昨夜私は衆議院第一議員会館で行われた「動物愛護法とは 〜その成立と3度の改正の意義・課題~」(細川 敦史弁護士)の勉強会に参加しました。
建物があまりにも立派だったので中で迷子になるんだろうなあ、とぼんやりしていたところ入り口付近にてDo One Good理事の松原氏に遭遇。
「アンニイさ~ん! いっしょに行きましょう!」
松原さんの笑顔に救われました。どさくさに紛れてコンビニもつき合ってもらってごめんなさい。
ちなみに明日はフォスターアカデミーの勉強会があるのでまた松原さんにお会いします。
厳かな大会議室にてTOKYO ZEROの第一回目の勉強会スタート。藤野代表によるあいさつ
藤野さんのお話はわかりやすく貫禄がありどういう場面でも堂々と振舞われてさすがです。
つづいて細川弁護士が登場しました。
大衆の面前でさぞ緊張されたことでしょう。250名以上が参加していましたもの。
平日の夜なのにすごい。参加者のみなさまの意識、関心の高さがうかがえます。
細川さんは出だしに用意していたネタが滑ったそうですが、会場の緊張感と沈黙は熱意のあらわれのようにも思えました。それだけ参加者のみなさまが真剣だったのかなと。
動物愛護法とは
~その成立と3度の改正の意義・課題~
エリザベス女王の来日にあわせ1975年に成立した動管法(のちの動愛法)が3度の改正(1975⇒1999⇒2005⇒2012)を経てどう変わっていったか。法律に疎い主婦の私にも理解できるようくだけた言葉で丁寧に説明してくださいました。
私が「最新の動物愛護法」に関して個人的に感じた問題点としては
①飼い主や業者や関係者の良心、個人的な解釈に委ねられる部分が多い。
⇒できるだけ具体化、数値化したほうがいい。
②動愛法の内容の認知度が低くほとんど周知されていない。動物虐待を見聞した場合、通報先である警察などがどの程度積極的に関わってくれるのか?
⇒周知徹底の努力。温度差をなくして一律化。少しずつ社会の常識を変えていく必要がある。
③繁殖業者への規制をさらに明確、細分化したい。
⇒逃げ道や抜け穴を塞ぎ命を取り扱う業者に動愛法を遵守してもらいたい。
けれどいっぽうで度重なる改正を経ただけあって1975年当時とは比べ物にならないほど豊かな内容になったことが単純にうれしかったりもします。民意を背負った有識者の方々の弛まぬご尽力の賜物ですね。規制や罰則の強化のみにとらわれず、今の動愛法を動物に関わる人たちに知ってもらいたいです。古い固定観念やまちがった情報を変え、正しい知識を社会に浸透させていくこともたいせつではないでしょうか?
乗りこなしていない自転車の改造を重ねるよりもまずは何度も乗ってみてどこがどう問題なのかを分析した方が潤滑油をさしやすいかもしれませんものね。
あ、ぜんぶ一愚民の拙い考えですので怒らないでくださいよ(汗)。
細川さんは希望を込めた話し方も絶望を煽ることもせず淡々と事実だけをお話します。自分も含め感情の振り幅の大きい人がたくさんいるこの世界には貴重な方だと思いました。
「冷静さ」
「フラットさ」
「広い視野」
「柔軟性」
細川さんのお話に感じたことです。
非常に重要な部分ですよね。要じゃないかな。私にはあまりないけれど……目標です^^;
後半、水を得た魚のように饒舌になった細川さんは予定時間より早くお話を終えました。質疑応答の前にTOKYO ZEROのハリス鈴木絵美さんへとマイクが渡ります。
ハリスさんのお話を伺い事実を正しく知ることが必要だと感じました。私は物事の一端だけを見て曲がった解釈をし誤解してしまわぬよう気をつけていきたいです。自分のために。
質疑応答。さまざまな事例を挙げ参加者の質問に答える細川さん
動物虐待の現場は「証拠の保全」をすることが大事ですって。なるほど。動物は口で被害を訴えることができないですしね。メモメモ。
これがメイン。細川さんが一番言いたかったこと(ウソ)。
以前はひらがな表記だった「ねこ」が漢字の「猫」になったんですって! おお!
ちなみに犬は前から漢字だったらしいです。「犬」「ねこ」⇒「犬」「猫」。ほう(笑)。
ブログを更新しようと帰宅後資料を見返したのですがすでに4分の1ほど忘れていました。
法律の素人だし頭が弱いのでまあこんなもんですよ。けれどだからこそ学べる機会に積極的にあれこれ学びたいです。
会場で見つけた(見つけられた)emi-goがハリスさんのファンだというのでハリスさんにお願いし写真を撮ってもらうことに。かわいい妹のようなemi-goのためにカメラマン役に扮しました。
終了後、TOKYO ZEROの事務局や関係者の方々と小規模な懇親会を!
10名ほどが参加です。
男性は細川さんだけじゃないです。ほかにも数名いらっしゃいました。
細川さん、関係者のみなさまならびにスタッフのみなさまほんとうにお疲れさまでした。
ありがとうございました。とっても有意義な一日になりました。
おまけ画像↓ 甘えん坊になってきた保護猫デカ円氏。人の夕飯をねだってます。
人間よりも犬猫の方が何十倍も好きですが、人と犬猫のよりよい共生をめざしそれぞれにできるアプローチをしていきたいですね。原動力……しょせんすべては愛です。
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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