※めずらしくブログを連続更新しています。遡ってお読みくださいね。
私は、ついさっきまで、保護猫きなもんをナデナデしていたのです。
事務的に感じるかもしれませんが、「30分のアラーム」をかけていました。
自分がどの位きなもんと触れ合っていたのかを、客観的に知りたいと思ってのことです。
1時間のときもあるし、1時間半のときもあります。結構長いでしょ?
はじめは全身が石のように固まっているきなもんも、次第に軟化してくるのがわかるのです。
今日のきなもんは、寝室の猫トイレに籠城してしまったのですが、意中のさぶがそばにいるので、落ち着いているようにも見えました。私との距離は、本当に近かったのですよ。
あなたの名は、きなもん
きなもんを保護した友だちのまなちゃんは「きなこ」と呼んでいたのですが、私が「きなもん」に改名したのです。皆さま、保護猫きなもんをどうぞお見知りおきください。
先日、ブログを読んでくださっている方にお会いした際に、声をかけられたのです。
「アンニイさんちの保護猫……あ、名前が出てきませんけど……キジっぽい子、いますよね?」
その瞬間、私は猛省しました。
きなもん、ごめんなさい。
きなもんの存在感を、私はほとんど表現できていなかったのですね。
きなもんを空気のようにしてはいけないと、強く心に誓った瞬間でした。
前にもお話したとおり、きなもんは触ってしまえばおとなしくしていてくれます。
きなもんのふわふわの身体、そしてあたたかい体温に、私はすっかり魅了されています。
猫を撫でることが、自分へのごほうび、いや、労りだと思えるほど、きなもんはやわらかいです。
マシュマロみたいで、かわいいのですよ♡
けれど、きなもんは、外猫時代に培われた「とっさに逃げる」が、なかなか抜けません。
こちらが手を伸ばすと、スッと身を引いて、ベッドの奥の「深海ゾーン」に隠れてしまうのです。
そうなると、もう、なす術がありません。
だからチチと私は、ベッド下を塞ぎました。
お互い不器用なので、2時間位かかったかな?
でもまあ、ついでに寝室の掃除もできて、とても気分がいいです。
写真に写っていない部分も含めて、ベッド下はすべて塞いだので、きなもんは入れません。
ベッドの位置も、部屋の中央から窓際へと移動しました。
きなもんの隠れ家はいくつか用意したので、サッと逃げる場所はあります。
退路を断つ、に私は賭けてみようと考えました。
後ろに逃げ道があれば、後ろを振り向きながら生きるでしょう。
しかし、それさえもなくなれば、向き合えると信じています。
勝手ながら、きなもんには、前に進んでほしいと切に願っています。
きなもんは、2日ほど寝室には近づかなかったけれど、昨夜から寝室で寝るようになりました。
明け方、チチが着替えを取りに寝室に入ったとき、爆睡している私の足元に、きなもんがいたと証言しています(笑)。ほかにも猫ベッドなど、きなもんの寝る場所が多数あるにも関わらず、私と同じベッドで寝ていたなんて……うれしすぎて舞い上がってしまいました。
きなもんはおそらく、生まれてきてから一度も人間に触られたことのない女の子です。
成猫にまで育っているので、生きるのに最低限の食料にはありつけたのでしょう。
でも、人間の温もりを知る機会には恵まれませんでした。
きなもんの過去を想像すると、おせっかいの私は、いてもたってもいられなくなるのです。
ここさえ乗り越えたら、いいことがたくさんあるんだよ?
必ずや、きなもんを譲渡できるレベルまで馴らして、素敵なお宅に嫁入りさせます。
「たった一匹の保護猫」かもしれない。
だけど私には、どうしても幸せにしたいたいせつな女の子です。
きなもんの家族募集は夏の終わりごろ、遅くても秋を目指しています。
お見合いの席で、やさしい希望者さんに、撫でていただけるような形が理想です。
がんばりますので、皆さまに応援していただければありがたいです。
仮名:きなもん
性別:女の子
推定年齢:3歳すぎ
医療ケア:FIV、FeLV共にマイナス。現時点で必要なものは、すべて完了
最後に、うちのちゃみちゃんの写真でもどうぞ♪
私が体調不良の近ごろは、ちゃみがよく私に添い寝してくれるのですよ。
毎日2回、抗てんかん薬を飲んで、ちゃみはえらいのです。
では、皆さま、お読みくださりありがとうございました。
ネバーギブアップの精神で、きなもんを愛し、繋がっていきます。
そしてその糸を、未来のご家族に結びます。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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