新生ひかる


追伸:妹が作ってくれました。ひかるのスライドショーを見て、号泣しました。ひかるの誕生日のお祝いに、ぜひ覗いてやってください。

ハッピーバースディひかる花束
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昨年の6月10日に保護してから1年が経ちました。成猫だったのでハッキリした年齢は不明ですが、当時推定3歳だったので昨夜で4歳のお誕生日を迎えたことになります。

人慣れが遅れたのもあり、なかなか本格的な家族募集にはいたりませんでした。人を問わず甘えるようになったのは比較的最近の話ですが、それでも、703号室の中ではもっとも保護期間が長い猫です。

人慣れしていなかった時期は、正直、誰がひかると暮らせるのだろうと案じていました。心を開こうとしない猫との暮らしは安楽ではありません。脱走にも気を遣うし、人間側は淋しさも感じるはずです。

でも全部昔話。

今は、単純にひかるとの暮らしを私が楽しませてもらっています。

ひかるの卒業が決まらないことについては悩みました。一度はお問い合わせをくれたものの、改めて掲載文を読み返し、FIVキャリアだと知っての辞退が相次いだこともありました。

悔しさゆえ、FIVキャリアについて掘り下げたこともありましたね。一部の方からは、FIVキャリアが原因ではなく保護主の私に原因があるとのコメントも いただきました。実際そうかもしれません。私も他の保護主さんたちがFIVキャリアの子たちのご縁を得ているのを見聞しているので、キャリアだけが原因だ とは思いません。決まりづらいというのは現実であっても、決まるときは決まる。

この世界には、汚水と清水の両方が流れているのです。

猫を虐げる人間もいるけれど、お心ある方もいるはずです。

そこで理由を考えました。自分自身を客観視しきるほど、私は人間的に成熟していませんが、何度も何度も考えました。迷路の中でさまよいました。だけど今は、なんかそこを超えちゃったというか。結局すべては、“縁”の一語に尽きると思うのです。

縁を得たくてもがき、縁に喜び、縁に涙し、縁を夢見てまた走る。

縁は私にとって、人生の希望そのものです。

なかなか結果を出せずに時間ばかり過ぎて、真心で応援してくださっている方には申し訳ございませんが、皆さまひかるを見守ってくださり、本当にありがとうございます。

生まれたときから環境に恵まれた子たちや、子猫期に保護された子たちや、地域の方にかわいがられてきた地域猫たちとはちがい、あたたかい手を知らなかった であろうひかるですので、心身に染み込んだ“警戒心”を完全にぬぐい去ることは難しいかもしれません。極端な話、大声を出し、急に正面からさわろうとする と、今でもオドオドしたような表情を浮かべます。でも私は、「ひかるができるようになったこと」に目を向けています。

根っからの天真爛漫な猫のこういう姿は見慣れています。
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だけどひかるの「油断」や「隙」は、感動の一語に尽きるのです。
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一から作り上げた絆。

ここまで来たら、もうどこへ行っても大丈夫。はじめは戸惑うかもしれないけど、ひかるは人間の愛をちゃんと吸収できます。そして、ひかるは日々めまぐるしく成長を遂げています。

ひかるの人慣れに躓いていたとき、私はときどき、意識的にタイムスリップしました。あくまで私の想像の中でしかないけれど、ひかるの子猫時代、もっと小さなヨチヨチ時代、更にさかのぼってお母さん猫のおっぱいを必死で吸っていた時代。

警戒の鎧を着るまでのひかるは、きっと、無垢でやんちゃだったんだろうなあ。

生まれたときから心を閉ざしている猫なんて、いないはずだもの。

そうすると、どうしてこの子があんな風に生きなければならないかを理解できるし、ひかるへの接し方、ひかるに対する自分の鎧もキレイさっぱり脱げました。

もう赤ちゃんじゃないのに、幾度も生まれ変わって、ひかるはすごい。

えらい。

ここまで来るのに、いったいどれだけ勇気が要ったでしょう。

ひかる、ありがとう。703号室で4歳のお誕生日を迎えさせてごめんね。
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これからも皆さまに新生ひかるを送りつづけますので、どうぞひかるをよろしくお願いいたします。

PS ささやかながら、ひかるのバースディパーティを企画しています。

LOVE!

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