえない……。その方の不安を拭えない……。

その方は自分自身で里親さんを探すのが上手だし、いい里親さんを見つけることができるけど、私の方が暇そうだったので私に頼んだとか。だから私じゃなくて も良かったんです。それに子犬達は今、可愛い盛りだから今すぐ手放すのは嫌だ、もう少し長く子犬を自分の所で飼いたいとも……。

一体何がしたいの?

そう思って、電話口で声を荒げてしまいました。

「本当にお困りなんですか? 私は本当に困っている犬や猫を保護したい。子犬達を里子に出す気があるのですか?」

私にとって、犬猫の家族募集は遊びじゃない。

けれど、保護している方が私を信用していないなら何も出来ないのが現実です。子犬は私の手元に居ないので……。

全ては私の勘違いだったんです。
私にはべべ、ナナ、リル、ほほ、あまたん、コロ、保護猫達で精一杯。
けれどその方はお一人で70頭飼うキャパがある。
そういうことだったんだと思います。

私ができる事は少なくなりました。
折角、良いご縁のつぼみを沢山得たのに……。
本当は今日、子犬達が我が家にやってくるはずだったのに。
どうしたらいいの……。

色々なタイプの方がいるわけだし、人のご機嫌取りや愛想笑いは苦手ではありませんが、今回はさすがにちょっとね。

参りました。

事前に何度も
「私でいいのか?」
「信頼してお任せいただけるのか?」
「子犬をきちんとお届けくださるのか?」
「子犬達を手放せるのか?」
その方の意思を確認したつもりだったんですが……。
力が及ばず、関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしました。
それにも関わらず、希望者様方からは温かいお言葉や励ましも頂きました。本当に申し訳ありませんでした。

このような事が起きて、ボランティア不信に繋がったら、と思うと怖くてたまりません。今回は子犬を保護している方が私の里親探しの方法を信用できず、若輩者の私に不信感を抱いて流れた話です。他の個人や団体とは一切関係ありません。

尚、子犬達の家族募集は、近日中に仕切り直して、保護主さんがやるそうです。(あくまでも予定です。もしかすると募集しないかもしれません)
ネットをする時間がないそうなので、私が代理掲載することになっています。
私のつたない文章では保護主さんが不安だろうから、文章は全てあちらが考え、私はただそれをタイプし、保護主さんの名でサイトに掲載します。写真は姉ちゃんが撮ってくれたのを使ってもいいとの了承を得ましたので、それを使います。今後は私が関与できず、子犬を保護している方と希望者様との直接的な話し合いによって譲渡するかどうかが決まるそうです。こちらにお問い合わせくださっても、一切の対応ができず、申し訳ありません。

そしてお見合い予定だった方々、ご希望を頂いた方々には重ね重ねお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。家を待つ犬たちはたくさんいます。どうかその犬たちに温かい手を差し伸べて頂ければ幸いです。

幸せな犬猫が増えることを祈って。

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