10分更新 わたしの名を呼んだなら

昨日、里親あっティーさんが子育て奮闘中の保護猫すももに会いに行きました。

 

 

あっティーさんちからemi-goの病院まではかなりの距離があるので、先日は途中の駅まで車で迎えに行ったのです。でも今回はご一緒できず。きっとたいへんだったんだろうな。

 

 

 

「あら ママ一週間ぶり!」

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あっティーさんに写真を送ってもらいました。

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ちびたち、少し大きくなってる^^

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おめめがパチッと開いたね。とてもきれいよ♪

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あっティーさんが「すもも」と呼びかけたところ、かわいい声でお返事してくれたんだとか。

 

 

 

あっティーさん喜んでいました。ふふ♪

 

 

 

にこやかで涼しげな佇まい。けれど熱い気持ちを一心にすももに傾けるあっティーさん。きっとすももは幸せになるにちがいないと確信しています。

 

 

 

私は余命宣告をされた重篤な子以外、どんな子にも相応の家庭が見つかるとの信念で里親探しに取り組んできました。もういくらも生きられない子たちは我が家を終の棲家として天国へ送りましたが、可能性のある子たちについては、縁繋ぎにすべてを賭けてきた気がします。

 

 

 

そして、そこに妥協は入れませんでした。

 

 

 

「条件の悪い子だからもらってくれるならだれでもいいや」

 

 

 

とは思いません。

 

 

 

客観的に見れば厳しいタイプの子もいましたが、なんの魅力もない子など存在しないのです。

 

 

 

私の発言を理想論、あるいは机上の空論、はたまた戯れ言と捉えられたくありません。

 

 

 

実行可能であることを多くの卒業生とご家族が証明してくれています。

 

 

 

しかしたとえ私ひとりがどんなにがんばったところで、バトンを受けとってくださる方がいなかったら成しえなかったこと。改めて703号室の里親さんがたに深くお礼を申しあげたいです。

 

 

 

「タナベさん 来週は途中の駅でママを拾ってあげてください おねがいしますね」

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はいわかりました。必ずそうします。

 

 

 

すももまたお顔見せてね。

 

 

 

あっティーさん、おみやげありがとうございました。これでマーキング臭消します!!

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皆さまよい週末をおすごしください。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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わたしがすももになるまで

GWの「にゃっ展お話会」に参加してくれたパルママさんからプレゼントをもらいました。

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パルママさんとは10年単位のおつき合い。長年応援してくださり、ご自身でも保護犬猫との暮らしを試行錯誤しているパルママさん。記事にしてくださりありがとうございました。

 

 

 

こちらもお話会に参加の里親まりおさん。ワタナベオイスターのプレゼントをありがとう!

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うれしい。私の体質に効くのです。まりおさんも実力のある女性で、ゆきちゃんの里親になってくださっただけでなく、家のまわりの猫たちの保護に力を注いでいます。

 

 

 

「よかったな」

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「おかーさー よかたでちね」

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はい。みなさんのお心に力をもらっています。ありがたいです。

 

 

 

さて、そんな中、最近いちばん「よかった」のは、これまたお話会に参加してくれたあっティさんと先日再びお会いした件。あっティさんも保護猫実葉の希望者さんだったのです。

 

 

 

実葉大人気でビビります。でも実葉は、FIVキャリア、推定3歳以上、片側の腎臓にじゃっかん問題を抱え、腕や骨盤の骨折を乗りこえたいわゆる「譲渡に於いてハードルの高い猫」

 

 

 

人気の高い健康的な愛くるしい子猫とはわけがちがうのです。ハンデを抱えた実葉にたくさんのお問い合わせが来たことに私は深い善意と大きな希望を感じます。

 

 

 

実葉とのご縁は繋がらなかったのですが、あっティさんは折に触れメッセージをくださいました。

 

 

 

凛としてやさしいあっティさんのお人柄を知るたび、私は近い将来この方に猫を譲渡したいと考えるようになり、つい、「さび猫はお好きですか?」と聞いてみることにしたのです(笑)。

 

 

 

あっティさんがさび猫を気に入ってくれたら幸いです。

 

 

 

しかしたとえご縁にならないとしても、もう私の中で、さび猫のリリースはあり得ませんでした。

 

 

 

「リリースがあり得ない」とは、この状況に対する漠然とした批判や異論では済まされず、私自身が責任を持ち、譲渡に関わるしか選択肢がないという意味。重いことですね。

 

 

 

「で タナベさん あっティさんはどんな反応でしたか?」

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「会いたい」

 

 

 

そう仰ったよ。次いっしょに暮らす猫の名前も決めていたようで、男の子だったら「ももた」女の子だったら「すもも」ですって。あなたは女の子だから「すもも」になるかもね。

 

 

 

都心の分譲マンションでおひとり暮らしのあっティさん。これまでに3匹の愛猫を見送ってきました。どの子もあっティさんを求め自らやってきた外猫たち。FIVキャリアの猫、白血病の猫、そして晩年ガンと闘った猫。あっティさんは愛猫たちを手厚くケアした実績があるのです。

 

 

 

先週、あっティさんを途中の駅でピックアップし、emi-goの病院へ向かいました。

 

 

 

子育て中の母猫や子猫たちを刺激しないよう、触らずにそっと見守ります。

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院内には5匹の保護子猫がいるので、emi-goは私との事前の電話であっティさんが子猫を気に入ってしまうのではないかと少し不安だった模様ですが、「まあそうしたらそれはそれで子猫をお譲りする方向で調整すればいいじゃない」と伝えると、「そうですね」と返ってきました。

 

 

 

すべては「ご縁」ですから、無理強いなどできないです。どっちみち、私は母猫をリリースしません。自分の決意こそが重要で、あとは流れに身を任せるのがいちばんだと思います。

 

 

 

けれど私は、あっティさんは母猫の労をねぎらい、まずは母猫をちゃんと見てくださる方だと確信していました。母猫の内外から滲み出る美しさに必ず気づいてくださる、と。

 

 

 

「あっティさん わたしを見て なんて?」

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「すもも」という名がピッタリだって。

 

 

 

あなたを「すもも」にしたいって。おめでとう。

 

 

 

emi-goの「子猫とセットでどうですか?」とのほんのりした提案にあっティさんが答えました。

 

 

 

「過去には2匹の猫が同時にうちにいたこともあるので、2匹は不可能ではありませんが、元気なときばかりではなく、いずれ猫たちが病気になったら・・・・・・などを想像すると、ひとり暮らしの私がじゅうぶんに力を注げるのは1匹だと思うんです。できる限りのことをしたいので。

 

それに・・・・・・子猫とともにすももちゃんを引き取ったら、すももちゃんはずっとわが子の“母猫”でいようとするはずです。“母猫”をがんばってしまうので、私はできれば、すももちゃんに母役ではなく、ひとりのんびり私に甘えてもらいたいな、と」

 

 

 

あっティさんの話を聞き、emi-goはそれ以上なにも言いませんでした。母子セットで幸せにしようと思うのも、母猫を子猫のように甘やかせて育てようと思うのも、どちらも正解だからです。

 

 

 

あっティさんはご自身の明確な将来設計とそれに基づいたキャパシティを持っています。

 

 

 

すばらしいですね。女性陣で記念写真^^

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“お茶会”はオペ室にて行いました。長年お茶会をしていますが、初体験でございます^^;

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譲渡に関する私のポリシー、目に見える脱走防止対策をお願いしました。あっティさんは快諾。すももを迎え入れる前に環境を整えてくださるそうです♪

 

 

すももの性格をいちだんと見極めるため、703号室への移動も悩みましたが、あっティさん、emi-goと相談し、このまま病院で静かに子育てしてもらう運びとなりました。あっティさんはすももがどんな性格だとしても、いいんだそうです。

 

 

 

お届けまでの間、すももに会いに何度か病院へ通う予定のあっティさん。私もできる限りお伴します。すももは子育てが落ちつき、不妊手術(抜糸まで)を終えてからの卒業になりますので、それまでブログに登場します。どうぞごひいきに。

 

 

 

幸せになれる子が1頭でも多く増えますように!

 

 

 

LOVE!

 

 

 

 

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すもも丸

腰痛に効くというマットをチチがもらってきて、それに寝てみています。

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1枚しかパジャマを持っていないわけじゃないのですが、ついつい着てしまう紺のボーダー。

 

 

 

1週間に2回は洗ってますからね! と言い訳してみる。いや、ほんとうっ!!

 

 

 

「あやしいな」

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「保温時ってあったかいんだよな 炊飯時は熱気が出てやたら熱いけど」

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炊飯器を保温にしているときは必ずそこにいるよね。猫は「快適」を知る賢者です。

 

 

 

昨日私はemi-goの病院にいるさび猫に会いに行ったのです。

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私のツイッター(@703_anny)ではおなじみですよね。

 

 

 

彼女の存在を知ったのは、少し前。別件で病院にいたときにemi-goに紹介されました。

 

 

 

emi-go 「あの~! タナベさーん、このさび猫、かわいくないっすか?」

 

 

私 「え? なに? (譲渡をやれって?)」

 

 

emi-go 「だれかいませんかね?」

 

 

私 「・・・・・・」

 

 

 

聞けば(聞かなきゃいいんだけど)病院の患者さんがTNR対象としてさび猫を連れてきたのですが、手術前に3匹の子猫を出産してしまったとのこと。今後の予定としてはある程度子猫たちを育て上げたあと、母猫は手術して外へリリースするらしい。

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うーん・・・・・・。そっか。まあ一般的にはわからなくもない。

 

 

 

しかし離乳を待ったあとにリリースするとしたら「月単位」じゃないですか。

 

 

通常の(私の考える)TNRは、猫が外での生活に適応しやすくするために、あえて術後数日以内に迅速におこなうもの。1カ月以上も病院で子育てをするこのケースには当てはまりません。

 

 

病院で家猫化がすすんだら、外暮らしが保護前よりいっそう苦しいものになるのではないでしょうか? テリトリーの状況も変わるだろうし、外猫としての「勘」も鈍ってしまいます。

 

 

子猫は保護し、親猫を放すのはそもそも「子猫は里親が決まりやすい」けれど「親猫はむずかしい」とされている節があるからだと思うのです。それは必ずしも不正解ではないですし、(リリースを含めた)TNRの重要性を私は毛頭否定しません。

 

 

けれど、病院内で生まれてきた子猫たちに比べ、母猫が今までに生きる上で味わったであろう苦労を鑑みると、順番からして私は母猫こそが真っ先に幸せになるべきだと思うのです。そして私の考えもまた、まちがいではないと信じています。

 

 

 

休止モードを宣言しながらもなかなか止められないものですね(笑)。

 

 

 

「わたしもいいんですか? わたしにも希望があるのですか?」

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「タナベさん 見て見て~ わたしの子たちが 日に日に大きくなっていますよ」

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「みなさんの思惑どおりにいかなくてごめんなさい こんなにたくさん産んでごめんなさい でも わたしはいい子たちのお母さんになれました 重いおなかを引きずって 命がけでいきんで 1が4になりました わたしは 生き物としての性をまっとうしたこと ぜんぜん後悔していません わたしにできる限りの すべての力をこのお乳にこめ わたしの栄養を 血や肉をも わたしの子たちにわけたいです」

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「わたしの分身みたいでしょ?」

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ふふ。そうだね。ママに似て、芸術的な美しさだね。

 

 

 

さび猫を見たとき、私は「船だ」と思いました。あなたはまるで一艘の船です。

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だからあなたを「すもも」と名づけてくれた人を駅まで送ったあと、あなたの写真を眺めながら私は小さい声であなたを「すもも丸♪」と呼んでみました。

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あなたのたいせつな者たちを降ろしたあと、いよいよあなたが未来に向かう番になります。

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私が責任を持って、あなたを終の棲家へ案内します。

 

 

私もあなたの船「タナベ丸」となって、あなたを未来に運びますね。

 

 

それ位の余力は私にも充分残っています。

 

 

 

立派なお母さん、大らかでやさしいお母さんへ

 

 

 

つづく

 

 

LOVE!

 

 

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ちゃたろ、抜糸

昨夜はちゃたろの抜糸でした。

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抜糸の立ち会いと手術費用の支払いのためemi-goの病院へ

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保護に関わったUさん、預かりのFさん、キャリーに入ったちゃたろとパチッ

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MWさまからプレゼントしていただいたレボリューションを2箱渡しました。

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UさんFさんは現在たくさんの猫たちに関わっています。外猫、多頭飼育崩壊現場・・・・・・

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不遇な猫はあとを絶ちません。私も協力したいのですが、風呂敷を広げるのは今むずかしいので、「ちゃたろの手術費用」、「ちゃたろのご縁探しを引き受ける」、「物資などを手渡す」に留めています。Fさんちにいた実葉、つぼみ(なつこ)、かえ(さくら)、ソイル(メル)とつづいて今回のちゃたろ。私の身の丈にはもうこれが精いっぱいです。

 

 

 

だけど見ちゃうと気になるね。

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超絶不衛生な多頭飼育崩壊現場(ちゃたろとはまったく別の家です)

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ここに数十匹いる猫がかわいそうです。変な言い方、これじゃ外のほうがマシかも。

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ここにいる子たちはいろんな方の助けを借りながら徐々に保護される予定だそうです。

 

 

 

すでに何匹か保護されています。その子たちが今度こそ幸せになりますように。

 

 

 

自分の思い、苦悩、立ち位置、ほんとうの願い・・・・・・ブログに書けることは限られています。だからこそ書けることはバンバン書きたい。ちゃたろ、幸せになろうね。

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事情があってちゃたろを急きょ連れて帰ることに。Fさんとはここでお別れです。さびしいね。

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とはいっても、当初抜糸につき合うだけのつもりだったのでちゃたろを迎える準備をしていません。空いているケージには先日パーティで着た着物が入っています。フードやグッズなども。つまりは物置状態。だから悩んだあげく、emi-goの病院で数日預かってもらうことにしました。

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ひさびさに化粧した私は、中島先生を捕まえちゃたろとのツーショット写真を撮ってもらうという。あ、ほかの患者さんのいないときなので空気は少しだけ読めていますから!

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中島先生の恐妻(emi-go)も

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中島先生に取った腫瘍の病理検査の結果を聞く

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くわしくはまた今度にでも。良性だったのでご心配には及びませんが、取ってよかったです。

 

 

 

保護犬ももちゃん(16歳)

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保護犬ボボボ

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じゃっかんキツい日でもあなたたちを見ていると心が和みます。すっかり看板犬だね。

 

 

 

お隣にちびさんが

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小宮さんやUさんからおみやげいただいてしまいました。ありがとうございます。

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サクおまいちゃたろと仲よくできるのかね?

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病院を出た私は近くの定食屋で自分へのごほうびを平らげました。やった^^ たまご♪

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iPhoneで撮ったお気に入りの1枚

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ふふ。かわいい。

 

 

 

私はだれの味方でもありません。だれの敵でもありません。争いに巻き込まれたくありません。派閥もありません。好きとか嫌いとか噂とか、できることならそんなのを超越する精神力がほしいと常に思っています。自分にはそこは必要ありません。

 

 

私は束の中の一本ではありません。ただの一本です。

 

 

お世話になっている方はいますが、私は自立したひとりの人間です。自分にできること、自分がしたいこと、そしてすべきことを絶えず自分の頭で考え、実行していきたいです。

 

 

私が関心を寄せるのは庇護を必要とする犬と猫のみ。私は卒業生ファミリーを尊敬しています。特別な存在です。なぜならば私の送り出した卒業生が安楽に暮らす先だからです。

 

 

私と卒業生と卒業生ファミリー、そのシンプルな関係のみが私にとって重要です。

 

 

 

と、ちゃたろの写真に語ってみる。

 

 

 

ぜんぜんだいじょうぶ。ちゃたろと出会ったことに感謝。

 

 

明日お迎えに行ってきまーす。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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プリンセス実葉1

「みなさま こんばんは ようやくタナベさん わたしの家族を紹介します」

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遅くなってごめんなさい。すでにツイッターでご存じの方も多いですよね。実葉の里親「みかぞ」さんとのなれそめについてお送りします。長くなるかもしれません。

 

 

 

【出会い】

 

 

先代猫りんちゃんと暮らしていたみかぞさん(犬と暮らした経験もおありです)は、りんちゃんを慢性腎不全で失ってからの2年間、保護猫の家族サイトを眺めては閉じ、眺めては閉じの日々でした。重い「家族ロス」。なかなか立ち直れず、ご主人や息子さんも心配するほど。

 

 

 

でも、りんちゃんは幸せだったと思うのです。22歳ですよ? 22年生きたんです。

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りんちゃんの生前、約2年半前ですが、みかぞさんはある日「ミノムシ」を保護

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乳飲み子を育て上げる労力がどんなにたいへんかおわかりの方もいらっしゃいますよね?

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ミノムシは「はなちゃん」と名づけられ、スクスク育ちました。

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悩んだあげく、老齢のりんちゃんを気遣い、はなちゃんを手放す選択をしたみかぞさん。

 

 

 

はなちゃんはお嫁に行くことになりました。

 

 

行った先はなんと! 同じマンションの別の階に住む、おばさまのお家(笑)。余談ですが、大規模マンションにはみかぞさんのご親族が4組暮らしているんです。聞いてびっくり・・・・・・。

 

 

 

おばさまファミリーの愛を受け立派なレディになったはなちゃん。現在2歳半!

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おばさまが留守にするときは、みかぞさんやご主人や息子さんが面倒を見に行っています。

 

 

 

「じゃあタナベさん 仮にうちの家族がでかけるときは 同じマンションに住むおばさまや いとこさんたちが わたしの面倒を見に来てくれるってことですか?」

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実葉、正解です。すでにおばさまたちはみかぞさんちに実葉に会いに行ったそうです。

 

 

 

とは言ってもまあ、みかぞさんは専業主婦なので、実葉はお留守番がほとんどありません。

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りんちゃんが旅立ったあと、みかぞさんはりんちゃんを一途に偲び、まわりに「新しい子」をすすめられても踏み切れませんでした。そんなみかぞさんが、なにげなく「ペットのおうち」を眺めていたところ、実葉のページを見つけ気持ちが一変。

 

 

いつもはリンク先のブログまで飛ばずにサラッと流すだけだったのですが、実葉のページにいたっては隅々まで読んでくださったとのこと。うれしい。ありがとうございます。

 

 

私は自分なりに保護猫たちのプロデュースに力を入れているつもりですので、こういうお言葉は糧になります。(今は無理だけど)またがんばろう! と思えます^^

 

 

 

みかぞさんは私へ問い合わせメッセージをくださいました。

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こうして私たちは出会ったのです。

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【お茶会】

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「タナベさん わたし ちょっとドキドキします」

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メールでやり取りを重ねていたのは私なので、私はみかぞさんのお人柄がわかっていました。住環境についてもある程度想像できました。みかぞさんは中古で購入したリノベーション済みのマンションに住んでいて、家族構成はご主人と中学生の息子さんの3人。

 

 

 

けれどマイママさんはみかぞさんファミリーと直接お話したことがなかったので、みかぞさんはご自宅の写真をプリントアウトし、お茶会に持ってきたのです。

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みかぞさんの印象は、凛と自分を持っていらっしゃる方、決めたことを変えない方、だれにでも心配りのできる方、人の話を肯定的に聞いてくださる方、情緒が非常に安定している方。そしてご主人と息子さんをいい意味で完全にコントロールしている方(笑)。

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ご主人も息子さんもやさしくて紳士的。猫とずっと暮らしてきたので扱いもじょうずです。

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おやつをもらってご満悦の実葉

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実葉は男の子に腕の骨を折られたため、正直不安がなかったわけではありませんが、お茶会の日、実葉自身が「お兄さん」に甘えまくりだったのです。

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お兄さんの醸し出す雰囲気、ご主人の静かであたたかいまなざしにふれ、一同安心!

 

 

 

「マイねーも お兄さんを大絶賛 わたしのお兄さんはスポーツマン 剣道やってるの」

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そうだよね。私のお願いもきちんと聞いてくださって、礼儀正しい立派な方なんだよね。

 

 

 

お茶会には実葉をずっと気にかけてくれていたマイ太郎さんも参加!

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ほかにも、みかぞさんちとマイ太郎さんちがご近所であること、マイママさんちからも比較的近いことなどもあり、マイママさんはみかぞさんファミリーにご縁を感じた模様。お茶会のあと、マイママさんが作ってくださったおいしい夕飯をいただきながらみんなで話し合いました。

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みかぞさん、おみやげ人数分ありがとうございました。実葉にもおやつを買ってきてくださって♪

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エコタワシ、みかぞさんの自作ですよ? 手先が器用でうらやましい。

 

 

 

マイママさん、お芋のお菓子おいしかったです。ありがとうございました。

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実葉もおやつ三昧でテンションが高かった気がします。

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写真はみいさんが前に撮ってくれたのを使っているけど、終始こんなイメージ

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実葉も自分をアピールしていたのかな?

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「きらわれないように キレイキレイしなくっちゃ」

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きらわれませんよ。どんな実葉もかわいいってよ? いいねえ!

 

 

 

実葉はキラキラですが、ハンデがないわけではありません。FIVキャリア、片腎、(あとから出てきた)白血球の低さ、将来的に骨折の後遺症が起きないとも断言できません。慢性腎不全でりんちゃんを亡くしたみかぞさんは、さぞ強い意志と覚悟で実葉に会いに来たんだと思うのです。

 

 

「なにがあっても構いません」

 

 

「全力で守ります」

 

 

そんな風に言ってもらえて、実葉最高だよね。

 

 

 

【嫁入り道具やあれこれ】

 

 

大人気の実葉。私の遠い過去のモテ期をかき集めても実葉の足元にも及びません。

 

 

 

皆さまから精神的に、そして物理的に応援していただきました。ありがとうございました。

 

 

 

プレゼントはぜんぶみかぞさんに渡しました。みかぞさんはツイッターでお礼の動画をUPしています。よかったらご覧くださいね。マイ太郎さん、忙しい中リバーシブルシュシュと

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お花の首飾りを作ってくれました。

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しじみの里親りょうちゃんからは姫飾り、そらまめさんはクッション

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ほかにもフード、食器、ベッド、写真たてなど・・・・・・。

 

 

 

嫁入りの際の私の車はこんな感じに(汗)。マイママさんはトンネルを実葉にプレゼント。私は免疫維持のためのDフラクションプレミアムと人間用のおやつを!

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そしてお世話になったマイママさんにも私から心ばかりのプレゼントをいくつか

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メインは私とおそろいのフォトフレーム。マイママさんのお気に入りの1枚を入れてもらおうと、みいさんが撮ってくれた実葉の写真をプリントアウトしました。

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マイママさんに実葉を預ける際、皆さまのご支援を実葉の生活に充ててもらうことにしたのですが、マイママさんは残金といっしょにつかった分の領収書を封筒に保管

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手書きの明細までつけて私に戻してくださいました。

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残金をどうするかはまだ考えていませんが、私が譲渡活動をお休みするならまずはこの分を地元でTNR活動している方に寄付しようかな。

 

 

 

あ、話が逸れましたね。失礼しました。

 

 

とにかく、実葉のモテぶりはすごかったです。願わくば実葉だけでなく、(きちんとした)終の棲家を得られる保護犬猫たちが増えるといいですね。

 

 

 

【嫁入り本番】

 

 

はりきって朝6時に起床!

 

 

703号室を出発→2時間かけ千葉のマイママさん宅に実葉とマイママさんを迎えに行く→里親みかぞさん宅に実葉をお届け→マイママさんをマイ太郎さん宅に送り→703号室に帰宅、というハードなスケジュールだったのです。

 

 

チチ不在のため、お子たちのお留守番時間を計算して行動しなくてはならないので、内心焦りまくっていました。今、べべの体調が悪くて。

 

 

 

「タナベさん 迎えにきたんですか?」

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はい。そうです。

 

 

 

キャリーに入れる間際の実葉

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ふとマイママさんのパソコン画面を見ると実葉の写真が・・・・・・

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ああ。「心」っていいなあ。

 

 

さて、実葉とマイママさんを乗せ、未来に向かって出発しますか。

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※手持ちのキャリーを忘れ、このキャリーに実葉を入れましたが、脆いのでオススメしません。

 

 

 

【ひと言】

 

 

お会いしたとき、みかぞさんに私はこう話しました。

 

 

「私たちは私たちなりに実葉をいい状態に戻そうと力を尽くしてきたつもりです。実葉も辛い治療に耐えよくがんばりました。生命力の強い子だと思います。

ですが、実葉にどれほど時間があるのかはだれにもわからないです。

10年、20年生きるかもしれないし、1年しか生きないかもしれない。私にはそこまでわからないし、実際多少のハンディキャップもあるので、私は(長生きを)約束できないです。

実葉が20年でも1年でも・・・・・・もし、“実葉を家族に”ということでしたら、実葉の丸ごとをそのまま受け止めてもらっても・・・・・・だいじょうぶですか?」

 

 

うまく説明できないのですが、先代りんちゃんを失い2年も深く悲しんだみかぞさんに、ちゃんとお聞きしたかったのです。もしも万が一にもみかぞさんの描くものと現実がかけ離れていたら申し訳ない気がして。みかぞさんは顔色一つ変えずに即答。

 

 

「はい。20年でも1年でもだいじょうぶです。気持ちは変わりません」

 

 

 

おお。実葉、おめでとう!

mikazo (3)

 

 

 

次回はみかぞさんちにご案内します。

 

 

 

お読みくださってありがとうございました。

 

 

 

LOVE!

 

 

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