追記:※昨日の夜中、興奮して書いたので、今ちょっと変えました。内容は同じですけど。
私がまーもを保護したことを偶然知った近所の人が、こう言っていたそうです。
「また? あそこの娘(私のこと)もよくやるなあ。どうせやるなら、世のため人のためになることをやればいいのに、ちっ、猫なんかに……金の使い方、間 違ってんじゃねえの? そんなに余裕があるなら、オレんちに恵んでくれよ。病院へ連れて行ってるって、猫なんかを……。信じられない価値観だね。猫はゴミ よりたちが悪いよ。ションベンなんてくせーくせー」
まあ、近所の人たちにしょっちゅう言われてるからもう慣れっこだけど。
うちはビタイッセン、余裕があるわけではないです。
ここで吠えてもしょうがないけれど、まーもの医療費、必要なグッズ、フード費の捻出に、頭を痛めているし、言いようのない不安を抱えています。
でも、私、まーもにはやっぱり生きてもらいたいんです。
「なー、チチ、オレ、ゴミじゃないよ。まーもだよ」
「わかってる。まーもは、まーもだよな」
この話を聞かされた時、一瞬はらわたが煮えぐるほどイラっとしたけれど、まーもをゴミ扱いする人間や、この社会こそが、ひどく歪んでいると思い直しました。
まーもはちゃんと生まれて、ひたむきに生きてきた命ですよ。
私たちの誰よりも、何倍もの苦労を背負ってきた忍耐強い猫。
家の中でぬくぬく生きている飼い猫とはちがい、誰にも相手にされず、心の拠り所すらなかったはずなのに、ここまで懸命に闘い抜いたまーもを、私は誇りに思います。
外にいた頃は、うちの店で刺身にありつけた日もあったけど、それ以外は、老人が趣味でばらまく不十分な安餌や、生ごみや、汚れた泥水を命綱にしてきたのです。
そして、自分の苦境や不満を、口にすることなく、すべてを受容してきた猫です。
私たち人間なんかより、ずっと立派。
消耗しつくされた体は、現在、3キロしかありません。
2年前のリリース時は、体重6キロの大きな猫だったのに。
白血病、慢性腎不全末期。
まだ若いのに。
3キロの体で、大きな病魔を相手にするのは、大変だったはずです。
この猫に、手を差し伸べちゃ悪いのか? じじい!
地元の人間たちが狂っているのではなく、社会的にみたら、私の方がよっぽどおかしな女なんだろうけれど、どーでもいいです。
まーもに、たくさんのご支援をいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。フード、食器、サプリメント、医療用具、H4O水、猫砂、ケージ増設の板、医療費のご寄付……どなたからのご支援も、恐縮する気持ちとともに、嬉しくてたまりませんでした。
まーもを気にかけてくださる方がいる。
まーもをかわいいと思うからこそ、ご支援を申し出てくださった方がいる。
その方々のおかげで、まーもは高い水準の暮らしを得られている。
私とチチの力だけでは、やりたい気持ちがあっても、正直、ここまでやってあげられたかどうか。
ゴミ呼ばわりされてきたまーもが、私よりいいお水を飲んで、やわらかい寝床に足を投げ出し、良質な食事をとる。体調が悪くなったら、私が買ったまーも専用 の新しいキャリーバッグで優雅に通院する。多くの方が応援してくれていることを、まーもは全身で感じています。そして心から深謝しているはずです。私から も、改めて、ありがとうございます、を。
ゴミじゃないよ。
まーもだよ。
王子さまだよ。
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