善い心の使い方


毎日6頭の世話であっと言う間に一日が終わります。
起きるとすぐお散歩そしてご飯ご飯と泣くほほ&さば子の催促に応えてちゃっちゃっとご飯の用意。
ドライフードもべべナナリリもえそれぞれ種類が違うので、計量して上にササミなどをトッピングして与えています。
1日に2回の食事だからみんな嬉しそう。6頭競ってご飯を食べる姿を見ていると、この世に争いごとなど本当は一つもないのかもしれないとさえ思えてきます。

今日は犬猫の通院。今日は土手犬のケア。
その日その日でスケジュールは変わります。
単調な毎日ですが、この毎日は神様から与えられた貴重なもの。
それをこなす私の足取りは軽快でなければなりません。
疲れる時もあるけれど
「疲れた。」と息つく時がいかに幸せであるか、必ず実感する日が訪れます。

ご飯の用意が疲れるのは、
食べてくれる可愛い存在があるからこそ。

それは共に生きる贅沢な証拠です。

元気良く食べて遊んで寝る姿に触れ、私は自分の心が豊かに成長を続けることを実感することが出来る。肉体はもう老化していますが、心だけなら何処までも成長できる、人間って不思議な生き物ですよね^^

生かすことはつまり、己が生きること。
私が養っているのは、犬猫ではなく私自身の心なのかもしれません。
彼らのお陰で、人間らしく生きることが出来る。

そう気がついて、うんと又、幸せになりました。

6年ちょっとの間、断続的に犬猫の保護活動を続けてきました。
3日坊主の私にとってこの6年の意味の深さはひとしおです。

6年コツコツ微力な活動を続けてきた私には幾つかのこだわりがあります。

私のやり方に歯がゆさを覚える方もいるかもしれない。
違うと非難したくなる思いを持たれるかもしれない。
もっと沢山救えるのに、とか、やり方が甘いとか・・・。

この社会は、いつの時代にも、自分の反対側に違う考え方や行動が生息し、交わったり離れたりを繰り返して人間関係を構築していると実感しています。

私は保護したらケアに力を入れたり、共に歩むことに重点を置くので、1年間に里子に出せる数は少ないです。
だから沢山の犬猫を保護して、手際よく里子に出している方から見れば、無意味に見えるでしょう。
目指す社会は同じでも、それぞれの信念は微妙に変わります。
だからたまにコメントなどでお叱りを受けることもあったりします。

けれど保護活動は年功序列の会社ではない。
誰が偉いとか、誰が一番優れているとか、又誰かに必要以上に気を遣ったり、そんな事は不要だと思います。

20年活動をやってこられた方も
活動を開始してまだ2ヶ月の方も、
私から見れば全く同じです。

20年犬や猫や社会的弱者に目を向け、骨を削ってきた方には頭が上がりません。
それがどんなに大変であったか、どんなに素晴らしい事か、良く分かる気が致します。
けれどだからと言って、弱いものに目を向けてまだ2ヶ月の方の上に立って、私の方がずっと経験があるからと雄弁する気にもなれません。
これからはじめる方の潔さ、優しさに又頭が下がる思いがするからです。

数もそうです。
1頭保護した方も、1000頭保護した方も同じ。どこも変わりません。
それぞれのキャパがあるし、頭数で競い合う世界ではなく、互いに尊重して進んでいく世界だと思うからです。

外国と戦争している国が、味方同士で内戦を起こして破滅に向かうのと同じように、善い方同士が争うのは嫌いです。
この場合、人間同士がもめて、一番損するのは犬や猫だからです。

私は「デキテナイ」人間ですから、自分がやっていることを否定されると落ち込んだり、場合によってはイライラします。
そして相手の悪い場所を探して反撃に出たくなる。

けれど保護活動においてだけは、ここだけでは絶対にそうはしたくありません。
犬や猫を虐げる人間には強く出る場合がありますが、同じ志を持った方には、何処までも同調する姿勢を取りたいと思います。

私を非難するコメントや意見が、もし犬猫に対しては優しい方であろうと感じられる時は、私は頭に血が上ることはありません。
ただ、私はそのようなコメントを他の方に対してしないだけで。

前にも書いたように、私はただの主婦で出来る事に限りがあって、趣味もあって家族も居る。
お皿を洗っている間にも処分されていく犬猫が大勢居る事を知っているし、家も貯金も全て投げ打って犬や猫に捧げるべきなのかもしれません。

けれど自分が倒れてしまったり、自分らしく生きられなければ長く続ける事は出来ない。
理想と現実に心が激しく揺れますが、目の前のことを精一杯やる、お皿も洗いながら、家族との団らんも持ちながら。
それが今現在の私が出している結論です。

保護活動を開始した方からの相談で、保護した犬の事で、他の方から激しく攻撃するように自分のやり方が悪いと言われてしまう、そうすると萎縮するし自信をなくしてしまう、経験を積まないと自分で判断してはいけないのか?と・・・。

私の考えは、もしせっかく恵まれない犬猫の里親さんになろうとか、恵まれない子を保護していいお宅を探してみようと頑張りだした方へ、例え厚意であって も、むやみに文句を言ったり非難したりして、その方のお優しい気持ちを折ってしまったら、その方がこれから救おうとしている犬と猫の可能性を絶ってしまう ことになるから、お互いを尊重しあってアドバイスしあって譲歩しあって続けたほうがより多くの方が携われるものになるかなーと。

「ふむふむ。にゃるほど。ぼき よくわかりまちた。うん。」

長くなりましたが、善い心を持っている方はみんな尊い、そういうことを書きたかっただけです。
歳を重ねると、話も長くなって皆さん読むのも疲れちゃいますよね^^;
まあテキトーに流して読んでくださいね。

「げげげ!話超長い。ハハ、すごいおしゃべりおばさんになるね。もうなってるか。次回はチチのライブの様子をちょこっとお届けする予定です。今日も愛のポッチングよろしくね♪」

703号室かつくん

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