皆さまこんばんは! 本日の主役はタキシードのシンデレラです。
マイ太郎さんのブログの天音の卒業記事のコメントで天音を魔法のかかったシンデレラのようだと書いてくださった方がいます。ほんとうですね。
まずはマイ太郎さんとマイママさんに深く感謝します。
天音と出会ったとき、精神的にも環境的にも私はキャパオーバー気味でした。
ツイッターで天音の保護を報告すると、マイ太郎さんはすぐにマイママさん預かりをに打診。おふたりのお申し入れに恐縮しながらも、マイ太郎さんのご実家ならまちがいないとお願いすることに。
そのときの一連の記事はこちらです⇒ 「忠ねこ 天音」
保護から数日後、天音はひどく体調を崩しました。今までの疲れが体に出たのでしょう。
マイママさんとマイ太郎さんは、連日天音を連れて病院へ行ってくださいました。
ある日はマイ太郎さんが仕事を休んで連れて行き、ある日はマイママさんがタクシーで。
パパッと文章にしてしまうと軽く聞こえるかもしれませんが、簡単じゃありません。気力、労力、時間、お金がかかることです。その後もおふたりは私が天音に用意した支度金? や医療費などを受け取ろうとはしませんでした。
「私には多くはできないわ。でも、私も天音の幸せを願っているのよ」
何度切り出しても笑顔で固辞するマイママさん。どうご恩を返せばいいのでしょう。
おふたりがなにかに困ったときには、私などでお役に立つことは全力ではたらかせていただこうと心に決めました。天音に対するご慈悲を忘れません。
天音の卒業はおふたりなくしては語れないですね。手のぬくもりや涙をありがとう。
今だから書きますが、実は私怒っていたのです。
天音を保護した直後のこと。
過去の記事で触れていますが、天涯孤独でひっそりと暮らしていた天音の存在を、母の店で私に知らせた方とのやり取りでした。 その方は私の顔を見るたびに、ご自身が見かけた不幸な動物の話をしつこくしてきます。過去にはその方が見つけたという「不幸な猫」を私が数匹里子に出したことも(苦笑)。
私に期待しているのはわかります。たきつけているのもよくわかる。
私よりずっと恵まれている環境の方ですから、私は正直おもしろくありません。
「自分でやればいいのに」
ついそんな風に吐き捨てそうになります。
どこかで知った天音の存在を私に話し私を動かしたあと、なぜかその方は態度をコロッと変えました。おそらく私の本気度にひるんだのだと思います。
話を聞きすぐに天音の元へ向かった私は、とりあえず天音を母の店まで連れて行くことに。
厨房の裏に閉じ込めキャリーを用意するまでの時間稼ぎをしました。
そんなことをしなくても天音は亡くなった飼い主さんの家から離れはしなかったでしょう。
でも、なんとなくいつものクセで保険をかけてしまうのです。
店に着いてスリスリみんなのご機嫌とりをする天音。甘えたかったのね。
天音をキャリーにおさめたあと、私は受け入れてくれそうな動物病院などあちこちに電話をかけはじめました。私に天音の話をしてきた方はその様子をそばで見ていたのです。
電話を切り天音を病院へ連れて行こうとしたらその方と目が合いました。
「大変でしょう? やっぱりこの猫ちゃん保護しなくていいよぉ~~~」
「は?」
「私考えたんだけど~ あそこで“死んじゃった飼い主を待つ”のは、この子の幸せなんだろうなあって! 私たちが簡単に(保護するしないを)決めるんじゃなくて……この子はきっと飼い主を待ちたいんだろうなあって! それがこの子の意思なんだよ。この子は待つのが幸せなんだよ~~~」
意味がわかりません。
でも一言一句覚えています。
私は一切その方に責任を求めることはしていません。誰が持ってきた話であれ、天音の保護を決めた瞬間から、すべては私の自己責任です。
なのになににひるんでこんな形で自分の前言をひっくり返したのでしょう?
最後の言葉だけはどうしても納得ができなかったので、私は返しました。
「お言葉ですが●●さん、私はあそこで死人を待つのがこの猫の幸せだとは思えません。仰っていることの意味がわかりません。この子は今を生きているから過去には戻れません。●●さんにはなにも期待していません。すべては私の責任で行うことです」
ご縁が決まった今、私はその方にも感謝しています。もうこれ以上不幸な動物話を私の耳に入れてほしくはないけれど、その方が教えてくれなかったら私は天音を知らないままでした。そしてあのような生きづらい状況でしたら、天音はもうこの世にいなかったでしょう。
だからぜんぶ、ハッピーエンドかもしれないですね。
一生懸命ひたむきに生きてきた子は報われて当然です。
天音のお見合いのときの写真をコラージュしてみました♪
①里親さんからおみやげでいただいた焼き菓子
②マイ太郎さんに甘える天音
③天ちゃんきょとん顔
④里親さんはiPadにお宅の動画を撮って持参し、飼育環境を見せてくれました。
⑤真剣かつ和気藹々の話し合い(天音はどこ吹く風で昼寝してました^^;)
⑥私が買って行った栗どら焼き。たまには和菓子もいいですね!
いろんな善意を受け、天音は生まれ変わりました。
次回は、彼女を見つけシンデレラにしてくださった里親さんが登場します。
LOVE! をまとって
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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