七色 8、まあち

まりおさんよりフード類のプレゼントとお手紙が届きました。助かります。ありがとうございました。世間が落ち着いたら、ぜひひさびさにごはんを食べに行きましょうね。

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皆さまこんばんは。ノラ猫あがりのスターたち(僕らがスターになるまで)の舞台がはじまり、私はぬくもりと感動の連続の中にいます。家にいられる時間はパソコンを開かずに、とにかくお子たちとラブラブしたいのですが……ありがたいことに七色ファミリーの子猫たちの成長が早すぎてじゃっかん焦っているので、今夜は長男まあちの紹介をさせてくださいね。

 

 

目が開く前のまあち♡

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模様はサバ白? キジ白?

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白がいい塩梅に入っているのが素敵でしょ?

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体格がとにかくしっかりしています。ほかの子たちより40グラムほどビッグです!

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決してほかの子たちの発育が悪いわけではありません。むしろほかの子たちも生後3週間の乳飲み子にしては少し大きめです。単にまあちが本当によく育っているのです。

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横にいるのはキジトラの「うり」。次回ピンで紹介しますね。

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おとといの写真です。

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ふふ。いっちょ前ですね。

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約1週間前の写真にタイムスリップ

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1週間で体重が倍近くに増えています。

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「おかあさんのお乳はおいしいのです」

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「おっぱいおっぱい!」

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はいはい。体重をはかり終えたら七色のもとに戻すからちょっとがまんね^^;

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性別は男の子でまちがいなさそうです。

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まだふわふわの赤ちゃん毛ですよ。

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毛触りは見た目通りのやわらかさです。

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まあちの仮名の名づけ親はお友だちのMIHOさん。春らしい名をつけてくれました。

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きょうだいの中ではいちばん成長しているまあちですが、人間と比べるとミクロのサイズ感(笑)。

 

 

4月に入ったら家族募集サイトへ掲載する予定ですので、皆さまどうか応援をよろしくお願いしますね。まあちは賢くてやさしい七色が珠のように育てている大切なおぼっちゃんです。

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祝! 3週間!

 

 

まあち、生きていてくれてありがとう!

 

 

LOVE

 

 

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七色 7、七色の仮名の由来

ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

七色ファミリーは元気です。子猫たちの成長が著しいので、私もアップテンポでブログに放出しないと間に合いません。お世話と記録の両方を意識するのは意外と大変ですね。

 

 

※七色はカテゴリーを独立させているので、ブログの中で見つけやすくなっています。妊娠中からはじまる七色のストーリーを、皆さまぜひ遡ってお読みくださいね。

 

 

昨日撮った七色の子離れの時間

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ちっちが生きていた頃の一家

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改めて見ると、どうしようもなく胸が締めつけられます。

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ちっち、ごめんなさい。

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4きょうだいとも七色に甘えています。

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みんなの自慢の立派なお母さんだもんね。

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身体を思いっきり広げて赤ちゃんたちを包み込む七色

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まわりに警戒しつつも、子どもたちの前で自分を開放する。すごくむずかしかったでしょう。

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七色、毎日毎日お疲れさまです。

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ごほうびをたくさんあげています。

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ごほうびがあればがんばれるものね♡

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おいしいかい?

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水分と栄養をいっぱい摂ってね。

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七色という仮名を考えたのは私です。

 

 

妊娠している保護猫を受け入れると決めたときからどんな名前にしようかと悩んでいたのです。

 

 

母親は、命を創造する神秘の生き物。生命の鼓動をつかさどる存在。

 

 

白いキャンパスに何色も何色も色を加え、完成させていくイメージを持ちました。

 

 

いろんな色、を連想させる名前がいいなあ。

 

 

実は五色でも百色でも千色でもよかったのですが、「しょく」ではなく「いろ」と読ませたかったので、十色(といろ)か七色(なないろ)が候補として残り……ならば呼んだ時の響きも考慮して、好きな数字の「7」にしようと思った次第です。ふふ。天国のナナも頭をかすめましたよ。

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未来の里親さんが決まるまでの束の間の名ですが、私は気に入っています。

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七色ともっと仲よくなって、子を擁く七色ごとを私が擁けるようになりたいです。

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次回は子猫たちが主役です。

 

 

LOVE

 

 

 

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七色 6、カメラで見守る

 

皆さまこんばんは。明日はノラ猫あがりのスターたち(僕らがスターになるまで)のお稽古を覗いてきます。我が家から多少距離があるので、車で行こうかな?

 

 

先日、台湾の従妹がプレゼントを送ってくれました。ふふ。バイト時の制服になりました。

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実は母に送ってくれたのですが、サイズが合わず、私が着ることに。謝謝!

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バイトといえば、先週きーやんさんがテイクアウトを取りにきてくれたのです。

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亡くなった七色の子どものちっちをいっしょに看取ってくれたきーやんさん夫妻。辛い思いをさせて申し訳なかったけれど、どんなに心強かったか……。お世話になったので、せめてものささやかなお礼として、2日間、きーやんさん夫妻に母の店の夕飯をプレゼント。きーやんさんの貴重な時間をちっちと私がいただいたので、2日だけでも夕飯を作る時間を省いてもらえたらいいなあ、と。

 

 

改めてありがとうございました。

 

 

さて、おかげさまで七色の子猫たちはスクスクと育っています。

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近日中にお名前、体重、性格、性別(わかるかな?)などをUPしますね。

 

 

毎朝体重をチェックしていますが、子猫たちのことをむやみやたらといじりまわしていないので皆さまご安心ください(笑)。私がもっとも仲よくなりたいのは母猫の七色ですから♡

 

 

平常時はオールカバーをしています。

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とはいっても、いい譲渡をするには、七色も子猫たちも人間に馴れないといけません。そのために必要なコミュニケーションを徐々に取っていければと考えています。

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七色は私がケージに入ってもあまり怒らなくなりました。

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高栄養のカリカリを常に置いているのですが、食べがわるいので、手からウエットやちゅーるをあげています。だから七色は私を「ごはん係」として認識してくれるようになったのです。

 

 

チチは体重測定のときだけ、こうしてごはんをあげています。

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新しいお宅に男性の「お父さん」や「お兄さん」がいることも想定し、私とチチの両方でお世話をしています。チチは朝1回、私は、昼、夕、夜の3回。授乳時の母猫は多くのエネルギーを使うので、七色に少しでも水分と栄養を摂らせたいです。七色なりにがんばって食べてくれていますよ。

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そして、七色ハウスにカメラをつけました。以前、お仕事でお世話をさせてもらったかわいいケノちゃん家からいただいたたくさんのおさがりグッズの中に入っていたのです。

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自動給餌機としても使えます。というか、そっちがメインね。いろんな機能がついていて便利です。音を聞くことも話しかけることもできるのです。写真や動画も撮れるし、本当に重宝しています。

 

 

ゆちゃんが仕事帰りにふらっと来て、設置を手伝ってくれました。

 

 

終わったあと、スッと去っていった背中に愛を感じました。

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七色の情報を登録済。日々「覗き見」を楽しんでいます。わかりづらいかもしれませんが、七色がケージを出てひとり時間を満喫しているところです。息抜き大事。いいねえ!

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七色一家をあたたかい眼差しで見守ってくださるすべての方に深謝いたします。

 

 

皆さまにも素敵なことがいっぱい、いっぱい、これでもかというほどいっぱい起きますように。

 

 

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七色 3、落ち着く場所づくり

皆さまこんばんは。うちの十頭はみんなちゃんと生きています。

 

 

リル、さぶ、みーちゃん、すずらん、信くん、七色、七色の4匹の赤ちゃんたち。

 

 

それぞれに手がかかりますが、土から顔を覗かせたばかりの小さな芽も、若い幹も、赤く燃える紅葉をつけた木もすばらしいです。私は命の美しさの中で生きています。

 

 

毎日に感謝ですね。

 

 

さて、七色が赤ちゃんたちを産んだ翌日……

 

 

後手後手になってしまったのですが、ケージに安全対策をしたのです。図工や技術や家庭科などといった類の成績は常に底辺。センスもなければ発想力もなく、おまけに手先がとてつもなく不器用な中年女。オロオロしながら(苦手な場所)ホームセンターへ行ったのです^^;

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大きな白い板をハサミでチョキチョキ

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余分なものにお金をかけたくないので、家にあった道具でがんばりました。

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(とはいっても、家にはほとんどちゃんとした道具がないけど……)

 

 

3時間かけてこれかよと笑わないでください。本当に汗をかいたのです。

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でも、なんとか完成しました。

 

 

赤ちゃんたちが背面や側面から落下しないよう白い板をつけ、結束バンドで止めたのです。前面はなにもしていませんが、前回書いた通り、来週にはほかのケージにお引越ししてもらうし、赤ちゃんは今、ハイハイがやっとなのでこれで大丈夫だと思います。

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力作をカッコいい角度からどうぞ♡

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施工前

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施工後

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目隠しにもなるので、七色のメンタルが安定した気がします。

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カバーをかけてしまえば完全に外が気にならない感じになるのです。

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暫定的なものなので、これはこれでヨシとさせていただきます。板の名前がわからないのでご紹介ができませんが、参考にする方もいないでしょうから別にいいですよね(笑)。

 

 

赤ちゃんたちは毎時毎分著しい成長を遂げています。

 

 

七色もまた、母として日々たくましく成長しています。

 

 

私も衰えに負けず、せめて心だけでも成長を意識していきたいです。

 

 

次回はお仕事のことを書かせてくださいね。

 

 

では皆さまよい夜をお過ごしください。私は1日分の仕事をほぼ終え、これから打ち合わせです。

 

 

LOVE

 

 

 

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七色 2、出産

3月5日の金曜日

 

 

数週間ぶりに仕事が休みだった私は、保護猫信くんの病院の送迎以外はのんびり家で寝ているはずでした。なのに朝7時すぎに赤ちゃんの産声でハッと目が覚めたのです。

 

 

それからはもう、アドレナリンの分泌が止まらない1日となりました。

 

 

●3月1日七色が我が家に移動

 

●3月4日七色の食欲が少し落ちる(猫は出産前は食欲が落ちる傾向があります)

 

 

七色はいつ赤ちゃんを産んでもおかしくないほどお腹が膨れていたのですが、正確な出産日はわかりません。前回も書いたとおり、私は病院からのアドバイスやネットで仕入れた知識を自分の中に詰め込み、ドキドキとその瞬間を待っていたのです。

 

 

私がいちばん恐れていたことは、母猫が子猫を殺すこと、子猫を食べること。

 

 

ピンとこない方もいるかもしれませんが、一定の割合でこのようなことが起きるのです。

 

 

私も昔、レスキューに入った多頭飼育崩壊現場で、その劣悪な現場の主だった女性に「父猫や母猫が子猫を食べちゃうから困る」と聞いたときは、自分の耳を疑いました。

 

 

けれど調べてみると、決してめずらしい話ではないのです。もちろん、すべての猫がそうだとは言っていないので誤解のないようお願いします。

 

 

保護したばかりの七色の育った背景や性格を私は知りません。

 

 

七色は近づくと全力で空気砲を放ってくるレベルで私に怒っていました。

 

 

お腹に赤ちゃんがいてナーバスになっているのだからあたり前ですよね。

 

 

何年も共に暮らしている飼い猫ならフリーにできますが、703号室に来て数日でフリーにして子猫を産ませることは私の環境ではむずかしい。だから七色にはケージに入ってもらったのですが、出産するにはケージが狭かったなと深く反省しています。

 

 

考えてみれば、倉庫に巨大な犬用のケージが眠っているのだから、それを引っ張り出せばよかった。七色と赤ちゃんたちには何度も謝りました。私の配慮が足りなかったです。

 

 

ケージは敢えて一段にセットしました。平地のほうがいいと病院に聞いていたのです。

 

 

知っている方の実体験をお話しすると、ケージの2段目のハンモックに子猫を1匹置き忘れた母猫に、人間がハンモックから子猫を取り母猫に返したところ、母猫がその子猫を食べてしまったのです。ほかにも数件、似たようなことを伺っています。人間が子猫をベタベタさわったり、子育てにやたら干渉すると、母猫は(人間のにおいのついた)子猫に対する興味を失い、育児を投げ出すケースも。

 

 

母猫は子猫を「においでも識別する」といわれているので、人間のにおいがしみこんだ子猫を異物として排除したのかもしれません。これも人間に対する信頼度の差や、母猫の個体差があるので、総括したものではないことをつけ加えさせていただきます。

 

 

また、人間が関わらなくても、障がいや病気を持って生まれてきた子猫を母猫が放棄することもあるので、必ずしも人間だけが原因ではないのも併記させてください。

 

 

とにかく私は、過剰に見てはダメ、触ってはダメ、手を出すのはダメ、七色を高い場所に上がらせるのも控えよう、ダメ、ダメ、ダメ、とがんじがらめの精神状態になり、結果として、ふつうの猫ケージの一段のスペースしか七色に与えられなかったのです。多少動きまわれるようにと、いちおう箱型の猫ベッドを入れたのですが、七色は箱型のベッドではなく、トイレで出産してしまいました。

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慌てて箱型のベッドを(動画でキャリーハウスの中でお乳をあげている猫を見たので)キャリーハウスに変えたのですが、七色と赤ちゃんたちはトイレから出てきませんでした。

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私は砂が入っているのが気になってしょうがなかったです。

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ああどうしよう。一家をトイレから出したい。

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(保護直後に試しにやってみたところ、七色はペットシーツで排泄しなかったのですが)根競べをしてでもペットシーツを敷いておくべきでした。ペットシーツなら砂が気にならないですものね。

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すぐにキャリーハウスをやめ、大きなベッドをケージに戻すと、七色はいつの間にか赤ちゃんたちを連れてベッドに移動していました。現在も授乳に使用している広々としたベッドです。

 

 

その姿を(遮光カーテンを閉め切った)暗がりで確認してちょっとだけ安心しました。

 

 

そして唸る七色のケージにカバーをかけ、目を離すことにしたのです。

 

 

子猫たちを明るい場所で隅々までチェックしたい。みんな大丈夫だろうか?

 

 

胎盤に猫砂がついていたら七色は胎盤を食べないかも。臍帯は無事に切れているかな?

 

 

病院にも何回も電話をかけまくった私。

 

 

各種の不安が脳内を駆け巡ったのですが、いじってはダメ、という呪文に縛られ、なんとか半日がまん。その間、赤ちゃんたちのお乳を吸う音が聞こえていたのが唯一の救いです。

 

 

そして午後、七色がお水を飲みに行った隙に偶然ケージを覗いた私は唖然……

 

 

4匹の赤ちゃんのうち、3匹の足がそれぞれの臍帯で絡み合い、連なっている。

 

 

胎盤をそれなりに食べた形跡はあるけれど、七色は臍帯を4匹中1匹分しかちぎっていない。ほかは1匹を持ち上げたらそのまま3匹が連動して持ち上がってしまうような状態。

 

 

え……これはマズい。

 

 

実は前に病院で同じ状態の乳飲み子たちを見たことがあるのです。

 

 

運び込まれた乳飲み子たちは残念ながら虫の息でした。

 

 

外で出産した母猫が臍帯を切りそびれ、臍帯同士が乳飲み子たちに巻きつき、血流の止まった1匹の乳飲み子の足(腿から下)は、すでに壊死して真っ黒でした。そのシーンを鮮明に覚えている私は、同じような状況を前に、「子育てにノータッチ」などとは言っていられなくなったのです。

 

 

臍帯をハサミで切って赤ちゃんたちを解放しないといけません。

 

 

怒る七色から4匹の赤ちゃんを毛布ごと取り上げ、煮沸消毒をしたハサミでチョキ、チョキ、チョキ。切り終えたあと、間髪を入れずに赤ちゃんの包まった毛布を七色に返しました。

 

 

七色はどんなリアクションを取るのかとハラハラしていると、自由の身となった赤ちゃんたちをかいがいしく舐めているではありませんか。おお、よかった。赤ちゃんたちをかわいがってる♡

 

 

臍帯を切った直後の写真

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もし七色が外で出産していたら、ケージの中じゃなかったら、ちゃんと臍帯をちぎっていたのかな? それともやっぱりちぎっていなかったかな? 全部想像の域を出ないので、どうなっていたかはわからないのですが、(ケージが狭かった、トイレをペットシーツにしなかったなどの)反省すべき点はしっかりと反省し、謝罪すべきところは七色や赤ちゃんたちに(言葉と行動で)謝罪し、今後につなげていきたいです。加えて、絶対に介入すべきではないという固定観念を捨て、必要最小限、臨機応変に対応できた部分は自分をじゃっかん評価したいです。

 

 

ちなみに現在も同じケージを使っていますが、あくまで出産には狭かったのであって、授乳するには落ち着いた空間だと思います。あと1週間くらいしたら、安全対策を施した犬用のケージに一家でお引越しをする予定ですが、それまでは環境を変えずにそっと見守る所存です。

 

 

皆さまご心配くださりありがとうございました。

 

 

成長記録の写真を撮りたいのですが、まだあまり刺激したくないので気長にお待ちくださいね。

 

 

まとまらない文章をお読みいただき感謝しています。

 

 

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