ほほはだいたい不安定でヨロヨロしています。
部屋のどこで見かけても子猫のときと同じようにコテッとひっくり返っています。
ふだん、肩はだいたい地面についています。
頼りなげで余計に守りたくなる。
かつてはそれなりに身の自由を知っていたほほの気持ちを考えると切ないです。
不本意に横たわるしかないほほに慰めの言葉が出てこない。
ほほ、くやしいね。でもほほ、えらいね。
我が家は「健康」という一語に取り残されている気がして焦燥感に駆られることがあります。
昔は当たり前に手にしていたのに、今は努力をしてもなかなか届きません。
気がつくと、みんなを支えなければならない自分までもがいろんなことに億劫、無精になり・・・・・・。私の場合、女性としてあり得ないのですが、顕著に「風呂嫌い」「風呂ダルい」「頭洗うの面倒くさい」の思考に陥りやすいです。入ったとしてもカラスの行水。
先日、疲れた体に鞭打って深夜入浴を決意しました。そしていやいやバスルームへ。
出てきてしばらくは気づかなかったのですが、よく見ると床上の常連がどこにもいません。
ひとりずつ点呼を取っていきましたが、やっぱりいない。
ソファの下、棚の下、キッチン・・・・・・あれ? 消えちゃったよ。ほほどこ?
ケージ、ソファの上を目で流す。いない。
宇宙に帰ってしまったのかと急に不安になり、いったん食卓の椅子を確認しました。
黒い影があったような錯覚を覚えましたが、「まさか!」の思いが強く影をスルー。
ほかの場所をもう一度探してみました。とは言っても見晴らしのよいリビング。どこにもいないはずがありません。再度食卓の椅子に視線を戻す。
え・・・・・・
「ここ に いまち」
思わず暗かった部屋の電気をつけ、カメラでほほを激写しました。
やらせでもウソでもありません。ほほは椅子の上にいました。以前ほほがのぼったケージには足場になる柵がある。ソファには爪を引っかける布がある。しかし今度はツルツルの椅子。
どうやったの?
私はこれまで「現場」を押さえたことがないのです。
だから不思議でたまりません。
あまぱんとさぶが手を貸したのか? ・・・・・・ないよなあ。
ただ近くにいて感じるのは、ほほの猫としてのプライドと自由への探求心の深さ。
ほほどうしてここにのぼりたいって思ったの?
そういえばほほ、何年も前にお母さんが熱を出して寝込んだよね。
そのときほほがお母さんの布団の中に入ってきて喉を鳴らしながらずっと添い寝してくれたことがあったでしょう? ほほはそういう甘え方をするタイプじゃなかったからお母さんびっくりしてその日のブログネタにもしたくらいだった。あれうれしかったなあ。
体が治ったらすぐに素っ気ないほほに戻ってしまったのが悲しかったけど。
ほほはときどき、折れそうになる私の心を治療しにやってきてくれるのかもしれないですね。
「みな にっこりね」
大好きです。できるほほもできないほほも。
ほほの動の中の静も。静の中の動も。絶妙のバランス!
ほほのおかげで前向きになり、パキッといかずに済みます。
ほほを嘆きほほに救われる。
家族っていいんですよね。ほんとうにいいと思います。
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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