夏のご挨拶


書きたいこと、書かなきゃならないことが山積みですが、心配事のせいで、気力が出ません。

「ハハ、ならば吾輩がかわりに……」

そう? そうしていただけるとありがたい。

「吾輩をおぼえているか? 確か以前は、“はかせ”を名乗っていたが、今は、“フェリシアーノ”である。吾輩のおねいちゃんと、吾輩のママちゃん が名づけてくれたのだが、吾輩はこの名が好きで好きで。。。“フェリ~♪”と呼ばれ、おひざもとへすっ飛んで向かうほどである」

素敵なお名前だよね。フェリ。でもそのしゃべり方、名前とあってない気がするんだけど^^; それはそうと、フェリは最近、盗み食いをはたらいたそうね。 ママが困っていたわよ。ママはフェリが大好きだから、いつまでも元気に生きてもらいたくて、良質な食事やサプリメントを与え、健康管理しているそうじゃな いの。なのにお前って子は……(笑)。

まあ、いいわ。フェリ、うちの卒業生を代表して、夏のご挨拶して!

「ごきげんよう。ボンジュール? 吾輩ぼくたん、フェリシアーノ」
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お腹がすごいですね^^;

フェリ、ありがとう。
フェリは凶暴な一面を持っていた男の子で、FIVキャリアのハンデも抱えているけれど、それ以上に人の心を射抜く才能のある、人材? いや、猫材でした。 ハンデを承知で家族になってくれた里親さんに深謝していますが、実は、羨ましくもあります。フェリシアーノを見染めてくれる方がいるのは当然です。だっ て、私には、いいところしか見えない。もうかわいくてかわいくて

ハンデを持つ犬猫たちや、老犬老猫たち、何か理由があって心を閉ざしてしまった犬猫たちが、色眼鏡で見られることのない社会になるよう、フェリシアーノと共に、祈っています。

「ハハ~、フェリシアーノって、ぼくのお父さん?」
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いや、全然違うと思う。ラオが生まれる前に去勢を終え、完全室内猫になったしね。

まあ、同じキジトラだから言いたいことは分かるけど(笑)。

フェリに比べるとラオ坊、やっぱり小さいわ。
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かつくん「703号室卒業生を代表しての夏の挨拶、なかなか立派だけど、ふてぶてしいおやじのようでもあり、そこがフェリシアーノのいいところなんだけど……。

このごちゃごちゃな世界には、いろんな猫さんがいて、いろんな犬がいて、いろんな人がいて、だから光と闇があるのかな?

でも、健康な者だけが、あるいは優れた家に生まれた者だけが光を手にするとしたら、この世界は、それ自体が闇じゃないかな? フェリシアーノは未来を掴んだ。家族を得た。それがハハにとっても、ぼくにとっても、大きな光になり、希望になった。

誰もが平等に、輝きますように。

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

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703号室かつくん

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