あなたの前方がひかり輝きますように


前輝が今日、卒業しました。

巣立つ前に2泊3日、703号室にやって来てくれました。
私達家族にとって、本当に貴重で楽しい2泊でした。

今までの卒業生は、保護した段階から家に入れ、一緒に暮らしてご縁を待つようにしていましたが、今回はべべの手術が重なってしまい、思うように動けませんでした。前輝には可哀想なことをしたと思っています。

2月4日、べべの手術の4日前、前日に降った大雪が積もる近所のコンビニで、地蔵のようにお座りしていた前輝に出会った時は、神様はどうしてこんな状況下の私達に意地悪をするのだろう、と思いました。そして少しだけ途方に暮れたような気持ちになりました。

捨て犬や捨て猫に出会うと、私はいつも手を差し伸べてしまいます。

どうしてか。

もし彼らの前を急ぎ足で通り過ぎてしまったら、彼らは2度捨てられることになるからです。

彼らは飼い主に捨てられるだけではなく、それを見つけ、知ってしまった私にも捨てられることになる。捨てた飼い主を憎む気持ちはいつの間にか自分に返って きて、彼らの前を知らん顔で通り過ぎてしまったら、自分もその醜い飼い主と同じ人間に成り下がる。自分自身を見損なうこと程、惨めなことはありません。

だから抱きしめてしまうのです。

けれど、ずっと苦労をかけてきたべべがいのちをかけて臨む手術には、どうしても全力で付き添いたかった。私にどうしろというの?見捨ててしまえば楽になるの?それとも抱き上げて連れて帰るのが正解なの?

私にも、チチにも分かりませんでした。

考えた挙句、いつもよりは条件が悪くなるけれど、自分達にできることをやろう、努力してみようということになり、前輝を土手のホームレスに預け、毎日会いに行き、べべの手術が終わるのを待って、里親募集を開始しました。

ケアする前の汚れた前輝の写真を撮って、里親サイトに掲載しました。


無理だろうな、前輝は若くないし、血統も無い、小柄でもないし、第一、こんなに汚い姿では、同情は集めても、実際問題飼うとなると、飼い主側にも不安が大 きいだろう。そう思いました。けれど、だめもとでも、この子の優しくて可愛い姿に目を細め、共に暮らすことを考えてくれる方が現れるかもしれない、この子 に対する私の気持ち、今の家族の状況をありのまま書いてみよう、そんな気持ちで掲載しました。

驚くことに、沢山の一時預かり希望のメール、前輝を家族として迎えたい旨のメールを頂く事が出来ました。

それを読んで私は、本当に幸せで、心がぽかぽかになりました。

この国も捨てたものじゃない、むしろなんと素晴らしい国だろう。なんて素敵なことだろう。もう、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!

そしてその中から、前輝の新しいご家族が決まり、今日無事にお届けすることが出来ました。いい方ばかりでしたので悩みましたが、前輝は素敵なパパママのも と、お坊ちゃまとして生き直すことになりました。シャンプー、カット、歯石取り、フィラリア検査(-)、検便、ワクチンなどは保護活動仲間のKさん、I さんが担当してくれて、皆様のお陰で、円滑に送り出すことが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。お世話になりました。

前輝、まだまだあなたにしてやれることがあったのに、不自由な思いをさせてごめんね。でも必ず幸せになってね。約束ね。

犬?熊さん?それともコアラ?


変身後はちょっと愉快なキャラになりました^^


703号室では、何一つ手がかからなかった前輝。


べべとも仲良くしてくれました。


良かったねべべ!


予想通り、いや予想以上にいい子で、泊まりに来た私の親友も「何年も前から普通にいるみたい!何でこんなに可愛いの?この熊ちゃん(爆)」と大絶賛でした。


新しい名前は「前輝」より更に素晴らしい名前です。そして新しいお宅は、703号室とは比較にならないくらい素敵なお宅♪ その様子は次回のお楽しみに~。

私は今、多くの善意に抱かれ、幸せです。
皆さま、どうもありがとうございました。

703号室かつくん&なな

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